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伊奈祐介
日本の将棋棋士 ウィキペディアから
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伊奈 祐介(いな ゆうすけ、1975年12月18日 - )は、将棋棋士。小林健二九段門下。棋士番号は228。神奈川県逗子市出身。
棋歴
1998年4月、四段昇段(プロ入り)。奨励会三段リーグで次点(3位)2回となった者はフリークラスの四段になれるという規定が新設された後、その権利を行使した初のケースである[注 1]。
第12期(1999年度)竜王戦6組で昇級者決定戦決勝に進むも、敗れて5組昇級を逃す。同年(1999年)、第18回(2000年度)全日本プロ将棋トーナメントで、米長邦雄、深浦康市、佐藤康光[注 2]らに勝ち、ベスト8進出。
第14期(2001年度)竜王戦6組ランキング戦では、4回戦で渡辺明に勝ち、2001年5月7日の準決勝戦では伊藤能に勝ち、この勝利に伴い「直近30戦以上で勝率6割5分以上」(20勝10敗)の基準を満たし、フリークラスから順位戦C級2組への昇級が決定[1]。フリークラスから順位戦C級2組への昇格は史上初[2][注 3]。その後に行われた決勝戦でも松尾歩を破り6組で優勝し、決勝トーナメント出場及び5組昇級を決めた。決勝トーナメントでも2勝(5組優勝の北島忠雄戦及び3組優勝の富岡英作戦)を挙げる。同年度では、第51回NHK杯戦で本戦初出場し南芳一を相手に1勝を挙げるなど、他の棋戦でも活躍した。
第15期(2002年度)竜王戦5組で昇級者決定戦決勝に進むも、渡辺明に敗れる。第17期(2004年度)竜王戦5組でも昇級者決定戦決勝に進むが、またしても昇級を逃す。
第29期(2003年度)棋王戦で本戦初出場。2回戦で米長邦雄を破るが、3回戦で谷川浩司に敗れる。
第64期C級2組順位戦(2005年度)にて、8勝2敗で次点(4位)でC級1組昇級を逃す。このときC級1組へ昇級したのは、安用寺孝功(9勝1敗)、および、阿久津主税、橋本崇載(伊奈と同じく8勝2敗)であった。最終の第10回戦で、もしも3名のうち1名でも負けていれば、伊奈が昇級していたところであった。
第20期(2007年度)竜王戦5組で優勝し、ついに4組昇級。決勝トーナメントでも1勝を挙げる。翌年度、第21期(2008年度)竜王戦4組で準優勝し、3組に昇級するとともに連続2回昇級により六段昇段。
第72期C級2組順位戦(2013年度)では最終節を残して7敗目を喫し、3期連続の降級点でフリークラスへの降級が決まってしまった。フリークラスで四段編入した棋士が順位戦経験後再びフリークラスになるのはこれが初めてである。2014年度の第56期王位戦では、予選決勝で豊島将之に勝利し、フリークラスでは3人目[注 4]となる挑戦者決定リーグ進出を決めた。しかし、リーグでは3連敗で陥落が決まった。
2024年3月31日、編入フリークラスの期限までの順位戦への昇級が叶わず、残りの出場可能棋戦であった第74期王将戦は予選3回戦で敗退、竜王戦も6組降級となっため、2024年5月10日付で引退となった。
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棋風
人物
昇段履歴
→昇段規定については「将棋の段級」を参照
- 1990年 : 6級で奨励会入会
- 1994年 : 三段(第16回奨励会三段リーグ<1994年度後期>からリーグ参加) 4月
- 1998年 : 四段(第22回奨励会三段リーグ成績3位=次点2回) = プロ入り(フリークラス編入) 4月 1日
- 2004年 : 五段(勝数規定 /公式戦100勝、通算100勝79敗[要出典])[6] 8月13日
- 2008年 : 六段(竜王ランキング戦連続昇級、通算167勝135敗[要出典])[7] 5月22日
- 2019年10月23日 : 七段(勝数規定 /六段昇段後公式戦150勝、通算317勝300敗[要出典])[8]
- 2024年 : 引退(フリークラス棋士引退規定、通算353勝351敗)[注 6][9][10] 5月10日
主な成績
在籍クラス
年度別成績
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脚注
外部リンク
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