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リアルタイム字幕放送

字幕つきの放送のうち、放送時に字幕を作成・付加するシステム ウィキペディアから

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リアルタイム字幕放送(リアルタイムじまくほうそう、リアルタイムキャプション放送生字幕放送とも)は、字幕つきの放送のうち、放送時に字幕を作成・付加するシステム。ここでは、主に日本テレビ放送で、受信機で表示を切り替えられるもの(「字幕放送」)を述べる。

概要

日本の字幕放送は、1990年代まで事前収録されたテレビ番組にしか対応していなかった[1]。30分番組1本に字幕を付加するために3日から4日程度の時間がかかり[2]、ワープロを用いてリアルタイムに字幕を作成する手法に関しても、入力速度や変換精度の問題もあり実用化にはなかなか至らなかった[3]

1997年には郵政省が、字幕放送を2007年までに全てのテレビ番組に拡大することを求める方針を示したが、ニュース番組やスポーツ中継番組などの生放送の番組はその対象からは除外されていた[4]

また、生放送における字幕放送は、海外の表音文字のみ使用する場合だと音声認識で対応できたが、日本では同じ音でも複数の表記方法がある表語文字が使われ、機械的や技術的な問題があり行われていなかったのである。[要出典]

聴覚障害者高齢者にも情報バリアフリーを推進していこうとNHK放送技術研究所が音声認識ソフトによる文字放送を開発した。2000年3月27日から日本放送協会(NHK)の一部番組で実施されており[注釈 1]、現在は民間放送(2013年現在は前者の日本テレビTBSテレビフジテレビテレビ朝日テレビ東京各系列と、その番組を同時ネットする一部の独立局や、一部のBS放送局およびCS放送局)やインターネットテレビ配信サービスのAbemaTVでも実施している。

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原理

要約
視点

リアルタイム字幕の原理には、人間が聞き取ってキーボードから文字を入力する方式と、音声認識技術を用いた音声認識方式と、の2方式が存在する。

字幕を生成する過程以外では、通常の字幕放送と同じ流れでデータが重畳され、電波に乗せられて届けられる。原理的に字幕を生成する部分での遅延が避けられないので、字幕は発声の数秒遅れで表示される事になる。

キーボード入力方式

放送音声を「ステノキャプショナー(速記字幕入力者)」と呼ばれる入力オペレータが聞きながら同時に打ち込みを行う。入力は複数人で分担して行われるが、方式によって役割分担が異なっている。

主に2つの方式がある。

一般的なキーボードを用いた方式
パソコン要約筆記を応用した方式。複数人のオペレータが交互にリレー入力をする。一般的なOADG仕様のキーボードを使っている[注釈 2] ため、入力者を短期間で養成でき低コストというメリットをもつ。TBSテレビ朝日が採用している。
速記キーボードを用いた方式
スピードワープロ[5] やステンチュラといった速記用に最適化されたキーボードを使う。聞き取った音を入力する人と、その文字を漢字に変換する人に分担されている点が前項とは異なる。このため本方式ではかならず2人単位の人員を要する。トップスピードでは前項の方式に勝るものの、高価な専用キーボードが必要でオペレータの養成に3年程かかるため人件費もかさむ[6]。スピードワープロ研究所[7] やワードワープ[8] が採用しており、NHKやいくつかの民放がこれらの会社と契約をしている[6][9]

通常は打ち込み速度が放送音声より遅れるため、入力オペレータと校正オペレータの組を複数セット用いてリレー方式で入力を行う。

音声認識方式

基本的には音声認識による文字情報の直接生成を用いたものである。音声認識は現在でも100%の変換が難しいものであるが、ニュースにおいては語調や使用される単語などを一定の条件に制限できる事から、この用途に限って音声認識を用いる事で高い変換効率を実現した。開発当初、リアルタイム字幕の付加はスタジオなどでのアナウンサーの発声に限られる場合が多く、VTR映像などの音声には同様の字幕が付かない事が殆どだった。スポーツイベントやNHK紅白歌合戦などの番組では、専門のアナウンサーが字幕生成のためにセリフを再発声する「リスピーク方式」とすることで同様の条件を達成している[10]

NHKでは2012年3月14日放送の一部の『NHKニュース』から、アナウンサーの発声など認識率が高い部分は音声認識システムを使い、聞き取りにくい部分のみ担当者がリスピークを行う「ハイブリッド方式」の導入を開始した[11]

AbemaTVでは2018年12月10日放送の『けやきヒルズ』から、LASSICが開発したリアルタイムAI字幕システム「AIポン」の導入を開始した[12]

通常の字幕放送との違い

  • 音声認識・キーボード入力共に、放送音声から字幕が表示されるまで遅延が発生することは、どうしても避けることができない。アメリカ合衆国クローズドキャプションも同様。
    • NHKの生放送番組(ニュース番組以外)などでは、VTR収録部分や予め決めているコメントがあるときは、事前に作成しているためか、遅延なしまたは微妙な遅延程度に抑えて表示することもある[注釈 3]
    • ニュース番組などで事前に作成されている原稿を、放送されている音声のタイミングに合わせて字幕を送出するものは「テイク方式」と呼ばれる。
    • NHKでは2020年開始のNHKプラスでリアルタイム字幕放送のニュース番組(一部番組[注釈 4])を見逃し配信する際は、字幕と映像が合うように修正して配信される(テレビ放送から2~3時間後に字幕修正したものを配信)[13]。その後、2024年1月から生字幕同期システムの開発並びに稼働開始により、一部のニュース番組の同時配信において、音声とほぼ同じタイミングで字幕が表示されるようになった[14][15]
    • NHKでは2020年東京オリンピック・パラリンピック2022年北京オリンピックの放送において「ぴったり字幕」と称するリアルタイム字幕放送を実施した。これは遅延送出システムにリアルタイム字幕放送を組み合わせたもので、映像を30秒遅れで送出し字幕の作成時間を稼いでいる[16]。これにより、映像や音声とほぼ同時に字幕が表示されるメリットがある一方[16]緊急地震速報発表などの突発的な事態が発生したときに即座に対応出来ないというデメリットもある[17]
  • 民放の番組ではCMに入ると、原理的にCMに入る数秒前の発言は字幕化できない。また、CMから明けてもCM入りする前の字幕から表示されるわけではないため、発言の流れがそこで途切れてしまう[注釈 5]
  • 歌や音楽の音符・効果音の記述「(○○の音)」等、音関係の表示が少ない(一部番組では実施[注釈 6])。
  • 表示位置は半固定。モニタの設定ができる場合を除き、常時同じ場所に表示される(NHKではほとんどの番組でテロップなどが隠れないように、字幕の位置を動かしている)。
  • 半角文字は用いられない。カタカナ英数字は無条件で全角になる(TBSテレビを除く[注釈 7])。
  • 注意しないと誰が話しているのかわからないことがある。アメリカのリアルタイム字幕放送同様に話し始めは「>>」(日本テレビ〈一部〉[注釈 8]、フジテレビ〈一部〉[注釈 9]毎日放送〈スポーツ中継を除く〉など)や「≫」(フジテレビ、テレビ朝日など)の記号を挿入するが、実施していない番組もある[注釈 10]。ただ、NHK(ニュース番組[注釈 11]を除く)、テレビ朝日(一部番組を除く)、TBS(JNNニュースなどを除く)、日本テレビ(スポーツ中継のみ)では生放送でも話している人の苗字が表示されることもある[注釈 12]
  • 日本の字幕放送は色別に区分けする事ができるが、民放のリアルタイム字幕での実施例は少ない(NHK(ニュース番組を除く[注釈 13][注釈 14])や日本テレビ(2018年から、一部のスポーツ中継のみ)、朝日放送テレビ(一部のスポーツ中継のみ)では色分けを実施している)。なおTBSとフジテレビは報道・情報ワイドショー番組は黄色、スポーツやバラエティ番組は白色と番組のジャンルにより色分けしている[注釈 15]
  • 一部の録画番組では、放送日時近くまで番組制作をしていて、通常の字幕放送の制作方法では放送に間に合わないためか、リアルタイム字幕放送と同様の形式で字幕が表示されている場合がある(日本テレビ系列番組に多い。TBS系列にもある)。
  • 人名などの固有名詞が発せられると、その漢字が判明するまで字幕の進行が止まってしまうか、すぐに判明しない場合はひらがなもしくはカタカナでの入力を余儀なくされる(事前に準備しておいた資料と突き合わせられれば、かなりの改善が期待される)。
  • 放送局によって話がテロップ表示されている箇所も字幕表示するかしないかが異なる。例えば日本テレビ系では(『スッキリ』、『NNNストレイトニュース』、『news zero』〈2019年以前や一部の回を除く〉、『午前0時の森』、『ゼロイチ』、『Going!』を除く)テロップ表示部分も字幕表示〔外国語を訳したテロップ表示を除く〕。
  • 文字の打ち込みから送出までの時間が限られているため、通常の字幕放送に比べ誤字や脱字が出やすい傾向にある。そのため、一部の局では番組開始冒頭に事前に作成した「生放送のため誤字が生じる場合があります」や「誤字脱字が発生する場合があります」などといったその旨の断りを表示している。
  • 余談だが、上記のような生放送字幕の特性を逆手にとった放送例も存在する。2020年1月1日放送の『全力!脱力タイムズ新春SP』(フジテレビ制作)では、全編収録番組であるにも拘わらず生放送と見せかけて放送するという特殊な構成だったため、番組終盤に実は事前収録だったということが明かされるまで、字幕放送もリアルタイム字幕放送風の様式(音声からあえて数秒遅れて字幕を表示する、話し始めに「≫」や「>>」を挿入する等)で放送していた[注釈 16]。なお、事前収録が明かされたシーンからは通常の字幕放送の様式に切り替わった。
  • SBS8ニュース』のKNTVでの放送分での日本語字幕は、翻訳しながら字幕を打ち込んでおり、常時放送では唯一のリアルタイム字幕放送となっている。『MBCニュースデスク』をネットしていた頃の2006年12月から実施している。
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実施番組

要約
視点

ローカルに差し替わった部分では行わない場合がある。

NHK(特記がない限りすべて総合テレビ、教育テレビ)

  • NHKニュース おはよう日本(2004年4月5日より。2021年3月29日以降、通常時は月 - 土曜日の場合6時台後半と7時台全編、日曜日・祝祭日の場合番組全編〈いずれも関東甲信越および関東ローカル枠も含む〉で実施。祝祭日では祝日特集枠も含む。また、重大ニュース・自然災害発生時は番組冒頭から実施する場合がある)
  • あさイチ(2011年10月3日放送分より。ただし、毎年3月下旬や8月の高校野球期間中などに放送される場合がある総集編・アンコール放送では通常の字幕放送となる)
    • NHKニュース(平日午前9時、『あさイチ』に内包)。2009年3月30日より。国会中継などで『あさイチ』が短縮・休止となる場合は臨時に単独番組扱いで放送(国会中継時は時間変更も伴う)する場合がある。2009年度は午前8時30分から単独番組扱いでの放送だった)
  • NHKニュース(正午)
  • NHKニュース(18時は2011年3月28日より、13時は2009年3月30日より、16時(2017年度は大相撲期間中のみ)は開始は2012年4月2日だが、実際は2012年3月14日放送分より実施。14時・15時は2013年4月1日より、土・日・祝日の20時45分~21時は2016年4月3日より)
    2016年4月4日より、7時台~22時台では曜日を問わず全てで実施されている。
  • ニュース(関東)(茨城県を除く関東地方向けのローカルニュース、平日12:15)
  • ニュース(関東・山梨・長野)(関東甲信地方向けのローカルニュース、土日・祝日・年末年始12:10)
  • ニュース(関東甲信越)(関東甲信越地方向けのローカルニュース、平日15:07)
  • ニュース(関西)(近畿地方向けのローカルニュース、平日12:15・15:07、2022年10月頃より)
  • ニュース・気象情報(北海道)(北海道地方向けのローカルニュース・気象情報、平日15:07)
  • ニュース・気象情報(中国地方)(中国地方向けのローカルニュース・気象情報、同上)
  • ニュース・気象情報(四国)(四国地方向けのローカルニュース・気象情報、同上)
  • ニュース645(関東・山梨)(関東地方・山梨県向けのローカルニュース、土日・祝日・年末年始18:45[注釈 17]
  • ニュース・気象情報(関東甲信越)(関東甲信越地方向けのローカルニュース・気象情報。土曜20:50、日曜・祝日・年末年始20:55、日曜・祝日6:55、年末年始7:15)
  • NHK手話ニュース(教育テレビのみ)
  • みみより!くらし解説→みみより!解説(2012年4月3日の放送開始より)
  • ひるまえほっと(関東甲信越地方向け)
  • どーも、NHK
  • NHKのど自慢(2013年4月7日より。ただし、緊急ニュースなどで中止・途中打ち切りとなった場合の振替放送時や毎年12月放送の総集編「熱唱・熱演・名場面」は通常の字幕放送となる)
  • 土スタ(ただし、緊急ニュースなどで中止・途中打ち切りとなった場合の振替放送時は通常の字幕放送となる)
  • ニュースLIVE!ゆう5時(2022年4月4日の放送開始より)
  • 首都圏ネットワーク(関東地方向け[注釈 18]、2012年9月18日より)
  • ほっとニュース北海道(北海道地方向け[注釈 19]。2015年3月30日より試験的に実施(「字幕放送」テロップの表示はなし)、2016年4月3日より番組冒頭に「字幕放送」テロップが表示されるようになり、事実上の正式実施となる)
  • てれまさ宮城県向け)
  • まるっと!東海3県向け[注釈 20]、2018年4月2日の放送開始より)
  • ほっと関西近畿地方向け[注釈 21]、2015年度の放送開始より)
  • お好みワイドひろしま(広島県向け)
  • ひめポン!(愛媛県向け)
  • ロクいち!福岡福岡県向け[注釈 22]
  • NHKニュース7(日本初のリアルタイム字幕放送実施番組。2000年3月27日放送分より)
  • クローズアップ現代(2009年8月より。ただし、事前収録時や2021年3月末から2024年3月までBS1→BSで開始された翌日夕方の再放送では通常の字幕放送となっていたが、翌4月からの翌日4時台での再放送では字幕放送は実施されない)
  • 首都圏ニュース845(茨城県を除く関東地方向け、2012年9月18日より)
  • ほっとニュース845(北海道地方向け)
  • ニュースてれまさ845(宮城県向け)
  • ニュース845東海(東海3県向け、2013年3月11日より)
  • ニュース845〜関西のニュースと気象情報〜大阪府向け、2013年3月11日より)
  • ニュース845福岡(福岡県の福岡都市圏・筑後エリア向け)
  • ひめポン!845愛媛県向け、2015年11月より)
  • ひろしまニュース845(広島県向け)
  • NHK手話ニュース845 (教育テレビのみ)
  • ニュースウオッチ9(2006年4月3日の放送開始より)
  • 時論公論(2016年度より、2021年3月末から開始された翌日〈金曜日の分は翌週月曜日〉午後の再放送では通常の字幕放送となる[注釈 23]
  • 首都圏情報 ネタドリ!(関東地方向け[注釈 24]。ただし、事前収録の場合は通常の字幕放送となる[注釈 25]
  • ライブ・エール(2020年より・毎年8月、中断ニュースを含む。ただし、後日行われる再放送では通常の字幕放送となる)
  • わが心の大阪メロディー(毎年10月最終火曜日[注釈 26]
  • うたコン(2016年度の放送開始より。ただし、事前収録時[注釈 27]や2022年4月から開始された月曜午後の再放送では通常の字幕放送となる[注釈 28]
  • NHK紅白歌合戦(大晦日、中断ニュースを含む)
  • サンデースポーツ(2015年度より)
  • 大相撲中継(15時台から。総合テレビは16時00分過ぎおよび17時00分過ぎからの中断ニュースを含む。なお、総合テレビが15時台・16時台に国会中継や特設ニュースが組まれ、BS1(サブチャンネルの102chも含む)で代替放送する場合、または総合テレビで特設ニュースにより、Eテレで代替放送する場合でも実施される)
  • 国会中継(2018年秋の臨時国会より。当初は政府演説・所信表明演説、代表質問、党首討論の場合のみだったが、2022年秋の臨時国会から衆参両院の予算委員会の中継にも拡大)
  • プロ野球20××(総合テレビ、BS1。BS1は2019年度より実施。2018年度まで、BS1では当初放送予定の総合テレビで特設ニュースが組まれる関係で代替放送される場合に限り実施していた。以前はBShiでも総合テレビと同時放送の場合に実施していた)
  • 選抜高等学校野球大会中継(当初は開会式、準決勝、決勝、閉会式のみだったが2015年より全試合で実施)
  • 全国高等学校野球選手権大会中継(当初は開会式、決勝、閉会式のみだったが2015年より全試合で実施)
  • 全国高等学校総合体育大会
  • 国民体育大会
  • 東京六大学野球中継(Eテレのみ)
  • ラグビー中継
  • 競馬20××(総合テレビのみ)
  • MLB20××(総合テレビのみ、未明・早朝は除く)
  • ハートネットTV(Eテレ 生放送時のみ実施し、再放送時及び収録時は通常の字幕放送となる)
  • 沼にハマってきいてみた(Eテレ 生放送を行う月曜日のみでそれ以外は通常の字幕放送。2018年4月の放送開始より)
  • 列島ニュース(2020年4月20日より[注釈 29]
  • 今夜も生でさだまさし(2021年度より)
  • サタデーウオッチ9(2022年4月2日の放送開始より)
  • キャッチ!世界のトップニュース(総合テレビ、2022年4月4日より[注釈 30]
  • Venue101(2022年4月9日の放送開始より。ただし、不定期に事前収録の形式による特別編が放送される場合は通常の字幕放送となる)
  • 国際報道2023(総合テレビ→BS1、2022年5月中旬より。総合テレビでの翌日4時台の時差放送では字幕放送は実施されない[注釈 31]
    • その他にも不定期で各種スポーツ中継や特集番組の一部でも実施されている。
    • 開始冒頭[注釈 32] に「生字幕放送です。一部、字幕で表現しきれない場合があります。」[注釈 33](2018年11月30日までは「生字幕放送でお伝えします」)と表示される。一時期、番組によっては字幕キャスターの氏名も表示されていた。国会中継(深夜の録画中継は除く)では番組終了時に「生字幕放送でお伝えしました。番組中、字幕で表現しきれないところがありました。」と表示される。2019年度までは一部の番組で番組終了時に「「○○(番組名)」をお伝えしました」と表示されることがあった。
    • 番組を翌日以降に再放送(2010年度までのBS2での録画放送含む)する場合は原則として通常の字幕放送になる他、一部追加修正される場合がある[注釈 34]
    • 災害・地震・津波に関する全波一斉放送の特設ニュースで実施する場合については地上波の総合・Eテレ、BS波のBS1BSプレミアムの国内向けテレビ放送全波で実施される。
    • 生放送でも事前収録部分では事前に制作した字幕を用意して放送のタイミングに合わせて表示される。

民間放送

日本テレビ系列

その他、各種スポーツ中継においても実施されている。字幕は日本テレビ制作番組ではニュース番組[注釈 44]・情報番組・バラエティ番組などでは画面上段の表示、スポーツ中継などでは上段か場合によっては上段よりやや下寄りに表示。日本テレビ(関東地区)で地震速報などのテロップを表示する時には表示位置が移動する[注釈 45]。なお2017年9月3日のマスター更新以前は全て画面上段の固定表示だった。読売テレビ制作番組では画面中段に固定表示されている。また、これ以外の収録番組においても、放送回によってあるいは特別番組の場合にリアルタイム字幕放送を採用する事もある[注釈 46]

テレビ朝日系列

TBS系列

  • 昼のニュース番組(平日は2002年頃より実施、現在は週末も含めて全曜日で実施。他番組の字幕放送(1行15文字)と比べると横に少し大きい(1行19文字))
  • 夕方の全国ニュース(2002年度のJNNニュースの森より実施。当初は平日の全国ネットパートのみで実施。その後、2008年度のイブニング・ファイブより夕方ニュースの全時間帯で実施)
  • JNNフラッシュニュース(平日は2014年度より、日曜は2017年度より実施)
  • 報道特集NEXT→報道特集(2008年6月28日放送分までは、スポーツコーナーまでで終了していたが、同年7月5日より、ローカル枠を除いて全編に拡大)
  • SAMURAI BASEBALL2007年シーズンより。但しBS-TBSとその日に差し替え中継を行う地域〈毎日放送では深夜の録画放送を除き実施〉は除く)
  • オールスター感謝祭(2011年秋より実施)
  • 音楽の日(2011年より・毎年7月第3土曜日、中断ニュースも含む)[注釈 53]
  • 報道の日(2011年より・毎年12月、『JNNニュース』パートも含む[注釈 54]
  • 王様のブランチ(2012年4月より。但し、2012年9月まで地上波と同時放送を行っていたBS-TBS(旧・BS-i)は除く[注釈 55]
  • news23(2014年3月31日放送分より実施。他番組の字幕放送(1行15文字)と比べると横に少し大きい(1行19文字))
  • 情報7days ニュースキャスター(2016年4月2日放送分より実施)
  • S☆1(2017年4月2日放送分より日曜深夜のみ実施)
  • サタデープラス(毎日放送制作、2015年4月4日の放送開始より)
  • サンデーモーニング(2016年10月2日放送分より実施)
  • 報道1930BS-TBS、2018年12月3日より実施、民放キー局系BSの独自番組では初のリアルタイム字幕放送。他番組の字幕放送(1行15文字)と比べると横に少し大きい(1行19文字))
  • サンデーニュース Bizスクエア(BS-TBS、2018年12月2日放送分より実施。同上)
  • せやねん!(毎日放送の近畿地方向け情報バラエティー番組。2019年4月6日より実施)
  • MBSニュース(毎日放送のローカルニュース、平日昼に実施)
  • チャント!CBCテレビ東海3県向けローカル報道ワイド番組)
  • まるっと!サタデー(2019年7月6日の放送開始より)
  • CDTVライブ!ライブ!(2020年3月30日の放送開始より)[注釈 56]
  • ラヴィット!(2021年3月29日の放送開始より)[注釈 57]
  • THE TIME,(2021年10月1日の放送開始より)
  • よんチャンTV(毎日放送の近畿地方向けローカル情報ワイド番組。以前は「5時ニュース」「6時ニュース」コーナーのみだったが2025年度より全編で実施)
    その他、各種スポーツ中継においても実施されている。字幕は画面中央(やや下寄り)に固定表示されている。
    番組冒頭に「この番組は生字幕放送のため表現しきれない場合があります。」と表示される[注釈 58]
    2019年度まではTBSからのニュース番組[注釈 59] で実施する場合、基本的にキャスターのニュース読みの文末を丁寧体(「です・ます」調)から新聞記事の文章のような普通体(「だ・である」調)に変換して表示していた(例:ニュース読み「○○(JNN)の取材で明らかになりました。」⇒字幕「○○(JNN)の取材で明らかになった。」)。報道特別番組の場合は文末変更はない場合もある。
    また、通常の字幕放送では句点(。)はつけないが、リアルタイム字幕放送では付けている事が多い。

テレビ東京系列

フジテレビ系列

過去に実施された主な番組

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脚注

参考資料

外部リンク

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