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漫画アクション

日本の漫画雑誌 ウィキペディアから

漫画アクション
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漫画アクション』(まんがアクション、MANGA Action)は、双葉社が発行する日本月2回刊青年漫画雑誌。発売日は毎月第1・第3火曜日。1967年7月7日に『週刊漫画アクション』として創刊された。創刊編集長は後に双葉社の社長となる清水文人2003年に一時期休刊となったが、翌2004年に月2回刊で現在の誌名で復刊された。

概要 漫画アクション, 愛称・略称 ...
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概要

要約
視点

『漫画アクション』は最初期の青年漫画誌であり、貸本劇画出身の漫画家を積極的に起用し、青年漫画ブームおよび劇画ブームの基盤となった。吉本浩二のノンフィクション漫画『ルーザーズ〜日本初の週刊青年漫画誌の誕生〜』は、『漫画アクション』の創刊時を描いている。

モンキー・パンチの『ルパン三世』、石ノ森章太郎の『009ノ1』、小池一夫小島剛夕の『子連れ狼』、バロン吉元の『柔侠伝』シリーズ、大友克洋の『気分はもう戦争』、長谷川法世の『博多っ子純情』、はるき悦巳の『じゃりン子チエ』、いしいひさいちの『くるくるパーティー』、植田まさしの『かりあげクン』、相原コージの『かってにシロクマ』、臼井儀人の『クレヨンしんちゃん』、西岸良平の『鎌倉ものがたり』、太田垣康男の『一平』などのヒット作の初出誌としても知られる。

部数低迷による休刊が噂に上りだすたびに、『ルパン三世』『じゃりン子チエ』『クレヨンしんちゃん』といった国民的な大ヒット作が登場し、部数が持ち直すという現象が繰り返されたため、これを指して「アクションには神風が吹く」と評された[2]。2013年から双葉社が開始した新人漫画賞「双葉社カミカゼ賞」の名称はこのフレーズに由来する。

一方、『クレヨンしんちゃん』の大ヒット以降はヒット作には恵まれず、部数は低迷する。同作をはじめとして『かりあげクン』『鎌倉ものがたり』は、2000年にファミリー向け4コマ漫画誌として創刊された『まんがタウン』へ移籍(2023年に休刊後に両作品とも本誌に出戻り)、その他の作品も他誌への移籍が相次いだ。看板作がなくなったことへのテコ入れとして成人向け漫画出身の漫画家を積極的に起用し、成人向け漫画雑誌とほぼ変わらない誌面を構成した時期もあったが、逆に旧来の読者層の離脱を招き、部数はさらに減少していった。結局は新たな「神風」は吹くことなく、販売部数低迷のため2003年9月30日発売の号をもって一旦休刊されることとなった。この時は「しばしの休刊」と表現されており、休刊する雑誌としては珍しい「復刊を前提とした休刊」だった。

2004年4月20日に月2回刊行の雑誌として復刊する。復刊(再開)号の中吊り広告では「復刊」の文字が大々的に掲げられ、アニメ版『ルパン三世』のDVD付録や掲載作品のタイトルが告知されている。この号では、日本人拉致問題を主題とした『奪還』、少年犯罪の過程を描いた『17歳。』、戸梶圭太原作のコミカライズ作品『牛乳アンタッチャブル』、2008年に映画化された『コドモのコドモ』、2010年にテレビドラマ化された『モリのアサガオ』など、多くの社会派作品の連載が同時に開始されている。その後、表紙にグラビアアイドル写真の掲載を再開している(ただし不定期的に掲載作品の作画の表紙となる)。

『新・幸せの時間』『お願いサプリマン MyPureLady』『ポルノ・グラフティ』のような成人の性描写を大々的に含む長期連載作品もあるものの、2005年以降の『鈴木先生』『駅弁ひとり旅』『罪と罰 A Falsified Romance』『麻酔科医ハナ』『Odds GP!』『漂流ネットカフェ」などの連載により正統派の青年漫画誌として再起を図ると共に、公式サイト上で雑誌掲載作品の無料ウェブコミックも包括した公式サイト「Web漫画アクション」開設など新規の読者開拓を図っている(なお、同様の試みは講談社の「モーニング・ツー」が追従している)。公式サイト「Web漫画アクション」は、2011年に「Web漫画アクション堂」にリニューアルされ[3]、後に双葉社の他のウェブコミック配信サイト「WEBコミックハイ!」「乙女ハイ!」「双葉社Webマガジン」と統合され2013年に「WEBコミックアクション」となった[4]

北朝鮮による日本人拉致問題を連載作品で扱った最初の漫画雑誌でもあり、復刊時の『奪還』を皮切りに、「北朝鮮拉致ドキュメンタリー」として北朝鮮による拉致被害者家族連絡会に当時所属していた拉致被害者家族の解放に向けた活動を本そういちの作画で連載し、単行本化している。

単行本は原則的に専用レーベルとなる「アクションコミックス」より刊行される。

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漫画アクション(復刊後)

要約
視点

現在連載中の作品

不定期連載

休載中の作品

web漫画アクション堂

『漫画アクション』公式サイト「Web漫画アクション」のウェブコミック連載ページとして設けられ、途中名称変更で「Web漫画アクション堂」になる。その後『WEBコミックハイ!』等と共に『WEBコミックアクション』へと統合リニューアルされた[4]

リニューアル前の連載作品

web休載中の作品

  • 霧の中のラプンツェル(あらい・まりこ)
  • クロノスヘイズ(高野真之)※『月刊コミック電撃大王』より移籍後、漫画アクション本誌から移籍
  • 僕はなぜ!? なぜ結婚できたのか!! -モテない男の恋愛処世術-(福満しげゆき)※コラム

連載終了の作品

web漫画アクション堂連載終了の作品

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Weekly(週刊)漫画アクション

要約
視点

他誌へ移籍した作品

過去の連載作品

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

ら行

わ行

漫画以外の記事

1980年代に「アクション・ジャーナル」という匿名コラムのコーナーがあり、毎週数本のコラムが掲載された。主な執筆者は次のとおり。

2004年の復刊後に「アクション・ジャーナル」も復活していたが、2013年に終了。

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別冊漫画アクション

1968年創刊。後に『別冊アクション』に改名された。第2・4金曜日発行の月2回刊漫画雑誌であったが、1985年に『COMICアクションキャラクター』に改題されリニューアルされた。『COMICアクションキャラクター』は、1991年に成年向け漫画雑誌アクションピザッツ』へとリニューアルされた。

連載作品

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映像化作品

要約
視点

週刊時代から復刊後まで。別冊漫画アクションは除外する。また、『カノン』、『009ノ1』、『中年スーパーマン左江内氏』等、映像メディア化の展開時に出版社や掲載誌が変更になっている作品ものぞく。

アニメ化

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実写化

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レーベル

  • 『漫画アクション』を母体誌とする専用レーベルの「アクションコミックス」より刊行。略称は「AC」。
  • 刊行を開始したのは、1972年4月であり、初期はカタカナでアクションコミックスと表記されていた。1979年に英語表記「ACTION COMICS」と統一されている。有名な作品も多く輩出している為、関連レーベルである「パワァ・コミックス」にて刊行されていた作品も存在する。
  • 1980年代から1990年代後半にはワイド版を刊行しており、特殊な装丁のもの(A5判変形で各菓子メーカーの板チョコレートのデザインを模した藤原カムイ『CHOCOLATE PANIC』など)や、他誌掲載作(江口寿史『寿五郎ショー』など)を積極的に刊行していた。
  • 過去には成人向誌の『アクションピザッツ』、『メンズヤング』等からの単行本も一括して取り扱っており、これらの背表紙には主に「AC」のロゴのみ付されていた。2000年代後半あたりに成人向の背表紙は黒基調デザインにおおよそ統一され、2012年頃に単行本化が子会社のエンジェル出版(エンジェルコミックス)へ移行後も踏襲されている。
  • 2000年以降に増刊された『まんがタウン』に元から連載されていた作品は『「ACTION COMICS」まんがタウン』(特徴としては、楕円形に白抜きで表示)、ピザッツに関しては作品により揺らぎがあり、英語表記「ACTION COMICS PIZAZZ」がされる場合とされない場合がある。
  • 2015年10月よりNHN comicoが運営しているコミックサイトおよびコミックアプリであるcomicoに連載されている作品で他社より刊行されている作品を除く作品は『「ACTION COMICS」comico BOOKS』シリーズとして刊行開始した。
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姉妹誌

雑誌

Webサイト

増刊誌

  • アクションデラックス(1979年 - 1980年、休刊)
  • スーパー・フィクション(1979年 - 1987年、休刊)
  • アクションBROTHER(1987年 - 1989年、休刊)
  • Men'sアクション(1991年 - 1993年、休刊)
  • コミックハイ!(2004年、一時休刊。のち復刊、2005年 - 2015年、再休刊)
  • A-ZERO(2008年 - 2009年、休刊)
  • まんがタウン(独立創刊、2000年 - 2023年、休刊)

ミスアクション

1987年にミス・コンテスト「第1回ミスアクション」オーディションが開催され、初代ミスアクションとして彩木美来が選ばれている。

2013年4月21日に2013年のグランプリである森実咲荒井つかさがお披露目された[5]

2024年に8年ぶりに実施された[6]

グランプリ

脚注

外部リンク

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