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大阪府道2号大阪中央環状線
大阪府の道路 ウィキペディアから
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大阪府道2号大阪中央環状線(おおさかふどう2ごう おおさかちゅうおうかんじょうせん)は、大阪府堺市堺区から同府池田市に至る主要地方道に指定された大阪府道である。通称は中環(ちゅうかん)[1]。
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概要
要約
視点

奥 - 右が国道171号、左 - 奥の高架道路が中央環状線。交差点南をかすめ通っている。奥の信号機付近が大阪府と兵庫県の府県境。
1954年(昭和29年)1月20日に建設省(現・国土交通省)から主要地方道堺布施豊中線が指定され、同年6月10日に大阪府が大阪府道14号堺布施豊中線を認定。
1960年代に入れば大阪市内の交通渋滞が深刻な問題となり、1963年(昭和38年)に大阪府が3環状軸を計画した。
1970年(昭和45年)の日本万国博覧会開催に合わせて大阪内環状線(うちかん)、大阪中央環状線、大阪外環状線(そとかん)の3環状軸を整備することになった。
1964年に府道14号堺布施豊中線のバイパスとして大阪中央環状線が着工され、翌1965年に堺布施豊中線を廃止し府道23号大阪中央環状線を認定。1968年(昭和43年)3月に大阪中央環状線が開通した。
内環(1981年全通)や外環(1994年全通)と比べてかなり早かった。
堺市街地の約2キロメートルにわたっては「フェニックス通り」とも呼ばれ[2]、日本の道100選に選出されている。
地元民からも国道と誤解されやすいが、主要地方道である。
1984年(昭和59年)4月1日に府道番号標識が設置されてからは2号線とも呼ばれるが、同じ大阪府内には国道2号も存在する。堺市内と松原市内の一部の区間を除きほぼ全線高速道路(近畿自動車道・中国自動車道・阪和自動車道)に沿った路線で高速道路を挟んで上下独立した一方通行路の構造をとる。
「上り側道3車線上り本線3車線・高速道路(近畿道)上下6車線・下り本線3車線下り側道3車線」となる区間(東大阪市)も存在し、最大幅員122mの文字通り大阪府の大動脈といえる道路であり、一般国道も含めて都道府県道の中でも日本一幅の広い道路で知られる[3][4]。大阪モノレール本線は、蛍池東四丁目付近(蛍池駅と柴原阪大前駅の中間地点)から門真市駅付近までの長距離にわたって並走している。今後、同線の延伸によって、さらに並走区間は東大阪市まで続く予定である。
豊中市島熊山から中国吹田ICまでの間(千里ニュータウン区間)に信号機はなく、立体交差でランプもある。
東大阪市内には中環東大阪休憩所がある。
摂津市 - 守口市間の淀川を渡る橋である鳥飼大橋(南側=下流側、茨木方面行き)は日本で初めての有料橋で1954年(昭和29年)に完成(現在は無料)。元は日本道路公団が管理していた。完成してから半世紀が過ぎ、それ故、老朽化や車線数が2車線と少ないために渋滞の発生が顕著であるといった問題が発生していた。そこで大阪府は2003年(平成15年)から新橋梁への架け替え工事を始め、2010年(平成22年)2月28日に3車線の橋が完成した。
終点は大阪府池田市の新開橋交差点であるが、実際は交差点で国道171号とは接続しておらず、交差点の南側をかすめるように通っている。兵庫県方面へは一つ西の信号で合流している。大阪方面行きは兵庫県伊丹市下河原の伊丹下河原交差点の少し東で国道171号から分岐している。なお、終点では国道171号京都方面へは行くことができない。 なお、兵庫県道2号は宮津養父線(京都府宮津市~兵庫県養父市)という全く別の路線である。
路線データ
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歴史
堺市堺区~美原区美原ロータリー間については大阪府道31号堺羽曳野線#歴史を参照。
- 1964年(昭和39年)12月28日 - 建設省(現・国土交通省)が府道堺布施豊中線を府道大阪中央環状線として主要地方道に指定。
- 1965年(昭和40年) - 大阪府が主要地方道堺布施豊中線(整理番号14)を廃止し、主要地方道大阪中央環状線(整理番号23)を制定。整理番号の23は廃止された河内長野橋本線(1963年に二級国道170号高槻橋本線へ編入され、現在は一般国道371号の一部)から転用。
- 1968年(昭和43年)3月31日 - 大阪中央環状線(バイパス)が全通。
- 1984年(昭和59年) - 案内上の府道番号を2号とする。
- 1993年(平成5年)5月11日 - 建設省から、主要府道大阪中央環状線が主要地方道に再指定される[5]。
- 1994年(平成6年)4月1日 - 堺市~美原ロータリー間の案内表示を府道31号堺羽曳野線から府道2号大阪中央環状線へ変更。
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路線状況
要約
視点
国道との重複区間
(旧)大阪中央環状線
(吹田市山田)
並行して、現道整備前の府道((旧)大阪府道14号堺布施豊中線。1965年に大阪府道23号大阪中央環状線へ改称)、大阪府道2号(旧)大阪中央環状線(道路法上の位置づけでは、こちらも正規の大阪府道大阪中央環状線だが、紛らわしいので呼び分けている。俗称は、「旧中環」、「旧中」など。)があり、一部で現道と交差している。なお、大阪府道が現行番号体制へ変更されたのは1984年(昭和59年)3月からである。
本来、道路としては、一つの名称の道路は1本だけであるべきだが、路線管理の都合上、同一名称の路線が複数存在することとなっている。
当然、交差点の表示はどちらも府道2号線となっており、混乱を招くことになっている。交通情報では「中央環状線の旧道」などと言われる。この旧道は、ほとんどの区間が片側1車線の2車線道路となっている。旧道のルート(一部省略)は以下の通り。
藤井寺市小山 - 大和川を大正橋で渡る - 八尾市南木の本 - 太子堂で国道25号と交差 - JR関西本線、近鉄大阪線と交差 - 佐堂東で現道と交差 - 近鉄奈良線八戸ノ里駅 - 大阪市鶴見区迎賓館前 - 近畿道門真IC付近で現道に合流 … 吹田市山田名神下交差点 - 大阪モノレール・阪急山田駅 - 国道423号と交差 - 豊中市 国道176号桜塚交差点に至る。
また大阪府道14号堺布施豊中線→23号大阪中央環状線は、上記に加えて、現在の府道12号堺大和高田線の藤井寺市小山交差点以西もルートであった。道路名に「布施」と入っていながら布施駅付近を経由していないが、これは1967年まで存在した旧布施市(現在の東大阪市西部)に由来するものである。
交通量
平日24時間交通量(台)(上下合計)[6]
旧道
平日24時間交通量(台)(上下合計)[6]
渋滞
![]() | この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
信号が少ないことや、東大阪市の区間では本線と側道が分かれている、幹線道路との交差部分では立体交差になっている所が多い、多くの区間で制限速度が60kmなどにより、通行量の少ない時間帯は非常に走りやすい道路であるが、通行量の多い時間では渋滞が激しい。原因としては以下のことが挙げられる。
- 門真市や松原市の一部の交差点で幹線道路と平面交差している。
- 鳥飼大橋付近には淀川を渡る橋が少ないため、交通が集中する。
- 茨木市周辺では摂津市と吹田市を結ぶ一般道路が実質中央環状線しかない状況である。またこの区間を並行する近畿自動車道も渋滞が頻発するので、中央環状線に流れてくる。またこの区間は車線数が東大阪市の区間と比べて少ない。
特に渋滞の激しい場所
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地理
要約
視点
通過する自治体
交差する道路
沿線

写真右に近畿自動車道の高架道路が見える。北行きはそのさらに右にある。

中央の4車線は中国自動車道
- 堺駅
- 大仙陵古墳(仁徳天皇陵)
- 新金岡駅
- フレスポしんかな
- 府営大泉緑地
- 大和川
- 長原駅
- 府営久宝寺緑地
- 久宝寺口駅
- アナン学園高等学校(旧・樟蔭東高等学校)
- 市立東大阪医療センター
- 大阪府立中央図書館
- 門真南駅
- 大阪府立門真スポーツセンター(東和薬品RACTABドーム)
- 花博記念公園鶴見緑地
- 三井アウトレットパーク 大阪門真・ららぽーと門真
- コストコ門真倉庫店
- 門真市駅
- イオンモール大日
- 大日駅
- 一級河川淀川
- 南摂津駅
- 近鉄バス鳥飼営業所
- 摂津市役所
- 摂津駅
- 沢良宜駅
- 南茨木駅
- 立命館大学(大阪いばらきキャンパス)
- イオンモール茨木
- 宇野辺駅
- 万博記念公園
- 万博記念公園駅
- EXPOCITY
- NIFREL
- 山田駅
- デュー阪急山田
- 千里ニュータウン
- 千里中央駅
- 少路駅
- 柴原阪大前駅
- 市立豊中病院
- 大阪大学(豊中キャンパス)
- 大阪国際空港
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脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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