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ハンマー投
陸上競技の一つ ウィキペディアから
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ハンマー投(ハンマーなげ、英語: hammer throw)は、陸上競技の投擲競技に属する種目で、ハンマーを遠くに投げる能力を競う競技である。アイルランドが発祥のスポーツで、金槌に鎖を付けて投げていたというのが始まりとされている。
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概要
ハンマーは、長さが男子1.175 - 1.215メートル、女子1.160 - 1.195メートルのワイヤーの先に砲丸がついている。ハンマー全体(砲丸・ワイヤー・グリップ)の重さの合計は、男子が7.260キロ(16ポンド)、女子が4.000キロ(8.82ポンド)[1]。直径2.135メートル(7フィート)の円形の場所から投げる。水平面の角度34.92度[2]のラインの内側に入ったものだけが有効試技となる。
回転数は選手によって異なるが、通常は3回転か4回転で投げる。世界記録保持者のユーリ・セディフは3回転投げ、日本記録保持者の室伏広治は4回転投げである。以前は3回転投げが主流であったが、現在ほとんどのトップアスリートは4回転で投げている。
重いハンマーを高回転で安定的に投げる技術力と、投げる瞬間、背筋に掛かる400kg以上の負荷を支える強靭な肉体の双方が必要で、総合的に体の筋肉と精神面を含めてある程度の時間と経験を積まなければトップアスリートにはなれないとされる。それゆえにこの種目におけるトップアスリートは20代後半から30代の選手が比較的多い。20代半ばであればこの競技ではまだ若手と言われる年齢である。その為、他の陸上競技と比しても選手寿命は非常に長く、40代でなお現役の選手は他の競技と比べれば非常に多い。
陸上競技における正しい表記はハンマー投であるが、学校教育や新聞記事など陸上競技関係者以外が多く関わる場面ではハンマー投げと表記されることもある。
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世界歴代10傑
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エリア記録
U20世界歴代10傑
要約
視点
*記録を出した当時はソビエト連邦
U18世界最高記録
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アジア歴代10傑
*記録を出した当時はソビエト連邦
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U20アジア歴代10傑
要約
視点
*記録を出した当時はソビエト連邦。アジア陸上競技連盟はAshraf Amgad Elseifyの記録をジュニアアジア記録としている。
U18アジア最高記録
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日本歴代10傑
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日本学生歴代10傑
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U20日本歴代10傑
U18日本最高記録
日本高校歴代10傑
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その他の記録
事件・事故
投げたハンマーが他者にぶつかる事故が複数起きている。
- 1992年5月1日、埼玉県立上尾東高等学校の高校で、ハンマー投げの練習をしていた3年生のハンマーが、同じ陸上競技部員の2年生の左部頭部にぶつかり、頭蓋骨陥没骨折、脳挫傷により死亡[6]。
- 2017年12月20日、群馬県の高校で陸上競技部の生徒が投げたハンマーが、サッカー部の生徒にあたり死亡する事故が起きている[8]。詳細は藤岡中央高校ハンマー投げ死亡事件を参照。
- その他の事件・事故
- 2004年アテネ五輪で、金メダルをとったアドリアン・アヌシュ選手がドーピング検査での尿検体のすり替えを行ったことが判明し失格となり、後に室伏広治選手が繰り上げで1位となっている[9]。
脚注
関連項目
外部リンク
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