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ソードアート・オンライン (アニメ)
日本のテレビアニメ番組 ウィキペディアから
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『ソードアート・オンライン』(Sword Art Online)は、A-1 Pictures制作による日本のアニメ作品。川原礫によるライトノベル『ソードアート・オンライン』を原作としており、テレビシリーズおよび劇場アニメが製作されている。
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登場人物
→詳細は「ソードアート・オンラインの登場人物」を参照
- キリト(Kirito) - 松岡禎丞[1]
- アスナ(Asuna) - 戸松遥[1]
- リーファ(Leafa) - 竹達彩奈[1]
- ユイ(Yui) - 伊藤かな恵[1]
- シリカ(Silica) - 日高里菜[1]
- リズベット(Lisbeth) - 高垣彩陽[1]
- クライン(Klein) - 平田広明[1]
- エギル(Agil) - 安元洋貴[1]
- シノン(Sinon) - 沢城みゆき[1]
- ユウキ(Yuuki) - 悠木碧[1]
- アリス(Alice) - 茅野愛衣[1]
- ユージオ(Eugeo) - 島﨑信長[1]
- ピナ(Pina) - 井澤詩織
- 茅場 晶彦(かやば あきひこ) - 山寺宏一[1]
- 菊岡 誠二郎(きくおか せいじろう) - 森川智之[1]
テレビアニメ
要約
視点
第1期『ソードアート・オンライン』は、アスキー・メディアワークス創立20周年記念作品として、『アクセル・ワールド』と共にアニメ化が発表され、2012年7月から12月にかけて放送された。アインクラッド編とフェアリィ・ダンス編の映像化となる。
また、特別番組として「Extra Edition」が2013年12月31日に放送された。時系列はフェアリィ・ダンス編後の2025年夏であり、前半はキリトと菊岡によるSAO事件の回顧、後半はキリトが仲間たちとALOのクエストを楽しむという、総集編とアニメオリジナルの新規エピソードを織り混ぜた内容となっている。
第2期『ソードアート・オンラインII』は、「Extra Edition」の番組内で制作が発表され[2]、2014年7月から12月にかけて放送された。ファントム・バレット編、キャリバー編、およびマザーズ・ロザリオ編の映像化となる。
第3期『ソードアート・オンライン アリシゼーション』は、2017年10月の「電撃文庫 秋の祭典2017」内で制作が発表され[3]、翌2018年9月に全4クールで放送されることが発表された[4]。前半2クールは2018年10月から2019年3月まで放送され、原作の人界編が映像化された。初回の第1話は1時間枠で放送されたほか、シリーズとしては初めてAbemaTVでの地上波同時配信が行われた。後半2クールは『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』と題して大戦編が映像化され、第1クールが2019年10月から12月まで、第2クールが2020年7月から9月までそれぞれ放送された[注 1]。
TVアニメ放送開始10周年を記念して特別番組『TVアニメ「ソードアート・オンライン」10th Anniversary COUNTDOWN!』が2022年7月1日に放送された。また、同年7月から9月までTVアニメ全シリーズから厳選されたセレクション放送『SAO SELECTION』が放送中。
劇場版最新作公開記念特番として『「ソードアート・オンライン」インサイドストーリーズ'22』を10月9日と10月16日に前後編の編成にて放送。
制作
経緯
第1期は、当時ジェンコ所属だった大澤信博が、『アクセル・ワールド』と共にアニメ化を企画したことに端を発する。大澤は、2012年の放送を目途に企画をアスキー・メディアワークスに提出したが、折しも同年がアスキー・メディアワークス創立20周年であったことから、逆に両作をアニバーサリー作品にすることが提案され、アニプレックスの岩上敦宏も加わり、正式な作品製作が始動した[13]。
スタッフィング
第1期では、本作と『アクセル・ワールド』が別々のビデオメーカーで制作されること、ほぼ同時期に放送することが提案されたため、連携を円滑に取るべくジェンコがアニメプロデュースとして参加している[14]。監督には、若手ながら『世紀末オカルト学院』で監督を務めあげた伊藤智彦が岩上より推挙された[15][14]。伊藤は、プレッシャーや作品と自身の親和性に疑問を抱いたことから2度に渡ってオファーを断ったが、『魔法少女まどか☆マギカ』における伊藤の絵コンテを見ていた岩上らの説得によって、起用がなされた[14]。その伊藤のリクエストで、キャラクターデザインには足立慎吾が起用された[15]。足立の起用は伊藤の提案であったが、プロデューサー陣は原作イラストを担当するabecが足立の絵のファンであったことも、オファーに繋がったと証言している[14]。
ファントム・バレット編制作にあたっては、銃火器に詳しい時雨沢恵一が監修として参加している。その流れが、スピンオフ作品小説『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』を時雨沢が執筆するきっかけとなっている[注 5]。
第3期では、メインスタッフが継続して参加する一方、伊藤が劇場版第1作で監督を降板すると決めていたため、小野学に監督が交代している[17]。小野が選ばれた理由の一つとしては、これまで長編の作品を数多く手掛けた実績があるため、キャラクターの魅力を損なわずに物語を盛り上げてまとめられるだろうということが挙げられている[17][18]。その他、キャラクターデザインやアクション作画監督に新しいデザイナーが複数人参加するなど、一部スタッフが一新されている[17][19]。
脚本・演出
第1期の脚本制作は通常とは異なり、全体構成表を作る段階で、原作を時系列順に再構成した上で足りない箇所を補完し、さらに再構成と各話の割り振りをして完成させる手法が採用された[14]。伊藤は、原作でキリトとアスナが前振りもなく始めから仲の良い関係であることが引っ掛かり、そのきっかけや経緯に関するエピソードを見たいということから、無理を言って執筆をしてもらったと振り返っている[15]。この段階では原作者の川原がほぼ毎回参加し、原作で明かされなかった街の名前や装備品の設定などの共有[20]、そして感情の流れの整理や時系列的に抜け落ちている箇所の補強が行われた[13]。各話のシナリオ作りも、シナリオライターというより編集者に近い立場の人物へ執筆が依頼された[14]。この際は伊藤がスタッフそれぞれが抱く『SAO』観を質問する機会が設けられ、各人の意見を集約してアニメに取り入れる作業が実施された[13]。演出面では、伊藤が実際にMMORPGをプレイし、プレイヤーの現実の姿を想像する面白さや、原作に書かれたMMORPGならではの記述および感覚を実体験として制作に落とし込む工夫がなされている[20]。また、仮想世界をどこか遠いところの世界ではなく、現実世界の延長にある世界であり、各キャラクターには現実での生活や葛藤があることを描写することで、普通のファンタジーアニメにならないようにしている[20]。
第2期では、伊藤、川原、プロデューサーで大まかな方針を作り、なるべく流れを崩さずに話を割っていく形でストーリー構成が詰められた[21]。その中で、ファントム・バレット編およびマザーズ・ロザリオ編だけでは全2クール24話の内3話分ほどエピソードが足りなくなることから、短編で時系列的にも間に入るキャリバー編も含めた3編構成となった[15]。ファントム・バレット編では、製作段階から時雨沢の監修やアイディア出しが行われ、銃の扱いや描写などに反映されている[22]。また、マザーズ・ロザリオ編はシーズン終盤に位置するため、原作では出番の少ないキリトの登場するシーンが追加されている[15]。
デザイン・作画
1期の製作発表まで時間が限られる中、キービジュアルやメインキャラクターの描き起こしは、伊藤やプロデューサーを交えての合宿などを経て完成された[15][14]。デザインをするにあたって、足立は伊藤から女の子を可愛く描いてほしいというオーダーを受けており、まずはラフスケッチを元にabec、川原礫、プロデューサーから意見を貰いながら方向性を探りつつ、abecのこだわりの部分とアニメ製作側の期待する部分の両方を汲みながら、デザインや設定作業を進めた[23]。プロデューサーは、当時の足立が『WORKING!!』のキャラクターデザインを担当していたことから、本作のデザインがそちらに引きずられないよう慎重に修正を行っていたと話している[14]。また、abecの絵は線が多いことからアニメーションで動かすには難しいものもある中で、足立は作品の雰囲気を損なわないように、敢えて原案通りのデザインを守ることに拘っている[23]。
作画面では、アクションパートに力を入れるべく「アクション作画監督」が設けられている。登場人物たちの戦い方を視覚的に見せるべく設置されたこの役職では、絵コンテの段階から戦闘時の芝居などもチェックを担当している[23]。第1期では柳隆太と鹿間貴裕、第2期では竹内哲也が作画監督となって制作を行い、監督が小野に交代した第3期からは、菅野芳弘などの新たなアニメーターが参加している[19]。
音楽
本作の劇伴は、梶浦由記が担当している。実際の制作では、流れ始めてからすぐに使用されたシーンの意味がわかるように、はっきりとしたメロディーにすることが意識されている[24]。また、梶浦自身も学生時代にRPGが大好きだった経験から、ゲームに興じた記憶を思い出しながら作曲に反映している[24]。
トラックダウンや収録時は、伊藤が実際にスタジオに出向いて完成版を視聴することが行われた。これは伊藤が助監督時代に見た細田守の行いを参考にしたものであり、作曲した際の想いや劇中での使い方のシミュレーションを先に行うことに活用された[15]。
キャスティング・収録
キャストはオーディションで決定された[20]。実際の収録では監督の伊藤、音響監督の岩浪美和の他にも原作者の川原が毎回立ち会い、設定的な補強や固有名詞のイントネーションの修正を行っている[13]。
主人公のキリトは「ナイーブさがありつつ、やるときはやる男のような声も出せるが、一方で雄のフェロモンが出ていない声」というイメージに合致した松岡禎丞が選ばれた。松岡は演じる上で、人の生き死にがかかることからリアルな感情を表現するようにしつつ、シーンに応じてメリハリを付けるように心がけた旨を語っている[25]。
女性キャラクターは若手の中でも安定感を重視したキャスティングが心掛けられている[15]。アスナ役の戸松遥は、キャラクター像の一致と同年代の役者の中でも図抜けて演技が上手だったことで選ばれた[20]。戸松は戦闘時や副団長時は芯の強さや凛々しさを、キリトや友達と話す際は女の子として等身大の姿を表現するよう意識しているという[26]。
主題歌
→サウンドトラックについてはソードアート・オンラインのディスコグラフィ#アニメ関連を参照
各話リスト
放送局
テレビ放送
インターネット放送
インターネット配信
Amazonプライム・ビデオ、dアニメストア、DMM.com、GYAO!、HAPPY!動画、Hulu、J:COMオンデマンド、Netflix、PlayStation Video、Rakuten TV、U-NEXT、あにてれ、アニメ放題、クランクイン!ビデオ、ニコニコチャンネル、バンダイチャンネル、ひかりTV、ビデオパス、ビデオマーケット、フジテレビオンデマンド、Disney+、ムービーフルplusなどおいて、ビデオ・オン・デマンド方式により随時配信されている。また、第3期第2部特別番組についてはYouTubeでも配信された。
タイアップ
- 2019年 - 日本商工会議所が新設する「日商プログラミング検定」とのタイアップが行われた[27]。
- 2020年 - 「サイバーセキュリティ月間」で内閣サイバーセキュリティセンターとのタイアップが行われた[28]。
評価
BD・DVD各期第1巻(限定版)の初週推定売上は以下の通り。
2018年11月時点でアニメの視聴回数は累計7億回、映像ソフトの売り上げは累計120万本をそれぞれ突破している[35]。
受賞歴
- 東京アニメアワード2013[36][37]
- 優秀作品賞(テレビ部門)
- 原作賞 - 川原礫
- ニュータイプアニメアワード2014
- 男性キャラクター賞 - キリト
- AnimaniA Award 2014[38]
- Beste TV-Serie(テレビシリーズ賞) - ソードアートオンライン
- AnimaniA Award 2016[38]
- Beste Regie(監督賞) - 伊藤智彦
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劇場アニメ
要約
視点
![]() | この節には公開前の映画に関する記述があります。 |
2017年に公開された『-オーディナル・スケール-』、小説を原作とする『プログレッシブ』シリーズのほか、完全新作オリジナル劇場版の製作が決定している[39]。
劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-
→「あらすじ」も参照
2015年10月に制作が発表され、2017年2月18日に公開された。2016年12月の時点で原作累計部数全世界1900万部、ハリウッド版の制作と共に宣伝された[40]。時系列はマザーズ・ロザリオ編とアリシゼーション編の間の2026年春であり、これまで描かれてきたVR(仮想現実)ではなくAR(拡張現実)を題材としている。
公開記念タイアップ企画として、2016年11月に日本商工会議所では初となる簿記検定1級のチーム戦「日商簿記-1グランプリ」が開催された[41]。また、内閣サイバーセキュリティセンターと独立行政法人情報処理推進機構による2017年サイバーセキュリティ月間とタイアップし、本作のキャラクターを用いたポスターや漫画冊子、デジタルサイネージ広告が制作された[42]。
神田沙也加、井上芳雄、鹿賀丈史がゲスト声優として出演している。
2019年3月30日、NHKのBSプレミアムにてテレビ放送された[43]。
2024年1月10日、フジテレビ系列でもテレビ放送された。なお、今回の放送は神田の没後であることからも、インターネット上に彼女を偲ぶ声が多数挙がったことが報じられている[44]。
制作(オーディナル・スケール)
本作はテレビアニメ第2期終了後、アリシゼーション編および『ガンゲイル・オンライン』などアニメシリーズを新たに5か年計画で展開するにあたり、それらの先陣を切る作品として企画された[17]。配給は、テレビアニメから引き継ぐ形でアニプレックスが担当し、海外でも日本アニメを自社配給することが一つの目的ともなっている[15]。
ストーリーは、原作が当時アリシゼーション編の途中だったため、アインクラッド編の再構築なども考えられたが、最終的にはARを題材とした川原書き下ろしの完全オリジナル作となった[17]。脚本制作では最終稿に至るまで10度に渡ってリライトが重ねられ、デスゲームの緊迫感を出すことや、アスナとキリトの物語にすることが重視された[15]。その過程で、アスナが記憶を失う展開やライバルキャラクターとなるエイジのキャラクター設定が強化された[17]。
スタッフ(オーディナル・スケール)
- 原作 - 川原礫[45]
- 原作イラスト・キャラクターデザイン原案 - abec[46]
- 監督 - 伊藤智彦[45]
- 助監督 - 森大貴[46]
- 脚本 - 川原礫[45]、伊藤智彦[45]
- 絵コンテ - 伊藤智彦[46]、鹿間貴裕[46]
- キャラクターデザイン - 足立慎吾[45]
- サブキャラクターデザイン - 鈴木豪[46]
- モンスターデザイン - 柳隆太[45]
- プロップデザイン - 西口智也[45]
- UIデザイン - ワツジサトシ[45]
- アクション作画監督 - 金世俊[46]、鳥居貴史[46]、柳隆太[46]、中山竜[46]、酒井智史[46]、谷津承太[46]、清水厚貴[46]、坂詰嵩仁[46]、榎戸駿[46]、小林直樹[46]
- エフェクト作画監督 - 柳隆太[46]
- 総作画監督 - 足立慎吾[45]
- 美術監督 - 長島孝幸[45]
- 美術監修 - 竹田悠介[45]
- 美術設定 - 塩澤良憲[45]
- コンセプトアート - 堀壮太郎[45]
- 色彩設計 - 橋本賢[45]
- CG監督 - 雲藤隆太[45]
- 撮影監督 - 脇顯太朗[45]
- 編集 - 西山茂[45]
- 音響監督 - 岩浪美和[45]
- 音楽 - 梶浦由記 [45]
- 音楽制作 - アニプレックス[46]
- プロデューサー - 柏田真一郎[46]、三木一馬[46]、二見鷹介[46]、神部宗之[46]
- アニメーションプロデューサー - 加藤淳[46]、金子敦史[46]
- チーフプロデューサー - 岩上敦宏[46]、大澤信博[46]
- プロジェクト統括 - ジェンコ[46]
- 制作 - A-1 Pictures[45]
- 配給 - アニプレックス[45]
- 製作 - SAO MOVIE Project(アニプレックス、KADOKAWA アスキー・メディアワークス、バンダイナムコエンターテインメント、ジェンコ)[47]
主題歌(オーディナル・スケール)
→サウンドトラックについてはソードアート・オンラインのディスコグラフィ#アニメ関連を参照
興行成績
全国151スクリーンで公開され、2017年2月18日・19日の初日2日間で観客動員数30万8376人、興行収入4億2576万2760円となり[48]、映画観客動員数ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位を獲得[49]。その後も勢いは衰えず、公開11日目での興行収入10億円突破[50]、公開17日目での観客動員数100万人突破[51]、公開31日目での興行収入の20億円突破[52]はいずれも深夜アニメの映画化作品の最速記録となった。また、3月10日から全国66館で4DX/MX4Dの上映が行われたほか、アジアや欧米の諸国でも公開された。9月1日時点で国内の観客動員数177万4191人、興行収入25億2382万8360円となり、全世界累計では動員数292万人、興行収入35.0億円を突破した[53]。10月3日時点で中国において興行収入8.6億円となり、全世界累計では興行収入43億円を突破した[54]。
受賞歴(オーディナル・スケール)
- ニュータイプアニメアワード2016-2017[55]
- サウンド賞
- 作品賞(劇場上映)
- 男性キャラクター賞:キリト
- 女性キャラクター賞:アスナ
- AnimaniA Award 2018[56]
- Bester Movie(映画賞) - 劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-
- Beste Regie(監督賞) - 伊藤智彦
- Bestes Charakterdesign(キャラクターデザイン賞) - 足立慎吾
- Bestes Studio(スタジオ賞) - A-1 Pictures
- 第90回アカデミー賞長編アニメーション部門候補対象[57]
- 訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2019年版) - 東京都[58]
- 平成アニソン大賞作品賞(2010 - 2019年) - Catch the Moment[59]
映像ソフト化
2017年9月27日にBD/DVDで完全生産版・通常版を同時発売。発売元はANIPLEX。共通映像特典としてPV・CM集を収録。
サービスカットとして、本編の収録版は明日奈の入浴場面にて、上映時では乳房を隠す位置に置かれた洗髪料の容器を除去している。
- 劇場版 ソードアート・オンライン −オーディナル・スケール− 完全生産限定版(2枚組)
- キャラクターデザイン・総作画監督:足立慎吾描き下ろしBOX仕様
- ディスク1:本編DISC
- YUNAとエイジのその後を描いた短編小説
- 『ソードアート・オンライン コーディアル・コード』(著:川原礫 イラスト:abec)
- DISC2:映像特典DISC
- 音声特典
- オーディオコメンタリー(出演:伊藤智彦・足立慎吾・川原礫・松岡禎丞・戸松遥、神田沙也加)
- 特典映像「川原礫黙認 そーどあーと・おふらいん ―おーでぃなる・すけーる―」
- 出演:キリト、アスナ、ユイ、ユナ ※SDキャラによるキャラクターコメンタリー
- 音声特典
- 特典CD
- 『Ubiquitous dB –special ver.-』
- 結城明日奈(CV:戸松遥)、綾野珪子(CV:日高里菜)
- 『Break Beat Bark! -special ver.-』
- 篠崎里香(CV:高垣彩陽)、朝田詩乃(CV:沢城みゆき)
- 『Ubiquitous dB –special ver.-』
- 特製ブックレット
- 劇場版 ソードアート・オンライン −オーディナル・スケール− 完全生産限定版
劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ-
『ソードアート・オンライン プログレッシブ』を原作とするリブートシリーズである[60]。
第1作『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』(げきじょうばん ソードアート・オンライン プログレッシブ ほしなきよるのアリア)は、2021年10月30日に公開[61]。2020年9月に『War of Underworld』が最終回を迎えた直後に製作が告知され[62]、同年11月に主要スタッフおよびキャストが発表された[63]。
また当作では通常の5.1ch、7.1ch上映に加えDOLBY ATMOS版やIMAX版も制作され共に公開初日より上映された。なおIMAXにおいてIMAX12chで制作された日本映画は実写を含み当作が初めてである[64]。更に2021年11月26日よりDOLBY CINEMA版での上映が開始される[65]。DOLBY CINEMA版は11月26日時点で日本にあるDOLBY CINEMA劇場全てで上映されることになる(丸の内ピカデリーは遅れての上映開始)。
ソードアート・オンラインシリーズにおいてIMAX版(IMAXデジタル5.1ch含む)、DOLBY CINEMA版が制作されたのは初めてのことであり、DOLBY ATMOS版も前作『ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』においてATMOSの設備を利用した9.1ch上映が行われた事例はあるが[66]、イマーシブなDOLBY ATMOSとしてはシリーズ初めてである。
興行収入は14億3000万円[67]。
第2作『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』(げきじょうばん ソードアート・オンライン プログレッシブ くらきゆうやみのスケルツォ)は、2021年11月に制作が発表された[68]。2022年9月10日に公開予定だったが、新型コロナウイルス感染症による制作遅延のため延期された[69][70]。2022年10月22日に公開され、本作の公開前日の10月21日からはIMAX版で独占先行公開された[71]。前作『ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』と同様にIMAX版[72]とDOLBY ATMOS版[73]での上映も実施され、そのうち全国のIMAX上映劇場25館ではIMAX12chで上映される[74]。
制作(プログレッシブ)
ストーリーはアインクラッド編をアスナの視点から掘り下げる内容となっており、初心者のアスナが「閃光」と呼ばれるまでの成長過程が描かれる。また、第1作ではアスナとパーティーを組む以前のキリトや、オリジナルキャラクターであるミトが主要人物として登場する[75]。
本作で監督デビューとなる河野亜矢子は、作品を見終わった後にテレビシリーズを見たくなるような作りを重視したことを話している。そのため、第1作はテレビアニメ第1期『アインクラッド編』の第1・2話に寄ったカットやディテールがある一方で、デザインの新調やエフェクトのアップデート、後の話の展開に合わせたキャラクターの登場など随所で変更が行われている[75]。
スタッフ(プログレッシブ)
主題歌(プログレッシブ)
興行成績(プログレッシブ)
『星なき夜のアリア』は公開日の2021年10月30日および翌日31日の2日間で観客動員数約22万5000人、興行収入約3億4900万円を記録し、映画観客動員数ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位を獲得した[78]。11月19日時点で興行収入10億円を突破した[79][80]。
受賞歴(プログレッシブ)
- ニュータイプアニメアワード2021-2022[81]
- キャラクターデザイン賞:戸谷賢都 / abec(原案)
- 男性キャラクター賞:キリト
- 女性キャラクター賞:アスナ
- サウンド(劇伴)賞:梶浦由記
- 主題歌賞:「往け」
- 作品賞(劇場上映作品):星なき夜のアリア
- ニュータイプアニメアワード2022-2023[82]
- 男性キャラクター賞:キリト
- 作品賞(劇場上映作品):冥き夕闇のスケルツォ
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アニメ関連メディア
要約
視点
BD / DVD
→限定版の特典CDについてはソードアート・オンラインのディスコグラフィ#BD / DVD特典CDを参照
『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』は、発売初週にBDの限定版は約8万9000枚、DVDの限定版は約2万枚をそれぞれ売り上げ、共にシリーズ過去最高記録となった[83]。
関連アニメ
- 『そーどあーと・おふらいん』
- BD / DVDの限定版に特典として収録されたSDアニメ。キャストは通常のアニメと共通。
- 作品リスト
- 『川原礫黙認 そーどあーと・おふらいん』(全9話)
- 『川原礫黙認 そーどあーと・おふらいん Extra Edition』(全1話)
- 『川原礫黙認 そーどあーと・おふらいん つー』(全9話)
- 『川原礫黙認 そーどあーと・おふらいん -おーでぃなる・すけーる-』(全1話)
- スタッフ
- 脚本 - 中本宗応(第4作)
- キャラクターデザイン - 栃木原人(第1作 - 第3作)→ASEA(第4作)
- モーショングラフィック - 兼平慎(第1作 - 第3作)
- ディレクター - 高梨喜芳(第1作 - 第3作)→兼平慎(第4作)
- プロデューサー - 渡邊智博
- 制作 - I was a Ballerina co,ltd.
- 『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』
- 同名のスピンオフ小説を原作とするテレビアニメ。2018年4月から7月まで放送された。
書籍
- アニメ版権イラスト集
- キービジュアルや関連商品のイラストなどを収録。
- アニメ設定資料集
- アニプレックスより発行。アニメの設定やイラストを中心に収録。
- その他
- 『アニメ ソードアート・オンライン ノ全テ』
- 2014年6月27日初版発行(同日発売[84]) / ISBN 978-4-04-866757-9
- スタッフ及び担当声優のコメントや各キャラクターの設定画などを収録。
-
- 『電撃クリアファイルマガジン ソードアート・オンライン キリト&アスナ』
- 2020年2月28日初版発売[85] / ISBN 978-4-04-913090-4
- グッズ(クリアファイル3枚)と冊子(キャラクターファイルとフォトギャラリーを収録)のセット。
-
- 『キャラクターアニバーサリーシリーズ ソードアート・オンライン Happy Birthdayアスナ』
- 2021年9月16日初版発売[86] / ISBN 978-4-04-914059-0
- アスナの誕生日を祝う付録(B4サイズのビッグクリアポスターと特製フレーム)付きムック。
-
- 『キャラクターアニバーサリーシリーズ ソードアート・オンライン Happy Birthdayキリト』
- 2021年9月27日初版発売[87] / ISBN 978-4-04-914060-6
- キリトの誕生日を祝う付録(B4サイズのビッグクリアポスターと特製フレーム)付きムック。
-
- 『ソードアート・オンライン アニメ10周年Anniversary Book』
- 2022年12月22日初版発売[88] / ISBN 978-4-04-914796-4
ラジオ
- ソードアート・オンエアー(2012年版)
- 超!A&G+にて2012年5月21日から7月2日まで隔週月曜日に放送、以降、2013年3月25日まで毎週月曜日に放送されていたラジオ番組。放送時間は21:00 - 21:30。HiBiKi Radio Stationでは、2012年5月22日から7月3日まで隔週火曜日に新規配信、以降、2013年3月26日まで毎週火曜日に新規配信されていた。全42回。パーソナリティは鷲崎健(アニメ公式応援隊長)、松岡禎丞(キリト役)、戸松遥(アスナ役)。
- ソードアート・オンエアーII
- 超!A&G+にて2014年6月7日から2015年2月28日まで毎週土曜日に放送されていたラジオ番組。放送時間は19:00 - 19:30。HiBiKi Radio Stationでは、2014年6月9日から2015年3月2日まで毎週月曜日に新規配信されていた。全39回。パーソナリティは鷲崎健、松岡禎丞(不定期出演)、戸松遥(不定期出演)、別撮りコーナー「今週の川原さん」のレギュラー回答者は川原礫。
- ソードアート・オンエアー アリシゼーション
- インターネットラジオステーション〈音泉〉とアニプレックス公式YouTubeチャンネルにて2018年10月3日から2019年4月3日まで毎週水曜日に新規配信されていたラジオ番組。全26回。パーソナリティは松岡禎丞、島﨑信長(ユージオ役)。
- ソードアート・オンエアー(2019、2020年版)
- ニッポン放送とradikoにて2019年10月1日から毎週火曜日に放送中のラジオ番組。放送時間は21:20 - 21:40[注 8]。アニプレックス公式YouTubeチャンネルでは、2019年10月8日から毎週火曜日にディレクターズカット版として新規配信されている。
- パーソナリティは吉田尚記、松岡禎丞。
- ゲスト
- 第3回 - 日高里菜(シリカ役)
- 第9回 - 川原礫(原作者)
- 第13回 - ReoNa(アリシゼーション編2ndクール主題歌担当)
- 第14回 - 丹羽将己(プロデューサー(アニプレックス))
- 第17回 - 文月涼(内閣官房 内閣サイバーセキュリティセンター 上席サイバーセキュリティ分析官)
- 第18回 - 二見鷹介(プロデューサー(バンダイナムコエンターテインメント))
- 第21・22回 - 近藤玲奈(ロニエ・アラベル役)
- 第23・24回 - 丹羽将己(プロデューサー(アニプレックス))
- 第25回 - 加藤直人(株式会社クラスターCEO)
- 第27回 - 大澤信博(企画、チーフプロデューサー(EGG FIRM))
- 第29回 - 三木一馬(企画、チーフプロデューサー(ストレートエッジ))
- 第31回 - 河合泰一(アシスタントプロデューサー(バンダイナムコエンターテインメント))
- 第33・34回 - 八代拓(イスカーン役)
- 第36回 - 丹羽将己(プロデューサー(アニプレックス))
- 第37・38回 - 石原夏織(ティーゼ・シュトリーネン役)
- 第48・49回 - 足立慎吾(キャラクターデザイン、総作画監督)
- 第52・53回 - 近藤玲奈(ロニエ・アラベル役)
- 第56・57回 - 茅野愛衣(アリス役)
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舞台
ソードアート・オンライン -DIVE TO STAGE-というタイトルで2022年11月8日から13日に東京国際フォーラム ホールCにて上演された[89]。テレビアニメ版を原作とした内容である[89]。声はテレビアニメ版の声優が担当しアクションは俳優が担当した[89]。
キャスト(舞台)
- キリト
- 声 - 松岡禎丞、演 - 松原凛
- アスナ
- 声 - 戸松遥、演 - 佃井皆美
- ユイ
- 声 - 伊藤かな恵、演 - 及川結依
- シリカ
- 声 - 日高里菜、演 - 鈴木桃子
- リズベット
- 声 - 高垣彩陽、演 - 朝倉ふゆな
- クライン
- 声 - 平田広明、演 - 関修人
- エギル
- 声 - 安元洋貴、演 - 宮河愛一郎
- サチ
- 声 - 早見沙織、演 - 橋本彩花
- ディアベル
- 声 - 檜山修之、演 - 松永有紘
- ケイタ
- 声 - 豊永利行、演 - 江副貴紀
- テツオ
- 声 - 赤羽根健治、演 - 光永ヒロト
- ササマル
- 声 - 代永翼、演 - 平島由章
- ゴドフリー
- 声 - 江原正士、演 - 潮見勇輝
- クラディール
- 声 - 遊佐浩二、演 - 田中翔大
- 直葉
- 声 - 竹達彩奈
- キバオウ
- 声 - 関智一
- 茅場晶彦
- 声 - 山寺宏一
- アンサンブル
- 小林由佳
- 知念紗耶
- 廣瀬水美
- 渡邊彩乃
- 金川希美
- 池田実桜
- 福島玖宇也
スタッフ(舞台)
- 原作 - テレビアニメ「ソードアート・オンライン」
- 脚本・総合演出 - 児玉明子
- 演出 - 神里盛仁
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脚注
外部リンク
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