トップQs
タイムライン
チャット
視点
府中牝馬ステークス
ウィキペディアから
Remove ads
府中牝馬ステークス(ふちゅうひんばステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である。2017年から2024年まで競馬番組表での名称は「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」と表記されていた[2]。
概要
現在中央競馬で行われる4歳(現3歳)以上の牝馬限定重賞競走としては、最も長い歴史を持つ[3]。
1953年に「東京牝馬特別(とうきょうひんばとくべつ)」の名称で創設[4][5][3]。その後名称は幾度かの変遷を経て、1992年から現名称となった[4][5][3]。
創設時は東京競馬場の芝2000mでハンデキャップ競走として行われていた[4][5][3]が、距離は1955年より芝1600mに、負担重量は1969年より別定に変更[4][5][3]。1996年にエリザベス女王杯が古馬にも開放され4歳(現3歳)以上の牝馬限定戦に改められると、本競走は距離を芝1800mに延長し、エリザベス女王杯の重要な前哨戦として位置づけられた[4][5][3]。2014年から2024年までは、本競走の1着馬にエリザベス女王杯の優先出走権が与えられていた[6][4][5][3]。 2025年より前年まで開催されていたマーメイドステークスの競走条件を引き継ぎ、開催時期を6月、さらに負担重量をグレード別定からハンデキャップに変更されることになった。
外国産馬は1994年から、地方競馬所属馬は1996年からそれぞれ出走可能になり、2005年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[7][3]。
競走条件
出走資格:サラ系3歳以上牝馬
- 2024年6月15日以降2025年6月14日まで1回以上出走馬
- JRA所属馬(外国産馬含み、未勝利馬・未出走馬を除く)
- 地方競馬所属馬(2頭まで)
- 外国調教馬(優先出走)
負担重量:ハンデキャップ
賞金
2025年の1着賞金は3800万円で、以下2着1500万円、3着950万円、4着570万円、5着380万円[1][2]。
Remove ads
歴史
要約
視点
- 1953年 - 4歳以上の牝馬による重賞競走として「東京牝馬特別」の名称で創設、東京競馬場の芝2000mで施行[5]。
- 1964年 - 名称を「東京タイムズ杯 東京牝馬特別」に変更[5]。
- 1965年 - 名称を「東京タイムズ杯 牝馬特別」に変更[5]。
- 1967年 - 名称を「牝馬東京タイムズ杯」に変更[5]。
- 1984年 - グレード制施行によりGIII[注 1]に格付け[5]。
- 1992年 - 名称を「府中牝馬ステークス」に変更[5]。
- 1994年 - 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる[7]。
- 1996年 - 指定交流競走となり、地方競馬所属馬(エリザベス女王杯の出走候補馬)が出走可能になる[7]。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格を「3歳以上牝馬」に変更。
- 2005年 - 国際競走に指定、外国調教馬が5頭まで出走可能になる[7]
- 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国馬の出走枠を9頭に拡大[9]。
- 2011年 - 日本グレード格付け管理委員会の承認を得て、GIIに格上げ[5]。
- 2014年 - この年から1着馬にエリザベス女王杯の優先出走権を付与[5]。
- 2017年 - 日本とアイルランドの外交樹立60周年を記念し、名称を「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」に変更[10][注 2]。
- 2025年 - 前年まで阪神競馬場で開催されていたマーメイドステークスの施行時期(6月)・重賞格付(GIII)・負担重量(ハンデキャップ戦)を引き継ぎ、東京競馬場で従来の芝2000mから本競走に合わせ芝1800mに短縮される形で「府中牝馬ステークス」として実施、回次は本競走に基づき第73回となり、併せて施行日を2011年以来の日曜日に変更となる。
- なお前年までの府中牝馬ステークスに相当する競走は、引き続き同時期に名称を「アイルランドトロフィー」に変更して実施される[11]。
歴代優勝馬
コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。
競走名は第11回まで「東京牝馬特別」、第12回は「東京タイムズ杯東京牝馬特別」、第13回・第14回は「東京タイムズ杯牝馬特別」、第15回から第39回は「牝馬東京タイムズ杯」、第65回から第72回は「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」、その他の回次は「府中牝馬ステークス」[7][5]。
Remove ads
脚注・出典
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads