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『考古学者シリーズ』(こうこがくしゃシリーズ)は、1981年から1997年までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送されたテレビドラマシリーズ。全19回。主演は愛川欽也。
「相田博士シリーズ」[要出典]や「美人殺しシリーズ」とも呼ばれている[1][2]。
愛川欽也扮する考古学者・相田古志郎博士と黒沢年雄扮する神奈川県警・須田熊五郎警部補の活躍を描く。また相田博士の助手として、主に川島なお美扮する若葉かおりが登場する。
ちなみに第1作から第3作はアメリカの作家ロイ・ウィンザーによる「私立探偵アイラ・コフ」シリーズを原作としており、相田博士の名前は、主人公の“アイラ・コフ”を捩ったものと思われる[独自研究?]。
第1作から第11作、第17作はフィルム製作で、第12作から第16作、第18作、第19作はビデオ製作。
ストーリーは概ねどの作品も以下のような展開となっている。
相田博士の元教え子(主に女性)の主催するパーティ(出席者の殆どが神奈川県在住である)の会場で殺人事件が発生する。招待を受けてそこに居合わせた相田博士は、かつての教え子の頼みもあり事件に首を突っ込むことに。間もなく所轄署の刑事たち(必ず署長が同行して来る)が到着し、少し遅れて藤沢北署(現在は横浜港署)の須田警部補も到着して、関係者への事情聴取が始まる(相田博士はこの様子をこっそり盗み聞きしている)。その後も次々に殺人事件が発生し、事件は混迷を深める。そんな中、相田博士は発掘した古代人の道具からヒントを得て犯行に使われたトリックを解明してゆく。関係者の出生の秘密が事件の鍵となっており、物語中盤の聞き込みシーンで相田博士(または須田も)は必ず産婦人科医院を訪れる。
解決編では、相田博士が関係者全員を集めて真相を語る。この際、「第1(2、3)の殺人は…こうなります(こうなる)」という相田博士の台詞のあとに犯行シーンが入るのが恒例となっている。
また、殆どの場合犯人は女性であり、連行される前に自殺してしまうことが多い。
第10作「美人コンパニオン殺し」は、犯人は事前に示されるが、そのトリックや動機などが最後まで明かされない「半倒叙」と呼ばれる形式を取っている。
話数 | 放送日 | サブタイトル | 原作 | 脚本 | 監督 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1981年10月31日 | 息子殺し | 『息子殺し』 | 新藤兼人 | 齋藤武市 | 22.2% |
2 | 1982年 | 5月15日女主人殺し | 『寝室に鍵を』 | 15.9% | ||
3 | 1983年11月26日 | 女優殺し | 『死体が歩いた』 | 16.2% | ||
4 | 1985年 | 7月13日若妻殺し | - | 22.1% | ||
5 | 1986年10月25日 | 未亡人殺し | 16.5% | |||
6 | 1987年 | 5月 2日花嫁殺し | 新藤兼人 石倉保志 | 松島稔 | 22.9% | |
7 | 1988年 | 6月 4日婚約者殺し | 24.0% | |||
8 | 1989年 | 5月13日人妻殺し | 21.9% | |||
9 | 1990年 | 3月31日美人秘書殺し | 21.8% | |||
10 | 8月25日 | 美人コンパニオン殺し | 20.0% | |||
11 | 1991年 | 3月23日新妻殺し | 21.4% | |||
12 | 8月31日 | 美人外科医殺し | 19.3% | |||
13 | 1992年 | 8月 1日美人お嬢さま殺し | 15.1% | |||
14 | 1993年 | 3月27日美人真珠王殺し | 13.8% | |||
15 | 6月26日 | 美人デザイナー殺し | 山本迪夫 | 16.1% | ||
16 | 1994年 | 4月30日人恋橋・幽霊殺し | 松島稔 | 14.1% | ||
17 | 9月 | 3日美人OL殺し | 20.6% | |||
18 | 1995年 | 4月29日女教師殺し | 14.1% | |||
19 | 1997年11月22日 | 美人エステティシャン殺し | 石倉保志 | 15.6% |
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