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弥生賞ディープインパクト記念
日本中央競馬会 が中山競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GII) ウィキペディアから
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弥生賞ディープインパクト記念(やよいしょうディープインパクトきねん)は、日本中央競馬会 (JRA) が中山競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GII)である。1995年から「皐月賞トライアル」の副称がつけられており、競馬番組表での名称は「報知杯弥生賞ディープインパクト記念(皐月賞トライアル)」と表記される[4][3]。
競走名の「弥生」は、陰暦で3月を表す呼称[5]。弥生とは「いやおい」が変化したもので、「弥」は「いよいよ」「ますます」、「生」は「生い茂る」と使われ、草木が芽吹く月という意味で呼ばれるようになったことに由来[6]。ディープインパクトは、無敗で牡馬三冠を制するなど史上最多タイ(当時)のJRA・GI7勝を記録し、2008年には顕彰馬に選出され、種牡馬としても2012年以来11年連続リーディングサイアーを獲得するなど輝かしい実績を残した競走馬である[5]。
寄贈賞を提供する報知新聞社は、東京と大阪に本社を置き読売新聞グループの朝刊スポーツ紙を発行する新聞社[5]。1872年(明治5年)に『郵便報知新聞』の名前で創刊し現存する日刊新聞系メディアとしては毎日新聞東京本社版に次いで2番目に長い歴史を持つ。
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概説

3着までの馬に皐月賞の優先出走権が付与されるトライアル競走[5]。1982年から1990年までは5着までに優先出走権を付与していたが、1991年から3着までに改められた[6]。
1964年に「弥生賞」として創設された4歳(現3歳)馬限定の重賞競走[6]で、当初は中山競馬場・芝1600mの別定戦で行われた[6]。負担重量は1971年より馬齢に変更[6]、施行距離やコースは幾度かの変遷を経て、1984年より中山競馬場・芝2000mに変更[6]。これにより、クラシック戦線に直結する重要な前哨戦として位置づけられた[7][6]。
外国産馬は1984年から1996年、及び2002年以降出走可能になった[8]。地方競馬所属馬は1993年から出走可能[8]になり、2010年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[9]。
2020年(令和2年)からは、2019年に死去したディープインパクトの功績を称え、同馬の重賞初勝利となった本競走の競走名を改称、同馬の冠競走「(報知杯)弥生賞ディープインパクト記念」として開催されることになった。令和になってからの新しい馬名冠競走は初で、中央競馬で現存する馬名冠競走はセントライト記念、シンザン記念に続く3例目[注 1]で、新たに誕生する馬名冠競走は1974年に改称したアラブ重賞のシュンエイ記念とセイユウ記念(いずれも廃止)以来46年ぶりとなる[10][11][4]。
競走条件
出走資格:サラ系3歳
- JRA所属馬
- 地方競馬所属馬(後述)
- 外国調教馬(優先出走)
負担重量:馬齢重量(牡・せん57kg、牝馬55kg)
皐月賞のステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は皐月賞の出走候補馬(2頭まで)およびJRAの2歳GI競走優勝馬に優先出走が認められ[12][13]、JRAで行われる芝の3歳重賞競走優勝馬にも出走資格がある[12][13]。
賞金
2025年の1着賞金は5400万円で、以下2着2200万円、3着1400万円、4着810万円、5着540万円[2][3]。
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歴史
要約
視点
- 1964年 - 4歳馬限定の重賞競走「弥生賞」として創設[6]。
- 1970年 - 名称を「報知杯弥生賞」に変更。
- 1982年 - 「皐月賞指定オープン重賞」となり、上位5着までに皐月賞の優先出走権を付与[6]。
- 1984年
- 1987年 - GII[注 2]に格上げ[6]。
- 1991年 - 優先出走権取得条件を上位3着までに変更[6]。
- 1993年 - 指定交流競走となり、地方競馬所属馬が出走可能になる[8]。
- 1995年 - これ以降、「皐月賞トライアル」の副称がつく[8]。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「3歳」に変更。
- 2002年 - 混合競走に再指定[14]。
- 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIに変更[15]。
- 2010年
- 2015年
- 出走可能頭数を18頭に拡大。
- 外国馬の出走枠を9頭に変更。
- 2020年
歴代優勝馬
コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。
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脚注・出典
外部リンク
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