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原田美枝子

日本の女優 (1958-) ウィキペディアから

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原田 美枝子(はらだ みえこ、1958年昭和33年〉12月26日 - )は、日本女優舞プロモーション所属。

概要 はらだ みえこ 原田 美枝子, 本名 ...

夫は俳優の石橋凌。一男二女の母。長女はシンガーソングライターの優河[1]、次女は女優の石橋静河[2]。2人の上に息子がいる。

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来歴

東京都豊島区出身。幼少期から成人するまでは母が住み込みで管理人をしていた東京都豊島区南大塚2丁目のマンション稲和マンション 1階。(現在は取り壊されアーバンビュー新大塚プラタナス通りというマンションに建て替っている)の管理人室に住んでいた。この管理人室には風呂が無く銭湯に行ったり、母と仲の良い真上の2階に住む住人宅の風呂を借りていたりしていた。先輩で役者友達だった佐藤佑介が ちょくちょく遊びに来ていて 当時17歳で免許を持たない美枝子はノーヘルで原付バイクのDAXでマンション前の路上で乗る練習をしたりしていた。

中学2年生だった1972年マーク・レスター主演の映画『卒業旅行 Little Adventurer』の相手役オーディションに応募するも、落選[3]。しばらくして、ある芸能プロダクションの誘いを受けて契約。のちに、サンミュージックプロダクションに移籍[3]。アイドル歌手全盛の当時、事務所は原田にも歌手活動をさせるつもりで話を進めてが、当人に乗り気ではなかったため立ち消えになった。代わりに「女優活動の勉強のために」と勧められて日活児童映画『ともだち』(澤田幸弘監督、1974年7月24日公開)に、主人公の少年の姉役として出演した[4]

東京都立工芸高等学校入学後の1974年家城巳代治の監督映画『恋は緑の風の中』にヒロインとして出演、正式デビューとなった。しかし劇中でのヌードシーンが学校で問題視され、高校1年生の3学期に芸能活動の便宜上、東京都立代々木高等学校交替部(夜間高校)へ転校を余儀なくされた。

1976年増村保造の監督映画『大地の子守歌』や長谷川和彦の監督映画『青春の殺人者[5]などに出演。10代でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞などを受賞し、一躍評価を高めた。1983年、神代辰巳の監督映画『もどり川』では萩原健一と共演し、好評を博した。続いて黒澤明の『乱』にも出演している。実相寺昭雄深作欣二ら、多くの監督からオファーを受け数々の映画賞を受賞している。

ミスター・ミセス・ミス・ロンリー』では自ら製作・主演に関わるとともに、「刹那」の名前で原案、脚本もこなす。1986年少女小説愛しのハーフ・ムーン』(集英社コバルト文庫)を発表。翌1987年滝田洋二郎が監督し、にっかつで映画化されている。

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人物

趣味・特技

  • 英会話
  • 乗馬
    • 子育てが一段落した40代後半から始めた[6]。「普段多くの人と接する仕事をしており、多少疲れたりする。色んな言葉や音が聞こえるけどそれは置いといて、言葉のない世界、との対話やスキンシップであったり」[6]と述べている。 2020年の大会では優勝した[7]
  • ピアノ
    • 映画『百花』でピアノ教師の役で出演したのがきっかけ。グランドピアノを弾いたのは初めてで、「練習してるとピアノの音の気持ち良さ、全身が音に包まれる」のがとても好きになり、撮影後も続けている。「上手になったらいいな。この曲が弾けるようになったらいいな」という思いがある[8]

交友関係

  • 松田美由紀とはドラマ『北の国から』の共演をきっかけに40年来の親友。1987年に原田が石橋凌と鳥取砂丘で親族とごく限られた友人のみを招いて挙げた結婚式にも、美由紀は夫の松田優作と共に参列した[9]。美由紀の夫の松田優作が亡くなった時には、美由紀や子どもたちを励ますため、互いの家族も交えて、アメリカキャンピングカーで横断した[10]
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出演

映画

テレビドラマ

単発

配信ドラマ

劇場アニメ

吹き替え

その他のテレビ番組

  • ヒューマンドキュメンタリー「二人の旅路〜日中 激動を生きた京劇夫婦〜」(2011年、NHK総合) - ナレーション
  • 「おひとりさまでも、家で死ねますか?」(2022年9月4日、NHK BS1)- ナレーション[29]

CM

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受賞歴

  • 1976年: 『大地の子守歌』・『青春の殺人者』、ブルーリボン賞/新人賞。1976年度キネマ旬報/主演女優賞、製作者協会新人賞、報知映画賞/新人賞、ゴールデン・アロー賞/映画新人賞および最優秀新人賞
  • 1977年: 日本映画テレビプロデューサー協会エランドール賞(ELAN D'OR)/新人賞
  • 1979年: 『その後の仁義なき戦い』(根岸明子 役)、監督: 工藤栄一、『あゝ野麦峠』(篠田ゆき 役)、原作: 山本茂実、監督: 山本薩夫、第3回日本アカデミー賞/優秀助演女優賞
  • 1986年: 『火宅の人』(恵子 役)、監督: 深作欣二、第10回日本アカデミー賞/最優秀助演女優賞、第11回報知映画賞/最優秀助演女優賞
  • 1990年: 『夢』(雪女 役)、監督: 黒澤明、『式部物語』(大友てるえ 役)、監督: 熊井啓、『釣りバカ日誌2』(間宮弥生 役) 監督: 栗山富夫、第14回日本アカデミー賞/優秀助演女優賞
  • 1996年: 『絵の中のぼくの村 Village of Dreams』(田島瑞枝 役)、監督: 東陽一、第20回山路ふみ子女優賞、1996年度キネマ旬報賞主演女優賞、 第39回ブルーリボン賞/最優秀主演女優賞、第6回日本映画批評家大賞/主演女優賞、第21回報知映画賞/最優秀主演女優賞、第11回高崎映画祭/最優秀助演女優賞受賞
  • 1998年: 『愛を乞うひと』(山岡照恵 役 / 陳(和知)豊子 役)、原作: 下田治美、監督: 平山秀幸、第22回日本アカデミー賞/最優秀主演女優賞、第53回毎日映画コンクール/主演女優賞、報知映画賞/最優秀主演女優賞、1998年度キネマ旬報賞/主演女優賞、第23回報知映画賞/最優秀主演女優賞、第20回ヨコハマ映画祭/主演女優賞、第24回おおさか映画祭/主演女優賞、第41回ブルーリボン賞/最優秀主演女優賞、第8回東京スポーツ映画大賞/主演女優賞、1998年度全国映連賞/女優賞、読売新聞98年度「今年を代表する女優」、モントリオール世界映画祭/国際批評家連盟賞
  • 2001年: 『雨あがる』(おきん 役)、監督: 小泉堯史、第24回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、第55回毎日映画コンクール/田中絹代賞。『影の車』(小磯泰子 役): TBSギャラクシー賞/テレビ部門2月月間賞
  • 2002年: 『折り梅』(巴 役)、監督: 松井久子、全国映画観賞団体連絡会議/女優賞。『OUT』(香取雅子 役)、監督: 平山秀幸、第26回日本アカデミー賞/主演女優賞
  • 2024年: 紫綬褒章[31][32]
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書籍

  • プレイボーイ特別編集 写真集「勝vs美枝子」(1980年3月25日、集英社) ※勝新太郎撮影によるヌード写真集
  • 愛しのハーフ・ムーン(1986年9月16日、コバルト文庫ISBN 978-4-08772-476-9 ※処女長編小説
  • アンティック・ガールズ(1987年、集英社『別冊Cobalt』1987年新春号掲載)
  • あなたがそこにいるから(1996年4月1日、扶桑社ISBN 978-4-59401-978-5 ※エッセイ集

参考文献

関連項目

脚注

外部リンク

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