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高橋秀幸
日本の歌手 (1973-) ウィキペディアから
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高橋 秀幸(たかはし ひでゆき、1973年4月12日 - )は日本の歌手である[4]。
2008年、34歳の時に特撮テレビドラマ『炎神戦隊ゴーオンジャー』主題歌「炎神戦隊ゴーオンジャー」でデビューした[6][7]。主に特撮ソング(スーパー戦隊シリーズ)、キッズソングを手がける[8][9]。
人物歴
要約
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出生・少年時代
1973年4月12日生まれ[4]。小学1年生から高等学校卒業まで山形県山形市内で過ごす[10][11]。
高等学校3年時、学園祭の「のど自慢大会」に友人と2人で出場し優勝[12][13]。この出来事から自身の歌を意識し始める[12][13]。
学生時代から就職まで
高等学校卒業後、立正大学へ進学し埼玉県熊谷市に転居[1]。大学では軽音楽サークルに所属し、ハードロック、パンク・ロック、ソウルミュージック、ファンク、J-POPなど様々なジャンルでボーカリストを担当する[14][15][16]。高橋は後に、この経験が自分の歌の基礎が出来たと語っている[17][16]。
大学在学中からプロの歌手を目指し、卒業後は作曲論と歌を学ぶため、トライアード音楽学院へ入学した[2][18]。そこで橋本仁に師事し、彼の「音楽で人を楽しませる」スタイルに感銘を受ける[15]。
専門学校卒業後、アルバイト生活をしながら、デモテープを作りレコード会社へ送っていたが、夢叶わず28歳の時に断念[18][12]。大学時代に所属していた軽音楽サークルの先輩である鈴木盛広(以下、鈴木)の紹介により、彼の勤務する音楽系IT企業へ就職した[15][18]。
入社後は音楽事業部に所属し[19]、インターネットコンテンツのBGMや着信メロディ制作、仮歌、バックコーラスなどを手がける[15][6]。
楽曲コンペティションからデビューまで
2004年から、高橋の勤務する会社は「スーパー戦隊シリーズ」の楽曲コンペティションに楽曲を応募し[注釈 1]、高橋は上司の鈴木が作曲した同コンペティション用楽曲の仮歌を担当する[23][15][24][25]。諦めきれない歌手への思いから仮歌にとても力を入れ、特に、元々特撮作品やヒーローソングを好んでいたため、同コンペティション用楽曲の仮歌には気合いが入っていた[15][18][24][26]。
2007年、コロムビアミュージックエンタテインメント内では、楽曲コンペティションにより「スーパー戦隊シリーズ」第32作の主題歌として岩崎貴文による楽曲が決定した[25]。主題歌歌手は同コンペティションで集まった楽曲の仮歌歌手も候補に挙がり、高橋にオーディションの声がかかる[6][15]。
同年秋、面接を経てスタジオオーディションに合格し、同主題歌歌手としてデビューが決定した[27][6]。コロムビアミュージックエンタテインメントの担当プロデューサーは、高橋を起用した理由を次のように語っている。
「これまで自分がやってきた中で、パンチがある、もしくは爽やか系のアーティストはいたのですが、いわゆる歌謡曲をしっかりと歌い上げられる声質の人がいなかった。仮歌で聴いた彼の声には、そうした魅力を感じました」 — 八木仁、「検証・Project.R」『東映ヒーローMAX』Vol.25、辰巳出版、48頁。
レコーディング前のスタジオ練習では当初、「力強く」、「熱く」歌っていたが、ディレクターから求められていたのはクロマチック・ラン奏法を多用した軽快なサウンドに合った「爽やかで軽快」な歌い方であり、まだ自分の中の引き出しにはない歌唱法だったため、苦労したと振り返っている[28][23]。
デビューから脱サラ、専業歌手へ
2008年1月、東京ドームシティ プリズムホールで行われた「『炎神戦隊ゴーオンジャー』プレミア発表会」にて、同番組の主題歌歌手として初ステージを踏む[29][30][注釈 2]。同年3月、「炎神戦隊ゴーオンジャー」で歌手デビューした[18][7]。同時にProject.Rへ加入する[32][注釈 3]。
以降、「スーパー戦隊シリーズ」主題歌や挿入歌、エンディングテーマのほか、学芸ジャンルやキッズソングを手がける[9][35]。
デビュー後も会社勤務を続けた後[36][37]、2013年秋に退職[38][※ 1]。
歌手業のほか、絵本の読み聞かせ、一児の父として子育てに関する講演会なども行うように[39][36][40]。
声帯結節 発症
2016年12月、声帯結節を発症。発症に至る経緯や病状について、声帯の写真付きでお詫びのメッセージとともに自身のブログで発表した[※ 2]。
歌手活動を休止せざるを得ない状況になったが、治療のための1週間の発声禁止期間を経て、声帯結節(「声帯にできた白い部分」「タコみたいなもの」と表現)の縮小が確認される[41][42]。
ファンからの応援を受けつつ、以降も治療とリハビリを地道に続け[43]、2017年1月に行われた収録作業では、収録を担当したディレクターやエンジニアからも「全然問題ない」とお墨付きをもらえるほどの発声状態に回復[44]。歌手活動が再開された。
所属事務所退所、再所属
2019年3月31日をもって、10年所属していた事務所であるグローブ・エンターブレインズとの契約満了により退所。同日、高橋自身のTwitter、Facebookおよび事務所サイトにてその旨を発表した。(Facebook投稿内コメントにて「フリーダムシンガー」と自身を呼称)[45][46][G 1]
フリー期間を経て、2019年12月4日にSister MAYOと同じツーフェイス・プロモーションに所属したことを高橋自身のTwitterアカウントで発表した。[47]
フリー活動宣言
2023年12月31日をもって、ツーフェイス・プロモーションを円満退所したことを高橋自身のX(旧Twitter)、Facebook、Instagramのアカウントで発表した。[48][49](Xの投稿にて「高橋秀幸」の益々の活発な活動を第一に考えて頂いた超円満放流である旨が報告されている。)[50]
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主な活動
要約
視点
歌手業
2008年に『炎神戦隊ゴーオンジャー』主題歌「炎神戦隊ゴーオンジャー」でデビュー後、「スーパー戦隊シリーズ」主題歌や挿入歌、エンディングテーマに携わり、2012年には2度目となる同シリーズ主題歌「バスターズ レディーゴー!」、「モーフィン! ムービン! バスターズシップ!」(両曲ともに『特命戦隊ゴーバスターズ』オープニングテーマ)を担当する[8][9][51][52]。同シリーズでは単独名義のほかに、Project.Rの一員として映画主題歌やエンディングテーマを歌唱した[53][54][55]。
そのほか、学芸ジャンルやキッズソングを手がけ、テレビ番組『キッズ劇場ピース』(旧題『キッズ劇場Neo』)では、2010年から2015年まで「歌のおにいさん」を務めた[6][8][56][57][58][※ 3]。
2013年、初となるテレビアニメ主題歌「Go ahead!」(テレビアニメ『探検ドリランド -1000年の真宝-』オープニングテーマ)を歌唱した[59][60][61][62]。『探検ドリランド -1000年の真宝-』第3期(ベリンダ編[63])では、『探検ドリランド』第1期(ミコト編[63])の主題歌を担当したさくらとともに、オープニングテーマ「Go ahead! 〜SSR〜」を歌唱する[59]。
2015年9月からテレビアニメ「フューチャーカード バディファイト100」の主題歌「Beyond the limits」を歌唱。同作品の挿入歌として「GO GO BUDDY!!」も歌唱した。曲のイメージとともに「自分自身の弱さへ打ち勝つため」という理由[64]から自身も肉体改造を行い、今までの爽やかなイメージから浅黒くバッキバキな野生味があふれる姿に。衣装もそのイメージに合わせ、バディファイトの熱さや強さを体現した。また、年末にはブシロードミュージックが主催する「ミルキィホームズ Presents ブシロードライブ 2015」にも出演を果たした[65]。
メディア出演
2011年1月、インターネット配信番組『おしゃれチン列罪』を開始した[66][67]。「ママとチーママ」コーナーでは[68]、東京都北区東十条にあるスナックの女主人「ひでママ」こと畳鰯ひで子(たたみいわし ひでこ)という設定で、女性語を使用し女装姿で出演する[69]。ひでママは同番組のみのキャラクターであったが、同年11月、同番組の共演者であるSister MAYO主催のライブイベントにひでママとして出演した[70][71]。2012年3月、『おしゃれチン列罪2』へのリニューアルに伴い、ひでママに代わり、「アゲハマン」として覆面姿で出演する[72]。
2012年4月、ラジオ番組『宮本佳那子×高橋秀幸の生っちゃライブ♪ショー』を開始する[73]。
2014年6月、YouTubeにてインターネット番組「ヒデはフルスロットル!?」を開始[74]。アシスタントに声優「沖佳苗」と元AKB48「田名部生来」を配置する布陣で放送された。内容は、ゲストを迎えてのトークコーナー、登山に料理。果ては催眠術にかかるチャレンジ系の企画など、バラエティに富んだ内容になっている。中でも高橋が様々なアニソンカバーを歌唱するコーナー「BANG BANG カバー!」は、キーボードとバイオリンによるアコースティックアレンジでの歌唱で、本業の歌手としての魅力も存分に伝える番組となった。
コーラス
デビュー以前より、「い~じゃん!友情」(アニメ『ドージンワーク』主題歌)、「HERO」(特撮テレビドラマ『仮面ライダー剣』キャラクターソング)などにコーラスとして参加した[G 2]。デビュー後も『戦国無双3』キャラクター・ソングやクォン・サンウ、リュ・シウォンの楽曲、「七色アーチ」(アニメ『ポケットモンスター ベストウイッシュ』エンディングテーマ)などにコーラスとして参加している[G 2]。
講師
これまでも新人歌手への歌唱指導(ボイストレーニング)を行っていたが、カルチャースクール主催イベント内の特別プログラムで行ったアニメソング講座[75][76]などがきっかけで、2015年4月からよみうりカルチャー荻窪にてアニメソング教室(通称:たかぱスクール)の講師として活動を始めることとなった。[※ 4]
2019年によみうりカルチャー荻窪での講師活動は終了となったが、2020年3月から「TaKaPa School(たかぱスクール)」としてリニューアル。東京、大阪、福岡の3都市でアニメソング教室を開校することとなった。[77]
近年では、専門学校での特別講師[78]や、自身のTwitterでも地方でのボーカルレッスンの募集を行う[79]など、アニソンシンガーの後進育成にも力を入れている。
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人物
愛称
愛称は「たかぱす」[80]。この愛称は、自身の公式ファンクラブ名(たかぱすファミリー)や、月刊フリーペーパー『アニカン』2012年4月号より連載するコラムのタイトル(たかぱすたーず レディーゴー!)に冠している[81][82][83]。なお、会社勤めと並行して歌手活動を行っていた時期は、「サラリーマンシンガー(サラリーマン歌手)」を自称していた[15]。
趣味・特技
物真似(声帯模写)を得意とする[73][84]。レパートリーは美川憲一、小林旭、五木ひろしなど[73][85][86]。
小学生時代からプロ野球の広島東洋カープのファンであり、スポーツ観戦を趣味としている[87][88][89]。
得意料理は餃子で、家族に振舞っているとのこと。
家族
デビュー以前から既婚者であり、一男の父である[36][90][※ 5]。コンピレーション・アルバム『パパへの応援ソング パパって、だいすき。』収録曲「パパに、ついてこい!」では、「高橋秀幸と高橋家」名義で妻子が歌唱者として参加している[※ 6]。
影響を受けた人物
水木一郎
高橋は影響を受けた人物の一人に、水木一郎の名を挙げている[G 2]。水木が主題歌を担当したテレビアニメ『マジンガーZ』、『グレートマジンガー』、『宇宙海賊キャプテンハーロック』、特撮テレビ番組『大鉄人17』を幼少期に視聴していた高橋は、「主題歌を聴き、熱い血を注入されて育った」と自認する[91]。上記のヒーローソングのほか、『がんばれ!!ロボコン』主題歌などコミカルソングを歌う表現力の幅広さに惹かれていた[92]。
渋谷系
大学生時代は当時全盛期であった渋谷系を好み、特にORIGINAL LOVEの影響を受けた[23]。高橋は歌手の池田彩との対談において、渋谷系からの影響について次のように語っている。
戦隊モノのシンガーってロック上がりの人が多いんだけど、僕は90年代の「渋谷系」って言われてた音楽を学生の時にずっとやってたから、そういうのが出てるのかもしれない。〔ママ〕 — 高橋秀幸、“スペシャル対談vol.5”. 池田彩オフィシャルウェブサイト. ユニオンミュージックジャパン. 2012年9月17日閲覧。
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評価
デビュー時、高橋の歌声について、『東映ヒーローMAX』は「力強さの中にも甘く爽やかなボーカルを聴かせてくれる」[4]、『アニメイトTV』は「さわやかで明朗な歌声の中に力強さがあるボーカルが魅力」[15]、大石憲一郎は「甘い雰囲気なんかも感じさせるボーカル」[93]、岩崎貴文は「爽やかで元気になる」[20]と評した。
作品
要約
視点
シングル
アルバム
デジタル配信
コンピレーション・アルバム、オムニバス・アルバム収録曲
特撮・アニメソング
キッズソング
その他
映像作品
- スーパーヒーローミュージックスタジオ ZERO[123]
- スーパーヒーローミュージックスタジオ THIRD[123]
- 仮面ライダー生誕40周年×スーパー戦隊シリーズ35作品記念 40×35 感謝祭 Anniversary LIVE&SHOW[124]
- 超英雄祭 KAMENRIDER×SUPERSENTAI LIVE&SHOW 2013[125]
- 超英雄祭 KAMENRIDER×SUPERSENTAI LIVE&SHOW 2014[125]
- 超英雄祭 KAMENRIDER×SUPERSENTAI LIVE&SHOW 2015[125]
- 超英雄祭 KAMENRIDER×SUPERSENTAI LIVE&SHOW 2016[125]
- 仮面ライダー生誕45周年×スーパー戦隊シリーズ40作品記念 45×40 感謝祭 Anniversary LIVE & SHOW スーパー戦隊DAY[126]
- 超英雄祭 KAMENRIDER×SUPERSENTAI LIVE&SHOW 2018[125]
- 超英雄祭 KAMENRIDER×SUPERSENTAI LIVE&SHOW 2019[125]
- 超英雄祭 KAMENRIDER×SUPERSENTAI LIVE&SHOW 2020[125]
- 仮面ライダー生誕50周年 × スーパー戦隊シリーズ45作品記念 50×45 感謝祭 Anniversary LIVE & SHOW DAY1 -SUPER SENTAI-[127]
- 超英雄祭 KAMENRIDER×SUPERSENTAI LIVE&SHOW 2023[125]
コマーシャルソング
ゲームソング
提供楽曲
- マイドリーム!マイメロディ!(作詞)[G 2]
- 空いっぱいの気持ち(作詞)[130]
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参加作品
要約
視点
Project.R
→「高橋秀幸(Project.R)」名義の作品については「#シングル」および「#特撮・アニメソング」を参照
高橋秀幸、宮本佳那子
名義は「高橋秀幸、宮本佳那子」、「宮本佳那子、高橋秀幸」、「高橋秀幸&宮本佳那子」など、楽曲により異なる[138][C 8][C 9][C 10][C 11]。
「パジャマジャ」(バンダイ『光るパジャマ』コマーシャルソング[139][138])、「ひで&かなのトゥルッ♪トゥギャザー」関連曲を除き、カバー曲。
その他の参加作品
特撮・アニメソング
キッズソング
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出演
ワンマンライブ
その他(主催ライブなど)
主な出演イベント
→「スーパーヒーローミュージックスタジオ」、「スーパー戦隊“魂”」、「スーパーヒーロー魂」、「スーパーアニソン魂」、「スーパーロボット魂」、「ANIME JAPAN FES」、および「鈴木美潮 § 340プレゼンツ」も参照
2008年
2009年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2022年
2023年
2024年
2025年
テレビ番組
ラジオ番組
→インターネットラジオ番組については「§ インターネット配信番組」を参照
インターネット配信番組
映画
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脚注
外部リンク
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