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NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

NBCユニバーサルの日本法人 ウィキペディアから

NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
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NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社(エヌビーシー ユニバーサル・エンターテイメントジャパン、: NBCUniversal Entertainment Japan LLC)は、NBCユニバーサル傘下のユニバーサル・ピクチャーズ・コンテンツ・グループ(UPCG)の一部となる日本音楽映像ソフト会社日本動画協会日本映像ソフト協会正会員、日本レコード協会準会員。

概要 種類, 略称 ...

「ユニバーサル」およびそのシンボルマークである地球儀ロゴマークを冠するレコード会社としては、ユニバーサル ミュージック グループ(日本法人はユニバーサル ミュージック合同会社)も存在するがこちらはヴィヴェンディ傘下であり、ヴィヴェンディからゼネラル・エレクトリックに譲渡されたNBCユニバーサルとは現在資本関係はない。

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概要

要約
視点

前身は、1981年3月にパイオニア(ホームAV機器事業部。現在のプレミアムオーディオカンパニーテクノロジーセンター〈開発・製造元〉/ティアック〈発売・販売元〉)がレーザーディスク(LD)の製作を目的として設立したレーザーディスク株式会社。パイオニアがワーナー・パイオニア(後のワーナーミュージック・ジャパン)から資本を引き上げて(同社との販売元としての契約はその後も継続)自前で音楽製作にも乗り出す方針に転換したことから、1989年にパイオニア エル・ディー・シー株式会社(パイオニアLDC)に商号変更し、音楽事業や映画配給事業、アニメ作品の製作も手がけるようになる。

その後、親会社パイオニアはプラズマディスプレイ事業に社運を賭ける方針に傾いたことにより[注 1]、2003年10月に子会社パイオニアLDCの全株式を電通(後の電通グループ)に譲渡し、ジェネオン エンタテインメント株式会社(ジェネオン)に商号変更した。本レーベル名での初陣の作品が『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』であり、『ジェネオン』の商号は公式サイト『小麦っ子くらぶ』中のインターネットラジオ内で初公開されている。

その当時の商号の「ジェネオン」は、"generate"(創造)と"eon"(永遠)を組み合わせた造語。

次世代ディスクについてはブルーレイディスクHD DVDの両方に参入し、ワーナー・ホーム・ビデオ向けに先行供給していた。ブルーレイ3Dもワーナー向けから先行供給を開始されており、シャープの液晶テレビ「AQUOSクアトロン3D」やブルーレイ3D再生対応の「AQUOSブルーレイ」の購入者限定キャンペーンとして「タイタンの戦い3D」も含まれる。

同社の米国本社が「次世代ディスクについて、今後はブルーレイのみの供給とする」と発表されたため、ワーナー向けのHD DVDの供給はストップされた。なお、自社向けについては両規格とも供給する予定があったものの、東芝によるHD DVD事業の終息に伴いブルーレイのみの供給となった。

制作部門は2つに分かれており、制作本部第1制作部は邦画・テレビドラマ作品、第2制作部はアニメーション・楽曲(RONDO ROBESISTUS RECORDSI've作品)とA&R・販売受託商品を担当している。販売受託商品の中には『カードキャプターさくら』など、以前別会社・別レーベルで販売されていた作品のDVD・BOXがある。

2008年11月12日、電通は米国NBCユニバーサル傘下のユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル・エンターテインメント(UPIE)に株式の大部分を譲渡する契約を締結、同年12月までにUPIEが大半の株式を取得した。ただし、この時点で電通の連結子会社では無くなるが、2013年12月9日まで、支配株主として残っており、電通のその他関連会社扱いである。

2009年2月1日にUPIEの日本法人であるユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン合同会社(設立時は株式会社、合併発表時は有限会社)と合併、商号もジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社に変更された。NBCユニバーサル傘下に入る前の2008年3月からユニバーサルの新作映画のDVDソフトはジェネオンからリリースされていた。それ以前の発売元についてはユニバーサル・ピクチャーズ#日本での配給・ビデオソフト販売参照。

2011年6月24日、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンのホームページをリニューアルした。

2013年12月9日に社名をNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社に変更。2016年1月1日にジェネオン音楽出版合同会社は、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社を存続会社として合併した。これに伴い13年間用いられてきた「ジェネオン」ブランドは完全消滅した[注 2]

通常"entertainment"を日本語表記する際には「エンタ(ー)テイメント」が用いられ、ジェネオン エンタテインメント時代はこれに倣っていたが、合併後は「ン」を入れない「エンターテイメント」が正しい社名の表記である。

ジェネオンは米国に「Geneon Entertainment USA」(米国ジェネオン エンタテインメント、ジェネオンUSA/米(国)ジェネオン/ジェネオンアメリカ)という子会社を持っていた。旧パイオニアLDC(PLDC)(パイオニア子会社)時代に設立した唯一の海外法人である。こちらは合併後も電通の海外子会社となった。

2020年1月、ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントユニバーサル・ピクチャーズ・ホームエンターテイメントは北米地域におけるソフト販売と流通に関する事業について統合することを発表した。同時に前述2社は米国外におけるディスク流通に関する国際ライセンス契約を締結したため、2020年10月9日から2025年6月30日まで、ワーナー作品のソフト流通も担当していた[2][注 3]

2022年3月9日にCDで発売された楽曲作品「Luce Twinkle Wink☆/“FA”NTASYと!<初回限定盤・通常盤A・B> TVアニメ「異世界美少女受肉おじさんと」エンディングテーマ」、同年3月26日にBlu-rayで発売されたアニメ作品「終末のハーレム 第1巻 〈初回限定版〉」、同年4月20日にDVDで発売された韓国TVドラマ作品「ザ・ゲーム~午前0時:愛の鎮魂歌(レクイエム)~ BOX1・2[3]」「リセット~運命をさかのぼる1年~ BOX1・2[3]」より音楽・映像レーベルは、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンからユニバーサル・ピクチャーズ・ホームエンターテイメントに変更された[注 4]

2024年12月12日、ワーナーミュージック・ジャパン(WMJ)とアニメ音楽事業に関する戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。今後はWMJがNBC所属アーティストの新譜制作やプロモーション、旧譜パッケージ商品の受託販売をする方針である[4]

2025年7月1日、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンのホームページをリニューアルし、米国NBCユニバーサル傘下のユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル・エンターテインメント(UPIE)の全株式を米国NBCユニバーサル傘下のユニバーサル・ピクチャーズ・コンテンツ・グループ(UPCG)に譲渡している[5]

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沿革

  • 1981年3月 - パイオニアの出資により、レーザーディスク株式会社として設立。
  • 1989年 - パイオニア エル・ディー・シー株式会社(パイオニアLDC)に商号変更。
  • 1990年 - 前年末にパイオニアが出資した事を機に、4月からマイカルハミングバードの販売受託を開始[注 5]
    • 第一弾アーティストKATSUMIが4月25日にデビュー。アルバム・シングル・ビデオを同時リリース。
    • 8月2日に子会社として学研と共に「ROCK IT RECORDS」を六本木ほうらいやビル内に設立(T-BOLANらが所属)。
  • 1991年 - ビーイングが学研のスタッフを擁し初の直営レコード会社であるビージンを「ROCK IT RECORDS」と同じ六本木ほうらいやビル内に設立。翌年11月にはT-BOLANを移籍させるにあたりレーベルとしてZAIN RECORDSを設置、1993年1月に社名変更し法人としてZAIN RECORDSとなる[注 6]
  • 1992年 - 初のオリジナルビデオアニメ(OVA)『天地無用! 魎皇鬼』をリリース。この年がアニメ事業のスタートとされている。
  • 1993年 - ROCK IT RECORDSを吸収。
  • 1995年 - 小室哲哉と組み、新レーベル「ORUMOK RECORDS」を立ち上げる。同レーベルはメディアファクトリーと提携し、1998年に「factoryorumok」となるが、2001年頃に活動を休止。
  • 1997年 - バーニングパブリッシャーズケイダッシュと合同でレーベル「S.L.K. RECORDS」を設立。deepsらが所属した。
  • 2001年 - ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン株式会社UNIVERSAL PICTURES (JAPAN) INC.、UPJ)設立。従来CIC・ビクターソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ)が販売していた日本におけるユニバーサル映画や他の制作会社が作った作品の家庭用ソフト製造、販売事業を行う(販売は当初SPEJに委託)。
  • 2002年 - アニメ事業10周年を記念し、アニメ専門レーベル「RONDO ROBE」を立ち上げる。アニメ作品はこのレーベルへと移行し、その後の主力レーベルとなった。コンシューマ向けゲームの自社製作なども行っていた。ゲーム部門の一部がパイオニア傘下の兄弟会社だったインクリメント・ピーに移籍し同業種に参入するも、「大運動会」シリーズ「プリンセスクエスト」「格ゲー野郎」「ヘキサムーン・ガーディアンズ」など数作品で撤退した。
  • 2003年10月 - 親会社パイオニアは同社の株を電通に株式譲渡。ジェネオン エンタテインメント株式会社に商号変更。
  • 2004年7月 - 松平健の「マツケンサンバII」の発売権を獲得し、大ヒット。
  • 2007年9月 - ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン(UPJ)より、2008年リリースの「ボーン・アルティメイタム」以降のユニバーサル・ピクチャーズ新作映画のDVD・ビデオ商品販売業務を受託。UPJはカタログ作品およびTVシリーズの販売業務を引き続き担当。
  • 2008年
    • 11月12日 - 米NBCユニバーサル傘下のユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル・エンターテインメント(UPIE)は電通よりジェネオン株式の過半数を取得し、2009年2月末までにUPIEの日本法人であるユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン有限会社と合併、商号も変更することが発表された。
    • 12月2日 - UPIEによる過半数株式の取得が完了。
  • 2009年2月1日 - ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン合同会社とジェネオン エンタテインメントが合併(存続会社はジェネオン エンタテインメント)。商号もジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社Geneon Universal Entertainment Japan, LLC.)となった。
  • 2011年
    • 3月 - 前身を含めて設立30周年を迎える。
    • 6月24日 - ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンのホームページをリニューアル。
  • 2013年12月9日 - 商号をNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社に変更。電通との資本関係がなくなる。
  • 2016年1月1日 - ジェネオン音楽出版合同会社を吸収合併。米パラマウント・ピクチャーズバイアコム〈後のパラマウント・グローバル〉傘下)の日本法人であるパラマウント・ジャパンから日本における映像ソフトの営業・販売を移管[注 7]
  • 2017年 - 同社アニメ関連商品の公式オンラインショップ「あにばーさる」を開設。ソニー・ミュージックコミュニケーションズが運営[6]
  • 2018年2月3日 - アニメ事業25周年を記念して、音楽フェスティバル「NBCUniversal ANIME×MUSIC FESTIVAL~25th ANNIVERSARY~」をさいたまスーパーアリーナで開催[7]
  • 2020年10月9日 - ワーナー・ブラザース作品のソフト流通を担当[2][注 8]
  • 2021年
    • 3月 - 前身を含めて設立40周年を迎える。
    • 5月21日 - 米バイアコムCBS(後のパラマウント・グローバル)傘下の映画会社ミラマックス[注 9]の作品をパラマウント・レーベルとしてソフト発売・販売を担当[注 10][注 7][注 11]
  • 2024年12月12日 - ワーナーミュージック・ジャパンとアニメ音楽に関するパートナーシップの締結を発表[4]
  • 2025年
    • 1月20日 - ハピネット・メディアマーケティングとビデオグラム包括ライセンス契約を締結[8][9][注 3]
    • 7月1日 - NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンのホームページをリニューアルし、米NBCユニバーサル傘下のユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル・エンターテインメント(UPIE)の全株式を米NBCユニバーサル傘下のユニバーサル・ピクチャーズ・コンテンツ・グループ(UPCG)に譲渡している[5]
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所属アーティスト

要約
視点

同社から楽曲を発表経験のある声優のうち、キャラクターソングのみ参加の者は省略した。旧パイオニアLDC時代も記載する。

過去の所属者

あ〜た行

な〜わ行

販売委託

コナミデジタルエンタテインメント販売委託

cosmic★motion(コズミックレイ販売委託)

5pb.販売委託

evolution(ドワンゴ・ミュージックエンタテインメント販売委託)

(販売元をエイベックス・マーケティングへ移管)

J・A・W・S Records(コピーライツバンク販売委託)

Mellow Head(ランティス販売委託)

レーベル発足当初はランティス傘下のオンザランのレーベルだったが、2006年8月にランティスに吸収合併された。2011年9月にレーベル運営終了。これまでの委託販売商品もバンダイビジュアル(現・バンダイナムコフィルムワークス)に移管。

所属アーティストなどの詳細はランティス#所属アーティストを参照。

seesonic(スリーナインエンタテインメント販売委託)

ウェーブマスター販売委託

ワーナーミュージック・ジャパン販売委託

かつて所属していたアーティストなどの詳細はワーナーミュージック・ジャパン#過去を参照。

ORUMOK RECORDS

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主なスタッフ

  • 堂山昌司(最高経営責任者兼社長)
  • 林裕之(ローカルアクイジション&プロダクション本部・副本部長 兼クロスメディア制作部/映像制作部・制作部長)
  • 上田耕行(ローカルアクイジション&プロダクション本部・クロスメディア制作部・シニアマネージャー/プロデューサー)
  • 服部健太郎(制作本部第2制作部・プロデューサー)
  • 高橋和彰
  • 西村潤
  • 川口真司
  • 太田勝也

過去

  • 田中順 - 元Director/ローカルアクイジション&プロダクション本部・本部長。2015年7月に目白商事株式会社の代表取締役社長に就任。
  • 折井栄二 - 元ローカルアクイジション&プロダクション本部長
  • 田中彰 - 元制作チーフプロデューサー
  • 関戸雄一
  • 福田太一 - NBCユニバーサル マネージング・ディレクター日本代表、2008年12月にジェネオンの代表取締役社長に就任。最高経営責任者兼社長、職務執行者会長を経て、2009年10月にワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社 ワーナー・ホーム・ビデオ&デジタル・ディストリビューションに移籍、代表取締役に就任。
  • 川村明廣 - 元常務執行役員・制作本部第2制作部部長。ワーナー エンターテイメント ジャパンに移籍。
  • 川瀬浩平 - 元制作本部第2制作部・プロデューサー。ワーナー エンターテイメント ジャパンの後、カスケードワークスを設立。
  • 中山信宏 - 元制作本部第2制作部・プロデューサー。ワーナー エンターテイメント ジャパンの後、アニプレックスに移籍。
  • 中西秀樹
  • 大森啓幸 - 元制作本部第2制作部・プロデューサー。ワーナー エンターテイメント ジャパンに移籍。
  • 飯田尚史 - 元制作本部宣伝グループ・チーフプロモーター。ワーナー エンターテイメント ジャパンに移籍。
  • 松田章男 - 元制作本部第2制作部・プロデューサー。ワーナー エンターテイメント ジャパンに移籍。
  • 小倉充俊 - 元制作本部第2制作部・プロデューサー。グッドスマイルフィルムに移籍。
  • 臼井久人
  • 轟豊太
  • 田中信作
  • 田島宏行
  • 黒須礼央
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販売協力提携会社

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コンピュータゲーム

いずれもパイオニアLDC時代の発売。2010年頃にPlayStation向けオリジナル作品をゲームアーカイブスダウンロード配信されるのを機にハムスターに知的財産権ごと売却したため、自社で管理している作品は存在しない。

アニメ作品

さらに見る 年, タイトル ...
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ウェブラジオ

関連項目

  • 電通
  • 東宝東和 - 初期の頃から付き合いが長い。東宝東和が発売する80年代から90年代後期までのビデオソフトにおいて、VHSポニーキャニオン、LDとDVDが当社と住み分けられていたが、90年代末期になってVHSも当社販売に移管したため、それ以降は、東宝東和配給映画の販売は、2019年現在に至るまで当社が独占的に近い形で販売している。
  • NBCユニバーサル
  • ユニバーサル・ピクチャーズ
  • I've - 2008年より所属歌手の規格品番が専用となる「GN〇V」となった。
  • 小室哲哉
    • ORUMOK RECORDS - かつて小室がプロデュースした音楽レーベル。パイオニアLDC(※CI・VI導入前)時代に存在。
    • factoryorumok - メディアファクトリーとの共同事業。上記と同じく小室プロデュースである、かつての音楽レーベル。
  • ZAIN RECORDS - 1991年4月16日に設立されたビーイング初の直営レコード会社。1995年5月に販売元がJ-DISCに変わるまで販売受託を行なっていた。設立時の社名はb-jin。その後法人は2003年にB-Gram RECORDSに吸収合併された。
  • キュー・テック - パイオニアLDCに社名変更した際、レーザーディスク株式会社内にあった映像ポストプロダクション部門が分離独立して発足。
  • ソニー・ミュージックソリューションズ - 公式オンラインショップ「あにばーさる」を運営。

脚注

外部リンク

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