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全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ

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全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ(ぜんにほんちゅうがくやきゅうせんしゅけんたいかい)は、硬式野球の中学年代クラブチーム日本一を争う全国大会として毎年8月に開催されているトーナメントである。

概要

1994年読売ジャイアンツ60周年事業の一環として、「ジャイアンツカップ全国少年野球大会」の名称で開始された。当初は小学生部門・中学生部門の2部門で開催されたが、2005年の第12回大会より中学部門のみとなった。

中学年代の硬式野球においては、他の競技のように統括団体が存在せず、複数の団体が独自の活動を行っている。本大会は主要7リーグがすべて参加する唯一の大会であり、事実上この年代の硬式野球クラブチーム日本一決定戦となっていた。2007年からは日本野球連盟の公認を受け「全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ」と改称し、それまでの交流大会から、正式な全日本選手権に格上げとなった。

将来的には、この大会からU-15世代の日本代表チームを編成し、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の大会に参加することを目指している。なお現在WBSCのU15ワールドカップにチームを送り込んでいるのはリトルシニアの選抜チームである。

閉会・表彰式では、関東圏で巨人戦が開催されたり、基から試合が組まれていない日は、主催者の読売ジャイアンツ監督が出席し、出場チームの労をねぎらう挨拶を行うほか、優勝など上位入賞チームにトロフィーなど記念品を贈呈する。

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歴史

1994年に開始。第1回はリトル(小学生年代)・シニア(中学生年代)、ボーイズポニーのみの参加だったが、開催を追うごとに参加団体は増加。

2005年第12回大会からは中学生部門のみとなるとともに、全国主要7リーグ(シニア、ボーイズ、ポニー、ヤングサンフレッシュジャパン)すべてが参加することとなった。

2007年、日本野球連盟が公認する正式な全日本選手権となる。2020・21年は中止。

大会概要

以下は2024年度大会のものをベースに一部加筆。

試合規定

要約
視点

今大会は原則として当該年度の公認野球規則、および大会特別規定を適用して開催する。

  • 各チームは原則としてその会場の前の試合の4回終了時(ただし、4回時点でのコールドゲームが成立した場合は試合終了後。第1試合については試合開始40分前)までに所定のメンバー表を競技委員会に提出して審判員立会いの下で先攻・後攻を決める。また投手の投球回数申告用紙(各投手それぞれに前の試合までの投球回数を記入すること)も提出する。
  • 試合は原則として7回イニングス制とし、4回終了時点を持って成立(コールドゲーム)とする。また試合成立後、雨天などやむをえない事情で試合を中止する場合のコールドゲームとなった場合は、両チームが攻撃の完了した均等回までの成績を対象とする。
  • コールドゲーム宣告の時点での引き分けの場合、打ち切り時点におけるメンバー9人ずつによる抽選で次の試合に進出するチームを決める。
  • また4回を満たさずに試合が中止となった場合はサスペンデッドゲームとして、後日大会本部が指定した会場・日時で続きを行う。
  • 得点差によるコールドは4回以後終了時点で10点差以上ついた場合に適用する(決勝戦は対象外)。
  • また7回を終了した時点で同点になった場合は延長戦とするが、延長10回、もしくは10回を満たさなくても試合開始から2時間以上を経過した場合にはタイブレーク方式により延長を再開する。(決勝戦に限り延長戦は試合開始2時間20分を経過した段階で打ち切り。同点の場合は引き分けで双方優勝扱い)
    • タイブレークは延長11回(もしくは10回を満たさずに2時間以上を経過した場合はその次のイニング)から、1アウト満塁の状態で再開する。この場合、前のイニングの打撃を完了した選手の次の打順の選手が最初の打者となり、走者は1塁から順に前のイニングの最後から数えて3人の打者が勤める。(怪我などその他の理由での代打と代走は認める)
    • 投手のノーヒットノーランは認めるが、完全試合は認めない。またタイブレークにより出塁した3人の選手は自責点扱いしない。
    • 打者はタイブレークにより出塁した3人の選手は出塁の記録は認めないが、盗塁(盗塁死を含む)、得点、残塁は記録する。
  • 投手は同じ日に7イニングス以上、また2日間連続(もしくはダブルヘッダーによる連投の場合も含め)10イニングス以上の投球は禁ずる。また0/3~2/3イニングの端数についてはそれぞれの試合ごとに切り上げて1回の扱いとする。
  • 打者(次の打者も)・走者は危険防止のため必ず両耳に安全ガードを付けたヘルメットを装着すること。保守も防護ヘルメットや所定の防具を装着すること。
  • 怪我などの理由により一時的に出場できない選手に対して「特別代走」を認める。この場合、その打者の最も近い打撃を終えた投手以外の選手を対象とする。
  • 監督・コーチは1試合につきマウンドへいけるのは2回まで。(投手交代の場合は回数に数えない)3度以上マウンドに行ったら、その時点の投手は自動的に交代しなければいけない。また延長戦になった場合はそれ以前の回数に関係なく、3イニングスごとに1回だけ投手のところへいくことは認める。
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歴代優勝チーム

全国中学生硬式野球交流大会

  • 1回 1994年度 調布リトルシニア(東京都)
  • 2回 1995年度 中本牧リトルシニア(神奈川県)
  • 3回 1996年度 兵庫尼崎(ボーイズ)(兵庫県)
  • 4回 1997年度 大東畷(大阪府)
  • 5回 1998年度 京都田辺ボーイズ(京都府)
  • 6回 1999年度 瀬谷リトルシニア(神奈川県)
  • 7回 2000年度 横浜泉中央ボーイズ(神奈川県)
  • 8回 2001年度 浜松リトルシニア(静岡県)
  • 9回 2002年度 オール枚方ボーイズ(大阪府)
  • 10回 2003年度 緑中央リトルシニア(神奈川県)
  • 11回 2004年度 武蔵府中リトルシニア(東京都)
  • 12回 2005年度 松本南リトルシニア(長野県)
  • 13回 2006年度 佐倉リトルシニア(千葉県)

全日本中学野球選手権大会

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主なNPB入団選手

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関連項目

外部リンク

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