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Ado
日本の女性歌手 (2002-) ウィキペディアから
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Ado(アド、2002年〈平成14年〉10月24日 - )は、日本の歌い手、プロデューサー。所属事務所はクラウドナイン。所属レーベルはVirgin Music、ゲフィン・レコード[1]。
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来歴
要約
視点
歌い手としての活動からメジャーデビューまで
小学1年生の頃、従妹に「悪ノ娘」・「悪ノ召使」(作詞・作曲:mothy)の二次創作動画を勧められたことをきっかけに[2]、父親のパソコンでVOCALOID楽曲を聴き始める。小学校高学年になると、「ニコニコ動画」やニンテンドー3DSに配信されていたソフト「うごくメモ帳」から、顔を出さずに活動する歌い手の文化に興味を持つようになる[3][4][5]。
2017年1月10日、ニコニコ動画にボカロ楽曲「君の体温」の歌ってみた動画を投稿[6]し、歌い手としての活動を始める。
2019年9月17日、自身のYouTubeライブ上で2021年1月10日にZepp DiverCityでワンマンライブを開催すると宣言[7][8]。
2019年12月23日に配信限定リリースされたくじらの楽曲「金木犀」に参加[9]。
2020年3月29日に配信限定リリースされたjon-YAKITORYの楽曲「シカバネーゼ」でボーカリストとして参加[10]。「シカバネーゼ」はSpotifyの国内バイラルチャートで1位を獲得した[11]。5月にポニーキャニオンの企画アルバムであるPALETTE4に参加。syudouの「コールボーイ」、獅子志司の「絶え間なく藍色」の2曲を配信限定でリリースした[12]。
メジャーデビュー以降
2020年
10月15日にユニバーサルミュージックよりメジャーデビューすることを発表すると[13]、同月23日にボカロPのsyudou書き下ろしの「うっせぇわ」を配信限定リリース。
自身のYouTubeチャンネルで公開された同作のミュージックビデオは、同年11月14日時点で総再生回数500万再生を達成。その後もうごくちゃんなど多くの歌い手や著名人が楽曲をカバーするなど、翌年にかけて反響が広がった。2024年4月時点で総再生回数は3億回を超えている[14]。
2021年
1月22日にテレビ朝日系列「ミュージックステーション」で電話インタビューが放送され、テレビ初出演となる[16]。同年1月23日には「うっせぇわ」が総再生回数4000万回を達成[17]。
2月14日に3作目のシングルとなる「ギラギラ」を配信限定リリース。作詞作曲はボカロPのてにをはが担当した[18]。絵師は沼田ゾンビである。2月18日にはYouTubeチャンネル登録者が100万人を突破した[19]。
3月15日付のBillboard Japan Hot 100にて「うっせぇわ」が自身初となる総合1位を獲得[20]。3月20日に「うっせぇわ」がYouTubeにてMV再生回数が1億回を突破した[21]。公開から148日での1億回再生到達は歴代7位の記録となった。3月29日付のBillboard JAPANチャートにて、「うっせぇわ」のストリーミング累計再生回数が1億回を突破した。チャートイン17週目での1億回突破は歴代6番目の速さとなり、ソロ歌手としては最年少記録である[22][23]。
4月27日に4作目のシングルとなる「踊」を配信限定リリース。作詞はボカロPのDECO*27が、作曲・編曲はGigaとTeddyLoidが担当した[24]。絵師はかゆかである。
6月14日に5作目のシングルとなる「夜のピエロ」を配信限定リリース[25]。作詞作曲はボカロPのbizが担当した。6月19日にはタマホームの新CM『ハッピーソングAdo篇』に歌唱出演[26]。
7月31日、2021年6月14日に配信された「夜のピエロ」をTeddy Loidがリミックスした「夜のピエロ (Teddy Loid Remix)」を配信限定リリース。また、MVはAdoのイメージディレクターであるORIHARAや「夜のピエロ」のMVを担当したケイゴイノウエ、その他のイラストレーターが手がけ、少女が夜の渋谷を彷徨うものとなっている。
8月12日に6作目のシングルとなる「会いたくて」を配信開始。作詞作曲はみゆはんとボカロPのみきとPが担当した。8月25日公開のBillboard JAPANチャートにて、「踊」のストリーミング累計再生回数が自身2曲目となる1億回を突破[27]、9月22日公開の同チャートで「ギラギラ」のストリーミング累計再生回数が自身3曲目となる1億回を突破した[28]。
10月28日、7作目のシングルとなる「阿修羅ちゃん」を配信限定リリース。作詞作曲はボカロPのNeruが担当した[29]。
12月1日に自身の楽曲「うっせぇわ」が同年の「新語・流行語大賞」の年間トップテンに選出された[30]。12月30日には「第63回日本レコード大賞」にて特別賞を受賞したことを記念し、「うっせぇわ」「踊」「ギラギラ」の3曲を新録し制作されたメドレーMVが番組内で放映された[31]。
2022年
1月26日、ファーストアルバム「狂言」をリリース[32]。4月4日にファーストライブ「喜劇」を自身の夢であったZepp DiverCityで開催[33]。同日、自身初の公式ファンサイト「Adoのドキドキ秘密基地」を開設[34]。4月6日にサンリオとのコラボキャラクター「アドローザトルマリィ」がSANRIOLABO〜サンリオ研究所〜から誕生したことが公表され、4月29日より池袋でコラボカフェが実施されることが発表された[35]。
8月6日、劇場版アニメ『ONE PIECE FILM RED』にてウタの歌唱キャストを担当。劇中歌を収録したアルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』が8月10日にリリースされた。Apple Musicグローバルチャートにおいては、「新時代」が日本の楽曲として初めて全世界1位にランクインした。
また、アルバムに収録されている全8曲がランクインし、「新時代」「私は最強」「逆光」「ウタカタララバイ」の4曲がトップ10入りを果たす。さらにJ-Popジャンル全体の週間再生回数が上昇し、全世界でのJ-Popの週間再生数が過去最大を記録する大きな貢献をした[36]。8月17日公開のBillboard Japan Hot 100にて、「新時代」「逆光」「私は最強」が総合1位 - 3位を獲得。同一アーティストのTOP3独占は同チャート史上初[37]。
8月11日にさいたまスーパーアリーナでのセカンドワンマンライブ「カムパネルラ」を開催[38]。
10月16日にさいたまスーパーアリーナで10月15日・16日の2日間にわたって開催される『超パーティー2022』の2日目に自身初のフェス出演[39]。10月24日にアメリカのレコード会社であるゲフィン・レコードとパートナーシップを結ぶことを発表した[1]。
11月16日に「第64回日本レコード大賞」にて「新時代」が優秀作品賞を受賞、また2年連続で特別賞を受賞した[40]。12月30日の当日には、Adoが本人として電話出演し、当日公開された「新時代」「逆光」「私は最強」のメドレーは、オケとボーカルが新録の上、放送された。
12月30日にCOUNTDOWN JAPAN 22/23に3日目のEARTH STAGEのトリとして初出演[41]。
2023年
1月10日、全国11会場を回るホール&アリーナツアー「Ado 全国ツアー2023『マーズ』」の開催を発表[42]。
3月16日、東京・ニッポン放送にて2023年度「オールナイトニッポン」パーソナリティ発表記者会見が行われ、Adoが月曜1部パーソナリティを担当する事が発表された。同年4月3日(4日深夜)、レギュラーラジオ番組『Adoのオールナイトニッポン』がスタート[43]。
3月22日、Vaundy提供の新曲「いばら」が「めざましテレビ」(フジテレビ)新テーマソングに採用された[44]。
6月27日、TBSの火曜ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』の主題歌をAdoが担当することになる。主題歌名は「向日葵」[45][46]。
7月11日、上記ドラマの主題歌「向日葵」が配信リリース、同時にMVも公開[47]。
9月6日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィンイベント「ハロウィーン・ホラー・ナイト」とのコラボ楽曲「唱」をリリース。楽曲はBillboard Japan Hot 100(9月27日公開チャート)にて、自身3曲目となるチャート首位を獲得した[48]。さらに、オリコン週間ストリーミングランキング(10月2日付)にて、週間再生数1,321万回を記録し、2023年では初のソロアーティストによるストリーミングランキング1位を獲得した。自身の同ランキング1位獲得は、「うっせぇわ」「新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」に続く通算3作目。
9月18日、配信シングル「DIGNITY」をリリース。この楽曲はB'zから楽曲提供されたものであり、映画「沈黙の艦隊」の主題歌に採用された[49]。
10月5日、配信シングル「クラクラ」をリリース。楽曲はTVアニメ「SPY×FAMILY」第2期のOP主題歌に採用された[50]。
10月24日、キャリア初となる世界ツアー『Wish』の開催を発表。
12月2日、日本テレビ系『日テレ系音楽の祭典ベストアーティスト2023』に出演し、「唱」「Tot Musica」を歌唱、テレビ番組で初めての生歌唱となった[51]。また、12月31日には第74回NHK紅白歌合戦に出演、京都市・東本願寺の能舞台で「唱」を歌唱した[52]。
2024年
1月31日、配信シングル『ショコラカタブラ』をリリース。
2月23日、配信シングル『Value』をリリース[53]。
3月30日、レギュラーラジオ番組『Adoのオールナイトニッポン』が放送終了。最終回は世界ツアー中であったため、アメリカ・シカゴからの生中継で行われた。
4月19日、Adoの“前世”を題材としたパラレルワールド小説「アドロイド 11010231224214427」が発売。執筆はてにをは、本作のカバーと中面イラストはAdo自身がファンを公言するマンガ家・宇佐崎しろの描き下ろしイラストが使用されている[54]。
4月27日・28日、メジャーデビューから3年半のスピードで、女性ソロアーティスト史上初となる国立競技場でのワンマンLIVE 「Ado SPECIAL LIVE 2024『心臓』」開催。2日間で14万人の観客を動員。
5月31日、配信シングル『MIRROR』をリリース。
6月26日、Adoがプロデュースを手がけたアイドルグループ、ファントムシータのデビューシングル『おともだち』が配信リリース[55]。
7月10日、セカンドアルバム「残夢」をリリース。
10月24日、初のCDシングル『桜日和とタイムマシン with 初音ミク/初夏』をリリース。「初夏」は自身が作詞・作曲を手掛けた楽曲で初めて音源化され、当初はタイトルが公開されておらず「まだ言えません(仮)」と表記されていた[56]。また、キャリア2度目となる世界ツアー『Hibana』の開催を発表した。
11月1日、配信シングル『きっとコースター』をリリース。
12月6日、映画「劇場版ドクターX」の主題歌『Episode X』をリリース。
12月21日、TBS系金曜ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』の主題歌をAdoが担当することが決定した。楽曲のタイトルは「エルフ」[57]。
2025年
1月24日、上記ドラマの主題歌『エルフ』を配信リリース[58]。
2月、ジョージアのブランドアンバサダーに就任。CMソングに『わたしに花束』が起用され、自身もCMにナレーションで出演した[59]。
5月、憧れの歌い手と名前をあげていたりぶと、米津玄師がボカロPとしてハチ名義で制作した「マトリョシカ」をコラボで歌唱すると発表された。これはりぶの5枚目のアルバム『Ratimeria』の初回限定盤に付帯する「コラボ歌ってみた」と題したCDに収録された[60][61]。
4月より、二度目となる世界公演ツアー「Ado Hibana」を開催。8/24まで世界各地でライブを執り行う。
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人物
要約
視点
「Ado」という名前は、小学生の時、国語の授業で聞いた、狂言の「シテ」と「アド」が由来。響きのかっこよさに惹かれて名乗ったが、主役のシテを支えるのが脇役のアドと知り、自分の曲を聴いてくれる人に代わって戦う存在、誰かの人生の脇役になりたいという意味も後付けで込めている[62][63]。また、英語の「ado」には「骨折り」「騒ぎ」「面倒」という意味があり[64]、「自分に合っている気がする」と語っている[65]。
今までのボカロPや歌い手の顔出しをしないという文化を尊重しており、メディア出演や取材対応の際の顔出しはデビュー当初から一貫して行っておらず[66]、イメージディレクターを務めるORIHARAによるイラストが使われている。「顔出し無し」はライブ出演時やテレビ出演時にも徹底されており、ステージ上に金網で囲まれたケージのようなセットを組んでその中に入り、ステージ背後のスクリーンの明かりをもとに歌唱中のシルエットのみを観客や視聴者に見せるという方法が採られている[51][52][67]。
但し、これまで「顔出し」が皆無だったというわけでは無く、2022年4月4日のワンマンライブで顔出しがあったと報じるメディアがあった[68]ほか、2022年2月5日放送の日本テレビ系『マツコ会議』ではMCのマツコ・デラックスとオンラインで顔出し対談を行っている(放送ではAdoの顔は送出されず)[69]。この時のAdoの印象について、マツコは「(ファンの)願望も含めて、皆さんが素直に感じた姿な気がする」「『想像と違ったんだけど』っていうのがあったら、どうやって動揺を隠そうかと思ってたんだけど、結構安心した」との感想を述べている[70]。
夢はさいたまスーパーアリーナをファンで埋め尽くしてライブを開催すること[71]。2022年8月にはワンマンライブ『カムパネルラ』を開催したことで、夢を実現させた。
自宅のクローゼットに防音材を一面に貼りつけてレコーディングを行い[72]、1人でレコーディングを行うことがある[73]。
憧れの歌い手として、そらる、まふまふ、りぶを挙げている[4]。好きなアーティストには椎名林檎を挙げ、「歌い方や表現の仕方をリスペクトしている」と語っている[74]。歌い方の面では椎名の他にメガテラ・ゼロや倉橋ヨエコなどから影響を受けている[75][69]。
本人曰く「根暗で自信がない」性格[69][76]。通常の歌手では無く「歌い手」の道を選んだのも自分の姿が商品になることに抵抗があったからだという[66]。好きな食べ物は寿司。特にマグロが好物。また、くら寿司の大ファン[77]。ディズニー作品が幼少期から好きで[78]、3歳頃はディズニープリンセスに憧れていた[79]。血液型は不明であるが、自身は「多分O型かと」と述べている[80]。
一人っ子である[81]。
俳優の浜辺美波とは互いに「どんちゃん」「かっちゃん」と呼び合う仲である[82]。Adoの楽曲「心という名の不可解」が浜辺主演のドラマ『ドクターホワイト』の主題歌に起用されたのがきっかけで交流をはじめ、浜辺が2023年6月12日放送のAdoのオールナイトニッポンにゲスト出演する際、浜辺がAdoの「ど」にちなんでAdoのあだ名を「どんちゃん」と名付けたが、そのことを聞いたAdoは太鼓の達人のキャラクターである「どんちゃん」(和田どん)と「かっちゃん」(和田かつ)にちなんで浜辺のあだ名を「かっちゃん」と名付けた。この経緯は2025年4月24日放送のNHK MUSIC SPECIALで両名が出演した際に語られた[83]。
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音楽性
音楽ジャーナリストの柴那典は、Adoは小学生の時にボーカロイドをきっかけとして音楽に出会ったボカロネイティブ世代であり、シンガー(歌い手)とボカロP・イラストレーター・映像作家などのクリエイターがフラットな関係で結ばれ相乗効果をもたらす、新たな音楽シーンが生まれていると評した[84]。
ディスコグラフィ
要約
視点
配信限定シングル
リミックス・別バージョン作品
CDシングル
オリジナルアルバム
ベスト・アルバム
トリビュート・カバーアルバム
配信限定アルバム
LPレコード
参加楽曲
映像作品
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ライブ・イベント
単独公演
備考
- ファーストライブ『喜劇』は、観客動員数800人に対し、チケット申し込みの倍率は100倍以上となった[93]。
- 2ndライブ『カムパネルラ』についてAdoは、「さいたまスーパーアリーナでライブすることは一番の夢でした」と語っている。観客動員数は20000人[94]。
- 『Ado THE FIRST WORLD TOUR “Wish”』は自身初の世界ツアーで、ヨーロッパとアメリカの公演はCrunchyrollがサポート[95]。
- 『Ado WORLD TOUR “Hibana”』では、全公演をCrunchyrollがサポート[96]。
イベント出演
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受賞とノミネート
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出演
劇場版アニメ
- ONE PIECE FILM RED(2022年8月6日、東映) - ウタ 役(歌唱キャスト、ボイスキャストは名塚佳織が担当)
映画
ラジオ
- SCHOOL OF LOCK!『Ado LOCKS!』(2021年11月5日 - 26日、TOKYO FM)[129]
- Adoのオールナイトニッポン0(ZERO)(2022年1月15日、ニッポン放送)[130]
- Adoのオールナイトニッポン(ニッポン放送)
- 802 BINTANG GARDEN「Ado -BLUE ROSE RADIO-」(2025年3月30日、FM802)[134]
- AdoのオールナイトニッポンGOLD(2025年4月25日、ニッポン放送)[135]
テレビ
- NHKスペシャル 新ジャポニズム 第2集 J-POP “ボカロ”が世界を満たす(2025年3月16日、NHK総合)[136]
- Ado × 新しい学校のリーダーズ × YOASOBI「matsuri '25: Japanese Music Experience LOS ANGELES」(2025年3月29日、WOWOWプライム)[137]
- NHK MUSIC SPECIAL Ado(2025年4月24日、NHK総合)[138]
- NHK MUSIC SPECIAL J-POP 世界への挑戦(2025年5月8日、NHK総合)[139]
CM
雑誌
- GiGS(ギグス)(2022年3月号)
- 日経エンタテインメント!(2023年1月号)
- nicola(2023年5月号)
小説
- アドロイド 11010231224214427(2024年4月19日、KADOKAWA、ISBN 978-4048976619)[143]
NHK紅白歌合戦出場歴
その他
- くら寿司(2024年) - 「くらジオ」(くら寿司店内で流れる 2024年12月終了)
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タイアップ一覧
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関連項目
- ファントムシータ(英語名:Phantom Siita、漢字表記:怪忌蝶) - Adoプロデュースの女性アイドルグループ[179]
- アドローザトルマリィ - Adoとコラボレーションしたサンリオキャラクター
脚注
外部リンク
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