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カードファイト!! ヴァンガード (2011年のアニメ)
2011年の日本のテレビアニメ番組 ウィキペディアから
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『カードファイト!! ヴァンガード (2011年のアニメ)』では、2011年1月8日から2014年10月19日まで放送された『カードファイト!! ヴァンガード』のテレビアニメシリーズおよび劇場版を扱う。
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概要
2011年1月8日から2014年10月19日までテレビ東京系列ほかにて放送された。全196話[注 1]。また、2014年9月13日には劇場版が公開された(後述)。
テレビ東京系列での制作局・放送枠は、第1期のみテレビ愛知制作・土曜8:00 - 8:30、『アジアサーキット編』以降はテレビ東京制作・日曜10:00 - 10:30。また、『アジアサーキット編』以降はBSジャパン[注 2]でもTXN地上波全局と同時ネットで放送された(ただし、字幕放送は未実施)。
2018年から2020年にかけて放送された新アニメシリーズは、タイトル名こそ同じであるものの、月刊『ケロケロエース』[注 3]に連載された漫画版をベースにしており[1]本作シリーズとはストーリーや設定が異なっている(当該記事を参照)。
登場人物
→詳細は「カードファイト!! ヴァンガードの登場人物」を参照
スタッフ
カードファイト!! ヴァンガード
要約
視点
第1期『カードファイト!! ヴァンガード』は、2011年1月8日から2012年3月31日まで、テレビ愛知・テレビ東京系列ほかにて放送。また、第1期『カードファイト!! ヴァンガード 英語版』は2012年1月7日から、BSジャパン[注 2]で放送された[注 4]。キャッチコピーは「イメージせよ! 勝利の道を!」。
地上波同系列局では放送前の2月5日 16時55分 - 17時15分に特別番組『ヴァンガっとく? 〜アニメ『カードファイト!! ヴァンガード』の楽しみ方〜』が放送された。アニメの制作現場、アニメ監督、キャラクターデザイナー、声優陣へのインタビューやアニメのダイジェスト映像やカードゲームの説明と遊び方を紹介。ナレーションは石川静、出演は代永翼、佐藤拓也、橘田いずみ、森嶋秀太。また、アニメはニコニコ動画での配信も行われた。
放送開始当初は、同じく土曜午前にテレビ愛知で放送されていた広報番組『ハヤルンダモン探偵団』の中で当日放送分の内容をまとめたダイジェストVTRが放送されていたが、同番組が終了した後は後継番組『ワットくん!』の中で時々放送される程度に留まっていた。アジアサーキット編放送直前には総集編が放送された(後述)。
ストーリー
この物語の主人公、先導アイチは臆病で引っ込み思案だがとても心の優しい少年。そんな彼の心の支えは、幼い頃出会った最強のヴァンガードファイター・櫂トシキより譲り受けた一枚のカード「ブラスター・ブレード」であった。櫂に憧れを抱いたアイチはこのカードを宝物とし、再び櫂と再会する日を夢見るのだった。
時は流れ、中学三年生になったアイチはヴァンガードファイトへの憧れを強めながらも、なかなか前に踏み出せない毎日を送っていた。そんなある日、同級生の森川カツミに「ブラスター・ブレード」を奪われてしまう。何とかしてカードを取り戻そうと彼の後を追いカードショップ「カードキャピタル」に向かったアイチは偶然にも櫂と再会する。しかし、彼は以前とは別人のように豹変し、冷たい態度を取る。森川は「ブラスター・ブレード」を賭けて櫂と戦い敗れてしまっていた。「ヴァンガードファイトで失ったものはヴァンガードファイトでしか取り戻せない」と冷淡な態度を崩さない櫂に勝負を挑むアイチ。初めてのヴァンガードファイトを行い、ビギナーズラックもあり勝利したアイチは本格的にヴァンガードファイトを始め、森川や同級生の井崎ユウタとも打ち解ける。そしていつの日か、彼にとっての“先導者”である櫂を超えることを夢見て戦うことを決意するのだった。
ヴァンガードファイトを通じ、「カードキャピタル」の店番戸倉ミサキ、小学生ながら高い実力を誇る葛城カムイ、後にアイドルユニットウルトラレアとしてデビューする三人の謎の少女コーリン、スイコ、レッカ、櫂の親友の三和タイシとの出会いを経験し少しずつ成長してゆくアイチ。そんなアイチに影響を受け、妹の先導エミと彼女の同級生の飛田マイもヴァンガードファイトを始める。そんな中参加したショップ大会でベスト4に残ったアイチは、同じく入賞した櫂・ミサキ・カムイと共に「チーム・クアドリフォリオ略してQ4」[注 5]を結成し、日本最強のヴァンガードファイターを決める大会「ヴァンガード・チャンピオンシップ」へ出場する。地区大会を勝ち抜き全国大会へと駒を進めたQ4だったが、そこで全国レベルの圧倒的な壁の高さを目の当たりにする。出場した試合全てにおいて黒星をつけてしまい、チームAL4のリーダー雀ケ森レンから「君は櫂に相応しくない」と辛辣な言葉を叩きつけられ一時は自信を失うアイチだったが、櫂の励ましの言葉により「もっと強くなる」という決意を胸に再び走り出す。
チームの強化のための合宿の最中、アイチは「カードの声が聞こえる」という不思議な感覚を覚えるようになる。合宿を終えて再び地区大会に挑むアイチはカードの声を聞く謎の力で圧倒的な実力を見せつけ、出場した全てのファイトで圧勝する。しかし、不思議な力の発現を危惧した櫂は、アイチに対し「お前は弱くなった」と言い残し、突然の戦線離脱をしてしまう。櫂への怒りと悲しみから抜け殻のような状態で街を彷徨うアイチは、以前コーリンたちと出会ったカードショップPSYにてレンと再会する。そこで自らが持つ力の正体が「PSYクオリア」なるものであること、そしてレンも同じ力を持っていることを知らされる。このことがきっかけでPSYクオリアの闇に魅入られてしまったアイチは力に溺れ、自らが使っていたデッキを捨て去り、レンと同じ「ブラスター・ブレード」と瓜二つの「ブラスター・ダーク」が入った「シャドウパラディン」のデッキを手にする。敵はおろか仲間であるカムイやミサキにまで傲慢な態度を取り始める。そんなアイチの前に櫂が姿を現し、彼にファイトを申し込む。激闘の末ファイトを楽しむことの大切さを思い出したアイチはPSYクオリアの闇を振り払い、櫂から一度は捨てた自分のデッキを受け取る。
全国制覇に向けて再び始動するチームQ4。決勝トーナメントを順調に勝ち上がってゆく中でアイチは櫂とレンのファイトを見届けることになる。「昔のお前を取り戻す」という決意を胸に新たな切り札「ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド」で全力で挑む櫂に「ファントム・ブラスター・オーバーロード」でPSYクオリアの圧倒的な力を見せつけ勝利し、侮蔑の言葉を投げつけて去ってゆくレン。櫂の友情を踏みにじったレンにアイチは怒りを滾らせ、一触即発の空気の中で全国大会決勝戦が幕を開けた。PSYクオリアは使わないと決めたアイチに対し、初めからPSYクオリアの力を全開まで発揮して攻撃を仕掛けてくるレンは圧倒的優位に立つ。その最中、怒りと憎しみの感情に囚われ再びPSYクオリアの闇に呑まれかけたアイチに櫂の声が響く。櫂の言葉を受けたアイチは「ファイトを楽しむ自分も、人を見下してしまう自分も、全てが本当の自分なんだ」という答えを出し、決勝前にスイコから受け取った自身の光と闇の融合体であるカード「マジェスティ・ロードブラスター」で勝利を掴み、名実ともに日本最強の称号を手にする。そして大会が終わった直後、憧れの存在である櫂に「お前の強さは本物だ」と認められたアイチは、幼い頃からの「櫂とのファイト」という願いを実現するのだった。
各話リスト
テレビ東京系列での放送日。放送日(英)はBSジャパン[注 2](英語吹き替え・本編日本語オープン字幕)での放送日。
- 放送回のカウントには「RIDE(話数)」の語句が用いられる。
- 2011年12月31日はテレビ東京系列のみ1時間スペシャルで第51話 7:30 - 8:00 第52話 8:00 - 8:30で放送。
放送・配信
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カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編
要約
視点
2012年4月8日から2013年1月2日まで、テレビ東京系列ほかにて放送。キャッチコピーは「限界を突き破れ! リミットブレイク!!」。放送前週の4月1日には第1期の総集編『カードファイト!! ヴァンガード 特別編 アイチの軌跡』が、テレビ東京系列・BSジャパン[注 2]にて放送された。なお、この回は第2期の製作局であるテレビ東京、第1期の制作局であるテレビ愛知は制作に関与せず、テレビ東京担当者は番組担当としてクレジットされた。
前述の通り、第1期からの変更点として、放送枠が日曜10:00 - 10:30、制作局がテレビ東京、BSジャパンが同時ネットになった。今作からは本編もハイビジョン放送となる。2012年4月8日から9月30日までは9:58に1分のジャンクション(その週に放送される見どころ45秒、カード解説15秒)が地上波のみで放送されていたが、10月7日放送分以降は単なる5秒クロスの予告のみになった。
ストーリー(アジアサーキット編)
ヴァンガード・チャンピオンシップでの優勝から一週間が過ぎ、チームQ4のメンバーはそれぞれが自由にファイトを楽しむ日々を送っていた。そんなある日、アイチはカードキャピタルで謎の少年とファイトする。ファイトを終え不思議な幻覚に陥った直後、自らの「ロイヤルパラディン」のデッキの中身が謎のクラン「ゴールドパラディン」にすり替えられていることに気づく。周囲の誰に相談してもカードが変わったことに気づいてもらえず途方に暮れるアイチ。さらに櫂の「かげろう」も「なるかみ」に変化していた。そこにチームQ4への「ヴァンガードファイト・アジアサーキット」への招待状が届く。そしてその主催者こそが紛れもないあの謎の少年・立凪タクトだった。「あの少年に会えば何かがわかるかもしれない」と確信したアイチはチームを再結成し、アジアサーキットを勝ち上がってゆくことを決意する。
日本という殻を突き破り、世界へと進出したアイチはコーリンから受け取った「灼熱の獅子 ブロンドエイゼル」を手にアイチやレンと同じPSYクオリアを操るシンガポールの大学に通う飛び級大学生のチーム「チームSITジニアス」のクリストファー・ロウ(通称クリス)、伝説のクラン「アクアフォース」を操る蒼龍の民の末裔蒼龍レオンとの邂逅、かつてのAL4に櫂が加わったNAL4(ニューAL4)を率いるレンが再びPSYクオリアに目覚める。アイチはかつての好敵手との触れ合い、そして勝利と敗北を繰り返しながら大きく成長をとげ、日本ステージでの優勝を果たし、再びPSYクオリアに目覚めた。そして立凪タクトからこのVFサーキット開催の真実を聞かされる。それはゲームの舞台惑星クレイの実在とそれを脅かす謎の勢力、「虚無(ヴォイド)」からクレイを救い、「虚無(ヴォイド)」に捕らわれた三英雄の解放を成し遂げるため、クレイに立つ先導者たちを選別することだった。かつての自身の分身「ブラスター・ブレード」を取り戻し、クレイを救うためにファイナルステージに赴くアイチらQ4だが、自らの悲願を叶えるために「虚無(ヴォイド)」の力を得た蒼龍レオンが立ちふさがる。彼こそが、ヴォイドに三英雄を封印させた張本人だった。レオンが操る「虚無(ヴォイド)」の力に傷ついたタクトは、アイチたちQ4にこれまでの自身の行動の目的を伝え、謝罪すると同時に彼らの記憶を戻す。そしてレオンがこのままではヴォイドにすべてを乗っ取られてしまうこと、また、「虚無(ヴォイド)」がレオンの体を通してファイナルステージの空間に侵入したことで、地球までヴォイドに浸食されてしまう危険があることを教えた。
惑星クレイと地球の命運を背負いレオンの元へ急ぐその最中、ヴォイドに魅了されPSYクオリアの闇に飲み込まれたクリスにかつての自身の姿を重ね合わせたアイチは、彼を救うためにファイトを申し込む。「虚無(ヴォイド)」の力を得て強大になったクリスのPSYクオリアに戦慄しながらもアイチは正しい力の使い方を見せつけ、新たな切り札「光輝の獅子 プラチナエイゼル」を用いて勝利し、クリスを救う。
その一方、一足早くレオンの元にNAL4が到着し、櫂が本来の相手となるはずだったレンに変わってレオンと対峙する。そこでレオンから、彼らの一族の悲壮な運命、宿願を叶えるためにヴォイドと手を結んだ覚悟を聞かされるが、櫂は自らの野望のためにファイターにとって魂であるクランの運命を弄び、侮辱したと激怒。たった一人で自らの分身を取り戻そうと戦ったアイチのために新たな切り札「ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン“THE BLOOD”」を用いて全力でぶつかるが、レオンの切り札「蒼嵐覇竜 グローリーメイルストローム」の前に敗れ去る。
そしてアイチたちもレオンの元にたどり着き、レオンとアイチのファイトが開始される。彼のPSYクオリアとヴォイドの力の影響を受け窮地に立たされるが、「ブラスター・ブレード」の呼びかけによって再び立ち上がり、彼の魂「ブラスター・ブレード・スピリット」をコールし、勝利を収める。力を取り戻したタクトは、アイチを先導者として自らが「灼熱の獅子 ブロンドエイゼル」となり、惑星クレイから「虚無(ヴォイド)」を追い払った。そして三英雄も復活し、アイチに再び「ロイヤルパラディン」を手にすることができることを伝えるが、アイチは今まで一緒に戦ってきた「ゴールドパラディン」共に歩むことを決意する。
その後、立凪財閥が公式に行ったファイナルステージでQ4は優勝、アジアの頂点に立つ。そしてアイチは、「ゴールドパラディン」となった「ブラスター・ブレード・解放者(リベレイター)」と共に、カードキャピタルでファイトを楽しむ日々を送るのであった。
各話リスト(アジアサーキット編)
テレビ東京系列での放送日。放送日(英)はBSジャパン(英語吹き替え・本編日本語オープン字幕)での放送日。
- 話数は前作からの連番となっている。#は『アジアサーキット編』としての話数。
放送・配信(アジアサーキット編)
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カードファイト!! ヴァンガード リンクジョーカー編
要約
視点
2013年1月13日から2014年3月2日まで、テレビ東京系列ほかにて放送。キャッチコピーは「学園ヴァンガード!?」。
また、2014年1月6日からは、BSジャパンでの英語吹き替え版も行われていたが、同年3月31日放送の第13話(第117話)で終了している。
前半はコピー通り、学園内外でヴァンガード本来のカードファイトを楽しむアイチたちの姿が描かれ、後半は世界の闇で蠢く真の敵・リンクジョーカーに「リバース」された仲間たちとの苦闘が描かれた。
ストーリー(リンクジョーカー編)
チームQ4の先導アイチ・戸倉ミサキ・葛木カムイが、VFアジアサーキットを制してから早数ヶ月。
優秀な生徒が集まる名門校・「宮地学園」の高等部に進学したアイチは、カードファイトとは無縁の学園内で孤独な毎日を送っていた。そんな時、森川や井崎たち後江高校の面々が「ヴァンガード部」を創設したことを知ったアイチは、自身も宮地学園高等部に「カードファイト部」を創設することを決意する。ヴァンガード初心者の石田ナオキ、タクトの計らいでスイコやレッカと共に学生生活をすることとなり、立凪コーリンとして同級生となったコーリン、豊富なヴァンガード知識を持つ小茂井シンゴ、そして頼れる先輩となったミサキを部員に迎え、カードファイト部を正式な部として成立させる。そして、全国の高校生ヴァンガードファイターの頂点を決める「VF甲子園」に挑戦するのだった。
「VF甲子園」ではのレン率いる福原高校に敗れるものの、激戦を通してアイチはカードファイト部の面々とより絆を深めていく。一方、試合を観戦していた櫂は、アイチとレンが自分を遙かに超える強さを手に入れていたという事実に気づいてしまう。
「VF甲子園」から少し経ったある日、アイチはいつもと違う雰囲気を醸し出すナオキにファイトを申し込まれ、苦戦の末に勝利する。敗北した途端ナオキは元に戻るが、この出来事に疑問を抱いた櫂はタクトに会いに行く。その中で、櫂は新たな脅威「リンクジョーカー」の存在とタクトが「虚無」に身体を奪われた事を知り戦うも、アイチとレンに勝ちたいという心の隙間を突かれ、信念との間に揺れた末に「リンクジョーカー」の力を操るファーストЯファイターとなってしまう。 ファーストЯファイターとなった櫂は旧友の新城テツ、「チームカエサル」の光定ケンジなどの見知ったファイターたち、さらに海外のファイターたちをЯ(リバース)させていく。アイチたちが普段どおりの学生生活を過ごす傍らで、レンとレオンはそれぞれЯしたテツや光定と対峙しЯした彼らの正気を取り戻すと共に、忍び寄る不穏な影に気付いていた。
アイチたちが林間学校に出ている間、Яしていたレッカにより宮地学園中等部はЯファイターの襲撃を受ける。偶然居合わせたカムイは、ニンジャマスターNEOと共にЯファイターに捕らわれたエミとマイを救出しレッカも正気に戻すが、同じくЯしていたコーリンに敗れЯファイターとなってしまう。林間学校から戻ったアイチたちはカムイのЯ化を目撃すると同時にタクトの宣戦布告、新たな敵「リンクジョーカー」の存在と共にコーリン、さらに櫂とそれを止めようとした三和もЯしていた事実を知る。
その後、櫂と戦うことを躊躇うアイチを見かねたナオキとシンゴはЯファイターに占領された宮地学園に乗り込み、元凶である生徒会書記の長代マキを撃破する。遅れてたどり着いたアイチは二人の奮闘を受けて覚悟を決めてカードファイト部の仲間たちと共にタクトのもとへ乗り込む。途中でカムイと三和を救出し、櫂と対峙するも「リンクジョーカー」の力を支配した櫂に敗れ、Яの危機に瀕する。駆けつけたレオンと彼に救われた意識体のタクト、そして再び発現したPSYクオリアによって難を逃れるも命の危険を抱えることとなる。
レオンとタクトはアイチをミサキたちに託して「リンクジョーカー」のもとへ乗り込むも、レオンは未来の自分との戦いで力尽き、タクトは「リンクジョーカー」に敗れ、吸収された。そこへ仲間の目を盗んで追ってきたアイチはコーリンと戦い、互いの失いたくない想いをぶつけ合った末に彼女を救う。その後、アイチは合流したレンと共にタクトと融合した「リンクジョーカー」と対峙し、レンは櫂とぶつかるが、激闘の末に敗北する。
最後に残ったアイチは死の危険を冒して「リンクジョーカー」と戦う。しかし、ファイトの中でタクト諸共「リンクジョーカー」が消滅すればコーリンだけでなく、スイコとレッカのこれまでの記憶が消えることを突きつけられ、さらにЯファイターたちから強くなった喜びを奪うと糾弾されて戦意を失いかけるが、諦めず最後まで戦う世界中のカードファイターたちの奮闘する姿に「カードファイトを続けていれば、それ以上の強さと、また巡り会える」という答えを見出すとともに、「例え記憶を失っても、いつか遠くない時のどこかでもう一度コーリンと巡り会う」決意のもとで「解放者 モナークサンクチュアリ・アルフレッド」の一撃で勝利を掴み取り、元に戻ったタクトは「リンクジョーカー」と共にアイチたちの世界から立ち去った。「リンクジョーカー」の脅威は退けたが、櫂は今の自分の力が本物か試すべく、アイチにファイトを挑んで来る。
櫂はこれまでの行いを告白し、アイチたちの前から永遠に消えようとするが、アイチは櫂に一人ではないと告げ、二人の絆を象徴する「ブラスター・ブレード」によって櫂に勝利し、共に仲間たちの元へ戻る。それは同時に、アイチが命を賭してまで失いたくないと想うコーリンとの別れでもあった。
リンクジョーカーの脅威が去り、櫂は平和が戻った街を歩き、最強のライバルにして最高の親友となったアイチとファイトをするためにカードキャピタルを訪れた。
各話リスト(リンクジョーカー編)
テレビ東京系列での放送日。放送日(英)はBSジャパン(英語吹き替え・本編日本語オープン字幕)での放送日。
- #は『リンクジョーカー編』としての話数。
放送・配信(リンクジョーカー編)
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カードファイト!! ヴァンガード レギオンメイト編
要約
視点
2014年3月9日から同年10月19日まで、テレビ東京系列ほかにて放送。キャッチコピーは「イメージしろ!共に戦うメイトの姿を!」。
本作ではこれまでの主人公だった先導アイチに代わり、櫂トシキを中心とした物語となった。物語的には『リンクジョーカー編』の後日談という形で進行し、先導アイチと櫂トシキの物語は本編をもって一つの区切りを迎えた。
地上波ではテレビ東京系列と青森朝日放送、東日本放送、テレビ静岡、テレビ和歌山のみの放送となり、それ以外の系列外局は『リンクジョーカー編』を以って打ち切りとなった[注 19]。なお、『リンクジョーカー編』までと異なり、今作ではBSジャパンでの2か国語放送は行われていない。
ストーリー(レギオンメイト編)
世界を巻き込んだリンクジョーカーとの戦いから数日が経ったある日、櫂は目の前に「ブラスター・ブレード」が現れる夢を見て目が覚める。その日、いつものようにカードキャピタルへ入るとアイチの姿はなく、それどころか店長の新田シン、更にはアイチの妹のエミすらアイチのことを知らないという。異変はそれだけではなく、チームQ4とアイチが設立した宮地学園カードファイト部の消滅、森川と井崎が後江高校ヴァンガード部の部員ではなくなり、「ウルトラレア」からはコーリンがいなくなっていた。
一連の異変にアイチの存在の消滅が関わっていると考えた櫂はチームメイトのミサキとカムイ、アイチとカードファイト部を作ったナオキ、親友の三和の記憶を取り戻し、新たな姿となり自分の元に現れた「ブラスター・ブレード・探索者」と共にアイチを探す決意をする。アイチの手がかりを探す櫂たちの前にオリビエ・ガイヤール、フィリップ・ネーヴ、ラウル・セラ、ラティ・カーティのいずれも世界トップレベルである4人のファイターが現れる。「アイチを忘れろ」と警告する彼らは「カトルナイツ」と名乗り、「ジャッジメント」と称される敗者にファイト中に発生したダメージが全て襲いかかる結界を作る能力を持っていた。
「ジャッジメント」の恐怖に立ち向かいながらもアイチを探す櫂たちはレンからある石碑の写真を受け取り、その場所へ向かう。そこへたどり着くと、「カトルナイツ」と共にコーリンが現れた。コーリンは記憶を失っておらず、さらに滅びたはずのリンクジョーカーを手に櫂を破り、「ブラスター・ブレード・探索者」を回収する。そして、櫂たちはコーリンから一連の異変と「カトルナイツ」の襲撃は他ならぬアイチの意志であり、探されることを望んでいないことを告げられた。
アイチとコーリンの現状に思い悩む中、ナオキとカムイの提案で櫂たちはレオンの元で特訓を受ける。その中、櫂とミサキはレンと同様にアイチとコーリンのことを覚えているレオンに諭され、櫂は己の意思をアイチに伝えるべく再び「かげろう」を手にし、ミサキもコーリンと会う決意を固める。合宿から戻った後、櫂たちはナオキから以前現れたカトルナイツに仕える執事モレス・ペニーワースがゲートを潜ったという情報を聞き、アイチが封印されている聖域に乗り込む。そこで受ける「ジャッジメント」はアイチに関する記憶を消すものであり、櫂たちはそのリスクを覚悟でカトルナイツと戦う。そのさなかでミサキ、カムイ、三和は敗れて記憶を失い、カトルナイツとの戦いは熾烈を極めるが、ガイヤールが櫂に敗れて封印の力が半減した直後、すでにナオキに敗れたはずのセラが櫂たちをプリズンに閉じ込めてアイチの封印を解いてしまう。
そして、櫂たちはガイヤールから真実を知らされる。リンクジョーカーは敗れる瞬間にアイチの中に「シード」と呼ばれる物を埋め込み、それにより復活すべくアイチの身体を徐々に侵食していき、アイチはリンクジョーカーの復活を阻止するために自分ごと体内のリンクジョーカーを封印すべくガイヤールたちに声をかけたのだった。そして、封印されている間も浸食され続けたアイチにはコーリンの声すら届かず、リンクジョーカーの力を手に入れようとするセラの策略でけしかけられたネーヴとリンクジョーカーを手に対峙する。ネーヴは敗北し、封印が解けるがアイチを一時的に正気に戻すことに成功する。
一方、封印の異変に気づいたラティもリンクジョーカーを操るセラに敗北し、アイチの封印は完全に解かれてしまい、セラがアイチにファイトを挑もうとしたところでレンとレオンの協力で脱出したガイヤールはファイトを行う。アイチと櫂を通じて仲間の絆を学んだガイヤールは激戦の末にセラを破り、聖域から追放した。
セラの野望を阻止した櫂たちは再びガイヤールたちと対峙し、コーリンがナオキと激突する。シードによってリンクジョーカーが存在し続けていたために記憶が戻ったコーリンはアイチに寄り添う道を選んでいた。そして、互いのアイチへの想いをぶつけ合った末にナオキはコーリンに勝利し、彼女からあふれ出したリンクジョーカーの力は完全に目覚めたアイチが受け止めた。目覚めたアイチに最後のチャンスを求めるガイヤールは櫂とファイトを行い敗北、アイチを救うことを託す。
アイチは次の「カトルナイツ」に櫂、レン、レオン、ナオキの四人にそれを要請し、再び自らを封印するために、櫂はアイチを救うためにファイトを行う。その中、アイチは「ブラスター・ブレード・探索者」がリンクジョーカーと化した「星輝兵 ブラスター・ジョーカー」とコーリンの「伴星の星輝兵 フォトン」を持って櫂に襲いかかる。苦戦する中でも櫂は自らもアイチの苦しみを背負う決意を述べ、レンやガイヤールたちも同じ意志を示す。そして、櫂はアイチに勝利してアイチの中にあるシードはリンクジョーカーから解放された「ブラスター・ブレード」によって幾つにも切り裂かれ、アイチたちの身体に宿る。それはやがてリンクジョーカーがクレイに存在する新たなクランとして受け入れられる未来への礎でもあった。戦いが終わり、再び記憶を失うこととなったコーリンはアイチと互いの絆を確かめ合い聖域を去った。
そして月日が経ち、櫂、ミサキ、三和、レンはそれぞれ卒業式を間近に控え、アイチも部員が増えたカードファイト部の活動と在校生代表の送辞の原稿の執筆など忙しい日々を送る中、カードキャピタルのショップ大会への参加を決める。
各話リスト(レギオンメイト編)
テレビ東京系列での放送日。
- ネット配信版を除き、副音声では『アイチのへや』と称し、先導アイチ役の代永翼が毎週ゲストを呼んで作品の裏話を語った。
- #は『レギオンメイト編』としての話数。
放送・配信(レギオンメイト編)
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主題歌
要約
視点
日本国内向けの英語版のエンディングでは日本語版の映像が使用されている[注 22]。なお、日本国内向けの英語版オープニング・エンディングの歌手は日本のアーティストが担当している。「英語版」は日本国内で放送・配信されている英語版を指す。
オープニングテーマ
エンディングテーマ
挿入歌
- 『ミラクルトリガー 〜きっと明日はウルトラレア!〜』
- 2011年版第1期RIDE18で使用。作詞はこだまさおり、作曲・編曲は山口朗彦、歌はウルトラレア(南條愛乃、三森すずこ、寺川愛美)、レーベルはランティス。
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関連商品
要約
視点
DVD(テレビアニメ)
発売はいずれもポニーキャニオン。各巻には初回特典として過去にトーナメントパックに収録されたPRカードが封入されている。『アジアサーキット編』第15巻には第1期から第2期までのOP&EDノンテロップ集を、『リンクジョーカー編』第1巻にはヴァンガ道(第2期)の出張版を、第15巻にはリンクジョーカー編のOP&EDノンテロップ集および番宣映像集を、『レギオンメイト編』では特典として『アイチのへや』を収録している。
CD
- 『カードファイト!! ヴァンガード キャラクターソングアルバム スタンドアップ!ザ・ソング!!』
- 2012年6月27日]発売。
- 『カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編 キャラクターソング vol.1 先導アイチ「笑顔の未来」』
- 2012年10月10日発売。
- 『カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編 キャラクターソング vol.2 櫂トシキ「前を向いて」』
- 2012年10月10日発売。
- 『カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編 キャラクターソング vol.3 戸倉ミサキ「EMOTION BIND!」』
- 2012年10月24日発売。
- 『カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編 キャラクターソング vol.4 葛木カムイ&先導エミ「最高のトリガー!!」「笑顔にエール」』
- 2012年10月24日発売。
- 『カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編 キャラクターソング vol.5 三和タイシ「ウェルカム!」』
- 2012年11月21日発売。
- 『カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編 キャラクターソング vol.6 雀ヶ森レン「終末へのprelude」』
- 2012年11月21日発売。
- 『カードファイト!! ヴァンガード ベストアルバム スタンドアップ!ザ・ベストソングス!』
- 2013年3月6日発売。
- 『カードファイト!! ヴァンガード キャラクターソングアルバム ソングス・オブ・宮地学園カードファイト部』
- 2013年6月5日発売。
- 『Fate Breaker』
- 2014年3月19日発売。
- 『maybe ファイナルターン』
- 2014年3月19日発売。
- 『We Ride Everyday!!』
- 2014年3月19日発売。
小説
その他
- ねんどろいどぷらす カードファイト!! ヴァンガード グレード01(2012年4月24日発売、全6種+シークレット1種PRカードいずれか封入)
- タカラトミーアーツ カードファイト!! ヴァンガード チョコスナック(2012年6月11日発売、ショップ大会で参加賞として配布されていたカードファイトパックVol.1 - Vol.3に収録されたカードが封入)
- タカラトミーアーツ カードファイト!! ヴァンガード ライド・ザ・キーチェーン(2012年6月以降発売、全6種)
- メディアファクトリー カードファイト!! ヴァンガード ポス×ポスコレクション(2013年3月22日発売、全8種)
- ねんどろいど カードファイト!! ヴァンガード 先導アイチ ノンスケール ABS&PVC塗装済み可動フィギュア(2013年3月31日発売)
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劇場アニメ
要約
視点
2014年9月13日より公開。アニメ版のタイトルは『劇場版 カードファイト!! ヴァンガード ネオンメサイア』、実写版のタイトルは『劇場版 カードファイト!! ヴァンガード 3つのゲーム』。キャッチコピーは「劇場版ヴァンガード始動!」「劇場で一緒にスタンドアップ!」。
2015年5月2日にDVD&BD版(実写&アニメの2本がセットになったコンプリート版および単品販売)が発売。このうちアニメ版は劇場公開時にカットされたシーンを追加した完全版(ディレクターズカット版)となっている。
スタッフ (劇場版)
- 原作 - ブシロード、伊藤彰
- プロデューサー - 大河内卓哉、菊池貞和、黒田康太、二瓶隼人、和田慎之介、大矢明人
- 配給 - 松竹
- 製作 - ブシロード、ポニーキャニオン、松竹、創通、電通、テレビ東京、テレビ愛知
- アニメ版
- 監督 - 板垣伸
- 副監督 - 西片康人
- 脚本 - 関島眞頼
- キャラクターデザイン - 森本由布希
- ユニットキャラクターデザイン - 田澤潮
- 色彩設計 - 池田ひとみ
- 美術監督 - 永井一男
- 美術設定 - 桐山成代
- CGディレクター - 石川真平
- 撮影監督 - 奥村大輔
- 編集 - 廣瀬清志
- 音楽 - 森まもる
- 音楽プロデューサー - Luhica Suzuki
- 音楽制作 - Angel Note
- 音響監督 - 岩浪美和
- アニメーションプロデューサー - 里見哲朗、土田大亮
- アニメーション制作 - LIDENFILMS
- 実写版
- 監督 - 元木隆史
- 脚本 - 蛮賀堂豊
- 制作 - エースクルー・エンタテインメント
- 制作プロダクション - OLM TEAM MIYAGAWA
- 制作協力 - 楽映舎
- 出演 - DAIGO、三森すずこ、椎名鯛造、未野卓磨、橘田いずみ、渡辺いっけい、高知東生、スギちゃん
主題歌(劇場版)
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脚注
外部リンク
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