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全国高等学校女子硬式野球連盟
日本の野球競技団体 ウィキペディアから
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全国高等学校女子硬式野球連盟(ぜんこくこうとうがっこうじょしこうしきやきゅうれんめい、英語: Japan High School Girls Baseball Federation)とは、日本国内の高等学校に所属する女子硬式野球チームを統括する野球競技団体。略称はJHGBF。
男子・高校野球の統括組織である「日本高等学校野球連盟」(高野連)とは運営上において全く無関係の組織である。
概要
女子スポーツの高まりから、女子高校生の野球競技参加の意識が高まったが、従来の高校野球部の統括組織である日本高等学校野球連盟(高野連)は、「学生野球協会の所属規定(二重登録不可)」や「危険防止の観点」から男子部員と一緒に野球大会に参加することは認めていない[注 1]。(詳細は後述)
そんな中、1995年に北京市の女子硬式野球チームが来日して「日中親善高等学校女子硬式野球大会」が開催されたほか、翌1996年には韓国の女子硬式野球チームが来日して同様の大会が開催された。これを機に、日本でも高校レベルにおける女子硬式野球の全国大会を開催すべきとの気運が高まり、その開催母体となるべく1997年に結成されたのが本連盟である。
高校女子硬式野球の全国大会として、毎年3月下旬-4月上旬に全国高等学校女子硬式野球選抜大会、7月下旬-8月上旬に全国高等学校女子硬式野球選手権大会、8月下旬に全国高等学校女子硬式野球ユース大会をそれぞれ実施している。
高野連と女子高校生の選手について
前提条件として、日本学生野球協会が定める日本学生野球憲章(第15条)において以下のように定めているため、女子野球の連盟に登録している選手は、(学生憲章を適用している)他の連盟には登録できない。
第15条(他の野球団体との関係)
部員、指導者および学生野球団体の役員は、学生野球団体または学生野球団体を構成団体とする野球団体以外の野球団体の構成員となることはできない。ただし、日本学生野球協会の承認を得た場合はこの限りではない。—日本学生野球憲章、日本学生野球協会
2020年2月13日に、野球をしている女子生徒に実戦経験を積む機会を提供・確保することを課題として、高野連と全日本女子野球連盟・全国高等学校女子硬式野球連盟の3連盟で意見交換会が行われた。女子の硬式野球連盟では学生野球憲章を適用していないので、高野連に登録されている女子選手も受け入れる態勢を整えたいという意向を示している[1]。
連合チーム、全日本連合丹波
人数不足や部活動承認を得ていない同好会などが理由で、1校単独出場できない場合に、複数の高校で連合チームをつくり出場することができる。(例:A高校・B高校連合)
また「全日本連合丹波」(ぜんにほんれんごう たんば、旧称:全国高等学校連合丹波)は兵庫県丹波市を拠点とする全国連合チームで公立・私立を問わない混成チームである。以下のケースの選手がチームの一員としてWBFJ主催の3つの高校全国大会に出場できる。
- 女子野球部があるが単独校としても複数校連合としても出場できない学校の選手。
- 女子野球部がなく、男子野球部には所属せず、全日本女子硬式野球クラブ連盟所属のクラブチーム[注 2]で活動する選手。
- 女子野球部がなく、男子野球部に所属している女子部員で、要件を満たし許諾を得られた場合。
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沿革
- 1995(平成7)年8月 日本初の硬式野球大会「日中対抗女子中学高校親善野球大会」開催(東京都福生市)
- 1996(平成8)年8月「日韓親善女子高校硬式野球優勝大会」開催(東京都福生市)
- 1997(平成9)年8月「第1回全国高校女子硬式野球大会[2]」開催(東京都福生市)
- 1998(平成10)年「全国高等学校女子硬式野球連盟」日本初の女子硬式野球連盟発足 初代会長=東 隆眞/副会長=佐藤 栄太郎・神村 勲/事務局長=四津 浩平
- 2000(平成12)年4月「第1回全国高等学校女子硬式野球選抜大会[3]」開催(兵庫県市島町) これに伴い夏の全国大会は「全国高等学校女子硬式野球選手権大会」と名称変更
- 2000(平成12)年9月 佐藤栄太郎が全国高等学校女子硬式野球連盟会長に就任
- 2004(平成16)年8月「第8回全国高等学校女子硬式野球選手権大会」関東から兵庫県市島町に移管
- 2004(平成16)年10月 畑 茂が全国高等学校女子硬式野球連盟会長に就任。堀秀政が事務局長に就任
- 2010(平成22)年8月「第1回全国女子硬式野球ユース選手権大会[4]」開催(埼玉県加須市・栃木県佐野市)
- 2013(平成25)年7月 小林 清木が全国高等学校女子硬式野球連盟副会長に就任
- 2014(平成26)年3月「第15回全国高等学校女子硬式野球選抜大会」兵庫県市島町から埼玉県行田市に移管
- 2015(平成27)年3月「第16回全国高等学校女子硬式野球選抜大会」埼玉県行田市から埼玉県加須市に移管
- 2018(平成30)年3月 埼玉県加須市民運動公園野球場改修工事完成、加須きずなスタジアムと命名
- 2025(令和7)年7月「第29回全国高等学校女子硬式野球選手権大会」主催団体を全日本女子野球連盟へ変更[5]
- 2025(令和7)年8月「第16回全国高等学校女子硬式野球ユース大会」主催団体を全日本女子野球連盟へ変更[6]
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加盟校・創部準備校
要約
視点
加盟校および大会出場校
![]() | 連盟による加盟校情報は「2024年1月現在」のものです。大会等既出の高校もありますが連盟公表をお待ちください。 |
高校カテゴリのみの各地区連盟等は未整備(記載順は市区町村コード順・同一地域内は公立→私立、記載住所は本校舎・全国所在校は指定校舎 (連丹は全日本連合丹波)[7])
女子硬式野球部 創部準備段階の高校
![]() | 連盟による加盟校情報は「2024年1月現在」のものです。大会等既出(※)の高校もありますが連盟公表をお待ちください。 |
ここでは創部 / 加盟準備中もしくは単独出場準備中の高校を含んで、地域コード順に記載している。
かつて加盟していた高校
3大会出場校一覧とベスト8
要約
視点
3大会出場校 横断一覧
ユース2025終了時点の、単独出場の3大会横断の一覧 (学校連合を含む)。出場年のかっこは全回次出場していない高校の出場回数、優勝・準優勝は3大会合算。(大会開幕直前に出場辞退となった場合は、出場回数にカウントしない)
3大会ベスト8
全国高等学校女子硬式野球の大会(春・夏・ユース)ベスト8(同順位は地域コード順、上段が最新年)
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参考文献
- 『花咲くベースボール 女子硬式野球物語』飯沼素子、濱本光治 2016
- 『改訂版 花咲くベースボール 女子硬式野球物語』飯沼素子 2019
脚注
関連項目
外部リンク
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