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寒川町

神奈川県高座郡の町 ウィキペディアから

寒川町map
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寒川町(さむかわまち)は、神奈川県湘南地域北部に位置し、高座郡に属する相模国一之宮である寒川神社が町の中央に鎮座する。2024年4月4日現在、神奈川県内で最も人口の多い町であり、同県の三浦市南足柄市を上回っている。また、関東地方では茨城県阿見町に次いで2番目に人口の多い町である。

概要 さむかわまち 寒川町, 国 ...
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寒川総合図書館
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寒川総合体育館(シンコースポーツ寒川アリーナ)
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寒川町立南小学校
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地理

相模川河口から上流に約6キロメートルの左岸に位置する[1]。おおむね平坦で、東部は相模野台地の南西部にあたり、そのほかは相模川、目久尻川小出川によって形成された沖積低地である[1]

歴史

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人口

現在、茨城県阿見町東日本で最も人口が多い町であり寒川町はそれに次ぐ二番目に人口が多い町である。神奈川県内における市町村の人口順位では、都心方面に直通する鉄道路線がある逗子市に次ぐ規模。人口密度は施行時特例市である厚木市より高い約3,600人/km2である。

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寒川町と全国の年齢別人口分布(2005年) 寒川町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 寒川町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
寒川町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 22,946人
1975年(昭和50年) 30,696人
1980年(昭和55年) 36,417人
1985年(昭和60年) 40,141人
1990年(平成2年) 44,532人
1995年(平成7年) 47,438人
2000年(平成12年) 46,369人
2005年(平成17年) 47,457人
2010年(平成22年) 47,672人
2015年(平成27年) 47,936人
2020年(令和2年) 48,348人
総務省統計局 国勢調査より

地域

要約
視点

寒川町では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。住居表示実施前の町名等欄で下線がある町名はその全部、それ以外はその一部である。

現行行政町名一覧(33町丁)
さらに見る 町名, 町名の読み ...
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行政

町長

  • 木村俊雄(きむらとしお)(2011年(平成23年)9月11日就任)[5]

消防

県の行政機関

立法

町政

  • 定数:18人
  • 任期:4年
  • 選挙区:市全体を1選挙区とする大選挙区制単記非移譲式
  • 議長:天利薫(さむかわ自民党)
  • 副議長:吉田悟朗(さむかわ自民党)

県政

寒川町(高座郡)から選出される神奈川県議会議員の定数は1議席である。

国政

衆議院

寒川町は、藤沢市と構成される神奈川12区が選挙区となる。

参議院

寒川町は、参議院 南関東ブロック・神奈川選挙区に属する。

なお、当選挙区の参議院選挙比例代表区選出議員についての詳細は、神奈川県選挙区を参照のこと。

司法

経済

産業

2019年製造品出荷額等は約4,000億円であり神奈川県の市町村で10番目に多く、隣接する海老名市茅ヶ崎市を上回る。人口一人当たりでは、神奈川県の市町村で最も高い[6]

工業化の進展が見られたのは、1921年相鉄寒川駅敷設後、1938年に国策会社の昭和産業が一之宮に進出したのが始まり。その後、1941年日本内燃機の工場が町中央部に置かれ、農業主体からの転換が見られた。

高度経済成長期には、町主体で積極的な工場誘致を進め、1955年に当時対岸の大野町の飛び地を編入し工業団地を造営。以後、今日まで続く町の財政基盤が築かれた。

半導体製造プロセスで使われるフォトレジストの製造で世界トップ級のシェアを誇る東京応化工業の相模事業所は同社の研究開発の拠点となっている。アズビルの湘南工場は、同社のマザー工場に位置付けられている。

食品関係では、午後の紅茶等の主力製品を製造するキリンビバレッジの湘南工場が倉見地区にある。また、一之宮ではパスコのブランドで知られる敷島製パンの湘南工場がある。

物流施設では、倉見地区内に高級スーパー成城石井のワインセラーがあり、首都圏の各店舗に配送されている[7]2019年にはオーケーの物流センターが開設された。

東急不動産によるLOGI'Qが2023年に開業[8]、2024年には東京建物によるT-LOGIが開業予定である[9]

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JX金属倉見工場
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河西工業本社

かつてあった企業

その他にも全域に各種の工場が点在し神奈川県内陸工業地帯の中核をなす。また、農業では特にスイートピー等の花卉栽培が盛んである。

商業

町内にはスーパーマーケットドラッグストアが複数店舗あり、生活に必要な日用必需品を購入することができる。現在、大型ショッピングモールはないものの町中心部から半径10km圏内には、ららぽーと海老名テラスモール湘南ららぽーと湘南平塚ジ・アウトレット湘南平塚等複数が立地しており、いずれも概ね20~30分程度でアクセス可能である。

町中央にあるJAさがみの農産物直売所である「わいわい市 寒川店」は、地元の農産物を購入できることから人気があり、2010年にはJA直売店の単位面積あたりの売上が日本一となったことがある[10]

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姉妹都市・提携都市

国内

教育

小学校

中学校

高等学校

交通

鉄道

東日本旅客鉄道(JR東日本)
相模線
計画中の路線
過去に存在した路線
日本国有鉄道(元・相模鉄道
  • 寒川支線(四之宮支線): - 西寒川駅(1984年廃止) -
  • 川寒川支線: - 川寒川駅(貨物駅、1931年廃止)

バス

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寒川町コミュニティバス「もくせい号」

路線バス

備考

道路

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圏央道(寒川南IC-寒川北IC間)

高速道路

中日本高速道路(NEXCO中日本)
C4 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)

都道府県道

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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神奈川県水道記念館
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旧・寒川神社本殿(寛保元年(1741年)造営、現・倉見神社本殿)
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梶原景時館址碑」、「1979年9月11日浩宮徳仁親王殿下御成記念碑」
  • 寒川神社(相模國一之宮)
  • 倉見神社:町内最古の木造建築で、江戸時代寛保元年(1741年)に造営された旧・寒川神社本殿がある。
  • 梶原景時館跡
  • 神奈川県水道記念館:日本で初めて県営による広域水道を実現した神奈川県営水道の施設。
  • 越の山横穴墓群:7世紀ごろの大規模横穴式墓群。
  • 岡田遺跡:日本最大級の縄文住居群遺跡。県営住宅建設のため、調査・発掘の後埋め戻された。出土物の一部が、町の文化財センター等に保管されている。
  • 浜降祭:毎年、海の日に開かれる湘南地域一体となった祭り。その昔、寒川神社の神輿が諍いから相模川に流され、しばらく後に御神体が南湖の海で発見された。このことから、神輿を救ってくれた海でを行うことにより、海への感謝と畏怖の念、そして穢れを祓い清めることを目的としている。事の経緯から、寒川神社が中心となって執り行われる。
  • 相模海軍工廠跡

出身有名人

出身者

ゆかりのある人物

備考

  • かつて香川県に同じ字を書く町があった(現・さぬき市)が、こちらの読みは「さんがわちょう」であった。また、愛媛県にも同じ字を書く町(現・四国中央市)があったが、こちらも「さんがわちょう」であった。
  • 町や属する神奈川県では、東海道新幹線において新横浜駅と小田原駅の駅間距離が51.2kmと長いため、当町倉見付近に新駅(相模新駅)を誘致している。JR東海は列車本数や駅の位置、ダイヤ上の観点から実現が難しいとしていたが、2010年中央リニア新幹線の開業後、新駅開設を検討していると明らかにした。

脚注

関連項目

外部リンク

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