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内藤やす子
日本の女性歌手 ウィキペディアから
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内藤 やす子(ないとう やすこ、1950年9月28日 - )は、日本の女性歌手[1]。本名は泰子[1]。所属事務所はプロダクションオーロラ。血液型A型、身長155cm、体重42kg。
神奈川県横浜市本牧生まれ。豊島岡女子学園高等学校中退。
来歴・人物
父は寿々木菊若、母は三原咲子の芸名を持つ浪曲師であったが、泰子の生後間もなく一家で東京都板橋区に移り、新聞販売店を始める[1]。幼少期から三味線、長唄、小学校3年から柔道を習う(初段)[1]。中学時代に二葉百合子の弟子になるが三年で辞め、17歳の時アマチュアのロックバンドでヴォーカリストを務めた[1]。マリファナはこの時代に覚える[1]。
24歳の時スカウトされ1975年「弟よ」でデビュー。翌1976年の「想い出ぼろぼろ」が大ヒットし、この年の新人賞を総なめにする。翌年の大麻不法所持で一時芸能活動を停止した後[2]。1984年にリリースした「六本木ララバイ」がヒットし、1986年の「あんた」は映画「極道の妻たち」のテーマ曲としてカラオケの定番となる。
昭和から平成に元号が変わった1989年の「第40回NHK紅白歌合戦」に初出場、翌1990年の「第41回NHK紅白歌合戦」にも2年連続2回目の出場を果たした。その後ディナーショーなどを中心に歌手活動を続け、1995年に21歳年下のオーストラリア人で英語教師のマイケル・クリスティンソンと結婚した[3]。2006年5月28日、福島県福島市でのディナーショーの際に脳内出血で倒れて緊急入院。同年7月6日に退院したものの、その後は自宅療養生活に入り、長期間活動を休止していた。
一時は自身が歌手だったことさえ記憶を失う程病後の後遺症が残る中、夫の介護を受けながら懸命にリハビリを続け、丁度10年後の2016年3月に、本格的に歌手活動を再開することを発表。同年3月4日、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS)に久々テレビ出演を果たし、「弟よ」「想い出ぼろぼろ」などヒット曲を歌唱披露[4]。翌3月5日には、iTunesの歌謡曲ダウンロードランキングで、再レコーディングの「内藤やす子ヒットメドレー2016」(弟よ〜想い出ぼろぼろ〜六本木ララバイ)が首位に登場。また同年夏には12年ぶりの新曲を出す予定[5]。
同年6月29日に「あなたがいれば」が新曲として発売された。
新曲の他に「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」でメドレーで歌唱した「弟よ〜想い出ぼろぼろ〜六本木ララバイ」を新録音でフルバージョン収録された。
7月26日原宿クロコダイルにて復活記念ライヴが行われた。
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大麻取締法違反
1977年9月30日、それまで実力派シンガーとして着実に人気と実績を築いていた内藤であったが、ハンドバッグの中から大麻が見つかり大麻取締法違反で逮捕(起訴猶予)され、その後芸能活動休止を余儀なくされた。
この年は、7月に岩城滉一が覚醒剤取締法違反で逮捕されたのを皮切りに、入手ルートのジャズ喫茶経営者を端緒として大麻を吸引している芸能人が芋づる式に割り出され、ジョー山中、井上陽水、桑名正博、内田裕也、研ナオコ、美川憲一、にしきのあきら、上田正樹などの歌手が次々と大麻所持で逮捕されるという一大大麻禍が発生している。この1977年に逮捕された芸能関係者は60余名を数え、マスメディアが「芸能界大麻汚染」と名づける一大スキャンダルとなった。
内藤は前日に逮捕された研ナオコの日記から犯行が露見したものであった。この時に逮捕された芸能人には、内藤より年齢やキャリアが上回る大物も少なくなかったが、逮捕時点で最も曲がヒットしていた内藤は、芸能メディアの格好の標的となった。この事件と報道による影響と活動休止は内藤のシンガーとしてのキャリアに大きな瑕となって残り、新曲についても約1年半もの空白期間が発生することとなった。
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ディスコグラフィ
シングル
アルバム
オリジナル・アルバム
- ※A-2, A-4, B-3以外全編曲:あかのたちお
- SIDE A
- 弟よ
- ひとり寝の子守唄
- 海を見ていたジョニー
- 作詞:うさみかつみ/作曲:佐瀬寿一
- ざんげの値打ちもない
- 好きにさせて
- よこはま流れ者
- 作詞:橋本淳/作曲:川口真
- SIDE B
- 2. 「ないないづくし」(1976年12月10日/日本コロムビア、AX-7049)[注釈 2]
- 3. 「サタデー・クィーン」(1977年6月10日/日本コロムビア、AX-7071)[注釈 3]
- 4. 「やさしさ尋ね人」(1979年4月10日/ラジオシティ、RL-5006)
- 5. 「One Last Night」(1979年12月/ラジオシティ、RL-1002)
- ※全作詞:阿木燿子、全作曲:宇崎竜童
- SIDE A
- 熱砂
- 編曲:矢野誠
- 寝た子を起こす子守歌
- 猫と女
- 編曲:JAKE・H・CONCEPCION
- ※原曲歌唱:藤圭子
- 絶望×絶望
- 編曲:馬飼野康二
- あゝブルース
- 編曲:馬飼野康二
- ※原曲歌唱:ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
- SIDE B
- 6. 「こころ乱して 運命かえて」(1983年3月/フィリップス、28PL-52)
- 7. 「WOMAN」(1986年6月5日/フィリップス、28PL-119)
- SIDE A
- DISTANT LOVE
- BYE BYE YESTERDAY
- 作詞・作曲:山本アキラ/編曲:松井忠重
- わたしを棄てたらこわいよ
- 恋心
- 作詞:神田エミ/作曲・編曲:松井忠重
- さりげなくLONELY NIGHT
- 作詞・作曲・編曲:佐藤三樹夫
- SIDE B
- 8. 「祈り」(1991年1月21日/テイチク、TECA-28200)
- 9. 「ALIVE AGAIN」(1993年7月21日/BMGビクター、BVCR-626)
- ※トラック5以外全作曲:馬飼野康二
カバー・アルバム
ベスト・アルバム
参加作品
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タイアップなど
主なテレビ出演
2016年以降の復帰出演番組
- 中居正広の金曜日のスマイルたちへ(TBS、2016年3月4日放送)「内藤やす子今夜10年ぶりに奇跡の復活SP!」 - 『弟よ』『想い出ぼろぼろ』『六本木ララバイ』を歌唱
- 日本の名曲 人生、歌がある(BS朝日 / 制作:P&D、2016年3月30日放送)「内藤やす子10年ぶりカムバック」[6]
- 徹子の部屋(テレビ朝日、2016年7月5日放送)「涙の熱唱! 脳出血から奇跡の復活」『想い出ぼろぼろ』『六本木ララバイ』を歌唱後、21歳年下の夫・豪州出身のマイケル・クリスティンソンと共に登場[7]
- 音楽の日2016(TBS、2016年7月18日)生放送で復帰までのVTRの後に『六本木ララバイ』を生オーケストラの演奏で熱唱した。
- 夏祭りにっぽんの歌(テレビ東京、2016年8月14日放送)『想い出ぼろぼろ』
- あなたの歌謡リクエスト(BSフジ、2016年8月19日放送)『六本木ララバイ』
- 第47回思い出のメロディー(NHK総合・ラジオ第1、2016年8月27日放送)『六本木ララバイ』
- 日本の名曲 人生、歌がある(BS朝日 / 制作:P&D、2016年12月7日)生放送!5時間スペシャル『弟よ』
- 由紀さおりの素敵な音楽館(BS-TBS、2016年12月12日)「由紀さおりの素敵な日本レコード大賞」最優秀新人賞曲『想い出ぼろぼろ』、『弟よ』
- 日本歌手協会・第43回歌謡祭・歌謡フェスティバル(中野サンプラザ 2016年11月収録、12月・2017年1月放送、主催:日本歌手協会、放送:BSジャパン)「10年ぶりに歌手活動を再開・お帰りなさい!内藤やす子」『弟よ』『あなたがいれば』
- 新・BS日本のうた(NHK BSP、2017年5月14日放送、愛知県瀬戸市)「あの歌に再会」のコーナーで復帰に至るまでの経緯を話し『想い出ぼろぼろ』を熱唱。
- 徳光和夫の名曲にっぽん(BSジャパン、2017年7月21日)『想い出ぼろぼろ』、藤圭子との出会いエピソードを語り『圭子の夢は夜ひらく』を熱唱。
- 日本歌手協会・第44回歌謡祭・歌謡フェスティバル(中野サンプラザ 2017年12月収録・2018年1月3日放送(第3夜)、主催:日本歌手協会、放送:BSジャパン)『六本木ララバイ』
NHK紅白歌合戦出場歴
(NHK総合・ラジオ第1)
- 注意点
- 出演順は「出演順/出場者数」で表す。
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著書
- 『迷って生きて』(日本放送出版協会)1993年6月
受賞歴
脚注
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