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福島県警察

福島県が設置した警察組織 ウィキペディアから

福島県警察map
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福島県警察(ふくしまけんけいさつ、: Fukushima Prefectural Police)は、福島県が設置した警察組織であり、福島県内を管轄区域とし、福島県警と略称する。

概要 福島県警察ふくしまけんけいさつ Fukushima Prefectural Police, 役職 ...

警察法上、福島県公安委員会の管理を受け、給与支払者は福島県知事である。東北管区警察局管内。

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沿革

本部所在地

中核機能は従来福島市杉妻町2番16号(福島県庁と同じ)に置かれていたが、2018年に同町5番75号(福島県庁東分庁舎跡地)に新築移転された。その他に諸部署が分散している。

  • 東分庁舎(福島市杉妻町)に少年課、監察課
  • 山下庁舎(福島市山下町)に教養課、厚生課
  • 交通管制センター(福島市旭町)
  • 福島県警察機動センター(福島市荒井)
警察装備センター(施設装備課)、科学捜査研究所機動捜査隊交通機動隊、航空隊、機動隊の庁舎を共同で使用する施設の総称

組織

要約
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部隊

要約
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データ

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福島県警察航空隊のBell-412EP

警察署

要約
視点

県内の警察署は22。分庁舎は7。※警察車両のナンバー地名表記は会津地方の5署配置車が「会津」、いわき中央・いわき東・いわき南・棚倉・石川・双葉の6署と小野・常磐の2分庁舎配置車が「いわき」、郡山・郡山北の2署と本宮分庁舎配置車が「郡山」、白河署の配置車が「白河」、それ以外の署配置車は「福島」となる。なお、太字で示す警察署の署長階級は警視正。政令指定都市を抱えていない県における大規模署数は全国最多となっている。

さらに見る ※, 地域 ...

警察署の再編

2010年(平成22年)4月1日、桑折署と福島北署、川俣署と福島署、本宮署と郡山北署、小野署と三春署、会津美里署と会津若松署、浪江署と富岡署をそれぞれ統合し、桑折、川俣、本宮、小野、会津美里、浪江各署は分庁舎になった。 同時に三春署が田村警察署、富岡署が双葉警察署と改称している。[2]また、いわき中央署管内の常磐地区幹部交番が常磐分庁舎となった。

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マスコットキャラクター

マスコットキャラクターとして県の民芸品の起き上がり小法師をモチーフとした「福ぼうしくん」「福ぼうしさん」の2体が県警発足50年を機に2004年9月7日より使用、「福」は福島県と幸福からでそれを脅かす事件事故を「防止」する意味が込められている[3]

警察歌

概要 映像外部リンク ...

国警福島県本部時代の1950年(昭和25年)に作成され、11月17日に福島市公会堂で発表演奏が行われた[5]

主な事件

未解決事件

さらに見る 事件名, 発生 ...

不祥事

  • 2002年6月 - 刑事部銃器薬物対策課長が、棚倉警察署長在任中の99年6月、知人男性の酒気帯び運転について、部下に指示し、もみ消していた事が匿名の電話の指摘により発覚し、課長と当時の同署幹部ら計3人が犯人隠避容疑で福島地方検察庁に書類送検された。
  • 2004年2月 - 婚礼衣装で婚約者と一緒に自らの結婚式に乗用車で向かっていた男性が、郡山市富久山町の国道4号で盗難車の疑いで事情聴取され、結婚式の予定時間に遅れた。郡山警察署が盗難車のナンバーを誤って登録したことが原因で、同署が電話でミスを認め、直接、謝罪に訪れることを申し出たが、男性は「そこまでは」と寛大にも断った。しかし男性は「パトカー白バイに囲まれ驚いた。このようなミスは2度とないようにしてほしい」とも話した。
  • 2004年10月 郡山警察署が無実の男性を窃盗容疑で誤認逮捕した。別件で逮捕された男が男性が逮捕された事件についても自供、同署は男性を釈放したが、男性を15日間に亘り身柄を拘束していた。
  • 2005年2月 - 福島県立大野病院に勤務していた産婦人科医が、帝王切開中の大量出血で患者が死亡した件において業務上過失致死罪、および異状死の届出義務違反(医師法違反)で逮捕されたが、直後からこの逮捕についての意見や抗議が多数寄せられている。
  • 2005年11月 - 須賀川警察署の巡査部長が2003年から2005年8月までに、供述調書の内容を自分の手で偽装し、7件の事件で14通の偽の書類を作成していた。さらに万引や自転車盗の被害届など18件の事件の記録66通を自分の家に持っていき放置していた。県警は、有印公文書偽造虚偽有印公文書作成、同行使公用文書毀棄の疑いで書類送検し、懲戒免職とした。監督責任のあった上司たち11人も本部長訓戒とした。
  • 2007年1月 - 高速道路交通警察隊福島分駐隊の巡査部長がタクシー運転手と口論になり暴行し、入院させるほどの怪我を負わせたが、福島警察署は「証拠隠滅の恐れがない」とし逮捕を見送った(同年2月8日に宮城で同等の事件があったが警官は逮捕された)。後にこの巡査部長は依願退職
  • 2007年2月 - 郡山警察署はビルに落書きしたとして男性を誤認逮捕蓮沼真一・副署長(当時)が謝罪した。
  • 2007年3月 - 福島地方裁判所郡山支部で覚せい剤取締法違反(使用)の罪で問われている男性の判決公判があり、覚醒剤反応が出たにもかかわらず、郡山警察署が強制的に採尿させたと判決が下され、男は無罪となった。
  • 2007年9月 - 桑折警察署1階の会議室で、地域交通課の警部補が誤って拳銃を1発、発射した。警部補は会議室で、後輩の巡査長に拳銃から1発弾を抜き忘れて、自動式拳銃の使用法を指導していたと供述している。
  • 2008年6月 - 女子中学生を買春したとして児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反の疑いで、喜多方警察署警務課の巡査長を逮捕した。
  • 2008年8月 - 地域安全課特別機動パトロール隊郡山分駐隊員の巡査が、県警独身寮「郡山若竹寮」の寮費、約61万円を着服した疑いで、業務上横領で書類送検の上、懲戒免職処分となった。約1年半にわたって着服を繰り返し、発覚時の欠損金は約284万円に上った。巡査は「パチンコや借金返済などに使った」と供述した。また事件当時に寮を管理していた前郡山北警察署長が注意処分、上司2人が注意処分となった
  • 2008年10月 - 福島警察署刑事第一課の男性巡査が、傷害事件の捜査情報を、捜査対象者の知人の男性に漏らし、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で福島地検に書類送検され、戒告の懲戒処分となった。
  • 2008年12月 - いわき中央警察署長が女性署員にセクハラをしたとして減給1か月の処分を受けた後依願退職した。交通部運転免許課の男性主査が、南会津警察署に勤務していた3月下旬に申請書類を放置し、発覚を免れるためシュレッダーで破砕していたことが発覚し、主査は戒告の懲戒処分、当時の上司の会津若松警察署警部補を訓戒、南会津警察署警部を注意処分となった。さらに主査は公用文書等毀棄の疑いで福島地検会津若松支部に書類送検された。
  • 2009年7月 - 会津若松市内の国道の交差点に設置された2つの信号が、30年近くに亘り、2方向で同時に「青」の表示がされていたことが判明。同年6月に当該の交差点で交通事故が発生したことで発覚したもので、県警のプログラムミスによるものとされる。
  • 2009年9月 - いわき中央警察署の署員が、いわき市平の上荒川公園内に市が独自に設置した道路標識を、公安委員会の決定を受けた正式なものと誤解し、前年10月に誤って一時不停止の違反切符を交付していたことが発覚し、違反切符を交付した男性に謝罪し、反則切符を回収した。
  • 2010年1月 - 警務部監察課は、2009年4月に浪江警察署で発生した猟銃検査の暴発事故で、この事故を隠し捜査も行われなかったとして、犯人隠匿容疑で、50代の警部補を停職3か月、また署員9人を本部長訓戒などの処分を実施した[8]
  • 2011年3月11日 - 東北地方太平洋沖地震東日本大震災)で県警庁舎が崩壊の恐れがあるため、本部機能を福島警察署に移した。
  • 2012年7月 - 夫からドメスティックバイオレンスを受けていた東日本在住の女性が、福島県内の警察署(署の名前は非公表)に告訴状を提出しようとしたが、応対した担当課長が、「事件化は困難」などとの理由で告訴状を突き返すなどしたばかりか、女性についての情報を夫に漏らしていたことが判明した[9]。女性側は警察庁に対し、適切な対応を行うよう申し入れを行った[10]
  • 2012年12月 - 高速道路交通警察隊の38歳の男性巡査部長が、2012年7月から8月にかけて福島・仙台両市の映画館で、上映されていたアニメ映画を盗撮したとして、映画の盗撮の防止に関する法律および著作権法違反容疑で福島地方検察庁に書類送検され、12月12日に減給10分の1(1ヵ月)の処分となった[11]。県内で発生した2件の未解決の殺人事件について、証拠物件168点(38品目)を紛失していたことが明らかになった[12]
  • 2013年5月 - いわき中央警察署の当時26歳の男性巡査長が、同月17日未明に当直勤務中に、拳銃を所持したまま所在不明となった。その後この巡査長は、翌18日朝にいわき市内で拳銃自殺しているのが発見された[13]
  • 2014年5月 - 刑事部捜査第二課課長補佐の警部と同課指導官の警視が相次いで自殺していたことが発覚。課長補佐は振り込み詐欺事件の捜査責任者で、4月はほとんど休日がなく疲労していた様子だったという。一方、警視はそのことを苦にして自殺したとみられている[14]。その後、県警が調査したところ、当時の捜査2課長である45歳の男性警視が、自殺した警部を含む3人の警部に対し、2013年5月頃から2014年4月頃にかけて「小学生みたいな文章を作るな」、「あんたは係長以下だ」などの暴言を浴びせるなどのパワーハラスメント行為を行っていたことが明らかとなった。また、指導官の自殺については、警部の自殺に責任を感じてのものと結論付けられた。県警は2014年6月26日付で、当該の捜査2課長を戒告処分とした上、27日付で県警警務部付に更迭[15]
  • 2015年7月 - 機動捜査隊県南分駐隊の男性巡査長が、郡山市のリサイクルショップのトイレに拳銃を置き忘れた。巡査長は戒告の懲戒処分を受けた[16]
  • 2016年12月 - 福島警察署交通第一課長を酒気帯びで逮捕[17]
  • 2017年6月 - 双葉警察署の36歳の男性警部補が、県警災害対策課に勤務していた2015年から2016年にかけ、部下の頭にあんかけを振りかけたり、バリカン丸刈りにしたりするなどのパワーハラスメントを行った。県警は2017年6月23日付でこの警部補を停職3ヵ月の処分とした[18]
  • 2020年2月 - 移植のための臓器を運んでいた福島県警察航空隊のヘリコプターが不時着し横転、大破した[19]。県警は操縦士の警察官を業務上過失傷害容疑で書類送検したが、2024年12月3日、福島地検は「証拠から過失を認定することは困難と判断した」として嫌疑不十分で不起訴処分とした[20]
  • 2020年6月26日 - 3月15日、会津若松市が道路沿いに設置した観光案内用の看板が倒れているとの通報があり、駆け付けた会津若松警察署の巡査長らが現場で、看板にぶつかったとみられる車のバンパーの一部を証拠品として採取。署に持ち帰ったが、交通部門の係長の男性警部補(53歳)が証拠品を捨てるように指示し、巡査長が署のごみ箱に捨てたという。6月17日に同市担当者から問い合わせがあり、廃棄が発覚した。県警は26日、2人を証拠隠滅容疑で書類送検、男性警部補を戒告の懲戒処分、巡査長を本部長注意の懲戒処分とした。男性警部補は「捜査するのが面倒くさかった」と話した[21][22]
  • 2020年7月7日 - 県警は須賀川警察署が未成年わいせつ事件の被害者の氏名などが書かれた文書を民間企業1社に誤ってファクスで送信していたと発表。誤送信先から連絡があり、文書は回収したという。少年課によると、文書は青少年健全育成条例違反事件の日時や場所、被害者の氏名や生年月日などが記載されていた。福島地検に送信しようとしてファクス番号を手動で入力したが、押し間違えたという。2人の巡査長が確認作業をしていたが、ミスを防げず、情報漏洩につながってしまった[23]
  • 2022年12月 - 福島第一原子力発電所事故の帰還困難区域などをパトロール中、空き家に侵入して女性用下着などを盗んだとして、県警災害対策課特別警ら隊の男性巡査部長を窃盗容疑などで書類送検し、懲戒免職処分とした。下着など計約1000点を盗んだと説明しているという[24]。2023年3月31日、福島地方検察庁は元男性巡査部長を窃盗などの罪で在宅起訴した[25]。同年5月30日、福島地方裁判所は元巡査部長に懲役2年、執行猶予3年の判決を言い渡した[26]
  • 2024年7月 - 交通事故でけが人がいることを把握しながら、けがはなかったとする虚偽の捜査書類を作成、行使したとして、高速隊の男性巡査長を虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで書類送検し、停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。2020年1月2日に田村市で発生した乗用車同士の追突事故の捜査を担当した際、追突された車両の同乗者が負傷していたことを把握したが、けががなかったとする虚偽の捜査書類を作成、行使した疑い。男性巡査長は「早期に送致したかった。被害者の方に大変申し訳ないことをした」と話しているという。追突した運転手への刑事処分を知った被害者側から3月に再捜査を求める申し立てがあり、発覚した[27]
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脚注

関連項目

外部リンク

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