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西九州自動車道
福岡県福岡市から佐賀県武雄市に至る高規格幹線道路 ウィキペディアから
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西九州自動車道(にしきゅうしゅうじどうしゃどう、英語: NISHI-KYUSHU EXPWY[1])は、福岡県福岡市から佐賀県唐津市・長崎県佐世保市などを経由し、佐賀県武雄市で長崎自動車道に接続する延長約150キロメートル (km) の高規格幹線道路(国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)(B路線))である。一部を除き国道497号に指定されている。略称は西九州道(にしきゅうしゅうどう)。
高速道路ナンバリングによる路線番号は、「E35」が割り振られている[2]。
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国道497号
路線データ





一般国道の路線を指定する政令[3][注釈 2]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:福岡市(西区、福重JCT = 福岡高速環状線)
- 終点:武雄市(武雄JCT = 長崎自動車道)
- 重要な経過地:佐賀県東松浦郡浜玉町[注釈 3]、唐津市、伊万里市、松浦市、長崎県北松浦郡江迎町[注釈 4]、同郡佐々町、佐世保市
- 総延長 : 111.1 km(福岡県 6.7 km、福岡市 8.1 km、佐賀県 42.8 km、長崎県 53.6 km)未供用延長を含む[4][注釈 5]
- 重用延長 : なし
- 未供用延長 : 17.9 km(福岡県 - km、福岡市 - km、佐賀県 6.5 km、長崎県 11.3 km)[4][注釈 5]
- 実延長 : 93.3 km(福岡県 6.7 km、福岡市 8.1 km、佐賀県 36.2 km、長崎県 42.3 km)[4][注釈 5]
- 指定区間:福岡市西区拾六町1丁目250番6(福重JCT) - 糸島市東字スス町339番(東交差点)〈今宿道路〉、同市二丈鹿家字白石2515番17(二丈鹿家IC) - 武雄市東川登町大字袴野字宮市10147番1(武雄南IC)〈佐々佐世保道路・佐世保道路・武雄佐世保道路〉[5]
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インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通区間の名称は仮称(平戸ICと江迎鹿町ICを除く)。
- 路線名の特記がないものは市町道。
- バスストップ (BS) のうち、○は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
- 各英略記は、JCTはジャンクション、ICはインターチェンジ、TBは本線料金所、PAはパーキングエリアをそれぞれ示す。
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歴史
- 1983年(昭和58年)4月1日 : 当面活用区間である二丈浜玉道路が開通。
- 1988年(昭和63年)
- 3月24日 : 佐世保大塔IC - 波佐見有田IC間開通。
- 年度 : 唐津道路事業化。
- 1989年(平成元年)11月30日 : 波佐見有田IC - 武雄南IC間開通。
- 1990年(平成2年)1月26日 : 武雄南IC - 武雄JCT間開通により、長崎自動車道と接続。
- 1992年(平成4年)
- 1993年(平成5年)3月26日 : 周船寺IC - 東交差点間開通。
- 1995年(平成7年)度 : 唐津道路着工。伊万里道路事業化。
- 1997年(平成9年)度 : 伊万里松浦道路事業化。
- 1998年(平成10年)
- 2001年(平成13年)10月13日 : 福重JCT - 拾六町IC開通により、福岡高速1号線と接続。
- 2003年(平成15年)11月 : 福重JCT - 前原IC間4車線化。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)12月25日 : 伊万里道路都市計画決定。
- 2009年(平成21年)12月12日 : 二丈鹿家IC - 浜玉IC間開通。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)3月24日 : 唐津IC - 唐津千々賀山田IC間開通。
- 2013年(平成25年)
- 2015年(平成27年)
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
- 2019年(令和元年)9月4日 : 国土交通省が西九州道の暫定2車線区間のうち、佐世保大塔IC - 武雄南IC間を10 - 15年後を目処に4車線化する優先整備区間に選定する方針を発表[23][24][25]。
- 2021年(令和3年)7月19日 : 松浦佐々道路のIC名称が「平戸IC」と「江迎鹿町IC」にそれぞれ正式決定[26]。
- 2024年(令和6年)
- 2025年(令和7年)3月23日:佐々IC - 佐世保中央IC 4車線化・有料化[29]。
開通予定年度
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各事業区間
要約
視点
福岡高速5号線
福岡高速5号線のうち、月隈JCT - 福重JCT間は国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)としての西九州自動車道に含まれる[8]。都市高速道路の最高速度は基本的に全線60 km/hだが、同区間の最高速度は80 km/hとなっている。また、当区間は福岡市道である[32]。
今宿道路
今宿道路は福岡市西区と同糸島市とを結ぶ国道202号および国道497号の道路事業名である。その歴史は古く、1970年度(昭和45年度)に今宿バイパスとして事業化されて以来都市計画の変更を重ねて現在の形になった[33]。2 - 4車線の一般道路部が国道202号として、4車線の自動車専用道路が国道497号として整備される。
当該区間23.3 kmは下記のとおり自動車専用部と一般部によって構成されている。
自動車専用部
- 起点: 福岡県福岡市西区拾六町(福重JCT)
- 終点: 福岡県糸島市二丈上深江(二丈IC(仮称))
- 延長: 17.5 km
- 規格: 第1種第3級(福重JCT - 周船寺IC)、第1種第2級(周船寺IC - 福岡県糸島市二丈上深江)
- 設計速度: 100 km/h (周船寺IC - 福岡県糸島市二丈上深江) 、80km/h(福重JCT - 周船寺IC)
- 標準道路幅員: 19.75 m - 23.5 m
- 車線幅員: 3.5 m
- 車線数: 4車線
自動車専用部は渋滞緩和や台風などの災害時の迂回路確保を目的として建設されたもので、福岡市西区拾六町から福岡市西区周船寺にかけての福岡前原道路II期区間(延長6.5 km)と、福岡市西区周船寺から糸島市東にかけての同I期・III期(延長8.0 km)、糸島市東から糸島市二丈上深江に至る区間(延長3.0 km)とに分類される[34]。福岡前原道路は福岡県道路公社が福岡前原有料道路として管理しており2003年度までに4車線化が完成、周船寺IC付近 - 前原IC(前原TB)間は通常時は高速自動車国道と同様の最高速度100 km/h規制(大型貨物自動車、大型特殊自動車、三輪およびけん引の普通自動車は80 km/h規制)となっており、また最低速度も50 km/h規制となっている。一方、周船寺IC付近以東は80 km/h規制(福重JCT - 福岡西TB間の下り線だけは、福岡高速1号線の規制の流れを受けて60 km/h規制)、前原IC以西は60 km/h規制であり、最低速度規制は設定されていない。糸島市東(前原東IC/東交差点暫定出入口)で一般道路部と暫定取付となる。
糸島市東(東交差点暫定出入口) - 二丈IC(仮称)は事業中であり、最終的に自専部4車線で整備予定[35]。
福岡高速1号線との接続により、天神 - 前原を従来より短時間で結ぶ事が出来るようになった。また、2011年2月には福岡高速5号線との渡り線も開通し、九州自動車道太宰府インターチェンジとの短絡ルートとなった[36]。
一般道路部(該当区間のみ)
- 起点: 福岡県糸島市二丈上深江
- 終点: 福岡県糸島市二丈福井
- 延長: 5.8 km
- 規格: 第3種第2級
- 設計速度: 60 km/h
- 標準道路幅員: 16.25 m
- 車線幅員: 3.25 m
- 車線数: 4車線
今宿道路の自専部は計画上、糸島市二丈上深江までの17.5 kmとなっており、そこから糸島市二丈福井までの5.8 kmは一般部のみとなる。当該区間は二丈浜玉道路と同規格にて整備済みの国道202号国土交通省管理区間(暫定2車線供用)であることから、これを改修しアクセスコントロールされた準自専道として完成4車線で供用する予定である。(詳細については今宿道路を参照)
二丈浜玉道路(当面活用区間)
福岡県糸島市二丈福井(深江ランプ) - 二丈鹿家IC間 約6 km
二丈浜玉道路は一般道路であり、西九州自動車道の指定区間になってはいないが当面活用区間という位置づけである。また西九州自動車道の一般部という扱いも受ける事がある。上記区間の自動車専用部は計画中であり詳細は未定[35]。
かつては福岡県道路公社・佐賀県道路公社が管理する一般有料道路だったが、2013年(平成25年)4月1日0時をもって無料開放された。
唐津道路
福岡県糸島市と佐賀県唐津市を結ぶ自動車専用道路である。 開通当初から無料区間である。
唐津伊万里道路
佐賀県唐津市から佐賀県伊万里市に至る自動車専用道路である。 開通当初から通行料は無料。
- 起点: 佐賀県唐津市原(唐津IC)
- 終点: 佐賀県伊万里市南波多町府招(伊万里東府招IC)
- 延長: 18.1 km
- 規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80 km/h(暫定開通時の規制速度 70 km/h)
- 道路幅員
- 一般部: 20.5 m
- 橋梁部(長大橋): 19.5 m
- 車線幅員: 3.5 m[37]
- 車線数: 4車線(暫定2車線)
伊万里道路
佐賀県伊万里市で事業中の自動車専用道路である[38]。
- 起点: 佐賀県伊万里市南波多町府招(伊万里東府招IC)
- 終点: 佐賀県伊万里市東山代町長浜(伊万里西IC)
- 延長: 6.6 km
- 規格: 第1種第3級
- 設計速度: 80 km/h
- 道路幅員
- 一般部: 20.5 m
- 橋梁部: 19.5 m
- 車線幅員: 3.5 m
- 車線数: 4車線
伊万里松浦道路
佐賀県伊万里市から長崎県松浦市に至る整備中の自動車専用道路である。開通当初から通行料は無料。
- 起点: 佐賀県伊万里市東山代町長浜(伊万里西IC)
- 終点: 長崎県松浦市志佐町(松浦IC)
- 延長: 17.2 km
- 規格: 第1種第3級
- 設計速度: 80 km/h
- 道路幅員: 12.0 m
- 車線幅員: 3.5 m
- 車線数: 2車線[39]
山代久原IC - 今福IC間は、2015年3月14日に[17]、今福IC - 調川IC間が2017年11月5日に[20]、調川IC - 松浦IC間が2018年12月15日に[22]それぞれ開通した。
松浦佐々道路
長崎県松浦市から長崎県北松浦郡佐々町に至る事業中の自動車専用道路である[40]。
- 起点: 長崎県松浦市志佐町浦免(松浦IC)
- 終点: 長崎県北松浦郡佐々町沖田免(佐々IC)
- 延長: 19.1 km
- 規格: 第1種第3級
- 設計速度: 80 km/h
- 道路幅員: 12.0 m
- 車線幅員: 3.5 m
- 車線数: 2車線
松浦IC - 佐々IC間の19.1 kmについては長い間計画中とされ、全線約150 kmの中で最後まで未事業化区間として残っていた。2013年7月30日に都市計画決定が告示され[41]、2014年度より新規事業化された[42]。
ルート選定にあたっては、(1)平戸市方面からのアクセスを考慮し、西回りにやや迂回しながら松浦ICと佐々ICとを結ぶ道路を新設する案、(2)松浦ICと佐々ICとをほぼ直線に結ぶ道路を新設する案、(3)国道204号を改良する案の3案が検討され、高度医療機関へのアクセスや災害時の安定性、時間短縮効果、建設コスト等を総合的に勘案し、(1)案が採用された。完成2車線(幅員12 m)で、佐世保市内に2箇所のインターチェンジが設けられる予定となっている[43]。
2014年(平成26年)9月21日に江迎町で中心杭打式を行った[44]。
松浦IC - 平戸IC間の7.5 kmが2025年(令和7年)度に開通予定[12]。
佐世保道路
長崎県佐世保市内を通る自動車専用道路で、NEXCO西日本が管理する全国路線網の一般有料道路である。
- 起点: 長崎県北松浦郡佐々町沖田免(佐々IC)
- 終点: 長崎県佐世保市大塔町(佐世保大塔IC)
- 延長: 16.9 km
- 規格: 第1種第3級
- 設計速度: 80 km/h(暫定2車線区間の規制速度は70 km/h)
- 車線幅員: 3.5 m
- 車線数: 計画4車線(暫定2車線)
- 佐々IC - 佐世保中央IC間が2025年3月23日に4車線化された。
2010年(平成22年)3月20日に全線開通。2010年時点では暫定2車線であるため、車線分離用にガイドポストを設置している。開通に先立ち3月12日夜から、佐世保大塔ICに新たに設置する本線料金所で料金を徴収する。これにより、佐世保みなとICの料金所は撤去された。
2025年3月23日以降、佐々IC - 佐世保中央IC間がNEXCO西日本に移管されることに伴い、非ETC車の料金は佐々IC - 佐世保大塔IC間の区間最大料金に変更される[29]。
武雄佐世保道路
佐賀県武雄市と長崎県佐世保市を結ぶ自動車専用道路で、NEXCO西日本が管理する全国路線網の一般有料道路である。
九州横断自動車道長崎大分線
武雄JCT - 武雄南IC間は西九州自動車道(国道497号)ではなく、九州横断自動車道長崎大分線(高速自動車国道、長崎自動車道)として整備された[45]。 武雄南ICに武雄JCT方面の出入口が設置されていないため、この区間のみの利用はできない。
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路線状況
要約
視点
車線・速度・料金
※最低速度50km/h規制あり
道路管理者
主なトンネルと橋
交通量
24時間交通量(台) 道路交通センサス
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
- 平成22年度の調査期間中において佐世保中央IC - 武雄JCTでは、高速道路無料化社会実験が行われていた。
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地理
通過する自治体
接続する高速道路
脚注
関連項目
外部リンク
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