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神田 隆(かんだ たかし、1918年4月14日[1][2][3] - 1986年7月13日)は、日本の俳優・声優。東京府東京市[1]赤坂区(現・東京都港区赤坂)出身。本名は神田 澄孝[1][3]。かかしプロ[4]、アマチプロゼ[5]、北川事務所に所属していた[1]。
東京帝国大学文学部仏文科を卒業[3]。1942年に日本出版文化協会に入った。上司には杉浦明平がいた。しかし、映画評論家の内田岐三雄に豪快なマスクと雄弁を注目されて、1943年(昭和18年)[2][3]、松竹大船撮影所に入社した。映画『暖き風』でデビューし[2]、戦後は『象を喰った連中』の細菌研究所員役で好評を得た。
新藤兼人脚本の『安城家の舞踏会』などで主要な役を演じたが[2]、代表作には恵まれなかった。 1950年(昭和25年)に連合国軍最高司令官総司令部指令によるレッドパージの波が映画界にも及ぶと、神田も追放者としてリストアップされ[6]、結果的に同年で松竹を退社[3]。1951年、キヌタプロの創立に参加[7]。その後は独立プロの映画に出演し、東京俳優協会を経て[2]、1955年に東映へ移籍。『警視庁物語』シリーズをはじめ、多くの作品で渋みのあるベテラン刑事や会社の部長などを演じた。1970年代に入ると『銭形平次』や『太陽にほえろ!』などのテレビドラマの時代劇や刑事ドラマで悪役や黒幕・犯人役の仕事が増え、次第にそのイメージが定着していった。
一方で、『マイティジャック』『怪奇大作戦』『ミラーマン』『仮面ライダーシリーズ』『ロボット8ちゃん』などの特撮にもゲストや準レギュラーとして出演。『ウルトラマンレオ』では3回のみの登場ではあるが、誠実で見識も高い、防衛隊MACの最高責任者の高倉司令官を演じている。
政治家の佐藤栄作に顔立ちがよく似ていることから、映画『金環蝕』、『不毛地帯』では、佐藤がモデルとなっている政府高官を演じている。
1985年ごろから狭心症を患いその影響でエスカレーターで発作を起こすようになる。そして1986年7月13日午前7時5分、『必殺仕事人V・激闘編』最終回の撮影後、東京へ帰宅途中に京都駅のエスカレーターで転倒し、京都市内の病院に搬送されたが、そのまま帰らぬ人となった。68歳没[8]。
神田の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
太字の題名はキネマ旬報ベストテンにランクインした作品
など
など
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