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第13旅団 (陸上自衛隊)
陸上自衛隊の部隊 ウィキペディアから
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第13旅団(だいじゅうさんりょだん、JGSDF 13th Brigade)は、中部方面隊直轄の即応近代化旅団で、司令部を広島県安芸郡海田町の海田市駐屯地に置く陸上自衛隊の旅団のひとつである。
概要
3個普通科連隊(軽)を基幹とし、山口県、広島県、岡山県、島根県、鳥取県の防衛警備、災害派遣等を任務とする。
1962年(昭和37年)、第13師団として中国5県(山口県、広島県、岡山県、島根県、鳥取県)および四国4県(香川県、愛媛県、徳島県、高知県)を担任する定員7千名の乙師団として編成された。その後、1970年(昭和45年)に第46普通科連隊を新編、定員9千名の甲師団に改編された。後に、善通寺駐屯地に第2混成団が新編されるのに伴い、同混成団に四国4県の担任を委譲し、定員7,100名の乙甲師団となる。更に、1999年(平成11年)3月に陸上自衛隊で初の旅団である第13旅団となった。2008年(平成20年)には即応近代化旅団に改編される。第13旅団の師団等標識は、担当する中国地方を統一した毛利元就の「三本の矢の教え」の故事から、3本の矢羽根と、その左右の藍色が算用数字の13を表している。第13師団時代から変わらない。
1999年(平成11年)3月の旅団化に伴い、定員は7,100名から4,100名となったが、そもそも定員充足率が全国的に最低レベルの65パーセント程度であったため、むしろ定員充足率が大幅に向上した[1]。旅団化に伴い、次のような改編があった。
- 第47普通科連隊(即応予備自衛官を主幹とするコア部隊)を新編。
- 第13戦車大隊(74式戦車30両)は第13戦車中隊(74式戦車16両)に改組された。
- 第13特科連隊(1200名程度)は第13特科隊(400-500名程度)に改組された。陸上自衛隊で初めての「旅団特科隊」という編成であった。第13特科隊は、定員は大隊と同様[2]であるが、隊長は1等陸佐(連隊長相当)[3]で、隊本部も連隊本部と同様の幕僚構成とされている[4]。連隊時代あった4個特科大隊は4個射撃中隊(うち第4射撃中隊は即応予備自衛官を中心とする中隊)とされたが、大隊本部にあった幕僚機能は隊本部が有することとなって機能の凝縮が図られた[5]。そのため、各射撃中隊には新たに副中隊長が配置されることとなった[6]。
- 第13高射特科大隊は第13高射特科中隊に改組された。
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沿革
- 第47普通科連隊(海田市駐屯地)を中部方面混成団に編成替え。
- 第13特科隊第4射撃中隊等コア化されていた中隊・小隊を常備自衛官による編制に改組、若しくは部隊そのものを廃止。
- 第13戦車中隊第4戦車小隊(日本原駐屯地)を廃止。
- 第13対戦車中隊(出雲駐屯地)および第13後方支援隊第2整備中隊対戦車直接支援班(出雲駐屯地)を廃止。
- 第13偵察隊を増強改編(同日今津駐屯地に新編された中部方面移動監視隊と連携し日本海沿岸の監視能力を強化)。
- 第13施設中隊(海田市駐屯地)を第13施設隊へ改編。
- 第13通信中隊(海田市駐屯地)を第13通信隊へ改編。
- 第13化学防護隊(海田市駐屯地)を第13特殊武器防護隊へ改編(生物偵察車の充足)。
- 2020年頃の主要編成
- 第8・第17・第46普通科連隊、第13特科隊、第13高射特科中隊、第13戦車中隊
- 2024年(令和 6年)3月21日:地域配備旅団に改編。
- 2024年頃の主要編成
- 第8・第17・第46普通科連隊、第13偵察戦闘大隊、第13高射特科中隊
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編成・駐屯地
- 編成
司令部
→詳細は「司令部 § 陸上自衛隊の師団の司令部等の構成」を参照
主要幹部
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警備地区
その他
脚注
外部リンク
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