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ニンテンドー3DSのゲームタイトル一覧

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ニンテンドー3DSのゲームタイトル一覧(ニンテンドースリーディーエスのゲームタイトルいちらん)では、ニンテンドー3DS対応として発売したゲームソフトおよびNewニンテンドー3DS専用ソフトを発売日順に列記する。なお追加要素を含まない廉価版は除く。また限定版や本体同梱版は、ソフトと同時に発売されたもののみ記述する。


ニンテンドー3DSは、その名の通りゲーム画面を3D表示にしたことが最大の特徴であり、3D眼鏡等の周辺機器を要することなく、裸眼で3D映像が見られることはユーザーにとって衝撃的だった[1]。ただし、3D映像は上画面側で二つのスクリーンを同時に投影する技術であるため、Wii Uよりも多い最大3スクリーン出力を要求するマシンパワーであることから、ポケットモンスターシリーズのように3Dの常時対応をあきらめざるを得ないケースも存在した。前世代機のニンテンドーDSにはない特徴として、2つのカメラによる立体的な写真や動画の撮影、そして、モーションセンサーとジャイロセンサーの搭載などが挙げられる[1]。さらに、ニンテンドー3DSは歩数計も内蔵しており、『スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』のフィギュアコイン機能のようにこれを応用した例もある[2]。加えて、スマートフォンの普及に伴い一般家庭にもWi-fiが広まったことで3DSもインターネットに接続しやすくなり、ゲームソフトのダウンロード配信が容易になった[3]。さらに、3DSには『Miiverse』というSNSが内蔵されていたことから、低年齢層にとってはスマートフォンの代替となったものの、2017年に終了した[3]

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発売ソフトの変遷

要約
視点

ニンテンドー3DSは2011年2月26日に日本で発売された[4]。ローンチ(本体同時発売)タイトルは8本(バージョン違いは1本としてカウント)で、物足りなさを指摘する声もあった一方、当時発売されていた他の機種と比較するとそこまで少ないとは言えないという声もあった[4]。また、8本のうち任天堂作品は『nintendogs + cats』シリーズのみであることについては、任天堂の作品ばかりが売れてしまうことへの対策であることや、Wiiの反省として有力なソフトの投入時期を分散させる狙いだとみる向きもあった[4]

発売から1週間ほどで37.1万本を売り上げた矢先の2011年3月11日、東日本大震災が起こり、各社は宣伝や新作の販売計画の見直しを余儀なくされ、盛り上げムードは一気にしぼんだ[5]。結果、4月から5月の販売台数は低迷し、6月には『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』が売れたものの、普及のペースはニンテンドーDSの時には及ばなかった[5]。8月11日に本体価格が値下げされるという異例の措置が取られた結果、販売台数はどんどん伸びていった[5]

この年発売されたソフトのうち、『マリオカート7』(2011年12月1日)と『スーパーマリオ 3Dランド』(2011年11月3日)がそれぞれミリオンを記録した[5]。また、サードパーティにおいてはカプコンの『モンスターハンター3G』(2011年12月10日)が年末までに80万本を超える売り上げをたたき出し[6]、翌年にはミリオンを達成した[5]。他方、任天堂はハード初期に『ゼビウス』をはじめとするレトロゲームを立体視に対応させた「3Dクラシックス」と呼ばれる作品群を展開しており[7]、のちに「セガ3D復刻プロジェクト[8]といった他社プロジェクトにも影響を与えた。

また、同年6月にはダウンロード配信サービス「ニンテンドーeショップ」が始まったものの、この時はまだ手探りだったためパッケージ版とダウンロード版の並行販売は行われておらず、ダウンロードランキングの上位には『マリオカート7』といった新作ではなくバーチャルコンソールの作品をはじめとする往年の名作が挙がっていた[9]

欧米においては2011年3月25日[10]に、北米では2011年3月27日[11]にそれぞれ発売され、これらの地域でのローンチタイトルには『nintendogs + cats』ら日本でも発売された作品のほかに、『Rayman 3D英語版』のような日本未発売作品もあった。

2012年は本体が月ベースで30~40万台売れるなど好調だったことに加え、7月にニンテンドー3DS LLを投入したことでさらに勢いに乗った[12]。パッケージソフトに限定しても、任天堂作品である『とびだせ どうぶつの森』と『New スーパーマリオブラザーズ 2』がそれぞれダブルミリオンに近い売り上げをたたき出していたほか、サードパーティにおいては『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』がミリオンに迫る売り上げを記録していた[12]。これ以外の作品においても、『ファイアーエムブレム 覚醒』(2012年4月19日発売)はファイアーエムブレムシリーズ5年ぶりの新作であると同時に、最後になるかもしれないという想いからシリーズの集大成ともいえる内容に仕上げられており、全世界的なヒットをおさめた[13]。とりわけ日本から1年近く後の2013年2月4日に発売された北米では、発売日前に通販サイトで予約数の上限に達するなど大きな話題を呼んでいたほか、発売月である2月だけでも18万本を売り上げ、うち約3分の1がダウンロード販売によるものだった[14]

2013年はパッケージソフト全体の売り上げのうち、上位7位をニンテンドー3DS作品が占めるなど、ハードの人気をけん引した[15]。とりわけ上位6位は『ポケットモンスター X・Y』や『モンスターハンター4』をはじめ、2013年までにミリオン以上のヒットを記録した作品が独占した[15]。うち6位[15]の『パズドラZ』は当時人気のあったスマートフォン向けアプリ『パズル&ドラゴンズ』をベースとしつつも、ニンテンドー3DSの特性に合わせた開発方針[注釈 1]が功を奏し、ミリオンヒットとなった[16]。これ以外にも、メディアミックスの一環として発売された『妖怪ウォッチ』は妖怪と仲良くなる「妖怪ウォッチ」を通じて人々の悩みを解決する内容であり、困ったことを妖怪のせいにすることが流行するなど、現実世界にも影響を与えた[17]ほか、翌年にはミリオンヒットを記録した[18]。それ以降も、シリーズ関連作品が毎年のように大ヒットを記録するようになった[18]

2014年は、前述の『妖怪ウォッチ』シリーズに加え、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』や『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』のほか、『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』が人気を集めた[18]。また、2014年10月11日には、CPUの性能などを向上させたNewニンテンドー3DSとNewニンテンドー3DS LLが発売された[19]

2015年は『モンスターハンタークロス』を筆頭に、『妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊』や『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』といったシリーズ作品が人気を博した[20]。一方、年末までに約63万本を売り上げた『モンスターストライク』のように、ヒット作の中にはスマートフォン発の作品もあった[20]

2016年は『ポケットモンスター サン・ムーン』を筆頭に、パッケージソフト全体のトップ10の大半をニンテンドー3DS用ソフトが占めた[21]。また、同年にスマートフォン向けアプリ『Pokémon GO』が世界的なヒットを記録したこともあってか、『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ(ダウンロードカード版)』や、前述の『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』にも注目が集まった。

2017年に携帯機の要素を兼ねそろえた据置機Nintendo Switchが登場したことで、そちらへの移行が進み、2018年の日本で発売されたタイトル数は前年の3分の1にまで落ち込んだ[22]。2019年の日本における新作の発売が2作品のみにとどまり、携帯型ゲーム機・Nintendo Switch Liteの登場によって役目を終えたと認識された[23]

さまざまなヒット作が登場した一方、質の低い作品もあり、たとえば『SHOOT THE BALL』は「Shoot The Ball - Ready To Publish Fun Arcade Game」という既存のテンプレートほぼそのままであることから、アセット・フリップではないかと指摘する声もあった[24]。また、ニンテンドー3DSには画面を外部に出力するための機能がないため実況プレイには不向きだった[25]

日本において、これまでに発売されたタイトルの中には、『CODE OF PRINCESS[26]のように、Nintendo Switchをはじめとする次世代機に移植された作品もある。

ニンテンドー3DSのニンテンドーeショップ終了に伴い、2023年3月28日をもって全てのダウンロードソフトの配信を終了した[27]

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ニンテンドー3DSのタイトル

要約
視点
さらに見る 目次 ...


本節の「発売されたタイトル一覧表」には合計で「1791」のゲームタイトルを発売日・発売元とともに列記している。また「地域ごとの発売年一覧表」には2011年から2022年に発売されたゲームタイトル数を地域および年に分けて列記している。3DSではリージョンロックが徹底されたため、海外で購入した本体とカセットは日本のモデルと互換性がない。

さらに見る 地域, 2011年 ...

「発売されたタイトル一覧表」の凡例は以下の通り。

  • 「DL」には、ダウンロード版の発売状況について記載している。
    • 「◎」:店頭でダウンロードカードを購入、オンラインショップでダウンロード番号を購入、ニンテンドーeショップで直接購入の3形態を選ぶことができる。
    • 「△」:店頭でダウンロードカードを購入もしくはオンラインショップでダウンロード番号を購入、ニンテンドーeショップで直接購入の2形態を選ぶことができる。
    • 「□」:ダウンロード版はニンテンドーeショップでのみ購入できる。
    • 「×」:現時点でダウンロード版が発売されていない。
    • 無印:ダウンロード専用
  • パッケージとダウンロードの併売をしていたタイトルの「備考」には「配信期間」を記しているが、開始年月日を記していないものはパッケージ発売日と配信日が同日である。また終了年月日を記していないものは、ニンテンドーeショップでの配信終了日の「2023年3月28日」である。
  • ダウンロードタイトルに関して、パッケージタイトルから機能を削減して配信されたものは、タイトル名が異なっていても1タイトルとして扱わず、パッケージタイトルの備考に記す(例:『大合奏!バンドブラザーズP デビュー』)。
さらに見る 発売日, タイトル ...
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Newニンテンドー3DSのタイトル

要約
視点

本節の「発売されたタイトル一覧表」には合計で「68」のゲームタイトルを発売日・発売元とともに列記している。また「地域ごとの発売年一覧表」には2015年から2022年に発売されたゲームタイトル数を地域および年に分けて列記している。

さらに見る 国, 2015年 ...
さらに見る 発売日, タイトル ...
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非売品

さらに見る 配信開始日, タイトル ...
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発売されなかったタイトル

要約
視点

ニンテンドー3DSパッケージソフト

さらに見る 作品名, 発売元 ...

なお、2011年2月以降に発売したニンテンドーDSソフトの作品も当初は3DSシリーズで発売が予定されていたが、DSシリーズでの発売となっている。

ニンテンドー3DSダウンロード専用ソフト

さらに見る 作品名, 発売元 ...
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脚注

参考文献

外部リンク

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