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太田淑子

日本の声優(1932-2021) ウィキペディアから

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太田 淑子(おおた よしこ、本名:阪 淑子〈さか よしこ〉、旧姓:太田、1932年昭和7年〉4月25日[10][注 1] - 2021年令和3年〉10月29日[13])は、日本声優女優。最終所属はテアトル・エコー[7]京都府出身[3]。文献によっては長く過ごした兵庫県尼崎市を出身地としていることがある[3][14]

概要 おおた よしこ太田 淑子, プロフィール ...
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来歴

昔は5年くらいの間はお姫様になりたかったという[8]。中学時代に宝塚歌劇団の舞台を見て舞台に立っていた越路吹雪乙羽信子淡島千景たちに憧れて「絶対に入る!お姫様をやる!」と決意[8]宝塚音楽学校の入団基準が厳しかったのは知っていたことから、助言をもらうために宝塚音楽学校の講師を直接訪ねたり、泥縄的にバレエや声楽を習ったりしていた[8]。親からは「おまえみたいな子はアカン」と言われていたが、子供だったことこと分らず、「お化粧をすれば、私も綺麗になれる」と信じ込んでいたという[8]

1950年、宝塚音楽学校入学。その時の入団後に「私はお星様でも菫の花でもない」と分かったという[8]

1951年、宝塚歌劇団38期生として入団[15]。入団時の成績は20番[15]星組公演「春のおどり」で若樹 苑子(わかぎ そのこ)として初舞台[15]

1952年、月組に配属[15]。その後、若樹 実乃里(わかぎ みのり)と改名し、娘役として活動[15]

宝塚歌劇団の舞台で歌や踊りをしていくうちに「自分に一番合っているのは『芝居』だ」と思うようになっていった[8]。NHKのラジオの公開録音番組『宝塚パレード』にも何回か出演し、声での出演だが、お姫様を演じた[8]

1955年12月31日付で宝塚歌劇団を退団[16]

NHK大阪放送劇団に移籍した[8]。その時に開始ばかりだったテレビ放送に出演できそうで、1年に1回くらい舞台発表の機会もあり「こりゃいいな」と浅はかに考えていた[8]

退団後の1963年よりテアトル・エコー所属となり、声優としての活動を始める[17][8]

2016年、第12回東京アニメアワード功労賞を受賞[18]

2021年10月29日、心不全のため入院先の神奈川県横浜市内で死去[13]89歳没

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人物

夫は声優の阪脩[8][9]。夫の阪とは太田が宝塚歌劇団に在籍中、芝居の勉強をするため、自主的に色々なグループと交流していくちに、なんとなく阪に出会ったと語る[8]。2人は大阪で、別々の放送局が設立した劇団に所属していた時期に知り合っており[9]1964年頃共に上京している[8]

1960年代は手塚アニメのヒーロー、ヒロインの声を演じた。代表作である『ひみつのアッコちゃん』のアニメ三作に全て出演している(配役は毎回異なる)[8]。『リボンの騎士』のサファイア役を演じていた時は、絶対にやりたい役だったことから、オーディションに合格した時は心の底から嬉しかったという[8]。。

ドラえもん(第1作)』(日本テレビ版)で野比のび太役を演じた[8]、初代のび太役の声優である。『ドラえもん(第2作1期)』(テレビ朝日版)ではのび太の玄孫に当たるセワシ役を演じている[8]

女の子役の一方、『タイムボカン』の丹平役や『ヤッターマン』のガンちゃんなどの男の子役も多かった[8]。アニメに出演していた初期の作品で主に男の子役を演じていたことから、キャスティング側にそういうイメージがあったのかもしれないという[8]。声色が少し高いこともあり、太田自身では女の子役を演じると男っぽく、男の子役を演じると女っぽくなってしまっているように感じて、悩んでいたこともあった[8]。『ひみつのアッコちゃん』に関しては、もっとかわいく演じられないか、いつも試行錯誤をしていた[8]

『タイムボカン』や『ヤッターマン』は、当初、太田と岡本茉利が演じていた正義の味方側を軸に展開する予定だったが、あまりに三悪側が面白く、悪者が話の中心になったようで[8]、『ヤッターマン』では主役であるヤッターマンより悪役のドロンボー一味のほうが出番が増えたことに「ワルばっか目立って」と不満を持っていたことが語られている[19][20]

吹き替えで演じやすかった女優については、サリー・フィールドシンディ・ウィリアムズを挙げていた[8]

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後任・代役

太田の死去後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。

ただし、ほかの声優も総入れ替えされた作品[注 2]はこの趣旨から外れるため、この表には記載しない。

さらに見る 後任, 役名 ...

出演

要約
視点

太字はメインキャラクター。

テレビドラマ

映画

テレビアニメ

1964年
1965年
1967年
1968年
1969年
1970年
1971年
1972年
1973年
1974年
1975年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1986年
1988年
1989年
1990年
1991年
1994年
1998年
2001年
2003年
2006年
2016年

劇場アニメ

1966年
1969年
1970年
  • ひみつのアッコちゃん 涙の回転レシーブ(アッコ
  • ひみつのアッコちゃん ばんざいペットくん(アッコ
1972年
1973年
1977年
1981年
1989年
1991年
1993年
1996年
1997年

OVA

ゲーム

吹き替え

女優

サリー・フィールド

洋画

ドラマ

アニメ

特撮

1967年
1973年
1976年
1977年
1984年

LPドラマ

  • タイムボカンシリーズ
    • タイムボカン(丹平
    • タイムパトロール隊オタスケマン(丹平、ヤッターマン1号)

バラエティ

ラジオ

人形劇

その他

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脚注

参考文献

外部リンク

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