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フランクフルト空港
ドイツ・フランクフルトにある空港 ウィキペディアから
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フランクフルト空港(フランクフルトくうこう、ドイツ語: Flughafen Frankfurt am Main)は、ドイツのフランクフルト・アム・マインにあるドイツ最大規模の国際空港である。空港コードはFRA/EDDF。
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概要

ヨーロッパでは、ロンドンのヒースロー空港、パリのシャルル・ド・ゴール空港と並ぶ大規模空港であり、世界における国際線の重要なハブ空港のひとつでもある。空港の運営はフラポート株式会社(Fraport AG)が行っている。
ドイツのフラッグ・キャリアであるルフトハンザドイツ航空がメインハブ空港として使用している。しかし当空港の受け入れ能力不足のため、ミュンヘンのミュンヘン空港にも輸送を振り分けている。
当空港の半径2000km以内にヨーロッパ・地中海沿岸諸国の主要都市の多くが収まるという立地条件もあって、日本から欧州へ移動する際にも、主要な玄関口のひとつとなっている。
歴史
市街地に隣接した旧空港が拡張できなくなったため、ライン=マイン空港およびライン=マイン空軍基地として1936年7月8日に開設された。第二次世界大戦中は、ベルリンのテンペルホーフ空港に次ぎ、ドイツ第2の空港として活躍した。
戦後は連合国側の空軍基地としてベルリン空輸時の主要な輸送基地として使われた。その後も滑走路南側にアメリカ空軍のラインマイン空軍基地がおかれていたが、2005年12月31日に閉鎖された。
フランクフルト空港が国際的なハブ空港として使われるようになるのは、1972年に乗客用の新ターミナル(現在のターミナル1)が開設されてからである。
就航路線と就航都市
要約
視点
旅客
ドイツで国際線乗り入れ数、乗り入れ会社数が最多である。基本的に、スターアライアンス加盟の航空会社が第1ターミナルを使用し、第2ターミナルはスカイチームやワンワールドが使用する。第1ターミナルにスカイチームやワンワールド加盟の航空会社が使用する例外もある。
- 臨時便・不定期便・チャーター便のみの航空会社を除く。
- 太字は、フランクフルト空港をハブにしている航空会社。
- ()内の記号は、最初が航空会社の2レターコード、2つ目が航空連合(アライアンス)
- 語末の★は、格安航空会社(LCC)
第1ターミナル
第2ターミナル
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施設
2つの旅客ターミナルがあり、回廊、新交通システム(スカイライン)、バスで連絡されている。
ターミナル1

ターミナル1は1972年3月14日にオープン。A,B,Cの三つのコンコースがある。スターアライアンス各社はこのターミナル1に発着する。ルフトハンザはコンコースA、全日本空輸はコンコースBを使用している。
コンコース A
コンコース B
- エーゲ航空
- 全日本空輸
- エチオピア航空
- 中国国際航空
- アルジェリア航空
- エア・カナダ
- モルドバ航空
- ナミビア航空
- ディスカバー・エアラインズ
- エジプト航空
- クウェート航空
- ルフトハンザドイツ航空
- ミドル・イースト航空
- カタール航空
- ロイヤル・エア・モロッコ
- スカンジナビア航空
- 南アフリカ航空
- TAPポルトガル航空
- チュニスエア
- ターキッシュ エアラインズ
- ユナイテッド航空
コンコース C
ターミナル2

ターミナル2は1994年10月24日にオープンした新しいターミナルである。D,Eの二つのコンコースがある。日本航空はコンコースDを使用している。

コンコース D
コンコース E
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アクセス
要約
視点
フランクフルト市内と空港間は鉄道によって結ばれている。フランクフルト空港近距離駅と遠距離駅の2つが存在する。
フランクフルト空港近距離駅
フランクフルト空港近距離駅はターミナル1、コンコースBに隣接した地下に位置する。フランクフルト中央駅までSバーンS8(ヴィースバーデン中央駅-マインツ中央駅-当駅-フランクフルト中央駅-ハーナウ)、S9(ヴィースバーデン中央駅-マインツ-カステル-当駅-フランクフルト中央駅-ハーナウ)が利用可能である。昼間時間帯は15分おきに発車する。24時間運行しているが、夜間は運転間隔が長くなる。フランクフルト中央駅からは市内交通へ乗り換えが可能である。ラインマイン交通連合乗車券が利用可能であり、フランクフルト市内までの利用であれば長距離列車よりも安価である。
フランクフルト空港遠距離駅
フランクフルト空港近距離駅に隣接して位置し両者は連絡通路で結ばれている。ケルン-ライン=マイン高速線と直結しており、ICEやICでドイツ各地と結ばれている。
バス
第1ターミナルと第2ターミナルの間を結ぶシャトルバスは午前5時30分から深夜までの間に運行。
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利用実績

2019年の旅客数は約7055万人で、ヨーロッパの空港では4位だった。上位はロンドン・ヒースロー空港(8088万人)、パリ=シャルル・ド・ゴール空港(7615万人)、アムステルダム・スキポール空港(7170万人)だった。
旅客の多い行き先は、国内線ではベルリン、ハンブルク、ミュンヘン、国際線ではロンドン、ウィーン、マドリードが上位に位置している。
貨物輸送では、フランクフルト空港の扱い量は209万トンでヨーロッパ2位だった。1位はシャルル・ド・ゴール空港(210万トン)、3位はヒースロー空港(167万トン)だった。
2001年の同時多発テロや2008年のリーマンショックで、旅客数や貨物取扱量は一時減少したが再び増加した。この為、当空港の処理能力は限界に達しつつあったが2020年の新型コロナウイルス感染症の世界的流行で再び減少している。
出典
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拡張

近年、利用者が増加傾向にあり、現状のままでは2020年に第1、第2ターミナルだけでは増加する乗客に対応できなくなると予想されていたため、新たに第3ターミナル建設が計画されている。第3ターミナルは旧ラインマイン空軍基地のあったフランクフルト空港の南側に位置し、最初に中央ターミナル施設と、24カ所の駐機スポットを備えた2つのピアが建設される予定。完成は2021年の予定であったが、新型コロナウイルス感染症のため工期が延長されている。1年間に1400万人の旅客に対応することができる。[4] 第3ターミナルへは、現在第1-第2ターミナル間を結んでいるスカイラインが延長されることになっている他、Sバーンが乗り入れる計画もある。
税関トラブル
当空港の構造上、ターミナル1Bに到着の場合、機内持込荷物と機内預入荷物のあわせて2回の税関への申告が必要な場合があり、申告を忘れたり正確な申告をせずに通関したことによって、多額の税または反則金の支払いを命じられるトラブルが多数発生している[5][6]。
脚注
関連項目
外部リンク
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