トップQs
タイムライン
チャット
視点
三田村邦彦
日本の俳優 (1953-) ウィキペディアから
Remove ads
元妻である元女優の中山麻理[1]との間に3子[4]。長男三田村瞬と三男中山麻聖は俳優。二男は一般人。現在の妻との間に1子(長女)。
Remove ads
来歴
要約
視点
新潟県新発田市出身。映画館で石原裕次郎のアクション系の映画をよく観ていた影響で小学4・5年生のころには男優になりたいと漠然と思っていたといい、中学や高校でも強くなる一方で、男優になるために東京へ出るには、戦争中に軍隊へ行っていた昔気質の父親を説得しなければならなかったが、それでも強引に上京したという[3]。
新潟県立新発田高等学校卒業、予備校に進学すると偽り上京[5]。俳優座養成所への入所が希望であったが、その年度には入所試験が無かったことから、文学座を受けたが、1年目は不合格となる[6]。2度の試験で最終選考に残るも、「勘当同然で東京に来たので、アルバイトをしながら文学座で演技の勉強をしたい」と答えると、「文学座では、アルバイトをしながら成功した人はいない。両親がお金を出してくれるように説得してきなさい」と文学座の人間に言われたため、文学座への入所を諦めた[7]。その後、アルバイトで生計を立てながら、劇団青俳を受けることとなる[3]。
1979年劇団の推薦により『限りなく透明に近いブルー』でデビュー[5][3]。同年「必殺シリーズ」に飾り職人の秀役で出演、華麗な殺しと、陰りのある表情をたたえる仕事人を演じ人気を博した[5][3]。1982年より『太陽にほえろ!』にジプシー刑事役で出演[3]。
1980年にデビュー作で共演した女優の中山麻理と結婚。3子をもうけるも、1996年に22歳年下の女優・高橋かおりとの不倫が発覚[8]。妻の中山は密会中の三田村を尾行し、2000万円の賠償請求をするなどドロ沼の不倫裁判を繰り広げた[8]。
しかし三田村が生活費を入れなくなっため、早急に離婚したいという妻の意向から、1999年に慰謝料なしでの離婚が成立した[9]。2010年5月16日に26歳年下の元テレビ番組制作会社社員の女性と5年間の交際、1年間の同棲を経て再婚[10]。2015年3月19日、長女が誕生した[11]。元妻の中山との関係は2025年に中山が死去するまで改善しなかった模様で、中山の葬儀に三田村は参列していない(3人の息子はいずれも中山を看取っている)。
1980年からは歌手活動も行っており[3]、シングルやアルバムを多数リリースしている。東芝EMIより『必殺仕事人』の挿入歌、「いま走れ、いま生きる」で歌手デビュー、後にTDKレコード→日本コロムビアへ移籍。2010年5月からインディーズで音楽活動を再開。そのほかにもジュエリーブランドを立ち上げるなど、幅広い分野で活躍した。
2021年、自身がホストを務める『おとな旅あるき旅』エンディングテーマを丘みどりと歌った「あなたと、君と」が、丘のシングル曲のカップリング曲として収録される形で発売[12]。舞台ではミュージカルに出演しており、代表作は『ブラッド・ブラザーズ』(初代エディ役)、『スクルージ』(2代目スクルージ役)、『NEVER GONNA DANCE』(モーガンサル役)など。
『おとな旅あるき旅』で滋賀県長浜市の小谷城址を訪れた際、「三田村家発祥の地」と話している。「城マニア」であることを公言し、天主のある城跡のみならず、あまり知られていないような、山城などにも足を運んでいると語っている[13]。
阿波踊りの熱狂的なファンとして知られ、徳島市阿波踊りにサンスター連として20年以上参加している[14]。しかし、2016年はミュージカル『アニー』の大阪公演のため欠席した。
Remove ads
エピソード
要約
視点
『限りなく透明に近いブルー』は、当初村上龍の原作本を読むも、自分には不道徳な行為や退廃的な人物などは苦手であったため、リュウ役はきついと思い、劇団にはできないと言うが、蜷川幸雄から「間口の狭い役者になる」と諭され、村上とも実際に会って三田村の思ったところを述べると、数日かけてかなり脚本を書き直されたことで、リュウ役をやることを決めたといい、男優でやっていけるようになったのも、村上のおかげであると思っているという[3]。
『必殺仕事人』も劇団生活の中で、4~5年はテレビがお金がなかったため買えずにテレビを見ることができなかったことから、『必殺仕掛人』などを知らず、マネージャーにも断ってくださいと言ったというが、内容をプロデューサーから聞いて『仕掛人・藤枝梅安』のようなものと理解したという[3]。だが、当初はお金をもらって人を殺める殺し屋の役が無理だと思い、全26本であったが、半年頑張ろうと思ったものの、視聴率が良かったため、もう1クール延びたとプロデューサーに言われるも、26本での番組降板を希望していたが、その日の夜に撮影の石原興と藤田まことから飲みに誘われ、今辞めるのは中途半端だと説得されたことで思い直し、出演を延長した[15][3]。
『仕事人』が始まった年に劇団青俳が倒産し、島田智子事務所に所属するが、かなり仕事が重なっていたことから、島田からは『太陽にほえろ!』か『必殺』のどちらかを降りようと言われ、長くやっていた『必殺』を辞めようと、島田が申し出るも、「順序が逆」と『必殺』のプロデューサーから言われたことで、東宝のプロデューサーに島田が事情を話し、ジプシー刑事の登場は1年のみとなり、いつでも戻ってくるようにと殉職はしなかったという[3]。
『新・必殺仕事人』の最終回において、壮絶な死を遂げる予定であったが、ファンから助命嘆願が数多く寄せられ、必殺仕事人シリーズを続投することになった[5]ため『太陽にほえろ!』への出演が短縮された。
三田村は『必殺まっしぐら』出演に際して、当初は断ったが、工藤栄一が1話、2話の監督を務めるなら出演するという条件を出した、また本来最終話とその前11話も工藤が監督を務める予定であったが、スケジュールの都合で務められなくなり、三田村は工藤から直接謝罪をされた[16]。
『ゴジラvsビオランテ』(1989年)で共演した小高恵美は、信号待ちをしていた時に三田村がタクシーから大声で呼びかけてきたことがあり、少年のような天真爛漫さで面白い人物であったと評している[17]。同作品で共演した金田龍之介は、三田村は極度の近眼であったため、演技の際は目を見開いていたと証言している[18]。
1996年に『関口宏の東京フレンドパークII』で河合奈保子と共に出演し、最後のビッグチャレンジの視聴者プレゼントで見事パジェロミニXR-Ⅱを的中させた。
Remove ads
出演
映画
- 限りなく透明に近いブルー(1979年) - リュウ[注釈 2]
- 劇場版必殺シリーズ - 飾り職人の秀
- 必殺! THE HISSATSU(1984年、松竹・朝日放送)
- 必殺! III 裏か表か(1986年、松竹・朝日放送)
- 必殺4 恨みはらします(1987年、松竹・朝日放送)
- 必殺!5 黄金の血(1991年、松竹・朝日放送)
- 必殺! 主水死す(1996年、松竹・朝日放送)
- 北の螢(1984年、東映・俳優座)
- Wの悲劇(1984年、角川春樹事務所)
- 危険な女たち(1985年、松竹)
- パッセンジャー 過ぎ去りし日々(1987年、松竹)
- ゴジラvsビオランテ(1989年、東宝)(主演) - 桐島一人[1][2]
- 極道の妻たち 死んで貰います(1999年)
- ガメラ3 邪神覚醒(1999年) - 綾奈の父
- メトレス・愛人(2000年)
- アノソラノアオ(2012年)
- 太陽の蓋(2016年) - 菅直人[19]
- 晴れの国(2025年) - 天空仙人[20]
テレビドラマ
- たとえば、愛(1979年1月 - 4月、TBS)
- 必殺シリーズ(松竹・朝日放送)※現代版3作以外はいずれも飾り職人の秀
- スペシャル版必殺シリーズ
- 大河ドラマ(NHK総合)
- 土曜ワイド劇場(テレビ朝日)
- 警視庁殺人課(1981年、東映・テレビ朝日) - 虎間一平(秀才)
- ドラマ人間模様(NHK総合)
- 新・事件 断崖の眺め(1984年)
- 花へんろ 風の昭和日記(第一章)(1985年)
- てのひらの虹(1986年) - 秋葉徹
- 花へんろ 風の昭和日記(第二章)(1986年)
- 花へんろ 風の昭和日記(第三章)(1988年)
- 太陽にほえろ!(1982年 - 1983年、東宝・日本テレビ) - 原昌之(通称・ジプシー)
- 第494話「ジプシー刑事登場!」 - 第545話「さらば!ジプシー」
- 第593話「ジプシー再び」
- 壬生の恋歌(1983年、NHK総合) - 入江伊之助
- 風の墓標(1984年2月4日、NHK総合) - 平戸助四郎
- 乳房よ眠れ(1984年、テレビ朝日)
- ハーイあっこです(1984年、フジテレビ「月曜ドラマランド」)
- 間違いだらけの夫選び(1985年、フジテレビ)
- 許せない結婚(1985年、TBS) - 英二
- 赤い秘密(1985年、TBS)
- もしも、学校が…!?(1985年、TBS)
- 東芝日曜劇場(TBS)
- 第1408回「めでたくもあり めでたくもなし」(1984年)
- 第1490回「男ともだち」(1985年)
- 第1505回「東京の秋(前編) 家族ふたつ」(1985年) - 有坂彰良
- 第1506回「東京の秋(後編) 愛、けれど-」(1985年) - 有坂彰良
- 第1533回「あなたいい人ね」(1986年)
- 第1591回「私の恋人」(1987年)
- 第1607回「愛情ってなに?」(1987年)
- 第1626回「ふたり」(1988年) 声の出演
- 第1627回「夢が渡る」(1988年)
- 第1668回「愛のいろ」(1988年)
- 第1771回「マメはがき」(1991年)
- 第1800回「出発のとき」(1991年)
- 第1826回「待って…」(1992年)
- どうぶつ通り夢ランド(1986年 - 1987年、テレビ朝日)
- おんなは一生懸命(1987年10月 - 1988年3月、TBS)
- 間違いだらけの女磨き(1987年、フジテレビ)
- 男が泣かない夜はない(1987年、フジテレビ) - 星野俊彦
- ママはアイドル!(1987年4月 - 6月、TBS)
- 若奥さまは腕まくり!(1988年、TBS)
- 金曜エンタテイメント・ミッドナイトドラマシアター「わたしの彼を殺した女」(1988年、JOCX TV2 / フジテレビ) - 立石文彦
- 明日はアタシの風が吹く(1989年、日本テレビ)
- ハロー!グッバイ(1989年、東宝・日本テレビ) - 安藤泰彦
- さよなら李香蘭(1989年12月21日 - 1989年12月22日、フジテレビ開局30周年記念ドラマ) -
- 閨閥(1990年4月7日 TBS3時間ドラマ)
- 将軍家光忍び旅(1990年10月 - 1991年3月・1992年10月 - 1993年3月、テレビ朝日) - 徳川家光
- 世にも奇妙な物語「ボロボロ」(1991年、フジテレビ) - 堀田聖二
- 渡る世間は鬼ばかり(1990年 - 2016年、TBS) - 高橋亨
- 源氏物語 上の巻 下の巻(1991年、TBS)
- 眠れない夜をかぞえて(1992年、TBS)
- 織田信長(1994年、テレビ東京) - 木下藤吉郎
- 殿さま風来坊隠れ旅(1994年、テレビ朝日) - 徳川治貞役
- 金曜エンタテイメント 人間ドキュメント 逸見政孝物語(1994年、フジテレビ) - 逸見政孝
- 魔の季節(1995年、TBS)
- 将軍の隠密!影十八(1996年、テレビ朝日) - 加納雨太郎
- 快刀!夢一座七変化(1996年 - 1997年、テレビ朝日) - 花村夢之丞
- 京都祇園入り婿刑事事件簿シリーズ(1997年 - 2005年、松竹・フジテレビ「金曜エンタテイメント」)
- 一絃の琴(2000年、NHK総合)
- 招かれざる客 富士山麓連続殺人事件(2001年、テレビ東京「女と愛とミステリー」) - 倉茂恭平
- 松本清張サスペンス特別企画・霧の旗(2003年、TBS) - 中原警部
- 神様、何するの(2003年、フジテレビ) - 吉井洋一
- 中学生日記「家族ルール」(2006年2月27日、NHK教育[21])
- 主水之助七番勝負〜徳川風雲録外伝〜(2008年、テレビ東京) - 大峰ノ善鬼
- 人間動物園(2009年7月19日、WOWOW)
- 科捜研の女 第10シリーズ 最終話(2010年9月16日、テレビ朝日) - 大橋明成
情報・バラエティ番組
- 栄光への24時間 三田村邦彦inルマン(1986年6月、テレビ朝日)
- なるほど!ザ・ワールド(フジテレビ)
- 週刊えみぃSHOW(1999年7月 - 2008年6月、よみうりテレビ)
- っちゅ〜ねん!(2005年・2006年、毎日放送)
- 水郷ロマン紀行 ~柳川・麗江・メコン(2006年9月、フジテレビ)
- 土曜スペシャル にっぽん海峡物語(2006年12月、テレビ東京)
- 銭形金太郎(2007年、テレビ朝日)
- FNS27時間テレビ みんな“なまか”だっ!ウッキー!ハッピー!西遊記!(2007年7月、CX)新潟総合テレビご当地タレント知事
- 世界ウルルン滞在記(2008年8月、TBS)
- おとな旅あるき旅(2009年1月 - 、テレビ大阪)
- 「週刊えみぃSHOW」降板後、半年振りの関西ローカルのレギュラー番組
- 地球街道 新潟の旅(2009年1月、テレビ東京)
- 雅の世界 百人一首(2010年1月2日、NHK総合) - 朗読
ビデオ用作品(Vシネマ)
- 実録・籠寅三代目 合田幸一 任侠修業篇
- 実録・籠寅三代目 合田幸一 名門継承篇
- 実録・籠寅三代目 合田幸一 関西二十日会篇
コマーシャル
ラジオ
舞台
- 恐怖時代(1985年)
- ブラッドブラザーズ(1991年)
- 花のひと ふかがわ亭(1994年、明治座 若尾文子 / 共演 石井ふく子 / 演出)
- スーパーミュージカル古典シリーズヤマトタケル(1994年)
- スクルージ -クリスマス・キャロル-(1995年)
- ヤマトタケル(1996年)
- 将軍家光忍び旅(1996年、新宿コマ劇場)
- 宮沢賢治(1996年)
- 将軍家光忍び旅(1997年、中日劇場)
- ラヴ・レターズ(1997年、パルコ劇場)
- カルメンと呼ばれた女(1997年)
- ボーイング・ボーイング(1998年)
- 鏡(1999年)
- KAGAMI(2000年)
- 樋口一葉(名鉄ホール 竹下景子 / 共演 石井ふく子/演出)
- NEVER GONNA DANCE(2005年、東京国際フォーラム)
- NEVER GONNA DANCE(2005年、大阪厚生年金会館)
- オンナだらけの新喜劇(2007年3月18日、朝日放送)
- 幕末義侠伝〜CHUJI〜(2008年)
- 龍馬異聞 KURAMATENNGU…遥かなる海へ(2008年)
- 存在の深き眠り(2010年)
- 女の人さし指(2011年3月3日〜21日、三越劇場 若尾文子/共演 石井ふく子/演出)
- 女の人さし指(2011年、名鉄ホール)
- ミュージカル「アニー」(2014年 - 2016年)
- 恋桜(2019年)
- かたき同志(2021年)
- アンタッチャブル・ビューティー(2022年)
- おちか奮闘記(2025年)[22]
- 納涼必殺まつり(京都南座)
- 必殺女ねずみ小僧(1981年)
- 必殺・鳴門の渦潮(1982年。その前に名鉄ホールで先行して上演された)
- 必殺ぼたん燈籠(1983年)
Remove ads
ディスコグラフィ
要約
視点
シングル
企画
- 人生はコメディ / バナナが好きだった(1985年8月) - THE SCHOOL![注釈 5]名義。
アルバム
オリジナル・アルバム
ベスト・アルバム
タイアップ
Remove ads
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads