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Apr (自動車事業)
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株式会社エー・ピー・アール(英: apr co., ltd.)は、神奈川県厚木市に本社を置く日本の企業。モータースポーツ関連事業を主力とし、自動車用パーツや2輪車用パーツの製造販売も行なっている。
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概要
元々アペックスのレース部門であった(名義も"アペックス")が、同社の事業拡大に伴い、2000年に株式会社として完全に独立し、その際に"apr"と名付けられた。そのため本記事では、"アペックス"時代も含めて記述する。
2000年からトヨタのセミワークスチームとして、JGTC〜SUPER GTのGT300クラスで活動している[1]。ただしトヨタ一辺倒ではなく、いちプライベーターチームとして他社マシンの運用を並行して行うこともある。1999年、2002年、2005年、2007年にチャンピオンを獲得している。
歴代の運用マシンにミッドシップエンジン車が非常に多いのが特徴である。
初代社長であり2021年現在もチーム代表の金曽は、つちやエンジニアリングの土屋春雄の下に、押しかけ弟子として下積みしていた時期がある[2]。
レース活動
要約
視点
黎明期
1996年と1997年に日産・スカイラインGT-Rで参戦。1996年は第6戦からの参戦だが、デビュー戦でいきなり3位を獲得し最終戦で2位を獲得する活躍を見せた(シリーズ6位)。
1997年はフル参戦しシリーズ5位を獲得。翌年からの全日本GT選手権への参戦により、スーパーN1耐久への参戦は終了となった。
JGTC〜SUPER GT
1998年からJGTC(全日本GT選手権)のGT300クラス(2005年よりSUPER GT)に、コンストラクターとしてトヨタ・MR2で参戦を開始。1999年にチャンピオンとなった翌年以降、TRDの支援を受けながらマシン開発を行うこととなる。
2006~2007年にディズニー映画の「トイ・ストーリー」、2008年には同じく「カーズ」とコラボレーションしたトヨタ・MR-Sを参戦させた。
2001年からはARTAのGT300チームのオペレーションも担当。2003年にはガライヤでの参戦に伴い同車のGT300マシンの設計・開発も担った。2010年シーズン終了を持ってARTAとの契約を終了している。
2012年は、SUPER GT初のハイブリッドカーとなるトヨタ・プリウスとアウディ・R8 LMS ultraの2台体制で参戦。
2013年は、第3戦までは前年同様プリウスとR8の2台体制で参戦していたが、ボンズレーシングが2戦のみで活動休止したことから、第4戦からはR8の代わりに同チームの参戦車両である日産・GT-R NISMO GT3を引き継いで、2015年まで参戦した。このGT-Rには、スポンサー企業の意向の下に、GTAの特認を受けた上でADAS(先進運転支援システム)の開発機器が組み込まれていた[3]。
2016年は市販車の新型プリウス登場に伴い、プリウスを2台体制化。31号車は従来のスーパーキャパシタ、30号車はリチウムイオン電池とバッテリーの仕様を分けている[4]。また同時にトヨタカローラ三重社長の永井宏明がドライバーに就任し、社員メカニックの研修も並行することになった。
2019年は車両規則変更に伴いベース車両をプリウスPHV GR SPORTに変更、エンジン搭載位置がミッドシップからフロントとなった。またこのエンジン・コンポーネントを流用して、他のGT300チームが使うためのGRスープラ、GR86も開発している。
2020年にはスーパー耐久にもレクサス・RC F GT3で復帰。ST-Xクラスに参戦する。
2021年 第6戦 オートポリスでプリウスPHVでの初勝利を飾る。
2022年は30号車はベース車両がGR86に変更。また31号車の車両名称がapr GR SPORT PRIUS GTに変更された。
2023年は31号車はベース車両がレクサス・LC500hに変更。車両名称はapr LC500h GTとなった。
全日本GT選手権・SUPER GT
- 2022年シーズンのマシン2台
- TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(2019年)
- TOYOTA PRIUS apr GT(2016年)
- IWASAKI apr GT-R(2014年)
- IWASAKI MODA マッドクロック apr R8(2012年)
- apr HASEPRO PRIUS GT(2012年)
- COROLLA Axio apr GT(2010年)
- ライトニングマックイーン apr MR-S(2008年)
- ARTA Garaiya(2008年)
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社名の由来
元々自動車チューニングパーツメーカーであるアペックスのレース部門(現在は完全分社化)であったことから、アペックスレーシングを略して「apr」となった。
分社化以降は、ポールポジション(pole position)の“p”とレーシング(racing)の“r”に電話帳の英字検索で最初のほうにくるようにと頭文字に“a”が添付された、と説明されている(ちなみに考案者は新田守男)。
脚注
関連項目
外部リンク
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