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ラグビーイングランド代表
ラグビーユニオン競技のイングランド代表チーム ウィキペディアから
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ラグビーイングランド代表(ラグビーイングランドだいひょう)は、ラグビー・フットボール・ユニオンにより組織される、イングランドのラグビーユニオンのナショナルチームである。エンブレムは薔薇。A代表は「サクソンズ(Saxons)」の愛称を持ち、チャーチャルカップに参加している[1]。
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概要
1871年にスコットランドと最古のテストマッチが行われ、現在はスコットランド・ウェールズ・アイルランド・フランス・イタリアとともにシックス・ネイションズを形成。北半球における最強国の一つとなっている[2]。
ラグビーワールドカップ1991では、カーリング、ガスコット、アンダーウッドら多彩なバックス陣を擁しながらも、決勝まではSOアンドリューのキックによるアップアンドアンダーに徹し、内外から批判を浴びた。しかしその戦法によって勝ちあがると、トゥイッケナムで行われた決勝では突如としてバックスに回す展開ラグビーを披露したもののオーストラリアに6-12で惜敗し、地元優勝はできなかった[3]。
ラグビーワールドカップ2003念願の北半球で初めての優勝を果たした。決勝の相手は、12年前の決勝で敗れたそのオーストラリアであったが、延長戦までの激戦となった。スタンドオフのジョニー・ウィルキンソンがドロップキックを決め、20-17で相手の地元優勝をも阻止し、12年前の汚名をようやく返上した[4]。
地元開催のラグビーワールドカップ2015は初戦のフィジー戦には勝利したが、ウェールズには敗退、オーストラリアには大敗を喫すなどイングランド、そして開催国として初の予選リーグ敗退という屈辱を受けることとなった[5]。
ラグビーワールドカップ2019では、プール戦を3勝1分の1位で通過(フランス戦のみ台風19号の影響で中止)。準決勝では前回王者のニュージランドを19-7で破り、イングランドとしてはラグビーワールドカップ2007以来となる3大会・12年ぶりの決勝進出を果たした。決勝では南アフリカに12-32で敗れ準優勝に終わった[6]。
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本拠地
ホームスタジアムはロンドン郊外のトゥイッケナム・スタジアム(アリアンツ・スタジアム)[8]。練習場はロンドン西部のペニーヒルパークホテルである。
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応援歌
Swing Low, Sweet Chariot
詳細は「ラグビー・フットボール・ユニオン#イングランド代表応援歌に関する議論」を参照。
イングランド代表応援歌として『Swing Low, Sweet Chariot(スウィング・ロウ、スウィート・チャリオット、「静かに揺れろ、愛しの戦車よ」という意味)』がある。試合前や試合中など、観客がスタジアムで歌う[9][10][11]。曲自体は、20世紀はじめからよく知られたもので、応援歌となる前にも多くのミュージシャンによってリリースされている。
国際試合では、1988年3月19日にトゥイッケナム・スタジアムで行われたファイブ・ネーションズのアイルランド戦において、イングランドサポーターたちによって『Swing Low, Sweet Chariot』が試合中に歌われた。試合は、イングランド代表が劇的な逆転勝利をした(前半は0-3でリードされ、35-3で試合終了)[12][13]。以後、イングランド代表応援歌として定着し、イングランド代表のテストマッチなどで歌われている[14]。
ワールドカップ1991では、イングランド代表のテーマ曲となり、「Union featuring the England World Cup Squad」が歌唱し、イギリスのシングルチャートで16位となった[15][10][16]。
ワールドカップ2015イングランド大会にちなみ、歌手Ella Eyreは、トゥイッケナム・スタジアムを舞台にして、イングランド代表選手たちも出演したミュージックビデオを発表している[11]。
応援歌禁止に関する議論
2020年5月にアメリカ合衆国では「ジョージ・フロイドの死」をきっかけに、ブラック・ライブズ・マター運動(Black Lives Matter)の高まりが起きた。これを受けて、6月にイングランドラグビー協会(RFU)は、『Swing Low, Sweet Chariot』[17]について、イングランド代表応援歌としての使用を禁止することを検討していると発表した[18]。
その理由は、『Swing Low, Sweet Chariot』が1860年代にアメリカ黒人奴隷から生まれた鎮魂歌であり、曲の由来や意義と異なる使い方であるため[18]。
これにより2020年以降、『Swing Low, Sweet Chariot』をイングランド代表応援歌として使用することについて賛否の議論が起きたが[19][20][21][22]、結局、禁止にはなっていない[23]。
ワールドカップ2023(フランス大会)でも、イングランド代表が出場する試合会場で『Swing Low, Sweet Chariot』を観客たちが歌った[9]。
成績
シックス・ネイションズ
2025年3月16日現在
ラグビーワールドカップ
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選手
要約
視点
現在の代表
イングランド代表スコッド[24]
- ヘッドコーチ :
スティーブ・ボーズウィック
- キャプテン : ジェイミー・ジョージ
※所属、 キャップ数(Cap)は2025年6月25日現在
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歴代代表選手
- ジョニー・ウィルキンソン
- ベン・コーエン
- マーティン・ジョンソン
- ジェイソン・ロビンソン
- ローレンス・ダラーリオ
- マイク・キャット
- ポール・グレーソン
- ウィル・カーリング
- マット・ドーソン
- ジェフ・パーリング
- ベン・テオ
- ジェレミー・ガスコット
- フィル・デグランビル
- ロリー・アンダーウッド
- ロブ・アンドリュー
- ジェイソン・レナード
- アンディ・シェリダン
その他
- 2019年10月26日に行われたラグビーワールドカップ2019準決勝では、ラグビーニュージーランド代表が披露するハカに対してイングランドの選手はV字型に並ぶ行動を見せたが、後日、数人がハーフウェイラインを越えて並んでいたとして罰金処分を科せられた[25]。
脚注
関連項目
外部リンク
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