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パロマ (企業)

日本の名古屋市に本社を置くガス機器メーカー ウィキペディアから

パロマ (企業)
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株式会社パロマ: Paloma Co., Ltd.)は、愛知県名古屋市に本社を置き、ガスコンロガス給湯器などを製造販売する大手ガス器具メーカーである。パロマ・リームホールディングス完全子会社である。

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概要

リンナイノーリツと共にガス器具メーカー大手の一角であり、特に同じ名古屋市に本社を置くリンナイとは競合関係にある[4]。社名の「パロマ(Paloma)」は、スペイン語ハトという意味である[5]。株式の過半数を創業家である小林一族が保有する典型的な同族経営企業である[6]

社是として「誠意と努力」「創意と工夫」「総力の結集」「責任の自覚」の4つを掲げている。

企業理念・キャッチフレーズが長らく設定されていなかったが、後述する湯沸器死亡事故以降は「お客様品質へ、全力で。」を全面に掲げている。創業100周年となった2011年からは「温もりある明日のために。」、2013年からは「ガスの温もりを、かたちに。」、2024年からは「人の“いきる”を、あたためる。」のキャッチフレーズが用いられている[7]

歴史

1911年2月、現在の愛知県名古屋市中区古渡町にて創業された小林瓦斯電気器具製作所(後に「株式會社小林製作所」へ改称)を母体とする[4]。当初はガス器具の生産を中心にしていたが、戦後はストーブガスレンジといった民生品にも製品を拡大した。1952年に「パロマ」の商標を採用して全国展開した[5]1964年に製造部門のパロマ工業株式会社と販売部門の株式会社パロマを分離独立させた[8]

1973年北米へ進出し、1988年米国第1位の給湯器メーカー「リーム社」を買収した。2006年時点で、全米シェアは5割、セグメント別連結売上の8割は海外で占め、世界的なガス給湯器メーカーである[8]

創業100周年を迎えた2011年2月1日に、製造子会社のパロマ工業と合併[9]。パロマ工業を存続会社としたが、社名は「株式会社パロマ」へ変更した[9]

2023年10月に持株会社として株式会社パロマ・リームホールディングス(Paloma Rheem Holdings Co., LTD.)を設立、2024年3月に日本事業会社のパロマと海外事業会社のリームを持株会社の傘下に置く体制に移行した[10]

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歴代トップ

歴代社長

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歴代会長

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主な事業所

工場・研究所

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主な関係会社

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主な製品

不祥事

提供番組

要約
視点

パロマ湯沸器死亡事故以降、地上波では全国ネットのレギュラー番組提供を減少させたが、2019年ごろを境に全国ネットのレギュラー番組での提供を増加させている。

現在

(同系列、木曜20:00枠、2021年10月14日 - [注 1]テレビ宮崎にも10月4日の別特番より遅れネットで放送。[注 2]

過去

提供クレジットは株式会社パロマパロマガス器具パロマだったが、2022年時点ではPalomaである。

湯沸器事故発覚時のCM対応など

  • 湯沸器死亡事故が発覚する直前の2006年7月当時、同社は日本テレビの『ドラマコンプレックス』、TBSの『月曜ゴールデン』、テレビ朝日の『愛のエプロン』『土曜ワイド劇場』のスポンサーを担当していた。
  • しかし、事故が発覚した7月15日以降、各番組では提供クレジット表示を外し、公共広告機構(現在:ACジャパン)創立35周年CM(30秒バージョン)に差し替えられた。さらに7月24日の『月曜ゴールデン』枠より、各番組の提供枠ではお詫びCM(30秒)が放映されるようになった。ただし60秒枠で提供していた番組では、公共広告機構創立35周年CM(30秒バージョン)とのセットで放送された。9月末の番組改編時期にあわせて、同社はこれらの提供枠から撤退することになった。
  • この他に当時は、東海テレビ中京テレビでのローカル番組の提供枠、およびテレビ東京系列でのスポットCM枠を持っていたが、事故の影響でお詫びCMに差し替えられた。
  • 2007年3月11日放送の第28回名古屋国際女子マラソンなどにおいて、提供クレジット表示はなかったものの、新たに制作された企業CM「お客様品質」編(30秒)が放映された。
  • 事故発覚から1年後の7月からは、スポットCM枠を中心に、湯沸し器の新バージョンのお詫びCMが放映された。その後10月からは、企業CM「お客様品質」編の新バージョンCMも放映されている。
  • 長年、ナゴヤ球場横浜スタジアムのバックネットに広告を出していた。前者はナゴヤドーム移転時に広告の契約更新をしなかったために掲示せず(現在のナゴヤドームはトヨタ自動車が掲示)、後者は事故の影響によりファンケルの広告に差し替えられたが2014年横浜スタジアムみつばち保険と共に小規模バックネットに広告に復活した[15]
  • 事故によるものかどうかは不明だが、本社屋上の大型看板の夜間照明が現在は点灯しない。
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著名な出身者

  • Mr.マリック:マジシャン。高校卒業後、パロマ工業の検査部門に半年ほど在職していた。
  • 所ゆきよし:漫画家。パロマデザイン室で取扱説明書のイラストを描いていた。

VTuber

2019年12月15日より公式バーチャルYouTuberとして『羽呂真(ぱろま)とトリカ』がデビューしている[16]

関連項目

同業他社

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脚注

外部リンク

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