トップQs
タイムライン
チャット
視点
研ナオコ
日本の女性歌手、タレント、女優、コメディエンヌ (1953-) ウィキペディアから
Remove ads
静岡県田方郡天城湯ケ島町(後の伊豆市)出身。静岡県立三島南高等学校中退[3]。「ナオコ節」とも称される独特のアンニュイな歌声と歌唱法で、1970年代中盤から1980年代中盤にかけて数々のヒット曲を世に送り出した。代表曲には「あばよ」「かもめはかもめ」「夏をあきらめて」などが挙げられる[注釈 2]。
Remove ads
人物
要約
視点
![]() |
芸名の「研」の由来は、当時の所属事務所「研音」から。
歌手として活動するだけではなく、数多くの広告やバラエティ番組にも出演するテレビ・タレントとしても活躍。殺虫剤キンチョールの広告「飛んでれら、死んでれら」のキャッチフレーズやザ・ドリフターズ(特に志村けんとのコントで絡む事が多く、夜のお楽しみを狙い、精の付く物「生卵」「赤マムシ」「すっぽんの生き血」「ニラレバ炒め」をセクシーな声で言う、という持ちギャグがあり、白米や味噌汁に赤マムシドリンクを全部入れて台無しにして志村から「赤マムシ入れんのかよ」と呆れられるのがお決まりのパターン。『志村けんのバカ殿様』での「ナオコ姫」は前述のギャグに加えてバカ殿から志村の城に遊びに来るのを嫌がられるが「追い返すと人を食う」と渋々招き入れるバカ殿には厄介な人物とされている。)との共演、『カックラキン大放送』の「ナオコばぁちゃん」のキャラクターでのコントなどで人気を博した。
タモリ、所ジョージ、関根勤、明石家さんまら芸人とも交友関係が深く、赤塚不二夫は、研ナオコファンクラブの会長だった。志村けんはドリフターズに加入する前の付き人時代から付き合いがあり、研は志村が当時から面白いとして、いかりや長介にドリフターズ加入を進言したことがある。この時はいかりやに「人数が多いから」と断られたが、1974年に志村が正メンバーに昇格した時には喜んだという[4]。
若手時代はザ・スパイダースのコンサートに前座として連れて行かれたが、実際にはスパイダースのメンバーが中座している最中に歌わせてもらった。その際、舞台袖で堺正章のMCを見て勉強するなどしていたため、研にとっては師匠のような存在となっている。
同期デビューの野口五郎を弟分として可愛がり、現在も時々2人でジョイントコンサートを開いている。高田みづえを妹のように可愛がり、高田も研を姉のように慕っていた。
1970年代後半には、当時下積み時代のTHE ALFEEをバックバンドにつけていたこともあった(1978年シングル発売の「窓ガラス」など)。
1976年リリースの「LA-LA-LA」以降、中島みゆきの提供曲はアルバム曲を含め15曲にのぼる。中島みゆきが詞曲共に提供した歌手では、研ナオコが最多である(2020年現在。詞の提供数では工藤静香への23曲が最多)[5]。
森茉莉は週刊新潮に連載していたエッセー『ドッキリチャンネル』の中で何度か研に言及してコメディエンヌとしての研を称賛し、ファンであることを公言していた。
1990年代以降、歌手としてのリリースは激減したものの、コンサートなどの活動は精力的に行っている。
ストーカー被害に遭っていたが、その相手を自宅に招き入れ、最終的に自身のマネージャーに採用したという逸話がある[6]。
犬を4匹、猫を2匹飼育している。
研の楽曲に影響を受けたと公言している人物に、中村中、今井茂雄がいる。
一男一女の母で、長女は元「小夏・ひとみ・レイナ」のひとみ(本名:野口ひとみ)。また、元陸上競技選手で競輪選手の日吉克実とは親戚関係にあり、日吉の親と研がいとこである。
人気ロックバンド・Mrs.GREEN APPLEの大ファンで、ボーカル 兼 ギター・大森元貴とは(大森いわく)「マブダチ」との事。
Remove ads
略歴
![]() | この記事には複数の問題があります。 |
- 1953年 7月7日、静岡県田方郡天城湯ヶ島町出身[3]。
- 1965年 フジテレビ系列『ちびっこのどじまん』にて『星空に両手を』を歌唱。しかし、不合格だった。同年、静岡放送の『のど自慢大会』に出場し、合格。
- 1967年 静岡放送の『のど自慢大会』に再び出場し、準優勝。
- 1970年 歌手を目指し上京。東京宝塚劇場のエレベーターガールなどのアルバイトもしていた[8]。
- 1971年 4月1日、東宝レコードの第1号歌手として『大都会のやさぐれ女』でデビュー[9]。
- 1973年 画家の岩田専太郎に「百年に一人出るか出ないかの不世出の美人」と絶賛される[10]。
- 1974年 ミノルタカメラのテレビ広告で、自身の容姿を自虐的に描いた内容が人気になる[11][12]。
- 1975年 日本テレビ系列『カックラキン大放送!!』が開始され、メインレギュラー出演。コントコーナー『ナオコお婆ちゃんの縁側日記』が人気に[9]。
- 1975年 キャニオン・レコードに移籍し、阿木燿子作詞、宇崎竜童作曲の『愚図』で、自身初となるオリコンシングルチャートベスト入り(週間最高9位)、FNS歌謡祭優秀歌謡音楽賞を受賞[8]。
- 1976年 中島みゆき作詞・作曲『あばよ』で、自身初のオリコンシングルチャート週間1位、日本歌謡大賞放送音楽賞、FNS歌謡祭最優秀歌謡音楽賞、第18回日本レコード大賞歌唱賞受賞。『LA-LA-LA』で第27回NHK紅白歌合戦に初出場[9]。
- 1977年 大日本除虫菊の殺虫剤「キンチョール」のテレビ広告に出演し、藤島克彦によるコピー「トンデレラ、シンデレラ」が流行語に[13][14]。
- 1977年9月30日、大麻取締法違反容疑で厚生省麻薬取締部に家宅捜索を受け、大麻や喫煙具などを押収される[15]。見つかった大麻が量的に少ないことなどから、逮捕はされず任意での取り調べを受けて書類送検されるが、東京地検刑事部は11月15日に事案が軽微であるとして起訴猶予処分とした[16]。このため、半年間の謹慎を余儀なくされる。
- 1978年 中島みゆき作詞・作曲による復帰作『かもめはかもめ』がヒット。日本歌謡大賞放送音楽賞、第20回日本レコード大賞金賞を受賞。また、同曲で第29回紅白歌合戦に2年ぶり2回目の出場。
- 1982年 『夏をあきらめて』(桑田佳祐作詞、作曲)で、第24回日本レコード大賞金賞、日本有線大賞有線音楽賞、全日本有線放送大賞優秀スター賞を受賞。同曲で第33回紅白歌合戦に出場。
- 1983年9月、急性尿路感染症で入院。『泣かせて』で、古賀政男記念音楽大賞優秀賞を受賞。第34回紅白歌合戦に出場。
- 1985年、田原俊彦とのデュエットソング(歌手名義は「Toshi & Naoko」 )『夏ざかりほの字組』がヒット。
- 1987年7月7日、7歳年下の野口典夫(現在の夫)と結婚、同時に妊娠6か月を公表。同年10月29日、長男が誕生。
- 1989年8月8日、長女が誕生。
- 1993年 声帯ポリープの手術。同年第44回紅白歌合戦に、『かもめはかもめ』で1986年の第37回紅白歌合戦以来7年ぶり11回目の出場(現在のところ、これが自身最後の紅白出演)。
- 1994年 胆のうの全摘出手術
- 2001年 第24回『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』にて、女性初のチャリティーマラソンランナーを務め、85kmを完走。
- 2002年 初の自伝エッセイ本『家族リレー 〜ナオコんちの場合〜』(ISBN 4764819562)を出版。
- 2006年 中日ドラゴンズが優勝した日(10月10日)の祝勝会ビール掛けに参加。
- 2017年3月21日 山梨県甲府市内で舞台『梅沢富美男劇団特別公演「アッ!とおどろく夢芝居」』の公演中に転倒、右大腿骨頸部骨折と診断され入院。長期療養も余儀なくされたが、驚異的な回復力により同年4月28日に復帰。
Remove ads
ディスコグラフィ
シングル
デュエット・シングル
オリジナル・アルバム
ベスト・アルバム/コンピレーション
CD-BOX
参加楽曲
タイアップ曲
作詞(提供)
- 一人ぼっちのパーティー
- 作詞:研ナオコ/作曲:沢田研二/編曲:吉田建 * 1983年3月5日「JULIE SONG CALENDAR」(沢田研二)に収録。
Remove ads
出演
バラエティ ほか
- カックラキン大放送!!(日本テレビ)
- マチャアキのガンバレ9時まで!!(日本テレビ)
- 華麗にAh!so(テレビ朝日)
- だぅもありがと!(TBS)
- 1億人の大質問!?笑ってコラえて!(日本テレビ)
- ろみひー(中京テレビ)ゲスト
- ザ!鉄腕!DASH!!(日本テレビ)
- たかじん・ナオコのシャベタリーノ!(毎日放送)
- ものまね王座決定戦(フジテレビ)[注釈 7]→ ものまねバトル(日本テレビ)
- MUSIC YELL!はやし系(よみうりテレビ)
- 即席!明るい改造計画(よみうりテレビ)
- あったか生活!秘伝!カテイの魔法(毎日放送)
- Dのゲキジョー 〜運命のジャッジ〜(フジテレビ)
- 志村けんのバカ殿様(フジテレビ)
- 志村けんのだいじょうぶだぁ(フジテレビ)(常連ゲストとして出演・キャラ「変なおばさん」)
- ドリフ大爆笑(フジテレビ)
- テレビショッピング
テレビドラマ
- 時間ですよ(1973年・TBS)
- ありがとう 第4シリーズ(1974年 - 1975年、TBS)- 菊屋姿(しな)子 役
- 三男三女婿一匹(1976年、TBS)
- ほんとうに(1976年 - 1977年、TBS)
- ちょっとマイウェイ(1979年・日本テレビ)
- 西遊記II 第20話(1980年、日本テレビ) - 弁財天 役
- 私はタフな女(1981年、日本テレビ)
- どきどき婦警さん(1983年、フジテレビ)
- 主婦代行いたします(1987年、日本テレビ)
- 火曜サスペンス劇場「名無しの探偵シリーズ3 愛の復讐」(1987年、日本テレビ)
- 連続ドラマ『六本木ダンディーおみやさん』(1987年、朝日放送)
- パパはニュースキャスター お正月スペシャル(1989年、TBS)
- 火曜スーパーワイド 「ナオコ、さんまの結婚式ララバイ」(1989年、朝日放送)
- 金曜エンタテイメント「山村美紗サスペンス ニュースキャスター沢木麻沙子」シリーズ(1998年 - 2002年、フジテレビ)
- 億万長者と結婚する方法(2000年、日本テレビ)
- 月曜ミステリー劇場「ペットシッター沢口華子の事件簿」シリーズ(2001年 - 2004年、TBS)
- 女と愛とミステリー→水曜ミステリー9「猪熊夫婦の駐在日誌」シリーズ(2004年 - 2007年、テレビ東京)
- きらきら研修医(2007年、TBS)
- 相棒 Season10 第6話「ラスト・ソング」(2011年11月23日、テレビ朝日) - 安城瑠里子 役
- 月曜ゴールデン(TBS)
- 「税務調査官・窓際太郎の事件簿26」(2014年2月24日) - ラーメン屋女将 役
- 「駅弁刑事・神保徳之助8」(2014年5月5日) - 藤井直子 役
- 現ナマ弁護士(2017年) - 富沢珠代
- FM999 999WOMEN'S SONGS 第5話(2021年5月 - 、WOWOWオンデマンド・WOWOWプライム) - パリの女 役
- ドラマ「家、ついて行ってイイですか?」 第3話(2021年8月14日 - 、テレビ東京) - 村松きよ美 役[19]
- 阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし(2021年11月8日 - 12月20日、NHK総合) - 安澤寛子 役
- ペットドクター花咲万太郎の事件カルテ2〜お隣さんは殺人犯!?〜(2023年12月29日、BS-TBS) - 小堺昭代 役[20]
- あおぞらビール(2025年6月23日 -、NHK総合) - 自称103歳・ミツコ 役
- 浅草ラスボスおばあちゃん(2025年7月5日 - 、東海テレビ・フジテレビ) - 土井梅子 役[21]
映画
- 街の灯(1974年) - 整形美人 役
- にっぽん美女物語(1974年) - 主演・ひらめ 役
- にっぽん美女物語 女の中の女(1975年) - 主演 ひらめ 役
- お姐ちゃんお手やわらかに(1975年) - 辺ナオコ 役
- トラック野郎・爆走一番星(1975年) - 女教師 役
- 喜劇 百点満点(1976年) - 河口時子 役
- 美女放浪記(1977年) - 主演・ひらめ 役
- だいじょうぶマイ・フレンド(1983年) - 店頭販売の女 役
- 必殺! THE HISSATSU(1984年) - およね 役
- 西遊記(1988)(人形劇、声のみ。1988年) - 玉面公主 役
- 必殺! 三味線屋・勇次(1999年) - 叶屋おせき 役
- 真夜中の弥次さん喜多さん(2005年) - 奪衣婆 役
- 20世紀少年(2008年) - ジジババ 役
- 20世紀少年 第2章 最後の希望(2009年) - ジジババ 役
- 20世紀少年 最終章 ぼくらの旗(2009年) - ジジババ 役
- 忍道-SHINOBIDO-(2012年) - 婆様 役
- 振り子(2015年) - タバコ屋 役
- THE HYBRID 鵺の仔(2015年) - 澤津久森の母 役[22]
- 海ガメの約束(短編・2016年) - 主人公のおばあちゃん 役
- PERFECT DAYS(2023年) - 野良猫と遊ぶ女性 役[23]
- うぉっしゅ(2025年) - 主演・紀江 役(中尾有伽とダブル主演)[24]
吹き替え
- 悪漢探偵(ナンシー:シルヴィア・チャン)※フジテレビ版
- 皇帝密使(ナンシー:シルヴィア・チャン)※フジテレビ版
- リトル★ダイナマイツ/ベイビー・トークTOO(ジュリーの声)※ソフト版
- 101匹わんちゃんII パッチのはじめての冒険(2002年) - クルエラ・ド・ヴィル 役[25]
NHK紅白歌合戦出場歴
- 注
- 出演順は「(出演順) / (出場者数)」で表す。
みんなのうた
- 子象のダンス(1975年)
- アスタ・ルエゴ 〜さよなら月の猫〜(1977年)
- 赤いサラファン(1984年)
広告
- ミノルタカメラ(現:コニカミノルタ)「SR-Tスーパー」(愛川欽也と共演)
- 久光製薬「ウィンネア(女性保健薬)」
- 池田模範堂「ムヒ・ハイムヒ」「ムシペール12」
- 大日本除虫菊「キンチョール」
- ユニ・チャーム「チャーム・ソフトタンポン」「シルコット(化粧用コットン)」
- 明治乳業(現・明治)「クイーンカップ」
- ミツカン「おむすび山」
- 服部セイコー(現・セイコーホールディングス)「アルバ腕時計」(レオナルド熊と共演)
- 電電公社(現・NTT)「ミニファクス」
- 小林コーセー(現・コーセー)
- ライオン「エメロン・エチケットシャンプー」、「ソフト&ドライ」、「ブラッシュライオン(液体歯磨き)」
- レダ「プチシルマ」 (志村けんや中村玉緒、ともこと共演)
- 雪印乳業(現・雪印メグミルク)「カマンベールチーズ」(実子3人と共演)
- エースコック「きつね大吉三枚目」(インスタントカップ麺)
- 日本軽金属「どんびえ」(アイスクリーム製造機)
- MIXI「モンスターストライク『転生したらスライムだった研ナオコ』篇」[26]
- Sasuke Financial Lab「コのほけん!」[27]
- Canva(2024年 - 2025年)[28]
ラジオ
- 歌謡大行進(1974年4月 - 9月、文化放送) - 水曜パーソナリティー
- 研ナオコの過払い金ぶっちゃけ法律相談(文化放送ほか全国AM38局、JFN36局)
- 円鏡・研ナオコショー ハッピーカムカム(ニッポン放送)
- 哲ちゃん・ナオコの二人でドン→哲ちゃん・ナオコの「ハチあわせドン!」(ニッポン放送、いまに哲夫の歌謡パレードニッポン内ミニコーナー)
- 研ナオコとともこのプチプチトーク(ニッポン放送)
- 研ナオコ・まいふれあれでぃ
- 欽ちゃん ナオコのラジオ・チャリティ・ミュージックソン スペシャル(2024年12月12日、ニッポン放送)[29]
Remove ads
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads