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PlayStation 2のゲームタイトル一覧 (2003年)

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PlayStation 2のゲームタイトル一覧 (2003年)(プレイステーションツーのゲームタイトルいちらん (2003ねん))では、PlayStation 2対応として2003年に発売されたゲームソフト(全453タイトル)を発売順に列記する。

PlayStation 2
ゲームタイトル一覧
(日本)
2000 - 2001 - 2002
2003 - 2004 - 2005
2006 - 2007 - 2008
2009 - 2010 - 2011
2012 - 2013

発売ソフトの形態・変遷

要約
視点

魔界戦記ディスガイア』(2003年1月30日発売)が、「史上最凶のやり込みSRPG」といううたい文句が示すように幅広いやり込み要素などが評価され、日本を代表するシミュレーションRPGの一つとなったほか、同作の登場人物プリニーは発売元である日本一ソフトウェアの看板キャラクターとなった[1]

キャラクターゲームにおいて、『ドラゴンボールZ』(2003年2月13日発売)は、監修元の週刊少年ジャンプ編集部の指示を受けて作り直したことで当初の予定より遅れた発売となったものの、原作漫画およびテレビアニメ版のリバイバルが起きた時期と重なったことでヒット作となり、のちにシリーズ化された[2]。また、メディアミックス『新世紀エヴァンゲリオン』を題材とした『新世紀エヴァンゲリオン2』(2003年11月20日発売)は、制作者である芝村裕吏が過去に手掛けた『高機動幻想ガンパレード・マーチ』に近いシステムが組まれており、プレイヤーの好感度によっては一部屋に大勢のキャラクターが集まるという変わった状況が生まれたり、原作の敵キャラクターと共闘したり和解するといった、原作ではなしえない展開が評判を呼び、のちにPlayStation Portable向けに内容を強化した『新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-』が発売された[3]

スポーツゲームの分野においては、日本のプロ野球からアメリカのメジャーリーグに進出した選手がいたこともあって、『MVPベースボール 2003』(2003年6月5日発売)と『MLB 2003』(2003年6月19日)とメジャーリーグを題材としたゲームが立て続けに発売されたものの、コラムニストの中溝康隆によると日本の野球ゲームファンの間での評価は微妙だったという[4]

2003年4月1日に大手サードパーティのスクウェアエニックスが合併してスクウェア・エニックスとなり[5]、合併後の第1弾として『半熟英雄 対 3D』が6月26日に発売された[6]。以降も様々なタイトルを発売し、9月11日に発売された『ドラッグ オン ドラグーン』は、剣と魔法の世界を舞台とした悲惨な物語を特徴としており、ゲームクリエイターであるヨコオタロウの出世作となり、武器のレベルを上げるとその背景となる物語が解放される「ウェポンストーリー」というシステムはのちにヨコオ作品の定番となった[7]。また、クリスマス商戦に投じられた『ファイナルファンタジーX-2』は、ファミ通2003年間ランキングにて1位を獲得した[8]

2003年6月12日には、それまで通信事業者経由でしか入手できなかった周辺機器「PlayStation BB Unit」が一般の小売店でも発売されるようになったことに加え、オンラインゲーム作品も複数公開された[9]。また、2003年9月1日には、KDDIが以前から展開してきたマルチマッチングブロードバンド対応版であるマルチマッチングBBが開始され、カプコンからは『アウトモデリスタ U.S.-tuned』と『バイオハザード アウトブレイク』が対応ソフトとして供給された[10]。また、カプコンを含む「4社合同ガンダムプロジェクト」[注釈 1]名義で『機動戦士Ζガンダム エゥーゴvs.ティターンズ』が対応ソフトとして発売された[11]

同名PCゲームからの移植作品である『Grand Theft Auto III』(2003年9月25日発売)は、オープンワールドというジャンルを確立させる一作となった[12]。一方で、同作は主人公が犯罪の請負で生計を立てていることに加え、一般人に危害を加える遊び方ができるという反社会性から、日本での発売がなかなかできず[注釈 2]カプコンテイクツー・インタラクティブと提携することで発売にこぎつけた[14]。発売から2年後の2005年には同作が神奈川県において有害図書として指定され、のちにこれはCEROレーティングの改正のきっかけとなった[15]

SCE作品において、『SIREN』(2003年11月6日発売)は、廃村「羽生蛇村」を舞台に、「赤い水」によって「屍人」という怪物と化した住民たちから逃れつつも、「幻視」(視界ジャック)によって彼らの視界を乗っ取って冒険を進める内容であり、あるキャラクターの行動がほかのキャラクターのシナリオに影響を与えるザッピングシナリオや、クリア後も考察する余地の残るシナリオなどが評判となり、のちに続編『SIREN2』が発売されたほか、PlayStation 3向けのリメイク版『SIREN:New Translation』も発売された[16]

低価格の分野において、ディースリー・パブリッシャーの「SIMPLEシリーズ」の一作『THE 地球防衛軍』(2003年6月26日発売)は、地球防衛軍の一員となって迫りくる脅威に立ち向かう内容であり、派手さとやりごたえを両立したゲームプレイから、口コミで評判を得、のちに独立したシリーズとなった[17]

他方、日本国外においては2003年12月20日に中国でPlayStation 2が発売された[18]。正規にローカライズされた作品のうち『ワールドサッカー ウイニングイレブン7』はPlayStation 2本体発売から1年近く後に開かれたゲームショウ第2回「China Joy」に出展された際、試遊ブースに黒山の人だかりができたとファミ通は報じている[19]。一方、中国のPS2市場には海賊版しか無く、ゲーム業界の開発力や人材が足りないため、中国のオンラインゲームの事業者からは、パソコン向けのゲームを作るのが大変なのに、家庭用ゲーム機用ソフトを作るのはもっと大変だという意見もあった[20]

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発売されたタイトル

要約
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脚注

参考文献

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