高橋 由美子(たかはし ゆみこ、1974年〈昭和49年〉1月7日 - )は、日本の女優、歌手。本名、同じ[1]。愛称は「Good-P」[注 2]。
概要 たかはし ゆみこ 高橋 由美子, 本名 ...
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埼玉県大宮市(現さいたま市大宮区)出身[2]、所属事務所はビッグアップル[3] → ヒラタオフィス[注 3] → 東宝芸能[1] → コニイ (→ フリー) → グランパパプロダクション[4] → フリー[5]。
小学生の時、地元のバレエ教室に通いその先生の紹介で芸能事務所ビッグアップル所属となる[6]。
1989年1月、テレビドラマ『冬の旅・女ひとり』で女優デビュー[1]。
1990年、シングル『Step by Step』(テレビアニメ『魔神英雄伝ワタル2』主題歌)でアイドル歌手としてもデビュー[1]。当初は、1枚限りのアニメ企画物の予定だったが、アニメの人気に伴い本人にも人気が出始めビクターアニメ部門からビクターアイドル部門へ移籍し、デビュー2年目に発売した3枚目のシングル「笑顔の魔法」から本格的にプロモーション活動を始動する[6]。
「ビクター・甲子園ポスター」キャンペーンのモデル(「第72回全国高等学校野球選手権大会」のイメージキャラクター)に選ばれた。ファンクラブも発足。
1990年代前半にかけて、20世紀最後の正統派アイドルと評された[7][注 4]。
1991年、情報誌TERA MAGAZINE創刊0号、創刊1号の表紙を飾った。その他サトームセンなどTERADRIVEで配布する事の多いパンフレットやポスターなどのキャンペーンにも出演していた[8]。
1992年3月8日、『よみうりランドEAST』の野外イベントでアルバム「dream」の曲を中心に全6曲を披露。無料招待だったが8000人のファンが集まった[9]。
1994年に主演したテレビドラマ『南くんの恋人』が話題を呼び、主題歌『友達でいいから』は初のオリコンチャートTOP10入りを果たし、約40万枚を売り上げるヒットとなる[10]。
その後『チョコラBB』(エーザイ)のCMや『ショムニ』シリーズでの個性的な演技で、従来の清純派アイドルというイメージからの脱却と個性派女優への転身に成功し、存在感を確立した[10]。
1999年、シングル『螺旋の月』発売を最後に、歌手活動を事実上休止(ファンクラブも2002年3月に解散)。その後は『火曜サスペンス劇場』を初めとする2時間ドラマや、舞台、ミュージカルなどを中心に女優として活動している。
2008年10月、デビュー以来20年余り所属していた事務所ビッグアップルがヒラタオフィスと合併したのを機に、合併先のヒラタオフィスに一時的に所属(2008年10月 - 12月)したのち、2009年1月に東宝芸能へ移籍した。
2009年、7月26日にシアタークリエにてコンサート『「由美子ライブ」3680日ぶりの、こんにちは』を開催。9月16日、約12年振りとなるベスト・アルバム『ゴールデン☆ベスト』発売。
2015年、6月15日発売の『週刊ポスト』で14年ぶり、41歳でグラビアを披露したことで話題となった[10]。8月から「さいたま市観光宣伝部長」に就任する[1]。
2018年3月、『週刊文春』によって不倫が報じられる[11]。これを受け報道内容を本人が認めるコメントを発表[12]。
2018年4月30日付で所属事務所コニイとの契約を終了[13][14][15]。一時的にフリーランスに。
2019年4月、グランパパプロダクションに移籍し[4]、芸能活動を再開。
2021年4月1日、飲み仲間だった会社員の一般男性と結婚したことを明らかにした[16]。
2021年6月27日、日本青年館ホールにて30周年記念コンサートを開催。
2023年1月、グランパパプロダクションを退所[5]。
2023年9月現在は公式Instagramで情報を発信している。
版元の記載のないものはビクターエンタテインメント(旧・ビクター音楽産業)より発売。
アルバム
オリジナル・アルバム
- Scarlet(1990年12月16日 VICL-2045) - 初回盤はミニ写真集付
- PEACE!(1991年7月21日 VICL-174) - 初回盤はピクチャーCD
- dream(1992年3月4日 VICL-275)
- Paradise(1992年7月22日 VICL-323)
- Reality(1993年3月24日 VICL-386)
- Prelude(1993年7月21日 VICL-427)
- Tenderly(1994年7月21日 VICL-551)
- Working on Xmas Day(1994年11月23日 VICL-23075 期間限定盤)
- 万事快調(1996年8月7日 VICL-797)
- 気分上々(1997年11月21日 VICL-60153)
ベスト・アルバム
- STEPS -SINGLE COLLECTION-
- (1993年12月16日 VIZL-15:初回盤CDブックパッケージ、VICL-491:通常盤)
- (2004年9月22日 VICL-41114:再発盤)
- for BOYS (1995年6月21日 VICL-5278) - 男性スタッフによるセレクション
- for GIRLS (1995年6月21日 VICL-5279) - 女性スタッフによるセレクション
- ゴールデン☆ベスト
- (2009年9月16日 VICL-63455 2010年8月18日再発売)
- (2015年4月22日 VICL-70164 SHM-CD化され再発売)
- Complete Single Collection "The STEPS" 20th Anniversary Special Edition(2010年9月29日 VIZL-393) - 5枚組(CD4枚+DVD1枚)
- DELUXE PACK 25th Anniversary Special(2015年9月30日 VIZL-869)[20] - CD2枚+写真集
- 最上級 GOOD SONGS 30th Anniversary Best Album(2020年10月28日)[21]
ミュージカル
- 『モーツァルト!』日本初演ライヴ録音盤
- 『レ・ミゼラブル』2003年公演キャスト盤(2003年、東宝)
- 4パターン発売されたうち、TOHO・E-0308Y(山口祐一郎版)とTOHO・E-308B(別所哲也版)に参加
- 『モーツァルト!』ハイライト・スタジオ録音盤CD(2005年、東宝)
- 『GOLF THE MUSICAL』ライブCD(2006年、パルコ劇場)
- 『怪人と探偵』ライブ録音盤CD(2020年5月1日、パルコ)
サウンドトラック
- 『ちびまる子ちゃん 〜私の好きな歌 オリジナルサウンドトラック』 (1992/12/16, MVCD-10001) 「だいすき」
- 『お洒落小僧は花マルッ オリジナルサウンドトラック』 (1993/3/24, VICL-382) 「晴れのち曇りのち晴れ」
- 『最高の恋人 オリジナルサウンドトラック』 (1995/6/7) 「すき...でもすき (ドラマバージョン)」「すき...でもすき (Instrumental)」
- 『魔神英雄伝ワタル2 音楽篇I』 (1990/6/21)「Step by Step」「君に止まらない 〜MY GIRL, MY LOVE〜」
- 『魔神英雄伝ワタル2 超激闘編 音楽篇I』 (1990/11/21)「Fight!」「虹のかなたに」
- 『魔神英雄伝ワタル2 卒業記念ベストアルバム ヴォーカルコレクション』 (1991/3/21) 上記4曲
- 『魔神英雄伝ワタル SINGLE COLLECTION -1988May〜1993Sept.-』 (1997/12/3) 上記4曲
- 『魔神英雄伝ワタル CD-BOX ヴォーカル・コンプリート・コレクション』 (2014/9/24, VTZL-78) 上記4曲、新規インタビュー掲載
- 『覇王大系リューナイト CDシネマ1「ブラボー砦の決闘」』 (1994/7/21) 「Good-bye Tears (short version)」
- 『覇王大系リューナイト オリジナルサウンドトラック1』 (1995/8/24)「Good-bye Tears」「Good-bye Tears (Instrumental)」
- 『覇王大系リューナイト アデューレジェンド サウンドトラック1』 (1995/11/23)「ポイント1」「ポイント1 (Instrumental)」
- 『覇王大系リューナイト ヴォーカル・コレクション』 (1996/4/3) 「Good-bye Tears」「ポイント1」
コンピレーション
- 『アイ・ラヴ "ダンス・ナンバー" [JULY,1991]』 (1991/7/21) 「と・き・め・き」「笑顔の魔法」
- 『映画みたいな恋したい -Love me like a Movie-』 (1993/2/24) 「だいすき」
- 『'94アニメ主題歌コレクション』 (1994/11/30) 「Good-bye Tears」
- 『最新アニメ主題歌集』 (1995/7/12) 「Good-bye Tears」
- 『最新アニメ主題歌集 テレビ・ラジオ篇』 (1995/11/16) 「Good-bye Tears」
- 『LADIES' POPS HIT COLLECTION』 (1995/11/22) 「すき...でもすき」
- 『20世紀BEST アイドル・ヒストリー ビクターエンタテインメント篇1』 (1999/11/3) 「Fight!」
- 『20世紀BEST アイドル・ヒストリー ビクターエンタテインメント篇2』 (1999/11/3) 「友達でいいから」
- 『EMOTION 20周年記念テーマコレクション TV編』 (2002/8/21) 「Good-bye Tears」
- 『EMOTION 20周年記念テーマコレクション OVA&劇場編』 (2002/8/21) 「ポイント1」
- 『アニメ・ソングセレクション アイドル編』 (2005/9/22) 「Step by Step」
- 『デビュー! 〜ビクター・アイドルPOPS デビュー・シングル・ヒストリー〜』 (2007/12/19, 2012/11/21再発売) 「Step by Step」
- 『ヒロイン! 愛しの女優ソングコレクション 1970 - 90s』 (2008/5/21) 「いつか逢おうね」
- 『The Victor Recordings/ビクター・レコーディングス (7)1988-1997』 (2008/9/24, VICL-62915-6) 「友達でいいから」
- 『IDOL! アイドル! あいどる! 80's-90's』 (2012/9/19) 「友達でいいから」
- 『筒美京平 GOLDEN HITSTORY なんてったってアイドル』 (2012/12/26, VICL-63974-5) 「元気!元気!元気!」
- 『アイドル・ポップス黄金時代』 (2014/3/19, VICL-41345) 「友達でいいから」
映像作品
MV、ライブ
※1~7作目まではLDとVHSが存在、2008年11月19日にはDVDが再発売された。
- Sweet Dressing(1991年3月27日)
- Promotion -Yumiko Takahashi First Live(1991年9月27日)
- LD版SIDE-2に「海賊盤」と称したライブ音声トラックが収録されている。
- 後述の「30th Anniversary Live 令和だ!由美子だ!全員集合! ~日本青年館で逢いましょう~」生産限定盤の特典DVDは、この作品に収録されたコンサート映像のほぼ全編を、MCも含めて新たに編集したもの。
- Wonderland(1992年3月27日)
- 初回盤として、VHSの他にS-VHSが発売されている。
- 高橋由美子コンサート'92 夏だ!由美子だ!全員集合!(1992年11月6日)
- PROFILE(1993年4月21日)
- Aquarium(1994年5月21日)
- 高橋由美子コンサート Tenderly TOUR'94(1994年12月7日)
- 30th Anniversary Live 令和だ!由美子だ!全員集合! 〜日本青年館で逢いましょう〜(2021年12月15日)
- Blu-ray通常盤、VIXL-353
- DVD通常盤、VIBL-1038
- 生産限定盤 Blu-ray+DVD+特典DVD+特典CD、VIZL-1963
イメージ
- VIRGIN(1990年1月VHS、パワースポーツ、PS-52) - 野村誠一によるオムニバス。2008年にDVD化。
- 南の島に行こうよ(1992年4月20日VHS、アドテックス) - 本人のイメージビデオで楽曲は未収録。VHSのみ。
書籍
雑誌グラビア
- MOMOCO
- BOMB
- 近代映画
- 週刊プレイボーイ
注釈
『大海賊』11号(1989年5月号)の巻頭グラビア登場時、サイパンロケのスタッフから「グッピィ」とアダ名を付けられていた。熱帯魚のグッピーと同様、小さくて可愛いなどといった理由から。
目が熱帯魚のグッピーに似ていると言われていたことと[注 1]、Good Personality の略をかけたものである。
出典
斉藤貴志『アイドル冬の時代 今こそ振り返るその光と影』、シンコーミュージック、2016年9月8日、7-17頁。
TERA MAGAZINE 創刊0号. 株式会社セガ・エンタープライゼス. (1991年10月). p. 20
『ファミコン通信 no.176 表紙 : 西村知美』アスキー、1992年5月1日、112頁。
“マネジメント契約終了のご報告”. CONNIE LLC OFFCIAL SITE. 高橋 由美子 Yumiko TAKAHASHI. 合同会社 コニイ. 2018年5月1日閲覧。
「CF撮影余話――(住友生命)」『近代企業リサーチ 10月10日』第691号、中小企業経営管理センター事業部、1993年10月10日、77頁、NDLJP:2652192/39。