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幽☆遊☆白書 (テレビアニメ)
日本のテレビアニメ ウィキペディアから
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『幽☆遊☆白書』(ゆうゆうはくしょ)は、冨樫義博の同名漫画を原作にしたスタジオぴえろ制作のテレビアニメ。
フジテレビ系列にて、1992年10月10日から1995年1月7日まで放送された。全112話。平均視聴率17.6%[2]、最高視聴率は、24.7%(第67話)[2]。フジテレビの土曜18時台後半枠での「週刊少年ジャンプ」連載作品のアニメ化は『よろしくメカドック』(1984年9月1日 - 1985年3月30日放送)以来、7年半ぶりで、当該枠での112話放送は、1977年1月1日 - 1979年1月27日放送の『ヤッターマン』の108話(+1話再放送)を上回る新記録である。
放映期間中の1993年・1994年の夏季には劇場版アニメが2作公開された。
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設定
要約
視点
ストーリーではact.1 - act.17、act.45、act.171 - act.175、外伝特別読切「TWO SHOTS」の大部分が削除されている一方で、霊界探偵編でも死んだ幽助が桑原以外に憑依する[3]、魔界統一トーナメント戦を中心とした戦闘シーンやキャラクターの発言・描写が大幅に追加された。温子は終盤は他のキャラクターにより差し替えが行われたが、序盤の霊界探偵編で飲んだくれているシーンはそのままになっている[4]。終盤はアニメオリジナルの展開があるが、全編がアニメオリジナルの長編は存在しない。また最終回は原作とほぼ近づけているが、原作では静流が持って来た幻海の遺言状に沿って話が進んでいたのに対し、生前に幻海自身が遺言を残すなどの細かい違いが見られる。なお番外編「TWO SHOTS」はアニメ化されず、ドラマCD(集英社ドラマCD『幽☆遊☆白書』)およびセル画コミック(『幽☆遊☆白書 パーフェクトファイルNO.1&2』に掲載)のみとなっていたが[注 1]、2018年に発売された「25周年記念Blu-ray BOX 魔界編」にact.174をアニメ化した「のるか そるか」とともに収録されている[5]。
M-2号のスイングクラッシュ[6]など、技の名前がついていなかった技に名称の追加、武威のオーラバトルクロスアタック[7]や五連邪チームの一人「魅土連邪」の強烈な酸の塊[8]など、アニメオリジナル技の追加、魔界狂戦士チームにアニメオリジナルキャラ「羅愚毘」とその他のメンバー名[6]や大竹以外の霊界特別防衛隊隊員8人中6人の隊員名[9]など、原作では名前が設定されていなかった人物への名前の付与、原作で省略されている箇所が追加されている。オリジナルキャラクターとして、コエンマの部下「ジョルジュ早乙女」が登場。これによりコエンマの登場シーンも増え、暗黒武術会編まではコメディリリーフの役割も果たしていた。第111話「決着!激闘の果てに」では、ナレーションの後に声が同じジョルジュ早乙女が劇中台詞として喋っていたという演出がある[注 2]。四次元屋敷での蔵馬対海藤戦での「禁句(タブー)」対決最終戦では、「禁句」で設定したルールや喋り合う内容は同じだが、アニメ独自のやり取りも追加[10]、現在有効な文字の一覧表が表示され、喋った言葉の文字が光り、どの文字が有効で、どの有効な言葉を喋ったかが分かりやすく示された。
最終回である第112話のエンディングでは『微笑みの爆弾』をフルバージョンとして使用し、最終回の主要キャスト・スタッフのクレジット後、幽助たちが夕陽を見上げる場面をバックに「SERIES STAFF」として全ての放送回のキャスト・スタッフが50音順に表記され、歌詞の最後の言葉「弾」に合わせて幽助が口を動かしながら霊丸を放つポーズからフェードで画面が白くなり、黒文字で「FOREVER FORNEVER[注 3]」が浮かび上がって終了する[12]。
原作とアニメの主な相違点
→原作については「幽☆遊☆白書 § 書誌情報」を参照
→「§ 暗黒武術会」、および「§ 魔界統一トーナメント」も参照
変更理由は放送時間や低年齢層の視聴を配慮、静流は喫煙者のキャラを守ることが挙げられる。
暗黒武術会
→「暗黒武術会」の用語説明については「幽☆遊☆白書 § 用語」を、参加チーム・選手や勝敗については「幽☆遊☆白書 § ストーリー」を参照
鈴駒と酎がスラム街での出会い、幽助対酎戦のナイフエッジデスマッチ戦が左京を介した協議の末に開始となる[14]、鴉が戸愚呂チームと大会合流の経緯[14]、戸愚呂チーム対魔界狂戦士チーム戦では戸愚呂チーム側が戸愚呂(弟)1人のみなのは同じだが、傍で鴉と戸愚呂(兄)が控えている[6]、準決勝戦前に幻海が幽助に霊光玉を継承する際に幻海が幽助に挑発を掛けて誘い出す[48]、武威の戸愚呂(弟)戦など、原作で描かれなかった箇所が追加されている。暗黒武術会の開催中、静流と左京が出会い[14]、左京が差し出したライターに自分のタバコを燻らせたり[49]、桑原対戸愚呂(兄)戦終了後10分間の休憩で、左京の言葉を耳にして複雑な表情を浮かべる[50]、左京が最期を迎える際には当初、場内でコエンマにだけ挨拶をする[21]、静流にかつて燻らせ合った思い出のライターを渡す[21]、魔界の扉編で天沼の死後蟲寄市から蟲たちがいなくなったことに不安に駆られた静流が左京から渡されたライターの火でタバコを吸い、ライターを見つめる[51]など、やや好感を持つような描写が追加された。
準々決勝戦の魔性使いチーム戦で飛影と覆面を診断し2人を捉えて行動不能にする瑠架は看護師として登場[52]。2人を閉じ込めるだけでなく、結界内の2人に内側からダメージを与える[52](直後に蔵馬が結界に閉じ込められた2人を見た時の台詞[53]で解説する)、飛影の妖力が回復し、内側から結界を破ろうと妖力を解放した際には、瑠架を覆う束呪縄が剥がれていく描写が追加された(演出・絵コンテは新房昭之)[54]。
準決勝の幻海対死々若丸戦では、死々若丸が放った爆吐髑触葬により放出された怨邪がガラス越しに見物していたコエンマとジョルジュ早乙女の席まで飛んできたが、ガラスとの衝突で消滅し難を逃れた。原作では霊光鏡反衝の一撃で死々若丸が敗北したが2撃目の爆吐髑触葬と、魔哭鳴斬剣を振りかざしての突撃が追加、全て霊光鏡反衝で弾き返し計3度使用した[55]。
選手や大会関係者の宿泊施設「ホテル首縊」が、準決勝戦前に左京が他の人間たちに優勝賞金の目的を告げ、人間たちが妖怪を率いて制止させるも戸愚呂(弟)にオーナー共に始末させた場所であることが明示された[56]。
浦飯チームと対した相手チームとの試合終了直後のダメージ率が「暗黒武術会公式記録FILE」[57]として設定されている。
灰背景は敗者側。
魔界統一トーナメント
→「魔界統一トーナメント」の用語説明については「幽☆遊☆白書 § 用語」を参照
→「軀 § 原作漫画とアニメ版との相違」も参照
トーナメント開催前
泪が氷河の国から飛影を崖から落とすシーンでは、氷菜がまだ生きていて、他の氷女に制止されるところを泪が落としたという様子が描かれた。落とされた飛影が時雨により邪眼を得て再び氷河の国を訪れた際には飛影と気付いていない泪と出会い、氷菜の墓標に案内され、墓標を立ち去った背中に泪が飛影と気付き詫びを乞うも声に足を止めずに立ち去った様子が描かれた[58]。軀は大幅な設定変更が行われた。
黄泉の光を奪った妖怪の目は、原作では目は縫合がされていた[59]が黒く塗り潰され[60]、その目や口は遮光による透かしが掛かっている[60]。妖怪が光を奪った妖怪の名を挙げた際には原作では黙って踏み潰した[59]が、雄叫びを上げながら顔を踏み潰した[60]。原作では踏み潰した際にその右目が飛び出していた[59]が、踏み潰されて項垂れた顔は踏み潰す前に同じく黒の塗り潰しと遮光による透かしが掛かっている[60]。蔵馬を必要とする理由を述べるシーンでは、原作では黄泉の一言に終わったが蔵馬のモノローグをもって人物像を紹介し、選ぶに至った理由の説明がされた[60]。
喫煙シーンは、原作の螢子が幽助のタバコを奪って吸うシーン[61]はなく、そのまま河辺で寝転がるシーンへ移行する[62]。蔵馬の母親の再婚相手の息子(義弟)畑中秀一に取り憑いた空が畑中秀一に喫煙させるシーンでは、タバコを口に含むところで喫煙が未遂に終わり[63]、その後ライターに点火した火を近づけるところまでで同じく未遂に終わった[64]原作の描写が、ほぼ再現されている。
トーナメント開催中・開催後
蔵馬対時雨戦、飛影対軀戦、幽助対黄泉戦、陣対痩傑戦[65]、凍矢対九浄戦[65]、死々若丸対北神戦[65]など、原作で描かれなかった戦闘シーンが独自に追加された。原作と違い、実況は暗黒武術会の審判・実況をつとめた小兎が行なった[66]。樹里は不参加だが第105話「魔界大戦・予選開始!」でウェイトレスをしている後ろ姿が映し出された[注 17]。
蔵馬対時雨戦では、人間・南野秀一と妖怪妖狐・蔵馬どちらが自分なのかという葛藤の中、妖狐の過去を捨て人間として生きることを決意し、蔵馬が時雨に勝利[30]する。飛影対軀戦では、黒龍波を弾き返されるも、軀の手首に残ったままになっていた手錠の残りを飛影が断ち切り、軀に過去との訣別の思いを伝える[67]、幽助対黄泉戦では、戦いながら幽助に大会の開催による企画責任を突き付け叱咤するシーンがある[68]。幽助対黄泉戦で行われた大会企画責任の叱咤は、大会終了後のコエンマとの対話でも行われ[33]、コエンマとの対話もなく人間界へ帰ってきた原作とは異なった展開を含んでいる。
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作風
要約
視点
デザイン
プロデューサーの萩野賢によると、全面的に子供を意識して製作されたアニメだった[1]。幽助と桑原のみ他の皿屋敷中学の生徒とは制服の色が異なり、幽助は緑、桑原は明るい青になっている(他の男子生徒は濃紺)が、これはキャラクターのイメージカラーにも重点を置いたため、現実では、同じ皿屋敷中学校所属でありながら制服の色が違うという、現実世界ではありえない設定が可能となった[1]。その理由も「不良だから」で片付いてしまう、原作では飛ばされぎみであった心理状況や戦闘描写をアニメではより分かりやすくするために、桑原やぼたんらが解説役も担っていた[1]。声優に関しては、本放送当時、蔵馬役に緒方恵美を充てたことについて批判が起こった。女性向けに関しては劇場版で蔵馬の入浴シーンを女性向けに狙った以外は、特に意識していなかった[1][注 18]、原作者の冨樫義博に関しては、おとなしそうな人だが、キャラクターにアドバイズ(インタビューが掲載された文庫版4巻表紙の飛影に対して「ナイーブ」など)をいただき、キャラクター像には確固たるイメージを持っている、と結んでいる[1]。
キャラクターデザインは15話までは山沢実が担当していたが、16話以降は北山真理と大西雅也の2人が担当となった(山沢は後に本編の作画監督を数回担当)。16話以降は北山が主人公側や可愛いキャラクター(鈴駒、陣など)、それ以外のデザインが難しい、敵側の怖いキャラクター(鴉、戸愚呂弟、軀[70][71]など)を大西が担当。版権イラストやグッズのキャラクターデザインのほとんどは北山と大西の2人によるもので、山沢のデザインが使われたのは、ほんのわずかである[注 19]。また、『幽☆遊☆白書 文庫版 11巻』の巻末付録「キャラクターデザイン秘話」のインタビューには北山が対応、(名前だけではあるが)大西も登場したが、山沢は名前すら登場しなかった。北山は、アニメ放送当時のコミックマーケットにて、別名義で蔵馬と飛影のやおい同人誌(全年齢制)を数冊発売していた。同人誌『影 -yîng-』の中で北山は放送開始前の1992年9月から毎日仕事として『幽☆遊☆白書』を描いていた、2月発売のBGM集のジャケットイラストを担当した[注 20]と述べている[72]。
作画・演出
監督の阿部記之は魔界トーナメント編のオリジナルストーリーを、アニメ制作当時完結していた原作から推測して付け足した、アニメの終わりは関係者間で話し合って原作アニメ化作品の意義を尊重した、とインタビューで述べている[73]。
当時演出デビューしたばかりの新房昭之は、新房が誘った作画監督の若林厚史と組んで当時から独特な演出をしていた[74][75]。原画の上妻晋作によると新房は原画を諦めている時期で、阿部と同い年の縁で参加し、まず予告編を作っていた。「(上妻が)『新房、お前さんセンスあるよ』とその時本人に言ったんですけど、珍しく本人にやっと笑って。自信をつけたみたいですよ」とのこと[76]。アニメライターの小黒祐一郎(現アニメスタイル編集長)は、第58話「究極奥義!ほえろ黒龍波」、第74話「テリトリーを打ちやぶれ!!」などを見て、新房を当時から注目し、月刊ニュータイプ1995年4月号でインタビューしている。新房は方針について「一緒に参加してくれた人が、作品ができた時に嬉しいと思ってくれるほうがいい」「二者択一する事があったら、面白くなる方、楽しくなる方を選ぶ」としている[77]。若林はこの作品以後、多くのぴえろ作品にも参加している。また、後に新房とともにシャフト作品に関わる尾石達也が原画[注 21]に参加している[78]。
原画を担当した西尾鉄也は、新房昭之・若林厚史コンビのチームとはライバル関係にあり、第14話「迷宮城の四聖獣!霊界への挑戦」での魔回虫に操られた不良の震え、第49話「残された力!幻海の死闘」爆吐髑蝕葬のエフェクトは『THE八犬伝』を参考にした、第56話「決死の蔵馬!最後の手段」ではフル回転で制作に臨んだ、戸愚呂(弟)が100%になる際の胸筋の震えは井上敦子の担当、魔界の扉編バージョンのオープニングアニメーションでラスト3パート(仙水が裂蹴紫炎弾を放つ〜ラストの集合場面まで)を担当した、と述べている[79]。
一話あたりの動画枚数の上限が存在したが、当時はゆるい社風のため実際には守られていなかった[80]。
エンディングフィルムにおいて、「さよならbyebye」の背景は6mに及ぶ1枚絵で、撮影には8時間を費やした[81]。また「デイドリームジェネレーション」はセル画を使用しない、デジタルアニメである[82]。
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声の出演
※ぴえろ公式ページ掲載のメインキャストのみ記載。
→その他の登場人物・キャストについては「幽☆遊☆白書の登場人物一覧」を参照
スタッフ
出典[83]
- 原作:冨樫義博
- 製作:布川ゆうじ(スタジオぴえろ)
- 企画:大野実(読売広告社)
- プロデューサー:清水賢治・金田耕司(フジテレビ)、木村京太郎(読売広告社)、萩野賢(スタジオぴえろ)
- シリーズ構成:大橋志吉
- アニメーションキャラクターデザイン:山沢実(第1話 - 第15話)→北山真理、大西雅也(第16話 - 第112話)→北山真理、渡邊敬介(2018年OVA版)
- 美術デザイン:池田祐二(第67話 - 第112話)
- 美術監督:池田祐二(第1話 - 第66話、2018年OVA版)→高田茂祝(第67話 - 第112話)
- 撮影監督:福島敏行
- 音楽:本間勇輔
- 音響監督:水本完、森田洋介(2018年OVA版)
- 監督:阿部紀之
- 編集:株式会社ファルコン
- 現像 : 東京現像所
- 音響制作 : ザックプロモーション
- 効果 : 加藤昭二(アニメサウンドプロダクション)、武藤晶子(サウンドボックス、2018年OVA版)
- 調整 : 成清量(整音スタジオ)
- 録音 : 整音スタジオ
- 制作協力 : 童夢
- 広報 : 川崎悦子→高橋正秀→小中ももこ→高橋正秀→川越悦子→別所美穂→小中ももこ(フジテレビ)、内田博道(スタジオぴえろ)
- 制作デスク : 矢尾板克之、山田良一
- 制作進行 : 藤原浩幸、田中恒嗣、佐藤孝、松澤尚彦、高柳滋仁、瀧ヶ崎誠、中野浩二
- 制作事務 : 渡部圭
- 文芸 : 池田日出子
- 制作:フジテレビ(2018年OVA版は非関与)、読売広告社、株式会社STUDIOぴえろ
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主題歌
- OP:「微笑みの爆弾」(1 - 112話。最終回ではEDでも使用された。OP映像は第67話で新しくなり、第95話で一部変更。)
- ED1:「ホームワークが終わらない」(1 - 29話)
- 作詞:リーシャウロン、作曲・編曲・歌:馬渡松子
- アニメーション:阿部紀之、新房昭之、岸義之
- 作詞:リーシャウロン、作曲・編曲・歌:馬渡松子
- ED2:「さよならbyebye」(30 - 59話)[注 22]
- 作詞:リーシャウロン、作曲・編曲・歌:馬渡松子
- アニメーション:阿部紀之、大西雅也
- 作詞:リーシャウロン、作曲・編曲・歌:馬渡松子
- ED3:「アンバランスなKissをして」(60 - 83話)
- ED4:「太陽がまた輝くとき」(84 - 102話)
- 作詞・作曲・編曲・歌:高橋ひろ
- アニメーション:水野和則、北山真理
- 作詞・作曲・編曲・歌:高橋ひろ
- ED5:「デイドリームジェネレーション」(103 - 111話)
- 挿入歌:「YELL」(112話)
- 作詞:松本花奈、作曲:高野ふじお、編曲:旭純、歌:雪村螢子(天野由梨)
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各話リスト
要約
視点
全話において正式な巻名がある。
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放送
要約
視点
→「フジテレビ土曜夕方6時台枠のアニメ」を参照
ネット局
系列は番組終了時(山形テレビのみ打ち切り時)のもの。
再放送
関西テレビでは、1995年7月ごろから1996年2月ごろにかけて平日の夕方5時台に再放送された。テレビ大阪では平日の朝8時から9時台にかけて放送されている「朝のこども劇場」にて、2007年まで計5回再放送されていた。
2011年に、ファミリー劇場ではゴールデンウィークから5月末にかけての一挙放送を記念して、「幽☆遊☆白書検定」を実施した[108]。
2012年にフジテレビTWOとキッズステーション(HDリマスター版)で再放送。2014年にキッズステーションで再び再放送。2015年にテレ朝チャンネルで再放送。2017年には同アニメの放送開始25周年を記念して、HDリマスター版を地上波では初めて千葉テレビ放送やサンテレビ(2017年10月5日から2018年3月14日まで)で再放送している。サンテレビでの再放送ではオリジナルを尊重してグロテスクな描写のカットや減光処理は加えられていないが、激しい演出の場面には「点滅シーンにご注意ください」のテロップを挿入している(第86話)。
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映像ソフト
- LD-BOX
- ビデオチャンプより発売。1巻に28話(4話×7枚)収録で全4BOXに分けて発売。
毎BOXに以下の7つの特典が設けられた。 - VHS
- 1995年に発売。発売はビデオチャンプ、販売はポニーキャニオン[111]。
- 各話ごとにOP・ED・予告を入れた『TV全書』全23巻と、予告のみを全話収録した『予告全書』全3巻、合計26巻がリリースされた[112]。
- LD版とは異なり、プライスダウンを売りにしている[113]。第1巻のみ2話収録、2巻以降は5話収録で販売[113]。
購入特典として、以下が設けられた[112]。 - 他にも名場面を登場人物別に再編集したVHSビデオ作品(OVA)として『映像白書』が発売された。この作品には「暗黒武術会の章 下巻」収録のショートドラマ「メイキングオブエンディングの写真ダ」で「さよならbyebye」エンディングアニメーションの最後に幽助が拾う写真の撮影風景を紹介している。内容は、飛影が参加に拒んでいたところを幽助、桑原、蔵馬に無理矢理参加させられたこと、雪菜も参加予定だったが写真撮影における魂を取られるジンクスから辞退したこと、ぼたんが雪菜が見守る中、カメラのピント合わせを行い、セルフタイマーをセットして駆け付けたことが明かされる内容となっている。他に特典として「夢夢白書」というオリジナルショートストーリーがあり、本放送や劇場版とは大きく異なるシュールな作風で、脚本は桑原和真役の千葉繁が担当している。
- DVD-BOX
- 2002年に箱入りと缶入りの2種類を発売。
- 缶入りは『幽☆遊☆白書』のイラストが描かれている1つの缶に28巻全てを収納して発売された。
- Blu-ray BOX
- 2009年から2010年にかけてバンダイビジュアルより発売、全3巻。
- 本編以外にもOVAとして発売された「映像白書」シリーズ、劇場版(第一作目のみ)がBlu-ray Discソフトとして収録される。
また、リアルタイムでしか視聴不可だったエンドカードが特典として収録されている[114]。 - 25th Anniversary Blu-ray BOX
- 2018年発売。
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派生作品など
要約
視点
映画
東映(1作目、『幽☆遊☆白書』)と東宝(2作目、『幽☆遊☆白書 冥界死闘篇 炎の絆』)から1作ずつ配給された。
- 幽☆遊☆白書(1993年7月10日公開)
- 幽☆遊☆白書 冥界死闘篇 炎の絆(1994年4月9日公開)
VHS
- 幽☆遊☆白書 オープニングエンディング大百科(エンサイクロペディア)
- 1995年10月20日にオリジナルのVHS版、2005年1月19日にDVD版で再発売。
- ジャケットイラストは再発売のDVD版が北山真理。各ノンテロップOP/ED後にショートドラマがある。
- スタッフ
- 監修 - 阿部記之
- エグゼクティブプロデューサー - 笹島斌
- プロデューサー - 萩野賢、原田徹
- 原画 - 神戸洋行、井上敦子、千葉道徳
- 作画監督 - 千葉道徳
- 演出・絵コンテ - 下田正美
CD
『幽☆遊☆白書 ミュージックバトル編3 魔界伝説』では、4曲目「Love Songをあなたに」作詞・作曲を高橋ひろが担当。小兎役の折笠、樹里役の遠藤、瑠架役の鈴鹿により、原作魔界統一トーナメント終了後に小兎、樹里、瑠架3人で結成されたグループ「カルト」を再現。曲開始前のやり取りでは原作act.173「平和の群像」内の「成就しないでしょう」での3人のやりとりが披露された。
蔵馬役の緒方恵美は、仙水役の納谷六朗が死去したことを受け2014年11月18日『幽☆遊☆白書 ミュージックバトル編3 魔界伝説』に収録された「永遠のレクイエム」にかけた呟きをツイートした[115][116][117]。
- サウンドトラックなどのCD作品一覧は→「幽☆遊☆白書のディスコグラフィー」を参照
ゲーム
本作品を題材として、10種類以上のハードから、20作以上の電子ゲームが作成、販売されている。
また加えてソーシャル・ネットワーキング・サービスをプラットフォームにしたソーシャルゲームがサービス提供されている。
ハードおよびゲーム名は下記の通り。
日本
ソーシャルゲームの1つ『幽☆遊☆白書〜魔界統一最強バトル〜』は、30代前後の社会人をターゲットとして配信が開始された。配信開始告知と同時に、ファン層に考慮しメインが若年層にならないように注意を払うとも述べた[2]。『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』と共に2013年5月度単月黒字化に貢献した[127]。
元のアニメ作品自体が他のソーシャルゲームアプリへのコラボレーションを果たした実績として、2016年11月17日 - 12月2日[128]までの期間限定で『モンスターストライク』に参加。CMも放映し、又吉直樹が戸愚呂(兄)役を、戸愚呂(姉)役で椿鬼奴も姉役で参加した[129]。コラボレーション効果も手伝い[130]、元のアニメ本編が動画配信サービス「ビデオマーケット」において2016年11月14日 - 11月20日[131]、2016年11月21日 - 11月27日[132]、2016年11月28日 - 12月4日[133]の3週連続にわたり、2016年12月12日 - 12月18日[130]集計で視聴数第1位を記録した[130]。第2弾が2017年5月2日 - 5月13日[134]までの期間限定で開催。第2弾では第1弾出演の戸愚呂兄弟、姉、に加え、父、母、叔父、犬が登場、「戸愚呂家」を形成した。出演には第1弾出演の又吉、椿他、みうらじゅん(父)、萬田久子(母)、安斎肇(叔父)が出演した[135]。なお、原作・アニメとも戸愚呂は兄・弟以外の家族は登場していない。
海外
海外製(北アメリカ)ソフト。発売日時は、北アメリカ現地時間。全ソフトがアタリより発売。
イベント
アニメ放送当時にイベントが開催されているが、いずれもソフト化されていない。メインキャラクター4人の声優(佐々木望、千葉繁、緒方恵美、檜山修之)は出演していた。観客は8割強ほどが女性で、例として観客の9割が男性だった『うる星やつら』のイベント会場などは汗臭く、多くのアニメ系イベントは男性層が多いのでその臭いには慣れていたが、幽☆遊☆白書のイベント会場は、圧倒的な女性の多さゆえに化粧臭くて驚いたと千葉繁は語っている[136][137]。
福岡県では1994年度の博多祇園山笠の飾り山の1つとして9番見送り(裏側)、表題「アニメ幽☆遊☆白書」として選定された[138]。
2017年、『幽☆遊☆白書』25周年[注 38]を記念してアニメプラザ池袋店で2017年4月28日 - 7月2日、TSUTAYA3店舗と期間限定のコラボレーションを開催。グッズ販売他、アニメプラザではコラボレーションカフェが催された[139]。他に浦飯役の佐々木、桑原役の千葉、蔵馬役の緒方、飛影役の檜山が再会。思い出話と共に、もう一度の収録に意欲をみせた[140]。
1992年10月10日からちょうど25年後の2017年10月10日、当時放映時刻の18時30分[注 39]より第1話「死んだらオドロいた」から第66話「戸愚呂の償い・一番の望み」までの本編をニコニコ生放送より配信した[141][142]。2018年7月 - 9月までの期間にかけて、本編他、劇場アニメの同名の1993年度映画版、Blu-ray初収録の『幽☆遊☆白書 冥界死闘篇 炎の絆』、新作を含めたBlu-ray BOXが発売[143]。
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評価
原作者の冨樫は、アニメに対して、ジャンプコミックス『幽☆遊☆白書』第10巻「許せない!!の巻」袖コメントで、声優の賛否両論は聞いている、自分は決定に参加していない、原作の漫画内でキャラクターに声の設定をしていない、アニメ業界の事情もよく分からない、あまりアニメ制作にも関わっていない[注 40]、漫画とアニメは別物になると思っていた[145]、と述べている。藤巻忠俊との対談では、幽助役の佐々木望とは、声優としての話を聞けて面白かった、桑原役の千葉繁に対しては、自分より桑原を知っていると評価した[144]。一方で、阿部は前述のアニメオリジナルエピソードである飛影と軀の戦いが描かれた第109話は冨樫から「飛影が軀の過去を救ってあげるという話にして欲しい」という要望があったと語っている[73]。
アニメ20周年目前となった2011年、『月刊アニメディア』2011年7月号(30周年記念号)にて「思い入れのある歴代アニメ30」に30位[146]、「思い入れのある男性キャラ作品30」に蔵馬が29位[146]、編集部特選の特集「創刊30周年歴代人気アニメ特集 泣いた!笑った!ときめいた!みんなの推しキャラ THE☆BEST extra」に選定。当時アニメスタッフ監督の阿部がメッセージを寄せ、浦飯幽助、桑原和真、蔵馬、飛影、人間界バージョンのコエンマ5人が30周年記念に駈け付ける形でキャラクターデザインの北山によるイラストが掲載された。編集部も本編内の透過光と再会してみたいキャラクターならびにアニメ作品、『月刊アニメディア』本誌のキャラクターを重視する姿勢は本アニメ作品より始まったも言ってもいいと評価した[147]。「創刊30周年歴代人気アニメ特集 泣いた!笑った!ときめいた!みんなの推しキャラ THE☆BEST extra」掲載内容は、主題歌の「微笑みの爆弾」作詞を手掛けたリーシャウロンによりツイートされた[148]。
2017年5月3日、ニッポンアニメ100の中のネット投票企画「発表! あなたが選ぶアニメ ベスト100」にて65位を記録した[149]。
マイナビウーマンが2014年9月から22歳 - 34歳の働く女性を対象とした「アニメ版が好きな『週刊少年ジャンプ』の作品ランキング!」のWebアンケートでは、好きなアニメ第3位(有効回答数227票中の21.3%)にランクインした[150]。
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脚注
参考文献
外部リンク
Wikiwand - on
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