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午前十時の映画祭
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午前十時の映画祭 (ごぜんじゅうじのえいがさい) は、日本全国の映画館で旧作映画を上映する企画。作品は概ね2週ごとに入れ替わる。2010年から始まり、2021年度までは午前10時から全館一斉に上映開始されていた為にこのような名前になっているが、2022年度からは「午前中」の上映開始であれば各館の裁量で上映時間帯を決められるようになった。主催は公益財団法人 川喜多記念映画文化財団、一般社団法人 映画演劇文化協会。運営は「午前十時の映画祭」実行委員会。2025年度は「午前十時の映画祭15 デジタルで甦る永遠の名作」が開催される。
概要
要約
視点
1 | 午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本 | 2010年2月6日~2011年1月21日 | 50本 | 25館 |
2 | 第二回 午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本 | 2011年8月2日~2012年4月13日 | Series1/赤の50本 | 25館 |
Series2/青の50本 | 25館 | |||
3 | 第三回 午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本 | 2012年3月3日~2013年2月28日 | 50本 | 25館 |
4 | 新・午前十時の映画祭 デジタルで甦る永遠の名作 | 2013年4月6日~2014年3月21日 | 25本 | 42館 |
5 | 第二回 新・午前十時の映画祭 デジタルで甦る永遠の名作 | 2014年4月5日~2015年3月20日 | 25本 | 52館 |
6 | 第三回 新・午前十時の映画祭 デジタルで甦る永遠の名作 | 2015年4月4日~2016年3月18日 | 30本 | 54館 |
7 | 午前十時の映画祭7 デジタルで甦る永遠の名作 | 2016年4月2日~2017年3月24日 | 29本 | 55館 |
8 | 午前十時の映画祭8 デジタルで甦る永遠の名作 | 2017年4月1日~2018年3月23日 | 28本 | 56館 |
9 | 午前十時の映画祭9 デジタルで甦る永遠の名作 | 2018年4月13日~2019年3月28日 | 27本 | 58館 |
10 | 午前十時の映画祭10-FINAL デジタルで甦る永遠の名作 | 2019年4月5日~2020年3月26日 | 27本 | 58館 |
11 | 午前十時の映画祭11 デジタルで甦る永遠の名作 | 2021年4月2日~2022年3月31日 | 27本 | 63館 |
12 | 午前十時の映画祭12 デジタルで甦る永遠の名作 | 2022年4月1日~2023年3月30日 | 29本 | 66館 |
13 | 午前十時の映画祭13 デジタルで甦る永遠の名作 | 2023年4月7日~2024年3月28日 | 27本 | 67館 |
14 | 午前十時の映画祭14 デジタルで甦る永遠の名作 | 2024年4月5日~2025年3月27日 | 27本 | 65館 |
15 | 午前十時の映画祭15 デジタルで甦る永遠の名作 | 2025年4月4日~2026年3月26日 | 25本 | 66館 |
第一回は、2010年2月6日から2011年1月21日に開催され、全国25の劇場で上映された。1950年代から1970年代を中心とする外国映画が50本上映された。1作品につき土曜日から金曜日までの1週間毎日上映され、全国の劇場を巡回した。原則は午前10時からの1日1回の上映だったが、劇場・作品によっては1日2回以上上映することもあった。デジタル上映ではなく、全作品でニュープリントの上映フィルムが作られた。第一回の上映作品は、一般投票と特別選定委員による推薦とを参考に、作品選定委員会が選んだ作品のうち、ニュープリントでの上映が可能な作品50本が選ばれた[1]。なお、一般投票であげられた映画は565作品にのぼった[2]。
第二回は、2011年2月5日から2012年1月20日の予定で開催され、第一回を開催した25劇場のうち24劇場と、新たな26劇場が加わって計50の劇場で上映された。第一回を開催した24劇場に1劇場を加えた25の劇場では、第一回とは異なる外国映画50本が「Series2/青の50本」として上映された。それ以外の25劇場では、第一回で上映された外国映画50本のうち48本と新たに選ばれた2本の計50本を「Series1/赤の50本」として上映した。
第三回は、2012年3月3日〜2013年2月15日の予定で開催され、第二回で「Series1/赤の50本」を上映した劇場で、第二回の「Series2/青の50本」で上映した50本が上映された。
なお、「午前十時の映画祭」は第三回をもって一旦終了と発表された。日本の映画館、特に「午前十時の映画祭」の会場の大半を占めるシネコンでのデジタル上映の普及により、フィルム映写機の撤去が進み、フィルム上映が困難になってきたことが理由とされている[3]。その後、2013年度からはデジタル上映で「新・午前十時の映画祭」として引き続き開催されることが発表された[4]。
「新・午前十時の映画祭 デジタルで甦る永遠の名作」は、2013年4月6日から2014年3月21日に開催された。第三回までのフィルム上映と異なり、DCPによるデジタル上映となった。また、1作品につき2週間上映されることになり、それに伴い上映作品も25作品となった。しかし、デジタル上映により劇場を増やしやすくなったため、上映劇場は42劇場となっている。上映作品は、第三回までに上映された11本と、新たに選ばれた外国映画14本。上映劇場は、第三回までに参加した劇場から35劇場と、新たに加わった7劇場。
その後も毎年開催されてきたが、2019年度の「午前十時の映画祭10-FINAL」をもって終了することが一旦決定。しかし、新型コロナウイルスの影響で新作映画の公開が延期される中で「午前十時の映画祭10+」として延長し、「午前十時の映画祭11」に衣替えして2021年度も開催された[5]。
2022年度は「午前十時の映画祭12」として継続されたが、劇場によって上映時間が午前10時とは限らなくなった[6]。
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上映作品
要約
視点
4回目の「新・午前十時の映画祭」までは、洋画(西洋映画)に限定しており、その理由として、東京国立近代美術館フィルムセンターや松竹・東映・東宝などが再上映企画を実施している為、と説明していた。5回目の「第二回 新・午前十時の映画祭」からは邦画(日本映画)も上映されるようになった。
上映回数の上位作品は、『ショーシャンクの空に』、『ローマの休日』が各7回、『アラビアのロレンス』、『風と共に去りぬ』、『ゴッドファーザー』、『ニュー・シネマ・パラダイス』が各6回、『ウエスト・サイド物語』、『スタンド・バイ・ミー』、『大脱走』が各5回である。邦画最多は『七人の侍』、『砂の器』の各4回。
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上映館
要約
視点
これまでの15回全て開催している映画館は無い。14回開催の映画館は、宇都宮、市川コルトンプラザ、海老名、上大岡、ファボーレ富山、岐阜、浜松、なんば、西宮OS、岡南、長崎のTOHOシネマズ11館と、札幌シネマフロンティア、ムービーオンやまがた、長野グランドシネマズ、ミッドランドシネマ名古屋空港、ジストシネマ和歌山の計16館が該当する。
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料金
11からは映画館によって料金が異なるようになった。
10まで
- 大人 - 1000円
- 学生・子供 - 500円
観客動員・興行収入
- 第一回 (50作品・25館) の観客動員数は58万6786人、興行収入は5億6756万2200円を記録した[7][8]。
- 第二回(100作品・50館[9])の観客動員数は86万3310人、興行収入は8億3722万6900円を記録した[8]。
- 第三回(50作品・25館)の観客動員数は34万9885人、興行収入は3億3902万4100円を記録した[8]。
観客動員数上位作品
- 第三回の観客動員数トップは、1位『風と共に去りぬ』、2位『サウンド・オブ・ミュージック』、3位『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、4位『荒野の七人』、5位『素晴らしき哉、人生!』だった[8]。
その他
関連文献
- キネマ旬報社 編 『午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本 プログラム』 キネマ旬報社 (キネ旬ムック) 、2010年8月、ISBN 978-4-87376-711-6
- キネマ旬報社 編 『午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本 シリーズ2/青の50本 プログラム』 キネマ旬報社 (キネ旬ムック) 、2011年2月、ISBN 978-4-87376-725-3
出典
外部リンク
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