Loading AI tools
日本の大阪府大阪市にあるトイレタリー企業 ウィキペディアから
牛乳石鹸共進社株式会社(ぎゅうにゅうせっけんきょうしんしゃ)は、化粧石鹸・シャンプー・化粧品などの製造・販売を手掛ける日本のトイレタリー企業。
牛乳石鹸共進社本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
略称 | 牛乳石鹸 |
本社所在地 |
日本 〒536-8686 大阪市城東区今福西二丁目4番7号 |
設立 | 1931年12月1日[1](創業:1909年5月14日[2]) |
業種 | 化学 |
法人番号 | 8120001014649 |
事業内容 | 化粧石鹸、化粧品、グリセリン等製造販売 |
代表者 | 宮崎悌二(代表取締役社長) |
資本金 | 5億円 |
売上高 |
222億7,100万円 (2024年3月期)[3] |
営業利益 |
21億1,600万円 (2024年3月期)[3] |
経常利益 |
23億5,600万円 (2024年3月期)[3] |
純利益 |
14億1,600万円 (2024年3月期)[3] |
総資産 |
242億1,300万円 (2024年3月期)[3] |
従業員数 | 350人 |
決算期 | 3月末日 |
主要子会社 | 株式会社バイソン |
外部リンク | 公式サイト |
特記事項:創業は1909年 |
「カウブランド (COW BRAND)」の石鹸でその名を知られる日用品メーカー。その他にもボディソープ、洗顔、シャンプー、リンス、入浴剤なども販売している。
CMソングの「牛乳石鹸 良い石鹸」(作詞・作曲:三木鶏郎)で知られる「牛乳石鹸」。そのルーツは、小林富次郎商店(現在のライオン)の商品として、寺沢孝吉が発明し、近孝堂が製造した商品とされる[4]。後に、佐藤貞次郎商店の商品として、同店から受託して生産・発売することとなり、1928年(現在、本社のある土地に)工場を建設。その後、佐藤貞次郎商店から商標を譲り受け、自社ブランドとして生産・発売を開始した。当時の大阪は日本の石鹸産業の中心地でもあり、今でも複数のメーカー工場が存在している。
主力商品の化粧石鹸「カウブランド赤箱(あかばこ)」は、昔ながらの「釜炊き製法」(釜に原料を入れて加熱し、上層部に集まった成分で製造)による[5]。職人の目と技に依存する所が大きく手間がかかるため、一時期は他の製造方法も模索したものの、結果的に変更はせず、現在まで「釜だき製法」を維持し続けている。なお「赤箱」の英名は最初は「トイレット・ソープ (Toilet Soap)」だったが、1967年からは「ビューティ・ソープ (Beauty Soap)」と名前が変わっている。
ちなみに旧社名と現社名にある「共進社」とは、「社員及び社会と共に進む」という意味である。現在「カウブランド」は赤箱と青箱が発売されているが[5]、かつては全国向けの白箱と、九州地方限定で緑箱も発売されていた。
商標に「牛」を使用しているのも、「商いは牛の歩みのごとく」という格言から採っている[5]。これは、前へ進んでも後ろへ退くな、粘り強く前進せよという意味で、堅実な経営のもと、誰からも愛され喜ばれる製品を提供しようという企業理念から、牛が真面目で親しみのある動物であることから採用された。ちなみに、赤箱と青箱の製造工程では、液体の牛脂やバターオイル[6]も使用している。
ほか多数
以上の番組は、いずれも朝日放送ラジオで放送。2022年7月からは、土曜日の9:00に『サクサク土曜日 中邨雄二です』(生ワイド番組)内へ挿入される時報のスポンサーにも付いている。
90秒以上提供となった番組は1986年3月までに終了したが、その際の提供読みは原則「豊かな泡立ちの牛乳石鹸」[注 3]だった。一社提供番組では、「モ〜モ〜」と鳴く乳牛の鳴き声をオープニングキャッチとして使用していた。
しかし、1973年10月以降の番組である『歌まね振りまねスターに挑戦!!(当時シャボン玉歌まね合戦スターに挑戦!!)』と『シャボン玉こんにちは』では使われなかった(『シャボン玉スペシャル ピンクレディータイフーン』では使用)。その代わり、『シャボン玉歌まね合戦スターに挑戦!!』では、冒頭の口上の前に、ステージ上部に掲げられた乳牛のマークをアップで映していた。
※は番組自体現在も継続
次の3番組は正式スポンサーには入っていないが、終了後のヒッチハイクを担当していた。
牛乳石鹸では上記の番組以外にも、朝日放送制作・テレビ朝日系列の全国ネット番組を中心に、数多くの番組でスポンサーに名を連ねていた。しかし1999年、長年広告活動を引き受けていた広告代理店・萬年社[注 9]が自己破産の申請によって廃業したこと、会社自体の経営不振や宣伝効果減少など[13]により、12月末をもって『朝だ!生です旅サラダ』(朝日放送制作)のスポンサーを降板。これを機に、全国ネット番組のスポンサーから撤退するとともに、スポットCMも放送しなくなった。
2005年にスポットCMの放送を再開。テレビCMについては、2005年に、春季・地域限定で「ミルキィボディソープ」シリーズや「バウンシア」シリーズのCMを放送した。現在はインフォマーシャル[14][注 10]以外原則制作されていないが、当CMを含めた一部CMを「牛乳石鹸の町」にある「COWシアター」で見ることが出来る。
ラジオでは、STVラジオ・エフエム北海道(AIR-G')・エフエム岩手・東北放送・エフエム仙台・文化放送・ニッポン放送・エフエム東京(TOKYO FM)・J-WAVE・ベイエフエム・新潟放送・静岡放送・CBCラジオ・東海ラジオ放送・ZIP-FM・MBSラジオ・朝日放送ラジオ(ABC)・エフエム大阪・FM COCOLO・RSK山陽放送(RSKラジオ)・中国放送・RKB毎日放送(RKBラジオ)・九州朝日放送(KBCラジオ)・熊本放送において、スポット扱いで企業CMを放送中。
さらに、牛乳石鹸の地元局である朝日放送ラジオでは、2013年の途中から『おはようパーソナリティ道上洋三です』の「スポーツの話題」(阪神タイガースが公式戦に勝利した翌日に道上が「六甲おろし」を熱唱することで知られる名物コーナー)のスポンサーに加わった[注 11](2021年4月1日から8時台の「ABC天気予報」へ移行→後継番組の『おはようパーソナリティ小縣裕介です』『おはようパーソナリティ古川昌希です』でも提供を継続)。ちなみに同局では、「スポーツの話題」→「ABC天気予報」やスポット枠で「赤箱」の20秒CMを放送。このCMでは、テレビでの1社提供番組(前述)と同様の乳牛の鳴き声や、「牛乳石鹸のうた」(後述)の一部を用いている。また、新型コロナウイルス感染症の流行が日本で始まった2020年からは、感染への予防策として「石鹸による手洗い」の重要性を訴えるラジオCMも放送している。
最近ではテレビCM放映も再開され、CS放送ではスカイA(朝日放送グループ)にてスポーツクライミング関連番組を中心に、当社契約アスリート(森秋彩ほか)を起用した企業CMを随時放送している。
日本で地上波の民放ラジオ局が開局した直後の1956年から、テレビ・ラジオとも、企業CMや「赤箱」のCMで長らく使われているオリジナル曲。作詞・作曲は三木鶏郎。CMでは1番のみ使われているが、実際には3番まで作られている。また、現在のCMで流れている歌詞は、オリジナルの歌詞と若干異なる[15]。現在ラジオで流れているCM(前述)には、「牛乳石鹸のうた」を使わないバージョンと、1番の歌詞の最初と最後の一節をつなげて短縮したバージョンがある。ただし、朝日放送ラジオで流れている時報CMには、サビの音源のみ使用。
同業者の花王などと共に、日本全国の銭湯にのれんを配布していることでも知られている。
牛乳石鹸では、自社製品の顧客でもある銭湯が、「町内で一番の社交場」として機能していることに着目。1955年頃から、銭湯に対して、社名入りの暖簾を配布するようになった。現在では、地域ごとに暖簾のデザインが異なることを踏まえて、「北海道型」「東京型」「大阪型」「京都型」を用意。また、郊外型の銭湯向けに「カウンター型」の暖簾を製作している[16]。なお、2007年までは、毎年2回(夏季と冬季)に分けて異なるデザインの暖簾を製作・配布していた[17]。
近年の日本では、長期にわたる不況、(銭湯の釜の燃料である)原油価格の高騰、100%近い内風呂の普及などを背景に、経営悪化や廃業に陥る銭湯が相次いでいる。しかし牛乳石鹸では、暖簾製作のペースを年1回に改めつつも、新作暖簾の配布を続けている。
以下の人物はいずれも、当社とスポンサー契約を締結しているプロのアスリート。2016年2月19日からは、契約アスリートの活動や近況を紹介する「COW SPORTS」というサイトを、当社の公式サイトと別に開設している。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.