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ニック・デ・フリース

オランダのレーシングドライバー (1995-) ウィキペディアから

ニック・デ・フリース
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ヘンドリック・ヨハネス・ニカシウス・"ニック"・デ・フリースHendrik Johannes Nicasius "Nyck" de Vries, 1995年2月6日 - )は、オランダフリースラント州アイトウェリンガーガ英語版出身のレーシングドライバー

概要 ニック・デ・フリース Nyck de Vries, 基本情報 ...

ニック・デ・フリースNyck de Vries)の名で主に知られている。

2019年FIA F2のドライバーズチャンピオン、2020-21年フォーミュラEのドライバーズチャンピオンを獲得。また、フォーミュラ1(F1)、スーパーフォーミュラFIA 世界耐久選手権(WEC)など様々なカテゴリで活動している。

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経歴

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レッドブル・リンクでのデ・フリース。(FIA フォーミュラ2選手権)(2018年)
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シルバーストン6時間レースでのデ・フリース。(2018年)
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2023年オーストリアグランプリでのデ・フリース。

カート時代のデ・フリースは、2008年に2つのタイトルを獲得(「WSK・インターナショナル・シリーズ - KF3」「ドイツ・ジュニア・カート・チャンピオンシップ」)[1]2009年には、3つのタイトルを獲得した(「ドイツ・ジュニア・カート・チャンピオンシップ」「WSK・インターナショナル・シリーズ - KF3」「CIK-FIA ヨーロピアン・チャンピオンシップ - KF3」)[1]2010年2011年には、「世界カート選手権」で連覇を達成する[1]

2012年

カートを離れ、フォーミュラ・ルノー2.0 シリーズへとステップアップし四輪レースにデビュー。2014年ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0およびフォーミュラ・ルノー2.0 アルプスシリーズでダブルタイトルを獲得した[2][3]

2015年

フランスのDAMSに移籍し、フォーミュラ・ルノー3.5 シリーズへステップアップ。最終戦ヘレスで優勝し、総合3位を獲得[4]

2016年

ARTグランプリに移籍しGP3シリーズへステップアップ。2勝を挙げランキング6位。

2017年

FIA フォーミュラ2選手権にステップアップ。第6戦モナコでF2初勝利を挙げる。2018年にF2強豪の一角であるプルタミナ・プレマ・セオドール・レーシング(現プレマ)に加入すると3勝を挙げシリーズ4位となる[5]2019年シーズンにはGP3時代に所属していたARTグランプリへと復帰し、4勝を挙げて同シーズンのF2ドライバーズタイトルを獲得した[6]

9月11日、「フォーミュラE」に新規参戦するメルセデスEQ・フォーミュラEチーム(当時はメルセデス・ベンツEQ・フォーミュラEチーム)に加入。2019-20シーズンから参戦を開始[7]。2年目となる2020年-21年のフォーミュラEシーズンで自身初のドライバーズタイトルを獲得した[8]

また2020年にはWEC(世界耐久選手権)のLMP1クラスに参戦するTOYOTA GAZOO Racingのテスト兼リザーブドライバーとなった[9]。2021・2022年はLMP2クラスのプライベーターから代役としてル・マン24時間レースにエントリーした。

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F1

2022年

第6戦スペインGPのフリー走行1回目でアレクサンダー・アルボンに代わり参加[10]。第12戦フランスGPではメルセデスからルイス・ハミルトンに代わり、フリー走行1回目に出場[11]。第16戦イタリアGPではアストンマーティンからフリー走行1回目に出場した[12]。同グランプリを虫垂炎により欠場したアルボンの代役としてウィリアムズからレースデビュー[13]。予選は13番手(グリッドは8番手)、決勝は9位でゴールしデビュー戦でポイントを獲得した[14][15]

10月8日には、来季より、アルピーヌへの移籍が発表されたピエール・ガスリーに代わり、アルファタウリのレギュラードライバーとして出走することが発表された[16]レッドブル・ジュニアチームに未所属から参戦するのは、チームではトロ・ロッソ時代のセバスチャン・ボーデ以来14年ぶりのこととなる。

2023年

スクーデリア・アルファタウリから2ndドライバーとしてF1に参戦。しかし、成績面でチームメイトの角田裕毅を下回ることが多く、モナコGP前にはシート喪失の噂が出るようになる[17]ヘルムート・マルコも「彼にカウントダウンも最後通告もしないが、我々は状況を見て、必要であればどんな形であれ対応するつもりだ」とコメント[18]。結局、イギリスGP後にダニエル・リカルドと交代することが発表され、シートを失うことになった[19]

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F1後

2024年

F1のシートを失ったデ・フリースは、2023年9月にフォーミュラEへ復帰すると共に、マヒンドラ・レーシングへの加入を発表[20]。さらに11月にはWEC復帰と共にトヨタ・ガズー・レーシングへ加入し、トヨタ・GR010 HYBRID 7号車の正ドライバーとしてマイク・コンウェイ / 小林可夢偉とトリオを組むことが明らかになった[21]。2024年8月、スーパーフォーミュラへの参戦を発表[22]ITOCHU ENEX TEAM IMPULの19号車ドライバーとして第5戦から第7戦まで参戦する[22]

備考・補足

2010年から2019年まで[23]マクラーレンの育成プログラムであるマクラーレン・ヤング・ドライバー・プログラム英語版のメンバーへ在籍していた。2018年には、アウディ・スポーツ・レーシング・アカデミーにも籍を置いた。

マクラーレンを題材としたアニメーショントゥーンド」にて、2つのエピソードに出演経験がある。

レース戦績

略歴

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  •  : ゲストドライバーとしての出走であるため、ポイントは加算されない。
  • * : 現状の今シーズン順位。

ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0

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フォーミュラ・ルノー3.5 シリーズ

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GP3シリーズ

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FIA フォーミュラ2選手権

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フォーミュラE

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  • 太字ポールポジション斜字ファステストラップ。(key)
  •  : リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。
  • G : グループステージでのファステストラップ。
  • + : ファンブースト。

フォーミュラ1

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スーパーフォーミュラ

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FIA 世界耐久選手権

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ル・マン24時間レース

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ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ

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脚注

関連項目

外部リンク

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