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福岡県警察
福岡県が設置した警察組織 ウィキペディアから
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福岡県警察(ふくおかけんけいさつ、Fukuoka Prefectural Police)は、福岡県の都道府県警察である。略称は福岡県警。
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所在地
本部庁舎には、警察庁の地方機関である九州管区警察局も入居している。
- 本部
- 交通指導課放置違反金収納センター
- 福岡市博多区吉塚本町13番50号 福岡県吉塚合同庁舎内
沿革
要約
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人員
大規模警察本部であり、本部長は警視監。
地方警察職員定員数。
このほか警察本部長をはじめ地方警務官(警視正以上)が21人。
福岡県警察では、警視昇任まで昇任試験(個人面接等)が行われる。
組織
要約
視点
総務部
- 総務課(警察事務、警察行事、公安委員会庶務、機密、本部長秘書、公告式、文書、県議会、情報公開、個人情報保護、警察署協議会)
- 庶務係、文書管理係、情報公開室、公安委員会補佐官室
- 被害者支援・相談課(警察安全相談、犯罪被害者支援、広聴、被疑者取調べ監督)
- 警察安全相談係、被害者支援係、犯罪被害者支援官、取調べ監督室
- 情報管理課(電子計算組織運用、電磁的記録解析、警察統計)
- 庶務・企画係
- 広報課(広報、報道、警察音楽隊)
- 音楽隊、広報係、報道係
- 会計課(予算、決算、物品、会計監査、遺失物、交通反則金徴収)
- 庶務係、財務監査室、出納係、調度係
- 施設課(警察施設管理及び営繕、本部庁舎管理)
- 契約係、建設係
- 装備課(警察装備、服制、船舶管理、警察車両、車両整備工場)
- 機動装備隊、自動車修理工場
警務部
生活安全部
- 生活安全総務課(生活安全警察運営、犯罪予防、性犯罪被害抑止)
- 庶務係、安全安心まちづくり推進室、犯罪抑止対策室、特殊詐欺予防対策係、街頭犯罪特別遊撃隊
- 人身安全対策課(ストーカー行為規制、DV被害者保護、行方不明者保護)
- 指導係、ストーカー・DV対策係、行方不明・保護係、特別捜査班
- 少年課(少年警察運営、少年事案、少年健全育成、福祉犯捜査)
- 少年健全育成室(少年相談係)、児童虐待対策室、中央・福岡・北九州・飯塚・久留米少年サポートセンター、特別捜査班、少年事件指導官
- 生活保安課(危険物取締り、風俗事犯、外国人労働者に係わる雇用関係事犯、インターネット異性紹介事業、警備業、探偵業、質屋、古物商)
- 銃砲火薬類係、風俗環境対策係、探偵業係、警備業係、許可等事務担当室、特別捜査班
- 生活経済課(環境関係事犯、保健衛生関係事犯、知的財産権関係事犯、経済関係事犯、密貿易関係事犯)
- 生活経済対策係、特別捜査班
- サイバー犯罪対策課(情報技術利用犯罪取締り・予防、不正アクセス行為、情報技術利用犯罪取締り支援)
- 教養・研修係、支援・指導係、高度情報技術対処センター、特別捜査班
地域部
刑事部
- 刑事総務課(刑事警察運営、捜査共助、刑事公判対応、犯罪捜査支援、犯罪統計、照会)
- 照会センター、犯罪捜査支援室(画像分析係)、捜査研修係、捜査共助係、財務捜査係、追跡捜査係
- 捜査第一課(凶悪犯罪・粗暴犯罪・火災犯罪・性犯罪・特殊犯罪捜査、検視)
- 捜査第二課(知能犯罪・選挙犯罪捜査)
- 捜査第三課(窃盗犯罪捜査、犯罪手口、移動警察)
- 特別捜査班、広域盗品等捜査係
- 鑑識課(指紋、現場鑑識、刑事写真、警察犬)
- 庶務係、福岡・北九州・筑豊・筑後地区機動鑑識係、現場係、指紋資料係、足こん跡係、写真係、現場指紋係、警察犬訓練所(警察犬係)
- 科学捜査研究所(鑑定、研究)
- 法医係、化学係、物理係、文書係、心理係
- 機動捜査隊(機動捜査、初動捜査)
- 隊本部・福岡地区班、筑豊地区班、筑後地区班、広域機動捜査班
暴力団対策部
- 組織犯罪対策課(組織犯罪対策運営、組織犯罪資料、犯罪収益、暴力団排除及び関係者保護)
- 庶務係、保護対策室、マネー・ロンダリング対策係、社会復帰対策係、暴力団排除企画係、北九州地区襲撃抑止対策係、情報分析係、「準暴力団等集中取締本部(本部長:福岡県警察本部長)」
- 暴力団犯罪捜査課(暴力団犯罪捜査)
- 「筑後地区暴力団集中取締本部(本部長:暴力団対策部長)」、特別捜査班
- 北九州地区暴力団犯罪捜査課(北九州市に主たる事務所の所在地を有する指定暴力団に係る犯罪の捜査)
- 「北九州地区暴力団集中取締現地本部」、「工藤會関連事件特別捜査本部(本部長:福岡県警察本部長)」、特別捜査班
- 薬物銃器対策課(薬物関係事犯、銃器関係事犯)
- 特別捜査班
- 国際捜査課(国際的な犯罪の捜査、国際犯罪捜査共助、通訳、翻訳)
- 企画・事件係、通訳運用係、特別捜査班
交通部
- 交通企画課(交通警察運営、交通安全、交通統計、交通事故分析)
- 安全教育係、統計分析係
- 交通規制課(交通規制、交通安全施設、交通管制、都市交通対策)
- 許可第一係、許可第二係、信号機係、標識係、交通管制センター、都市交通対策室
- 交通指導課(交通指導取締り、交通上の危険防止措置、車両使用者指示、放置違反金事務、車両使用制限)
- 交通捜査課(交通事故事件捜査及び処理、交通特殊事件捜査、交通鑑識)
- 特別捜査班、事故捜査係、交通鑑識係
- 運転免許試験課(運転免許試験、自動車教習所、運転免許証更新、国外運転免許)
- 運転免許管理課(運転免許行政処分、運転免許システム開発運用)
- 行政処分第一係、行政処分第二係、
- 交通機動隊(交通機動取締り、警察車両乗務員運転訓練)
- 福岡・筑豊・筑後地区隊、特別機動取締係
- 高速道路交通警察隊(高速自動車道路における犯罪の捜査の初動活動)
警備部
福岡県警察学校
警察学校長、副校長
- 庶務係、教務係、学生指導係
- 指導課 初任科、初任補修科、一般職員初任科、部門別任用科、専科、巡査部長任用科、警部補任用科、主任任用科、係長任用科
福岡市警察部
- 庶務課
北九州市警察部
- 機動警察隊(総務、会計、自動車警ら、機動捜査、交通機動取締り、暴力団犯罪捜査)
- 総務班、会計班、警ら・機動取締班、機動捜査班、特別機動取締班、特別遊撃班
※福岡県警察の組織に関する規則 を参照。
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施設・装備データ
警察署
要約
視点
36署・全署に方面機動隊配置。 太字で示されている警察署長の階級は警視正、その他の警察署長は警視。
福岡
福岡地区の警察署数は15。警察車両のナンバー地名は朝倉地域が「久留米」、それ以外の地域は「福岡」となる。
北九州
北九州地区の警察署数は10。警察車両のナンバー地名はすべて「北九州」となる。
筑豊
筑豊地区の警察署数は4。警察車両のナンバー地名はすべて「筑豊」となる。
筑後
筑後地区の警察署数は7。警察車両のナンバー地名はすべて「久留米」となる。
警察署の再編
- 2009年(平成21年)6月に公表された「警察署の機能強化計画」によって、2010年(平成22年)に40警察署から34警察署に再編された[3]。
- 2010年(平成22年)1月1日
- 2010年(平成22年)4月1日
- 2014年(平成26年)4月1日
- 2022年(令和4年)4月1日
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歴代本部長
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マスコットキャラクター
交通安全と防犯のマスコットキャラクターがいたため、かつては県警全体としてのマスコットはいなかったが[5]、2004年に県警発足50年を機に「ふっけいくん」が登場、名前は福岡と警察を合わせたもの[6]。
不祥事
2000年代
- 2001年(平成13年)- 中洲カジノバー汚職事件
- 2004年(平成16年)- 不正経理問題
2010年代
- 2012年(平成24年) - 東警察署の現職警部補が、暴力団関係者から捜査情報の提供の見返りに現金を受け取っていたことが発覚
- 2014年(平成26年) - 県警の公用車の車検を請け負う県警車両整備工場において、多数の不正車検が実施されていたことが判明
- 2015年(平成27年)6月13日 - 勾留中の特定危険指定暴力団工藤会系組員から依頼され「罪をかぶってほしい」との伝言を別の男に伝えたとして、福岡県警は小倉北警察署の留置管理担当男性巡査を犯人隠避教唆ほう助容疑で福岡地方検察庁小倉支部に書類送検した[7]。
- 2015年(平成27年)9月 - 福岡市内であった福岡県警留置管理課の飲み会で、男性警部補(58歳)ら複数の警察官が女性警察官に集団でわいせつな行為をした。女性警察官を羽交い締めにし、3分間にわたって体を触るなどしたとして、男性警部補と別の男性警部補(57歳)を強制わいせつの疑いで2017年2月1日に書類送検。2人は別の男性警察官に「氷の口移し」の宴会芸をやらせるなどのパワハラ行為も繰り返したとして、58歳の男性警部を停職(3か月)、57歳の男性警部補を停職(1か月)の懲戒処分。ともに2017年3月2日付で依願退職。また、2人のわいせつ行為を手助けした男性巡査長(30歳)を減給10分の1(3か月)、その様子をスマートフォンで連写撮影した男性巡査部長(29歳)を本部長訓戒の懲戒処分にした。さらに同課の女性警察官に対し、「ブス」などとセクハラの言動を2014年ごろから繰り返したとして、男性警部補(42歳)を所属長訓戒の懲戒処分とした[8]。
- 2016年(平成28年)11月下旬 - 小倉北警察署の男性巡査部長(40代)が北九州市若松区の結婚式場で、不倫関係の女性と披露宴を開こうとした。双方の親族、友人が数十人ずつ集まる予定になっていたが、当日は巡査部長側は本人しか現れなかった。開宴直前、不審に思った女性側が追及すると、自身が既婚者だと認めた。式場が紛糾し、親族に囲まれて対応に窮した巡査部長が自身の親族に連絡。電話を受けた親族が「犯罪に巻き込まれたのでは」と警察に通報する騒ぎになった。県警は2017年2月9日付で男性巡査部長を減給の懲戒処分とした。監察官室は「重婚や詐欺などの犯罪には当たらない」とし、事案を公表していなかった理由については「不倫はいちいち発表することではない」と説明した[9][10]。
- 2017年(平成29年)5月22日 - 中央警察署の男性巡査部長(35歳)が、「事件のことで聞きたいことがある」と捜査対象の女性(30代)宅に電話を掛け訪問し、すしやビールの提供を受けたり、体を触ったりした。翌日、女性から署に「飲み物の要求を受けた」などと相談の電話があり発覚した。8月24日、県警は男性巡査部長を公務員職権乱用の疑いで書類送検し、減給10分の1(6ヵ月)の懲戒処分とした。巡査部長は同日付で依願退職[11]。
- 2017年(平成29年)6月 - 小郡市に住む通信指令課巡査部長の自宅で妻と子供2人の計3人が遺体で見つかる事件が発生。このうち妻を殺害した容疑で巡査部長(逮捕後に懲戒免職[12])が逮捕された[13][14]。また、2018年2月21日にも子供2人を殺害した容疑で元巡査部長が再逮捕された[15][16]。2019年12月13日に死刑判決[17]。
- 2017年(平成29年)7月29日 - 南警察署に勤務する男性警部補が、大麻を所持していた容疑で逮捕された[18]。
- 2017年(平成29年)8月24日 - 東警察署の巡査部長(46歳)が、サイバー犯罪対策課に所属していた2016年7月~2017年3月ごろ、公用車を不適切に通勤に利用し、福岡市内の自宅と出張先の警察署や県警本部の間を計88回行き来するなどしていたとして、8月24日、減給10分の1(1ヵ月)の懲戒処分とした[11]。
- 2017年(平成29年)11月28日 - 北九州市警察部機動警察隊の男性巡査部長(38歳)が、JR鹿児島線の博多発小倉行き普通列車内で、女性(50代)のスカート内を盗撮。気付いた女性が被害を訴え、男性巡査部長はスペースワールド駅で降ろされた。その後、駅ホームから線路に飛び降り、約1km線路上を逃走。翌日に上司に申告し、出頭した。県警は男性巡査部長を県迷惑行為防止条例違反の疑いで書類送検した。鉄道営業法違反容疑でも捜査したが、運行妨害の意図はなかったとして立件を見送った[19]。
- 2019年(平成31年)2月5日、福岡県警が利用しているサーバーがコンピューターウイルス「ランサムウェア」の攻撃を受け、一部業務に支障が発生した。県警本部のパソコンが外部記憶媒体からデータを取り込んだ際に感染した可能性が高いという。捜査情報や個人情報の流出は確認されていない[20]。
- 2019年(令和元年)7月29日 - 東警察署生活安全課の男性巡査部長(47歳)が、福岡市中央区のコンビニの女子トイレに侵入。店に通報され建造物侵入の疑いで逮捕された。取り調べに対して「女子トイレに入ってみたかった。興味があった」などと供述[21]。
- 2019年(令和元年)9月20日 - 公安第三課の男性巡査長(31歳)が2018年9月16日~12月28日に大野城市の警察施設内で捜査費などを盗んだとして、9月20日付で窃盗容疑で書類送検し、停職6か月の懲戒処分とした。男性巡査長は「パチンコ代や食事代がほしかった」などと容疑を認め、依願退職[22]。
2020年代
- 2020年(令和2年)1月16日 - 県警の独身寮や署内で財布から現金が盗まれるなどの窃盗事件が相次ぎ、県警は16日、窃盗容疑で折尾警察署の男性巡査長(25歳、署の独身寮の食堂で同僚が置き忘れた財布から現金2万円を窃盗)と男性巡査(21歳、寮の食堂の寮費から現金3万2千円を窃盗)、行橋警察署の男性巡査長(31歳、生活安全課の執務室で、同僚の財布から現金5万円を窃盗)の計3人を書類送検した。3人はいずれも同日付で依願退職[23]。
- 2020年(令和2年)4月25日 - 小倉北警察署交通管理官が酒気帯び運転事故[24]。
- 2022年(令和4年)1月 - 県警の50歳代の男性警察署長が運転免許更新の際に義務付けられている講習を受けないまま免許更新していたことが明らかになった。部下に当たる署の交通課長が「受講の必要は無い」と誤った説明をしていたためとされ、県警は両名を2月に厳重注意処分とした[25]。
- 2023年(令和5年)7月14日 - 交通違反摘発の際に虚偽の書類を作成したとして、県警は柳川警察署の男性警部補(57)を虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで書類送検するとともに、停職6カ月の懲戒処分とした。警部補は同日、依願退職した。県警によると、警部補は2015年3月〜23年2月、約2600件の交通違反を摘発したが、適正だったのは約400件だった。残る約2200件のうち記録が残る約1600件について違反による減点を取り消し、反則金など計約1500万円を返還する。警部補は信号無視などの交通違反を摘発した際、間近に確認できず警告にとどまるケースでも不当に減点や反則金の対象とし、その後、現場をしっかり確認できる位置にいたとつじつまを合わせるために虚偽の現場見取り図を作成していた。「仕事ができると思われたかった」と供述しているという。また書類作成を手伝ったり、虚偽と知りながら上司への報告を怠ったりしたとして計6人を本部長や所属長注意処分とした[26]。2024年1月19日、福岡地裁は元警部補に懲役1年6カ月、執行猶予3年を言い渡した。裁判長は元警部補が手当増額目的で検挙数を増やそうとしたと指摘した[27]。
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関連項目
脚注
外部リンク
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