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飯塚祐紀

日本の将棋棋士 ウィキペディアから

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飯塚 祐紀(いいづか ひろき、1969年4月2日 - )は将棋棋士棋士番号は203。東京都北区出身[1]松下力九段門下。

概要 飯塚祐紀 八段, 名前 ...

棋歴

要約
視点

将棋との出会いは「男の子の遊びの一つとして覚え、夏祭りの縁台将棋から入った。そうして将棋になじんだ最後の世代かもしれない」と振り返っている[1]

小学4年生から千駄ヶ谷の将棋教室に通い[1]、3年半後(中学1年生)で奨励会入会[2]。入会は1982年12月で、羽生善治森内俊之郷田真隆らと同期。学年は3人より一つ上で、佐藤康光と同じ。

1級から初段に上がるのに苦労し[3]、四段に昇段したのは1992年、22歳の時であった。プロ入りの同期は真田圭一

プロ入り後

1994年度、第35期王位戦でリーグ入り。白組で3勝2敗と勝ち越すが、当期4勝を挙げた高橋道雄と佐藤康光に敗れた事が響き、リーグ残留ならず(もし両名のどちらかに1勝していたら残留は確定していた)。

1995年度、第8期竜王戦の6組ランキング戦で準優勝し、5組へ昇級。そして翌年度では5組ランキング戦で優勝。4組へ昇級すると同時に、本戦でも2連勝してベスト8まで進出した(挑戦者となる谷川浩司に敗戦)。

1997年度、第23期棋王戦でベスト4。敗者復活戦に回ったが郷田真隆に敗れ、挑戦者決定二番勝負進出はならなかった。同棋戦では、第27期(2001年度)でも青野照市島朗らを破ってベスト8。さらに、第28期(2002年度)でも三浦弘行に勝ちベスト8。

2000年度、第13期竜王戦の4組ランキング戦で準優勝し、3組へ昇級(しかし翌年度に3連敗を喫し、即4組へ出戻りになった)。また、第59期順位戦のC級2組で8勝2敗の成績で2位となり、順位戦初の昇級を決めた。

2004年度、第76期棋聖戦で一次予選から勝ち進み、挑戦者決定トーナメントに初進出した(当期挑戦を果たす羽生善治に1回戦で敗退)。第63期順位戦ではC級1組で8勝2敗の成績で1位になり、B級2組への昇級を果たす。

2008年度、第56期王座戦の二次予選を突破し、本戦に初進出するが、当期挑戦者となる木村一基に1回戦で敗れる。

2010年度、第23期竜王戦にて4組の昇級者決定戦を制し、3組へ復帰(しかし翌々年度で2連敗し、再度4組へ降級)。

2011年度は、第70期順位戦B級2組において、出だし2連敗から8連勝して2位となり、B級1組昇級を決める。

2012年度は第71期順位戦B級1組で苦戦し、4勝8敗の成績で終わるも、井上慶太中田宏樹がそれぞれ3勝9敗で終わったことで、1位~13位中の11位で残留を決める。

2013年度も第72期順位戦B級1組で再び苦戦し、またしても4勝8敗に終わる。しかし、鈴木大介と高橋道雄が2勝と1勝のみだったため、再度11位で残留した。

前述通り、2期連続でB級1組にギリギリの残留を決めていたが、2014年度の第73期順位戦では11連敗後の1勝のみに終わり、最下位(13位)での陥落となった。

2017年度は第76期順位戦B級2組で苦戦。3勝7敗の22位で終わり、1回目の降級点が付いてしまった。逆に第30期竜王戦では昇級者決定戦を突破して、3組への復帰を決めた(しかし翌々年度で2連敗し、三度4組へ降級)。

2018年度は第77期順位戦で一転して好調になり、7勝3敗と勝ち越して降級点の抹消に成功した。しかし、2020年度の第79期順位戦は2勝8敗、翌年度の第80期順位戦では3勝7敗と不振に陥った結果、2期連続で降級点が付いてしまい、第63期以来となるC級1組への陥落が決まった。

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棋風

居飛車党であり、対振り飛車戦で棒銀戦法を使う数少ない棋士の一人である。

人物

  • 子供達への普及活動にも熱心で日本将棋連盟「子供将棋スクール」で長年講師を担当。「多面指しの達人」として棋士の間で定評がある[4]。現在は小中学生を対象とした江古田将棋教室・石神井将棋教室を主宰[5][6][7]

弟子

女流棋士となった弟子

さらに見る 名前, 女流プロ入り日 ...

(2019年4月1日現在)

  • 棋士となった弟子はまだいないが、2021年8月現在、奨励会に弟子が9人いる。

昇段履歴

  • 1982年00月00日 : 6級 = 奨励会入会
  • 1988年00月00日 : 初段
  • 1990年01月00日 : 三段(第7回奨励会三段リーグからリーグ参加)
  • 1992年04月01日 : 四段(第10回奨励会三段リーグ成績2位) = プロ入り
  • 1996年08月05日 : 五段(勝数規定/公式戦100勝、通算100勝70敗)
  • 2001年08月13日 : 六段(勝数規定/五段昇段後公式戦120勝、通算220勝145敗)[8]
  • 2009年10月27日 : 七段(勝数規定/六段昇段後公式戦150勝、通算370勝268敗)[9]
  • 2023年06月07日 : 八段(勝数規定/七段昇段後公式戦190勝、通算560勝493敗)[10][11]

主な成績

在籍クラス

さらに見る 開始 年度, (出典)順位戦出典 ...

年度別成績

さらに見る 年度, 対局数 ...
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著書

出演

脚注

関連項目

外部リンク

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