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ワーナー ブラザース ジャパン

日本の東京都港区にあるエンターテインメント企業、アメリカのワーナー・ブラザースの日本法人 ウィキペディアから

ワーナー ブラザース ジャパン
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ワーナー ブラザース ジャパン合同会社: Warner Bros. Japan LLC)は、エンターテインメント事業を行う日本の企業。アメリカ合衆国の映画会社ワーナー・ブラザースの日本法人である[2][3]日本映像ソフト協会正会員、日本レコード協会日本動画協会準会員。

概要 種類, 略称 ...

事業部門として、映画製作・配給部門「ワーナー・ブラザース映画」、家庭用ソフト・デジタルコンテンツ部門「ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント」(旧:ワーナー・ホーム・ビデオ&デジタル・ディストリビューション部門)、テレビ・映像配信部門「ワーナー・ブラザース テレビジョン」、キャラクター商品ライセンス部門「ワーナー・ブラザース コンシューマープロダクツ」がある[4]

米国法人製作作品に加え、日本のコンテンツとして邦画・アニメ・モバイルゲーム・コンテンツアクイジションの4つの事業を展開している[5]

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沿革

要約
視点

1992年5月29日、タイム ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社として設立。

2002年に株式会社イーストウエスト・ジャパン、株式会社ワーナーミュージック・ジャパン(初代法人)と合併し、ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社: WARNER ENTERTAINMENT JAPAN INC.)となるが、2年後の2004年には米国タイム・ワーナー(現:ワーナー・ブラザース・ディスカバリー)の音楽部門分離・売却に伴い、音楽ソフト部門を株式会社ワーナーミュージック・ジャパン(2代目法人)として分離される。

2010年、『最後の忠臣蔵』で本格的に邦画製作に参入[6]

2011年、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンからテレビアニメ事業およびゲームパブリッシング事業が移管。アニメとゲームに参入[2][3][7]すると同時に、音楽レーベル「ワーナー・ホーム・ビデオ」も設立し[8]、11月1日には日本レコード協会に準会員として加盟した[9]

2014年4月1日、日本動画協会に準会員として加盟。同年5月1日、ワーナー・ホーム・ビデオ&デジタル・ディストリビューションがワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントに改称され[5]、家庭用ソフトのブランド名もワーナー・ホーム・ビデオからワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントに変更された。同時期にはモバイルゲーム事業を開始する[10]

2016年4月1日、ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社から社名・組織変更を行い、ワーナー ブラザース ジャパン合同会社となる[11]

2018年6月15日、アメリカではAT&Tとタイム・ワーナーの合併によりワーナーメディアという名称になり、その傘下となる[12]

2020年1月16日、米国のワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントとユニバーサル・ピクチャーズ・ホームエンターテイメントが北米でのソフト販売と流通事業を統合することを発表。同時に両社での国際ライセンス契約締結に伴い、同年10月9日よりワーナー・ブラザース作品の販売権をNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンに移行した[13](同日以降、発売元のみ当社が、販売はNBCユニバーサルがそれぞれ手掛ける。販売継続と共にワーナー作品で国内アニメ作品を含む初の社名表記となる[注 1]。ワーナーに加えて、同年11月11日よりメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)、ユナイテッド・アーティスツ(UA)、オライオン・ピクチャーズ作品のソフト販売も担当している[注 2]。)。

2021年5月16日、ワーナーメディアはAT&Tから分割しディスカバリーとの経営統合を果たした。2022年4月8日、新会社の名称はワーナー・ブラザース・ディスカバリーとなる[14]

2025年3月3日、ワーナー ブラザース ジャパンが、ハピネット(ハピネット・メディアマーケティング)とビデオグラム包括ライセンス契約を締結し、同年7月1日より、(一部のビデオグラム化権を保有する作品を除く)ビデオソフトの製造・販売事業をハピネット・メディアマーケティングに移管した[15]ワーナー関連作品は、ハピネットピクチャーズの公式サイトにて確認できるようになった。

不祥事

2024年、高橋雅美代表退任の際に、新任の山田邦夫VPが会社を支えてきた幹部社員を次々に降格、不当解雇を繰り返し、裁判となる。ワーナー本社はこの件で山田氏、邦画部門の小岩井氏に対しハラスメント認定を行っている[16]。さらに、ワーナーは、ハラスメント行為を行なった2名の名前を映画のクレジットから外したが、2名は社員として残っている[17]

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作品

要約
視点

邦画

2006年、アメリカからの作品だけでは安定しない収入を安定化する目的で各テリトリー毎にプロダクションを設けるという施策のもと、日本でも製作部門が立ち上がった。製作・配給した作品の大半がトワーニとして共同製作を行っていた日本テレビ放送網との共同製作である。

2010年頃になると自社で経験のあるプロデューサー達をヘッドハンティングし、邦画を独自に製作・配給するようになる。同時にアニメ・チームも組織化された。邦画チームは主に劇場用邦画作品の製作を行い、アニメ・チームはアニメのテレビシリーズを制作している。

2020年頃には邦画の製作規模や本数が増え、邦画マーケットにおいて東宝に次ぐ2位のシェアを誇るまでになった。

制作部門は劇場用邦画の制作に留まらず、劇場用アニメ、SVOD向け連続ドラマにも進出する意欲を見せている。

特記なき限り製作・配給は「ワーナー・ブラザース映画」、権利元は「ワーナー ブラザース ジャパン合同会社」、発売・販売元は「株式会社ハピネット・メディアマーケティング」。一部のビデオグラム化権を保有する作品の発売元は「ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント」(旧:ワーナー・ホーム・ビデオ)、販売元は「NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン」。

実写映画

さらに見る 公開年, 公開日 ...

劇場アニメ

さらに見る 公開年, 公開日 ...

テレビアニメ

さらに見る 開始年, 開始月 ...

OVA

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Webアニメ

さらに見る 配信年, タイトル ...

アニメ映像メディア販売

映像メディア販売のみを行った作品を列挙する。括弧内の年月は映像メディアの発売時期、制作年度は当時の放送時期。

テレビドラマ

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所属アーティスト

過去の所属アーティスト

販売

要約
視点

ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント(旧:ワーナー・ホーム・ビデオ&デジタル・ディストリビューション部門)が、ビデオソフトおよびワーナー・オンデマンド(映画・テレビドラマ作品の有料動画配信)の企画製作・発売を担当している。

ワーナー・ブラザース映画が制作した邦画作品や、発売権利を保有しているTVアニメーション作品についても同社が発売元となる作品がある。CD店やDVDビデオソフト売場にて新譜販促用の冊子「NEW RELEASE INFORMATION」を毎月制作・無料配布している。ブルーレイディスクソフトの販促キャンペーンに2009年から2013年まで菊川怜を「ブルーなレイ」として起用している。

日本市場にはこれまでワーナー・ホーム・ビデオ(ワーナー・ホーム・ビデオ(初代:ワーナー・パイオニア株式会社)ワーナー・ホーム・ビデオ(ワーナー・ブラザース映画会社→ワーナー・ブラザース・ジャパン・インコーポレーテッド)))より発売してきたが、1992年に新会社としてタイム ワーナー エンターテイメント ジャパン(後のワーナー ブラザース ジャパン)が映像部門からの現物出資で設立されることになり、同年度以降(正式には6月頃以降)は順次、同社からの発売となる。また、朝日放送制作のテレビバラエティ『探偵!ナイトスクープ』のディレクターズカット版傑作編として映像ソフトが発売されたのも、同社のレーベルからである。

DVDのハリウッドプライス

ジェネオン エンタテインメント(旧パイオニアLDC)を販売元としてDVD販売においてハリウッドプライスという2000円台でのDVD販売がされてきた。本国アメリカにおけるDVDの販売方針転換[注 3]に伴って、2005年4月以降に発売された商品に対しては2980円[注 4]、あるいは3980円[注 5]に区別されるようになったが、これに対しては値上げとなったため賛否両論が多い。これによる廉価版発売の際、今までに比べて値引率が高くなるようになり、場合によっては3980円の作品がいきなり690円、980円で販売されることがある。また、他の映画会社にある常時1500円程度で購入できる作品の導入も遅く、2008年4月に初めて発売された。ただし、TVドラマなどに関しては現在でも1枚2500円あたりの価格となっている。

その一方で他の映画会社が第3世代光ディスク(当時の「次世代DVD」)などとの兼ね合い上、リリースを削減しているUMD VIDEOを積極的に発売しており、最近では1500円と他のメーカーと比べても安い価格で販売されるようになった。また、Blu-ray DiscHD DVDも発売当初は旧作に関しては3980円程度と、他のメーカーと比べて低価格で発売されていた[注 6]

長い間、販売面においてワーナーとは良好な関係を築き上げてきたジェネオン自身も、親会社である電通ユニバーサル・ピクチャーズの日本法人にジェネオンの全事業を譲渡・合併[注 7]により「ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン」に変更される事となり、ワーナーにとっては映画・音楽分野[注 8]においてライバルでもあるNBCユニバーサルの下で事業展開[注 9]する事となった上、近年ではワーナー自身によるアニメおよび主題歌の製作・販売を積極的に行っているため、事業が完全に競合することとなっている。これまで通りの関係を継続するかどうかが注目されていたが、ジェネオン制作のアニメである『とある魔術の禁書目録』の劇場版『劇場版 とある魔術の禁書目録 -エンデュミオンの奇蹟-』の配給や主題歌・イメージソングを提供(作曲はジェネオン所属のfripSide八木沼悟志が担当)し、さらにその後スピンオフである『とある科学の超電磁砲』の2期『とある科学の超電磁砲S』のエンディング曲を提供するなど、少なくとも会社間の関係は現在でも良好なまま維持している模様。

前述の通り、ワーナーとユニバーサルのソフト販売・流通事業の統合に伴う国際ライセンス契約締結により、2020年10月9日から2025年6月30日まで、ジェネオンの後身でもあるNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンがワーナー作品のソフト流通を担当していた[13][注 10]

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家庭用ゲーム

モバイルゲーム

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脚注

関連人物

関連項目

外部リンク

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