トップQs
タイムライン
チャット
視点

三田村邦彦

日本の俳優 (1953-) ウィキペディアから

三田村邦彦
Remove ads

三田村 邦彦みたむら くにひこ[1]1953年10月22日[2][3] - )は、日本男優タレント歌手血液型はB型。所属事務所は有限会社M・P・T。

概要 みたむら くにひこ 三田村 邦彦, 本名 ...

元妻である元女優の中山麻理[1]との間に3子[4]。長男三田村瞬と三男中山麻聖は俳優。二男は一般人。現在の妻との間に1子(長女)。

Remove ads

来歴

要約
視点

新潟県新発田市出身。映画館で石原裕次郎のアクション系の映画をよく観ていた影響で小学4・5年生のころには男優になりたいと漠然と思っていたといい、中学や高校でも強くなる一方で、男優になるために東京へ出るには、戦争中に軍隊へ行っていた昔気質の父親を説得しなければならなかったが、それでも強引に上京したという[3]

新潟県立新発田高等学校卒業、予備校に進学すると偽り上京[5]俳優座養成所への入所が希望であったが、その年度には入所試験が無かったことから、文学座を受けたが、1年目は不合格となる[6]。2度の試験で最終選考に残るも、「勘当同然で東京に来たので、アルバイトをしながら文学座で演技の勉強をしたい」と答えると、「文学座では、アルバイトをしながら成功した人はいない。両親がお金を出してくれるように説得してきなさい」と文学座の人間に言われたため、文学座への入所を諦めた[7]。その後、アルバイトで生計を立てながら、劇団青俳を受けることとなる[3]

1979年劇団の推薦により『限りなく透明に近いブルー』でデビュー[5][3]。同年「必殺シリーズ」に飾り職人の秀役で出演、華麗な殺しと、陰りのある表情をたたえる仕事人を演じ人気を博した[5][3]1982年より『太陽にほえろ!』にジプシー刑事役で出演[3]

1980年にデビュー作で共演した女優の中山麻理と結婚。3子をもうけるも、1996年に22歳年下の女優・高橋かおりとの不倫が発覚[8]。妻の中山は密会中の三田村を尾行し、2000万円の賠償請求をするなどドロ沼の不倫裁判を繰り広げた[8]

しかし三田村が生活費を入れなくなっため、早急に離婚したいという妻の意向から、1999年に慰謝料なしでの離婚が成立した[9]。2010年5月16日に26歳年下の元テレビ番組制作会社社員の女性と5年間の交際、1年間の同棲を経て再婚[10]。2015年3月19日、長女が誕生した[11]。元妻の中山との関係は2025年に中山が死去するまで改善しなかった模様で、中山の葬儀に三田村は参列していない(3人の息子はいずれも中山を看取っている)。

1980年からは歌手活動も行っており[3]、シングルやアルバムを多数リリースしている。東芝EMIより『必殺仕事人』の挿入歌、「いま走れ、いま生きる」で歌手デビュー、後にTDKレコード日本コロムビアへ移籍。2010年5月からインディーズで音楽活動を再開。そのほかにもジュエリーブランドを立ち上げるなど、幅広い分野で活躍した。

2021年、自身がホストを務める『おとな旅あるき旅』エンディングテーマを丘みどりと歌った「あなたと、君と」が、丘のシングル曲のカップリング曲として収録される形で発売[12]。舞台ではミュージカルに出演しており、代表作は『ブラッド・ブラザーズ』(初代エディ役)、『スクルージ』(2代目スクルージ役)、『NEVER GONNA DANCE』(モーガンサル役)など。

『おとな旅あるき旅』で滋賀県長浜市小谷城址を訪れた際、「三田村家発祥の地」と話している。「城マニア」であることを公言し、天主のある城跡のみならず、あまり知られていないような、山城などにも足を運んでいると語っている[13]

阿波踊りの熱狂的なファンとして知られ、徳島市阿波踊りにサンスター連として20年以上参加している[14]。しかし、2016年はミュージカル『アニー』の大阪公演のため欠席した。

Remove ads

エピソード

要約
視点

『限りなく透明に近いブルー』は、当初村上龍の原作本を読むも、自分には不道徳な行為や退廃的な人物などは苦手であったため、リュウ役はきついと思い、劇団にはできないと言うが、蜷川幸雄から「間口の狭い役者になる」と諭され、村上とも実際に会って三田村の思ったところを述べると、数日かけてかなり脚本を書き直されたことで、リュウ役をやることを決めたといい、男優でやっていけるようになったのも、村上のおかげであると思っているという[3]

『必殺仕事人』も劇団生活の中で、4~5年はテレビがお金がなかったため買えずにテレビを見ることができなかったことから、『必殺仕掛人』などを知らず、マネージャーにも断ってくださいと言ったというが、内容をプロデューサーから聞いて『仕掛人・藤枝梅安』のようなものと理解したという[3]。だが、当初はお金をもらって人を殺める殺し屋の役が無理だと思い、全26本であったが、半年頑張ろうと思ったものの、視聴率が良かったため、もう1クール延びたとプロデューサーに言われるも、26本での番組降板を希望していたが、その日の夜に撮影の石原興藤田まことから飲みに誘われ、今辞めるのは中途半端だと説得されたことで思い直し、出演を延長した[15][3]

『仕事人』が始まった年に劇団青俳が倒産し、島田智子事務所に所属するが、かなり仕事が重なっていたことから、島田からは『太陽にほえろ!』か『必殺』のどちらかを降りようと言われ、長くやっていた『必殺』を辞めようと、島田が申し出るも、「順序が逆」と『必殺』のプロデューサーから言われたことで、東宝のプロデューサーに島田が事情を話し、ジプシー刑事の登場は1年のみとなり、いつでも戻ってくるようにと殉職はしなかったという[3]

『新・必殺仕事人』の最終回において、壮絶な死を遂げる予定であったが、ファンから助命嘆願が数多く寄せられ、必殺仕事人シリーズを続投することになった[5]ため『太陽にほえろ!』への出演が短縮された。

三田村は『必殺まっしぐら』出演に際して、当初は断ったが、工藤栄一が1話、2話の監督を務めるなら出演するという条件を出した、また本来最終話とその前11話も工藤が監督を務める予定であったが、スケジュールの都合で務められなくなり、三田村は工藤から直接謝罪をされた[16]

ゴジラvsビオランテ』(1989年)で共演した小高恵美は、信号待ちをしていた時に三田村がタクシーから大声で呼びかけてきたことがあり、少年のような天真爛漫さで面白い人物であったと評している[17]。同作品で共演した金田龍之介は、三田村は極度の近眼であったため、演技の際は目を見開いていたと証言している[18]

1996年に『関口宏の東京フレンドパークII』で河合奈保子と共に出演し、最後のビッグチャレンジの視聴者プレゼントで見事パジェロミニXR-Ⅱを的中させた。

Remove ads

出演

映画

テレビドラマ

情報・バラエティ番組

ビデオ用作品(Vシネマ)

  • 実録・籠寅三代目 合田幸一 任侠修業篇
  • 実録・籠寅三代目 合田幸一 名門継承篇
  • 実録・籠寅三代目 合田幸一 関西二十日会篇

コマーシャル

ラジオ

舞台

  • 恐怖時代(1985年)
  • ブラッドブラザーズ(1991年)
  • 花のひと ふかがわ亭(1994年、明治座 若尾文子 / 共演 石井ふく子 / 演出)
  • スーパーミュージカル古典シリーズヤマトタケル(1994年)
  • スクルージ -クリスマス・キャロル-(1995年)
  • ヤマトタケル(1996年)
  • 将軍家光忍び旅(1996年、新宿コマ劇場)
  • 宮沢賢治(1996年)
  • 将軍家光忍び旅(1997年、中日劇場)
  • ラヴ・レターズ(1997年、パルコ劇場)
  • カルメンと呼ばれた女(1997年)
  • ボーイング・ボーイング(1998年)
  • 鏡(1999年)
  • KAGAMI(2000年)
  • 樋口一葉(名鉄ホール 竹下景子 / 共演 石井ふく子/演出)
  • NEVER GONNA DANCE(2005年、東京国際フォーラム)
  • NEVER GONNA DANCE(2005年、大阪厚生年金会館)
  • オンナだらけの新喜劇(2007年3月18日、朝日放送
  • 幕末義侠伝〜CHUJI〜(2008年)
  • 龍馬異聞 KURAMATENNGU…遥かなる海へ(2008年)
  • 存在の深き眠り(2010年)
  • 女の人さし指(2011年3月3日〜21日、三越劇場 若尾文子/共演 石井ふく子/演出)
  • 女の人さし指(2011年、名鉄ホール)
  • ミュージカル「アニー」(2014年 - 2016年)
  • 恋桜(2019年)
  • かたき同志(2021年)
  • アンタッチャブル・ビューティー(2022年)
  • おちか奮闘記(2025年)[22]
  • 納涼必殺まつり(京都南座
    • 必殺女ねずみ小僧(1981年)
    • 必殺・鳴門の渦潮(1982年。その前に名鉄ホールで先行して上演された)
    • 必殺ぼたん燈籠(1983年)
Remove ads

ディスコグラフィ

要約
視点

シングル

さらに見る 発売日, 面 ...

企画

アルバム

オリジナル・アルバム

さらに見る 発売日, アルバム ...

ベスト・アルバム

さらに見る 発売日, アルバム ...

タイアップ

さらに見る 曲名, タイアップ ...


Remove ads

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads