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菅田将暉

日本の俳優、歌手 (1993-) ウィキペディアから

菅田将暉
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菅田 将暉(すだ まさき[2]1993年平成5年〉2月21日[2][3] - )は、日本俳優歌手。本名、菅生 大将(すごう たいしょう)[4][5]大阪府箕面市出身[6][注 1]トップコート所属。妻は女優小松菜奈。実弟はシンガーソングライターこっちのけんと俳優菅生新樹

概要 すだ まさき 菅田 将暉, 本名 ...
概要 菅田将暉, YouTube ...
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俳優業

要約
視点

来歴

2007年、中学時代から大阪市内に遊びに行った際にたびたびスカウトされていた[7]。14歳の時にアミューズの誘いで「アミューズ30周年記念オーディション」に参加し、応募者65,368人の中からファイナリスト31人に残るが、落選した[6][8]2008年、第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでファイナリスト12人に選出される[6][8]。このコンテストに参加したことがきっかけで、トップコートに所属が決まる[6][8]

2009年、9月より平成仮面ライダーシリーズ仮面ライダーW』(テレビ朝日)にて主人公の1人・フィリップ役で俳優デビューし[3]、本作への出演が連続テレビドラマ初出演・初主演となった[8]。もう1人の主人公・左翔太郎役の桐山漣とのW主演であり、それに先駆けて放送開始前の8月に公開された『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』で特別出演・声の出演のみながら映画初出演した後、12月に公開された『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』で映画初主演を務めた[8]

2013年、主演を務めた映画『共喰い』で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞[8][9]。日本テレビ系土曜ドラマ『泣くな、はらちゃん』・『35歳の高校生』に出演し、脇役ながら話題となる。

2014年、映画『そこのみにて光輝く』で高崎映画祭最優秀助演男優賞、他の映画とあわせてTAMA映画祭最優秀新進男優賞、おおさかシネマフェスティバル助演男優賞などを受賞。『ごちそうさん』でNHK連続テレビ小説初出演。

2015年、NHK土曜ドラマ『ちゃんぽん食べたか』主演、テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『民王』に遠藤憲一とダブル主演。 第1回コンフィデンスアワード・ドラマ賞主演男優賞、第40回エランドール賞 新人賞を受賞。

2016年、『ディストラクション・ベイビーズ』でヨコハマ映画祭助演男優賞、『セトウツミ』『溺れるナイフ』で日本映画プロフェッショナル大賞最優秀主演男優賞を受賞。『共喰い』以降は単館系映画で評価されてきたが、テレビドラマ『ラヴソング』や『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』に出演したり、KDDIau三太郎シリーズ」で鬼ちゃんを演じ、お茶の間にも顔が知られるようになり、オリコンによる調査で2016年度のブレイク俳優第1位に選出[10]

2017年、NHK『おんな城主 直虎』で大河ドラマ初出演。3月にシングル「見たこともない景色」で音楽活動を開始。同年4月3日から『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)でレギュラーパーソナリティを担当。『あゝ、荒野』で第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。また、『キセキ -あの日のソビト-』『帝一の國』『火花』と合わせて数多くの映画賞主演賞を受賞。

2018年、1月期山﨑賢人主演の日本テレビ系日曜ドラマ『トドメの接吻』に友情出演し、主題歌「さよならエレジー」を手がける。4月期テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『dele』に山田孝之とダブル主演。12月にはNHK BSプレミアムでANN放送作家の福田卓也と組み、企画から手がけた『菅田将暉TV』が放送されたが、知人からの反応がまったくなかったため、「誰も見てなかった」とたびたび自虐ネタにしている。

2019年、俳優デビュー10周年を迎える。日本テレビ系日曜ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』でGP帯連続ドラマ初主演。自ら教師役を希望したこの作品と前年の『dele』を合わせてギャラクシー賞テレビ部門個人賞、東京ドラマアウォード主演男優賞など、多くのテレビドラマの主演男優賞を受賞した。7月に主演映画『アルキメデスの大戦』公開、11月より舞台『カリギュラ』に主演し、第27回読売演劇大賞・優秀男優賞と新人賞にあたる杉村春子賞を受賞[11]

2020年、TBS系金曜ドラマ『MIU404』第3話に予告なしにサプライズ出演した[12]。これは当時コロナ禍による自粛期間が始まった結果、主演映画『』の公開が延期されたほか、予定していた海外絡みの仕事や海外での長期休暇がキャンセルになり、スケジュールが空いた[13]ことを知ったプロデューサーの新井順子からの急なオファーに対応したものである。なお、映画『糸』は同年8月に公開された。

作品の傾向

  • 役者デビュー直後はアイドル的な仕事が多く本人はその方向性に悩んでいたが[14]、19歳で事務所の反対を押し切って年齢制限のある映画『共喰い』のオーディションを受けて以降は文芸作品や単館系の作品にも数多く出演している。
  • 一方で漫画実写化作品も多く、アイドル性と演技派の二面性を兼ね備えていると称される[15]大高宏雄は単館系、商業映画両方で代表作がある菅田を、「商業性、芸術性の境界、枠組みを軽々と突破していく、稀有な俳優」と評している[16]
  • 男性同士でコンビを組んだりバディとなる役柄や作品が、デビュー作『仮面ライダーW』をはじめ『帝一の國』『dele』など多い。これについて『セトウツミ』で共演した池松壮亮は「いろんなことに反応してくれて優しい」、『火花』内で漫才コンビを組んだ川谷修士は「(何も打ち合わせしてなくても)こちらに合わせてくれる」と、コンビを組んだ時の菅田の観察力と対応力の高さを挙げる[17]
  • 王道な恋愛映画への出演が少なく、初めて少女マンガ原作の主演となった『溺れるナイフ』ではヒロインの首を締めながら顔面に唾を吐くというクレイジーな役で、期待していた胸キュンものではなかったと冗談交じりに語っている[18]。そのため「20代のうちに一度ラブストーリーをやっておきたい」という思いから、ある授賞式で脚本家の坂元裕二と一緒に作品作りをしたいという話になり、菅田自身から「ラブストーリーをやりたい」と提案をしたことで映画『花束みたいな恋をした』の企画が実現した[19][20][21]
  • 役者人生の転機には『共喰い』を監督した青山真治との出会いをあげ、そこで衣装部や照明部と並ぶ映画の一部門としての「俳優部」という考え方を学んだ。また影響を受けた俳優には『共喰い』で両親役だった田中裕子光石研の名をあげている[22]
  • 自分自身の俳優としての強みは「身長176cm、A型、長男、右利き、顔は濃くも薄くもなく、眉を隠すことで印象を変えられる」とデータ的に全てにおいて「普通」なので、どんな役にも寄せやすいのかもしれないと分析している[23]

俳優としての特徴

  • 役作りに合わせて頻繁に髪型や髪の色、体型を変化させている。『あゝ、荒野』でのボクサー役で体重にして20kgも差があるヤン・イクチュンと階級を合わせるため最大15kgも増量して肉体改造を行い[24]、また2014年に公開された映画『海月姫』で女装をした際は10kg以上の減量と骨盤矯正を行い普段からハイヒールで生活して女性らしい体型をつくった[25]
  • 演技は非常に感覚的と言われ、2016年に公開された映画『溺れるナイフ』の監督である山戸結希は「秀才に見えるが現場に入ると『この人は本当に天才なのだ』と思うことがすごく多く、形式的な役からは零れ落ちる、もっと美味しい部分がはみ出ているというか、自分でも自分の力を持て余しているような印象」と菅田を評している[26]
  • 2016年に公開された映画『セトウツミ』を監督した大森立嗣は「勘でやっているから同じ芝居が二度とできない」と菅田の欠点をあげながらも「頭が良くて理論的に話せるが、芝居になるとそれを全部壊して、予測を超えてくる」「カッコつけようという意識が一切なく、自分がどう撮られているかどう映っているかを気にしないで、芝居を投げ出してくる」「格好悪いこと、みっともないことをやりきっちゃう面白さがある」と評価している[27]
  • 2022年に公開された映画『百花』を監督した川村元気は菅田は「共感力が高く、共演者の芝居に反応して色が変わっていくので、脚本に書いてあったことが何倍にも膨らむ感覚がある」と評している[28]
  • 2022年に放送されたドラマ版、2023年に公開された映画版『ミステリと言う勿れ』の両作を演出した松山博昭は菅田の特徴について「理論的に考えてお芝居する人と、理屈はめちゃくちゃだけどパッションあふれる演技をする二つのタイプの方がいますが、菅田さんはその両方を兼ね備えている珍しい人。演技や作品についての理論もちゃんとしているし、本番となればパッションを持ってそれを実現できる。右脳左脳が両方発達している、本当になかなかいない人だと思います」と評している[29]
  • 映画監督の岸善幸は2017年に公開された映画『あゝ、荒野』から、約7年ぶりに『サンセット・サンライズ』にて菅田を起用した際に役者としての菅田について「俳優としてどんどん新しい役に挑戦を続けていて、久しぶりにあった彼はとても大きな俳優になっていました。一つだけ、変わらないなあと思えたのは、役に向き合う姿勢です」と語り、「菅田さんの表現領域が広がっていくような瞬間があって、それを目の当たりにできたことが本当に嬉しかったです」と菅田の芝居について評している[30]
  • 映画監督の黒沢清は菅田について「“すごい”という一言に尽きます。以前から、力のある俳優さんだと思っていましたが、菅田さんは、一直線のところと、柔らかく揺れる部分の両方を持ち合わせている、すごい俳優だと思いました」と評し[31]、2024年に公開された黒沢が監督を務めた映画『Cloud クラウド』の第81回ヴェネツィア国際映画祭参加が決定した際には「菅田将暉の善人とも悪人ともつかない絶妙な芝居が、この幸運を引き寄せてくれたのでしょう」と語っている[32]
  • 2015年に放送されたドラマ『問題のあるレストラン』、2021年に公開された映画『花束みたいな恋をした』の脚本家である坂元裕二は菅田について「良い人な面や悪い人な面、純粋な部分やどこか擦れた部分、闇を持っていたり、光を持っていたり。二つの反するものを同時に表現できる」「多面的で矛盾したものを抱えた俳優」であると評し「とても人間的で、唯一無二だと感じています」と語っている[33]
  • 事務所のマネージャーによると「菅田はめちゃめちゃ地味な努力をすごくする人」だが「努力をしていることをあまり語らないので、パブリックイメージとしては天才っぽく見られやすいし、“器用だ”と思われがち」と言う[34]
  • そこのみにて光輝く』の監督である呉美保は「菅田さんは2年程前に他の映像作品で見たとき、ちょっと浮いてるというか、他の人とは違う芝居をしていて気になったんです。すぐに名前を調べて、いつか一緒に仕事したいとずっと思っていました」と本作で菅田を起用した理由について語り、加えて「映画の後半はもうカメラの前にいるのが拓児なのか菅田将暉なのか私にもわからなくなる感じで、観ていて楽しくヒヤヒヤ、ゾクゾクしてました」と菅田の芝居について評している[35]
  • 菅田が源義経役を演じたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の脚本家である三谷幸喜は菅田が特に不安だったという義経と源頼朝との出会いのシーンについて「あそここそ、僕がこうしてほしいなと思ったさじ加減というか。シリアスとコメディーの両立。どちらかに針が振ってしまうと違うんだけど、本当に微妙なところを嗅ぎ取って演じてくれた」と語り、菅田という役者について「まれに、覚えたセリフに見えない俳優がいる。その場で思いついてしゃべっているようにしか見えない。そういうことができる数少ない俳優の一人」と菅田を評価している[36]
  • 兼重淳監督は菅田について「キャラクター像を感性で感じ取り、ヒュッと役に入っていく。入り込んでいるからアドリブでも延々とできる人」と語っている[37]
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音楽業

要約
視点

2013年 - 2017年:初期の経歴、グリーンボーイズ

2013年2月23日、都内で開催した20歳の誕生日イベント「DAASUU LAND2013」の中で、フジファブリックの「茜色の夕日」をピアノによる弾き語りで披露した。菅田が人前でピアノを演奏するのは小学生以来で、この日のために1か月間猛練習した[38]

2015年に主演したドラマ『ちゃんぽん食べたか』でさだまさしをモデルにした役を演じてから、ギターを練習するようになる[39]

2016年1月9日放送のバラエティ番組さんまのまんま』で吉田拓郎の「人生を語らず」の弾き語りを披露[40]。プロとして音楽活動を始めたのは、この演奏をテレビで見ていたレコード会社の担当者に誘われたことがきっかけ[41]

2016年10月公開の映画『何者』では、バンドでギター&ボーカルを担当している大学生・神谷光太郎役として忘れらんねえよの「俺よ届け」「まだ知らない世界」と、LAMP IN TERRENから提供された「pellucid」を劇中歌として歌う。

同年12月5日放送の『しゃべくり007』で、休日の過ごし方として「ギターを弾く」ことを挙げ、さだまさしの「関白宣言」や司会の上田晋也からの無茶ぶりで、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの「ドロップ」を演奏するなど、徐々に人前で歌を披露するようになる[42][43]

同年12月22日、同年11月20日から放送されていたauサッカー日本代表を応援するCM「au BLUE CHALLENGE」(「三太郎シリーズ」)の「応援」編で使用されていた楽曲を歌っていたのが菅田であることが公表された[44]

2017年1月27日、映画『キセキ -あの日のソビト-』では、共演の成田凌横浜流星杉野遥亮と共に劇中でGReeeeNの前身グループグリーンボーイズを結成。1月24日にCDデビュー。1月7日にさいたまスーパーアリーナで行われたGReeeeNのライブ「あっ、リーナ、ども。はじめまして。『クリビツテンギョウ!?ル〜デル〜デ♪』」に登場し、オープニングアクトを務めた[45]。1月20日放送の『ミュージックステーション』に初出演し、「キセキ」と「声」を歌唱した[46]。GReeeeNのデビュー日と同日である1月24日、「グリーンボーイズ」でCDデビューを果たした[47]

2017年 - ソロ歌手デビュー

2017年3月21日、auのCM曲として起用されていた曲「見たこともない景色」でソロ歌手としてデビューすることが発表され、同時にミュージック・ビデオが公開された[48]。5月1日放送のラジオ番組菅田将暉のオールナイトニッポン』で、カップリング曲「ばかになっちゃったのかな」が初オンエア[49]。その翌週に『ミュージックステーション』にソロ歌手として初出演し、「見たこともない景色」を披露した[50]

「見たこともない景色」の発売日である2017年6月7日に菅田将暉本人名義としては初となるライブイベントを渋谷・WWW Xで開催[51]

2017年7月3日、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『菅田将暉のオールナイトニッポン』の中で、2枚目のシングル「呼吸」を8月30日に発売することを発表。表題曲は、菅田が初めて作詞に参加したラブソングである[52]。7月17日放送の同番組内で曲が初公開された[53]

2017年7月21日、16年ぶりにスペシャル番組として復活した音楽番組『LOVE LOVE あいしてる』に出演。トークコーナーでは、父の影響で番組MCの吉田拓郎の大ファンであることを告白し、音楽コーナーでは、菅田のリクエストで吉田拓郎の「今日までそして明日から」をKinKi Kids、拓郎らと共にギターを弾きながらセッションした[54]。11月、米津玄師のアルバム『BOOTLEG』の収録曲「灰色と青(+菅田将暉)」に参加[55]又吉直樹の小説を原作とする映画火花』の主題歌としてW主演を務める桐谷健太と共に、ビートたけしの「浅草キッド」をカバー[56]

2018年 - 2019年:『PLAY』、「まちがいさがし」、『LOVE』

2018年1月7日、3枚目のシングル「さよならエレジー」を発表。3月21日、最初のアルバム『PLAY』を発売[57]。オリコン[58]、Billboard Japan[59]の両チャートで最高2位を記録した。

2018年8月1日、4枚目のシングル「ロングホープ・フィリア」を発売。

2019年5月14日、配信限定シングル「まちがいさがし」を配信開始。7月10日には2ndアルバム『LOVE』を発売、初監督を務めたshort film「クローバー」の上映会も行った[60]

2019年12月31日、NHK総合ほかで放送された『第70回NHK紅白歌合戦』に白組として出場。「まちがいさがし」を歌唱した[61]

2020年 - 2022年:『COLLAGE』

7月1日、Creepy Nutsとのコラボ曲「サントラ」をリリース。このコラボは菅田のラジオにCreepy Nutsがゲスト出演した際、菅田が「『今夜はブギー・バック』のような曲にチャレンジしたい」と発言し、3人で大盛り上がりしたことをきっかけに実現した[62]。また同じくCreepy NutsとコラボしたTHE HIGH-LOWSのカバー曲「日曜日よりの使者」が同年8月26日にリリースするCreepy Nutsの新作ミニアルバム『かつて天才だった俺たちへ』に収録された[63]

7月17日、石崎ひゅーい、亀田誠治とのコラボ曲「糸」を配信リリース。「糸」は中島みゆきの同名曲のカバーで、菅田と小松菜奈がダブル主演を務める映画『』のエンディングテーマとして使用された[64]

8月7日、OKAMOTO'Sとのコラボによる配信シングル「Keep On Running」を配信リリース[65]

8月28日、同じ事務所の俳優、中村倫也とのコラボによる配信シングル「サンキュー神様」を配信リリース[66]

10月7日、11月20日に公開される東宝系映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌に新曲「虹」を提供したことが発表された。作詞・作曲は石崎ひゅーい、編曲はトオミヨウがそれぞれ担当。「虹」は同年11月25日に5枚目のシングルCDとしてリリースされた[67]

2021年1月4日、同年1月17日より放送される日本テレビ系ドラマ『君と世界が終わる日に』Season1の主題歌として新曲「星を仰ぐ」を提供したことを発表した[68]。同曲は2021年2月1日に配信リリースされた[69]

10月8日、同年10月10日からスタートするTBS系ドラマ『日本沈没-希望のひと-』の主題歌に新曲「ラストシーン」を提供したことが発表された。作詞・作曲は石崎ひゅーい、編曲はトオミヨウ[70]

2022年1月25日、同年3月9日に菅田が2020年から2021年にリリースした曲を集めたアルバム『COLLAGE』の発売を発表[71]

2022年 - 2024年:『SPIN』

2022年3月25日、新曲「惑う糸」が日本テレビ系『news zero』の新テーマソングに決定した。作詞、作曲、編曲はVaundyが担当[72]

2022年6月7日、菅田のアーティストデビュー5周年記念日に新曲「惑う糸」配信リリース[73]

2022年11月9日、初のEP盤となる新作「クワイエットジャーニー - EP」をリリース。

2023年2月15日、新曲『美しい生き物』を配信リリース。

2023年7月29日、新曲「ユアーズ」を配信リリース。「ユアーズ」は、日本テレビ系で放送中のドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」の主題歌として書き下ろされた。

2024年1月25日、新曲『谺する』を配信リリース。「谺する」は同年1月26日から全国の劇場で公開された映画「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」の主題歌となっている。

2024年7月3日、4thアルバム「SPIN」をリリース[74]

2025年 -

2025年5月6日、同年6月4日にリリースされるSixTONESの15枚目シングル「BOYZ」の初回盤Aカップリング曲に、菅田が西田修大と共に製作し、SixTONESのメンバーの松村北斗がソロで歌唱した楽曲『憧憬のアーチ』を提供した事を発表[75]

歌手としての特徴

影響

  • 少年時代は綺麗なボーイソプラノだったが、声変わりでいきなり声が低くなってしまったのがショックで声がコンプレックスとなり、中学生のころから一時期は全く音楽を聞かなくなった。カラオケも苦手で友人とカラオケに行ってもほとんど歌わず、唯一歌えたのが当時親が買って家にCDがあった福山雅治の「milk tea」だった。福山とは2018年にラジオで共演した際に二人で「菅田雅治」というユニット名で「milk tea」をセッションしている[76]
  • 東京都に移住し、19歳のころ、俳優業の転機となった映画『共喰い』の撮影中にフジファブリックの「茜色の夕日」に出会ったことで、音楽の力を強く体感する。影響を受けた音楽は、フジファブリック、吉田拓郎andymori忘れらんねえよなど[77]。また、「この世で一番好きなラブソング」として、石崎ひゅーいの「花瓶の花」[78]人生で影響を受けた3曲として「茜色の夕日」、銀杏BOYZの「BABY BABY」、andymoriの「ベンガルトラとウィスキー」をあげている。[要出典]

俳優との兼ね合い

  • 俳優の役作りによって、作品ごとに体型や声、日常生活でのテンションが変わってしまうので、歌もその時演じている役に寄って発声や歌い方が全く違うものになってしまうという。そのため過去に歌った時と同じ歌い方ができない[79]
  • 俳優業は責任ある立場で失敗できないものであるが、音楽はあくまで発展途上中の素人であり趣味で楽しくやるものと考えていて「役者は他人のため、音楽は自分のため」がモットー。しかし、タイアップでドラマや映画の主題歌などを担当する際はその作品のために歌うことを心がけており、山﨑賢人、竹内涼真小栗旬ら俳優仲間が主演するドラマの主題歌を任される時は主演俳優のことを一番に考えながら歌っている。
  • 俳優業では常に演じている役として人前に出るので「毎日毎日役のこと、『誰かの人生のこと』ばかり考えてる」状態が何年も続き、徐々に自分自身のアイデンティティがわからなくなっていた。そのため「俳優の仕事ばかりしていると壊れてしまう」と感じている時期があった。その点、音楽活動では「自分の言葉で、衝動的に言葉を発せられる感じが新鮮」であり、「(俳優としての)役を作るにあたっても、自分の軸というか、感情の基点がないと、わかんなくなるじゃないですか。『何が当たり前か』が大切で。ラジオも音楽も、そういうものを確認できるんです」と語っている[80][81]
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私生活

2021年11月15日、女優の小松菜奈と結婚したことをそれぞれのSNSにて連名で発表した[82]。小松とは『ディストラクション・ベイビーズ』『溺れるナイフ』『』で共演、2018年から「niko and… 」のファッションアンバサダーを3年間共に務めた[82]

2024年3月9日、第1子が誕生したことを双方の所属事務所の公式サイトにて報告した[83]

人物

  • 箕面市立西小学校箕面市立第一中学校卒業。高校は大阪府立池田高等学校に進学したが、高校1年の春休みに仮面ライダーWオーディションに合格したため、高一終了時に中退した。守秘義務があったため、突然高校を中退した理由は新ライダー発表まで弟にも知らされていなかった。2年からは日出高等学校(現・目黒日本大学高等学校)に編入したが、ライダー作品の撮影があっためほとんど学校に行けず、レポート提出と試験で卒業した。日出高校では同学年に染谷将太仲野太賀がいたが、在学中は一度も顔を合わせていない。16歳で親元を離れ知り合いのいない東京での一人暮らしは非常に苦労したという。
  • 池田高校ではアメフト部に入っていた。また、中学までピアノ水泳を習っていた[1]
  • 少年時代は箕面市にあるグリーンフルミネンセFCというサッカーチームに所属していた。同じチームの1年後輩にリオデジャネイロオリンピックの代表選手にも選ばれた亀川諒史(現横浜FC)がいる[84]
  • 自身の性格について「興味のあることには熱中するが、それ以外には良くも悪くもものごとへの興味が薄い」「感情的になったり、人と争ったりするのが苦手」と話している[85]
  • 共演経験の多い有村架純は菅田について「菅田くんは人に接する時、いつもその人のすべてを認め、受け入れてくれるんです。だから、菅田くんはみんなに信頼されるし、みんなが彼と仲良くなりたい、一緒に仕事をしたいと思うのかもしれません」と菅田の印象を語っている[86]

趣味・嗜好

  • 趣味は洋服作り。祖父が仕立屋だったことから服に興味を持つようになり、上京してパタンナーの友人と知り合ってから自分でも作るようになった。本人は「針の動きを追っていると余計なことを考えずに済んで、逆に脳が休まるんです。僕がミシンでダダダダってやるのは、(自身は酒が飲めないので)みなさんが仕事明けにビールでプハーッとのどごしを味わうのと同じ」と語る[87]
  • お笑い芸人全般をリスペクトしており、最も好きなのはダウンタウンで、対面すると平常心ではいられないという理由から共演をNGにしている。『ダウンタウンなう』にゲスト出演した際にはうまく話せないため便箋8枚もの手紙を書いてきたが、読んでいる最中に感極まって泣きだしてしまった[88]
  • 漫画好きを公言している[6]。実写化したら演じてみたい役には、1971年から『週刊少年チャンピオン』で連載された横山光輝の漫画『バビル2世』の主人公「浩一」や、実写化してほしくはないがもしされたら出演したいとして、冨樫義博の『レベルE』をあげている[89][90]
  • 得意な科目は数学で、『アルキメデスの大戦』で数学者役を演じた際には劇中に出てくる数式を理解して、実際に解きながら演じている[91]
  • 好物は牛乳で、食事にも牛乳を合わせる[92]。アルコールが体質に合わないので酒はあまり飲めない。
  • ジェットコースターなどぐわんと落ちる乗り物が苦手。飛行機の離陸も苦手で機内ではいつも寝ている[93]

エピソード

  • デビューが決まった経緯は、事務所に所属前の高校1年の春休みに上京して、事務所の人とテレビ局や雑誌の編集部に挨拶回りをしていた際に、銀座でたまたま時間が空いたため、近くにあった東映に伺うと『仮面ライダーW』のプロデューサーであった塚田英明に会い、同番組の最終オーディションが翌日にあるからと誘われ、受けたところ満場一致で合格した[3]。これはフィリップが特殊な役柄なため選考が難航していたところ、「(脳内に膨大な知識を持ちながら)何も知らない魔少年」であるフィリップのイメージに、「真っ白」でピュアな菅田が合致したからだと後に塚田は語っている[94]。同シリーズへの16歳での主演は最年少であるが、撮影開始の前日にはスタッフとの食事の席上にて「1年、君たち次第でこの長い仮面ライダーの歴史が終わるかもしれない」と告げられ、桐山共々強烈な責任感とプレッシャーを感じた[95]
  • 映画『帝一の國』と、大河ドラマ『おんな城主 直虎』で姿になったことにより、ベストフンドシストアワード2017の大賞を受賞した[96]
  • 3年A組-今から皆さんは、人質です-』の教師役をきっかけにした『聖職のゆくえ~働き方改革元年~』のナレーターのオファーを引き受けた。地元に教員として働く友達や自身もかつて教員への夢を抱いていたことから、過酷な教員の現状、そしてその働き方改革についての番組の出演を承諾した。ナレーションについて、自分の仕事が人々の考える機会の入口になることに意義があると語っている[97]

交友関係

  • 俳優の山﨑賢人とは仲が良く、菅田の俳優業10周年記念日に行われたコンサートではサプライズとして登場した。
  • 仲野太賀とはTBSのスペシャルドラマ『ブラックボード』で共演して以来の親友。菅田が主演を務めた日本テレビのドラマ『コントが始まる』では同じお笑いトリオの一員として仲野と共演し、その他にも役者としての共演だけでなく、NHK総合の特番『細野晴臣イエローマジックショー4』といった音楽番組においても仲野と共に細野晴臣の楽曲を歌唱する形で共演を果たしている[98]
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受賞歴

Thumb
2018年3月13日、芸術選奨贈呈での菅田(右)

映画

テレビ

その他

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出演

要約
視点

太字は主演キャラクター。

テレビドラマ

配信ドラマ

映画

バラエティ

  • 菅田将暉TV(2018年12月15日、NHK BSプレミアム)[215]
  • NHK MUSIC SPECIAL 細野晴臣イエローマジックショー4 (2025年1月30日、NHK総合) [216]

ドキュメンタリー

劇場アニメ

吹き替え

オリジナルビデオ

ラジオ

舞台

MV

ゲーム

CM

広告

玩具

  • 仮面ライダーW CSMダブルドライバーver.2(2025年2月)
  • 仮面ライダーW CSMファングメモリ&エクストリームメモリver.2(2025年2月)

NHK紅白歌合戦出場歴

さらに見る 年度/放送回, 回 ...
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書籍

写真集

  • ファースト写真集『スダマサキッス』(2010年7月23日、主婦と生活社ISBN 978-4-391-13929-7[260]
  • セカンド写真集『DA-SU』(2011年7月1日、主婦と生活社)ISBN 978-4-391-14068-2[261]
  • アーティストブック『20+1』(2014年2月21日、ワニブックスISBN 978-4-8470-4615-5[262]
  • アニバーサリーブック『誰かと作った何かをきっかけに創ったモノを 見ていた者が繕った何かは いつの日か愛するものが造った何かのようだった。』(2019年2月21日、ワニブックス)ISBN 978-4-8470-8186-6 / ISBN 978-4-8470-8187-3[263]
  • 着服史(2022年3月25日、ワニブックス)ISBN 978-4-8470-8419-5[264]
  • #FF0921(小松菜奈とのアートブック 2023年9月21日、Righters)ISBN 9784-991293603

連載

  • +act 「E-sudagram」(2015年11月号 - 2021年4月号、ワニブックス)
  • CUT
    • 「菅田将暉と太賀の夢で逢えたら」(2017年11月号 - 2019年7月号、ロッキング・オン
    • 「菅田将暉と仲野太賀の夢で逢えたら」(2019年8月号 - 、ロッキング・オン)

雑誌

カバーモデル

  • お嬢様、狼には気をつけて(著:彩音りん、2012年2月24日、集英社ピンキー文庫)

その他

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ディスコグラフィ

要約
視点
概要 リリースリスト, ↙スタジオ・アルバム ...

シングル

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配信限定シングル

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参加作品

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アルバム

オリジナルアルバム

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映像作品

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ミュージック・ビデオ

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楽曲提供

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サポートメンバー

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サポートのバンド名は「KNEEKIDS(ニーキッズ)」。菅田とメンバーで楽曲の共作もしている。映画『何者』でバンドとして共演し、2017年に解散した「カラスは真っ白」のメンバーを中核としている[301]

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タイアップ

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脚注

参考文献 

外部リンク

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