カイロ国際空港
エジプト・カイロにある空港 ウィキペディアから
エジプト・カイロにある空港 ウィキペディアから
カイロ国際空港(カイロこくさいくうこう、阿: مطار القاهرة الدولي、英: Cairo International Airport)は、エジプトの首都・カイロにある国際空港である。カイロ市街地中心部から北東に15kmの位置にある。 エジプト航空の拠点である。カイロ空港公団(Cairo Airport Authority (CAA))によって運営されている。
カイロ国際空港 مطار القاهرة الدولي Cairo International Airport | |||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
IATA: CAI - ICAO: HECA | |||||||||||||||||
概要 | |||||||||||||||||
国・地域 | エジプト | ||||||||||||||||
所在地 | カイロ | ||||||||||||||||
種類 | 公共 | ||||||||||||||||
運営者 | カイロ空港公団(Cairo Airport Authority) | ||||||||||||||||
拠点航空会社 | エジプト航空 | ||||||||||||||||
座標 | 北緯30度07分19秒 東経031度24分20秒 | ||||||||||||||||
公式サイト | 公式ウェブサイト | ||||||||||||||||
地図 | |||||||||||||||||
空港の位置(エジプト) | |||||||||||||||||
滑走路 | |||||||||||||||||
| |||||||||||||||||
統計(2012) | |||||||||||||||||
旅客数 | 1471万人 | ||||||||||||||||
リスト | |||||||||||||||||
空港の一覧 |
2012年には1471万人の乗降客があり、アフリカではヨハネスブルグ国際空港(南アフリカ)に次いで2番目に乗降客の多い空港だった。
空港の敷地面積は3700haである。ターミナルビルは3つある。ターミナル1と2はスターアライアンス以外の航空会社、ターミナル3はスターアライアンス加盟航空会社が使用している。
ターミナル1は、利用航空会社によって入り口が異なり、それにより入館前またはチェックインカウンター入場前と搭乗口前の2回手荷物検査がある。また搭乗者以外の者が入館する場合には入館料5LEを外の売店にて支払う必要がある。出国審査後の免税店や飲食店は、殆どが2 - 3階に集まっているため、一旦エスカレータで階を上がる必要がある。チェックイン前に自由に出入りができる地下階には、従業員向けと思われる売店やサンドイッチ屋があり、カイロ市内と同額で購入可能である(他は空港価格で高い)。ボーディングブリッジは無く、全ての搭乗口からはバスで航空機まで案内される。
ターミナル2は1986年完成で設備の老朽化が目立っていたため、2010年から2016年まで閉鎖され全面的な改修工事が行われた。ターミナル3への連絡通路が作られ、両ターミナルは一体的に運営されている。エールフランスやエミレーツ航空が入居している。
ターミナル3は2008年完成。チェックインカウンター前と搭乗口前の2回手荷物検査がある。ターミナル1と異なり、手荷物検査前までは誰でも無料で入館できる。免税店や飲食店は出国審査場と同一階にある。ボーディングブリッジを利用する場合は渡り廊下を通って各搭乗ゲートに向かう。ラウンジは渡り廊下の手前に複数個所あるほか、渡り廊下の先にも小さい免税店や飲食店がある。バス案内の場合は階下の搭乗口となる。エジプト航空を利用する場合は、機内でのアルコール飲料の提供が無いが、ターミナル内の売店ではビール、ワイン等が販売されており、機内への持ち込み及び飲酒が可能である。
パスポートの提示は、ターミナル1は、入館またはチェックインカウンター入場の手荷物検査時、チェックイン時、出国審査時、搭乗口前手荷物検査時、搭乗前の計5回、ターミナル3はこれに搭乗口前を加えて計6回求められる。到着時は、ターミナル1は入国審査時、手荷物引取り時の計2回、ターミナル3はこれに手荷物引取り場入場時を加えて計3回求められる。
ターミナルからは、共に公共交通機関を使って直接空港外に出る手段は無い。公共バスを利用するためには、両ターミナルの中間点に位置するバスターミナルを経由するターミナル間無料バスを利用し、バスターミナルで乗り換える必要がある。バスターミナルからはタハリール広場、国鉄ラムセス駅前の他に、メトロ1号線方面等複数の公共バス路線があるが、路線図や時刻表等は一切無い。かつては西側の空港敷地出口の近くからラムセス駅行きの路面電車であるヘリオポリストラムを利用することも可能であったが、この路線は廃止された。運行されていた当時であっても交通混雑により時間が掛かり、ダイヤも不定であったため、空港利用者が乗車していることは皆無だった。
将来的には空港北東部にあるリングロードとイスマイリア砂漠道路の交差地点方面からメトロ3号線が乗り入れる計画である。
南側の滑走路を建設した際にリングロードが干渉することから、リングロードを滑走路外に迂回させた。リングロードからは廃止された旧道跡をわずかに確認することができる。
航空会社 | 就航地 |
---|---|
エジプト航空 | アジア : 成田国際空港(千葉県)、北京首都国際空港(北京市)、上海浦東国際空港(上海)、杭州蕭山国際空港(杭州)、広州白雲国際空港(広州市)、インディラ・ガンディー国際空港(デリー)、チャトラパティ・シヴァジー国際空港(ムンバイ)、シャージャラル国際空港(ダッカ) 中東 : アブダビ国際空港(アブダビ)、クィーンアリア国際空港(アンマン)、アルビール国際空港(アルビール)、バグダード国際空港(バグダッド)、バーレーン国際空港(バーレーン)、ラフィク・ハリリ国際空港(ベイルート)、キング・ファハド国際空港(ダンマーム)、ハマド国際空港(ドーハ)、ドバイ国際空港(ドバイ)、イスタンブール空港(イスタンブール)、キング・アブドゥルアズィーズ国際空港(ジェッダ)、クウェート国際空港(クウェート)、プリンス・モハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港(マディーナ)、マスカット国際空港(マスカット)、キング・ハーリド国際空港(リヤド)、シャールジャ国際空港(シャールジャ)、プリンス・ナーイフ・アブドゥルアズィーズ国際空港(ブライダ)、タブーク空港(タブーク)、ターイフ空港(ターイフ) アフリカ : ンナムディ・アジキウェ国際空港(アブジャ)、コトカ国際空港(アクラ)、フェリックス・ウフェ=ボワニ国際空港(アビジャン)、ボレ国際空港(アディスアベバ)、ウアリ・ブーメディアン空港(アルジェ)、アスマラ国際空港(アスマラ)、ベニナ空港(ベンガジ)、ムハンマド5世国際空港(カサブランカ)、ジュリウス・ニエレレ国際空港(ダルエスサラーム)、ジブチ国際空港(ジブチ市)、ドゥアラ国際空港(ドゥアラ)、エンテベ国際空港(エンテベ)、ヨハネスブルグ国際空港(ヨハネスブルク)、ジュバ空港(ジュバ)、マラム・アミヌ・カノ国際空港(カノ)、キガリ国際空港(キガリ)、ヌジリ国際空港(キンシャサ)、ムルタラ・モハンマド国際空港(ラゴス)、ジョモ・ケニヤッタ国際空港(ナイロビ)、ミスラタ空港(ミスラタ)、アデン・アッデ国際空港(モガディシュ)、ンジャメナ国際空港(ンジャメナ)、ポートスーダン新国際空港(ポートスーダン)、ミティガ国際空港(トリポリ)、チュニス・カルタゴ国際空港(チュニス) ヨーロッパ : アムステルダム・スキポール空港(アムステルダム)、アテネ国際空港(アテネ)、バルセロナ=エル・プラット空港(バルセロナ)、ベルリン・シェーネフェルト空港(ベルリン)、ブリュッセル空港(ブリュッセル)、リスト・フェレンツ国際空港(ブダペスト)、コペンハーゲン空港(コペンハーゲン)、ダブリン空港(ダブリン)、デュッセルドルフ空港(デュッセルドルフ)、フランクフルト空港(フランクフルト)、ジュネーヴ空港(ジュネーヴ)、ラルナカ国際空港(ラルナカ)、ロンドン・ヒースロー空港(ロンドン)、アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港(マドリード)、マンチェスター空港(マンチェスター)、ミラノ・マルペンサ空港(ミラノ)、ドモジェドヴォ空港(モスクワ)、ミュンヘン空港(ミュンヘン)、パリ=シャルル・ド・ゴール空港(パリ)、フィウミチーノ空港(ローマ)、ウィーン国際空港(ウィーン) 北米 : ジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク) 、ニューアーク・リバティ国際空港(ニューアーク) 、ワシントン・ダレス国際空港(ワシントンD.C.)、トロント・ピアソン国際空港(トロント) 休止中 : ベン・グリオン国際空港(テルアビブ)、ハルツーム国際空港(ハルツーム) |
エア・カイロ | アカバ空港(アカバ)、クウェート国際空港(クウェート)、シャールジャ国際空港(シャールジャ)、キング・ファハド国際空港(ダンマーム)、キング・アブドゥルアズィーズ国際空港(ジェッダ)、プリンス・モハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港(マディーナ)、キング・ハーリド国際空港(リヤド)、プリンス・ナーイフ・アブドゥルアズィーズ国際空港(ブライダ)、アブハー地方空港(アブハー)、ヤンブー空港(ヤンブー)、アンタルヤ空港(アンタルヤ)、ワガドゥグー空港(ワガドゥグー)、ミラノ・マルペンサ空港(ミラノ)、フィウミチーノ空港(ローマ) |
アルマシーラ・ユニバーサル航空 | クウェート国際空港(クウェート) |
ネスマ航空 | クウェート国際空港(クウェート)、キング・アブドゥルアズィーズ国際空港(ジェッダ)、キング・ハーリド国際空港(リヤド)、プリンス・ナーイフ・アブドゥルアズィーズ国際空港(ブライダ)、タブーク空港(タブーク)、ターイフ空港(ターイフ)、ハーイル地方空港(ハーイル)、 アルジャウフ空港(サカーカ) |
ナイル航空 | アルアイン国際空港(アル・アイン)、シャールジャ国際空港(シャールジャ)、クウェート国際空港(クウェート)、バグダード国際空港(バグダッド)、 キング・ファハド国際空港(ダンマーム)、キング・アブドゥルアズィーズ国際空港(ジェッダ)、キング・ハーリド国際空港(リヤド)、プリンス・ナーイフ・アブドゥルアズィーズ国際空港(ブライダ)、アブハー地方空港(アブハー)、タブーク空港(タブーク)、ターイフ空港(ターイフ)、ハーイル地方空港(ハーイル)、 アルジャウフ空港(サカーカ)、ジーザーン地方空港(ジーザーン)、ナジュラーン空港(ナジュラーン)、カイシュマシュ空港(ハフル・アルバティン)、サビハ・ギョクチェン国際空港(イスタンブール)、ベルガモ・オーリオ・アル・セーリオ空港(ミラノ)、ケルン・ボン空港(ケルン)、ストックホルム・アーランダ空港(ストックホルム) |
フライエジプト | シャールジャ国際空港(シャールジャ)、キング・アブドゥルアズィーズ国際空港(ジェッダ)、キング・ハーリド国際空港(リヤド)、ヤンブー空港(ヤンブー) |
アルジェリア航空 | ウアリ・ブーメディアン空港(アルジェ) |
アフリキヤ航空 | ベニナ空港(ベンガジ)、ミスラタ空港(ミスラタ)、ミティガ国際空港(トリポリ) |
リビア航空 | ミティガ国際空港(トリポリ) |
チュニスエア | チュニス・カルタゴ国際空港(チュニス) |
ロイヤル・エア・モロッコ | ムハンマド5世国際空港(カサブランカ) |
サウディア | キング・ハーリド国際空港(リヤド)、キング・アブドゥルアズィーズ国際空港(ジェッダ)、プリンス・モハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港(マディーナ) |
フライナス | キング・ハーリド国際空港(リヤド)、キング・アブドゥルアズィーズ国際空港(ジェッダ)、キング・ファハド国際空港(ダンマーム)、プリンス・モハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港(マディーナ)、 |
フライアディール | キング・ハーリド国際空港(リヤド)、キング・アブドゥルアズィーズ国際空港(ジェッダ)、キング・ファハド国際空港(ダンマーム) |
オマーン・エア | マスカット国際空港(マスカット) |
イエメニア | アデン国際空港(アデン)、サユーン空港(サユーン) |
エミレーツ航空 | ドバイ国際空港(ドバイ) |
エティハド航空 | アブダビ国際空港(アブダビ) |
エア・アラビア | アブダビ国際空港(アブダビ)、シャールジャ国際空港(シャールジャ)、ラアス・アル=ハイマ国際空港(ラアス・アル=ハイマ) |
カタール航空 | ハマド国際空港(ドーハ) |
ガルフエア | バーレーン国際空港(バーレーン) |
クウェート航空 | クウェート国際空港(クウェート) |
ジャジーラ航空 | クウェート国際空港(クウェート) |
イラク航空 | バグダード国際空港(バグダッド)、アルビール国際空港(アルビール)、バスラ国際空港(バスラ)、スレイマニヤ国際空港(スレイマニヤ)[5] |
シリア・アラブ航空 | ダマスカス国際空港(ダマスカス) |
ロイヤルヨルダン航空 | クィーンアリア国際空港(アンマン) |
ミドルイースト航空 | ラフィク・ハリリ国際空港(ベイルート) |
ターキッシュ エアラインズ | イスタンブール空港(イスタンブール) |
バドル航空 | ポートスーダン新国際空港(ポートスーダン) |
タルコ航空 | ポートスーダン新国際空港(ポートスーダン) |
エチオピア航空 | ボレ国際空港(アディスアベバ) |
中国東方航空 | 上海浦東国際空港(上海) |
四川航空 | 成都天府国際空港(成都) |
海南航空 | 深圳宝安国際空港(深圳) |
アエロフロート・ロシア航空 | シェレメーチエヴォ国際空港(モスクワ) |
ブリティッシュ・エアウェイズ | ロンドン・ヒースロー空港(ロンドン) |
エールフランス | パリ=シャルル・ド・ゴール空港(パリ) |
トランサヴィア航空 | パリ=オルリー空港(パリ) |
ITAエアウェイズ | フィウミチーノ空港(ローマ) |
ネオス | ミラノ・マルペンサ空港(ミラノ) |
イベリア航空 | アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港(マドリード) |
ブエリング航空 | バルセロナ=エル・プラット空港(バルセロナ)、パリ=オルリー空港(パリ) |
ルフトハンザドイツ航空 | フランクフルト空港(フランクフルト)、ミュンヘン空港(ミュンヘン) |
スイス インターナショナル エアラインズ | チューリッヒ空港(チューリッヒ) |
オーストリア航空 | ウィーン国際空港(ウィーン) |
LOTポーランド航空 | ワルシャワ・フレデリック・ショパン空港(ワルシャワ) |
エーゲ航空 | アテネ国際空港(アテネ) |
タロム航空 | アンリ・コアンダ国際空港(ブカレスト) |
航空会社 | 就航地 |
---|---|
エジプト航空 | アブ・シンベル空港(アブ・シンベル)、アスワン国際空港(アスワン)、フルガダ国際空港(フルガダ)、ルクソール国際空港(ルクソール)、マルサ・アラム国際空港(マルサ・アラム)、シャルム・エル・シェイク国際空港(シャルム・エル・シェイク) |
エア・カイロ | アスワン国際空港(アスワン)、フルガダ国際空港(フルガダ)、ルクソール国際空港(ルクソール)、マルサ・アラム国際空港(マルサ・アラム)、シャルム・エル・シェイク国際空港(シャルム・エル・シェイク) |
ネスマ航空 | アスワン国際空港(アスワン)、フルガダ国際空港(フルガダ) |
2013年6月時点の就航路線。
エジプト国内
アジア
中東
アフリカ
ヨーロッパ
北米
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.