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松平右近事件帳

日本のテレビ時代劇番組 ウィキペディアから

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松平右近事件帳』(まつだいらうこんじけんちょう)は、1982年から1983年にかけて日本テレビ系で放送されたユニオン映画六本木オフィス制作の時代劇

概要 松平右近事件帳, ジャンル ...

当項目では続編の『新・松平右近』についても記載する。

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概要

十一代将軍・徳川家斉の実弟にあたる松平右近が、浮世小路の医師・藪太郎として市中で暮らしながら江戸の町にはびこる悪を倒していく痛快時代劇シリーズ。経歴は1982年3月28日から1983年3月20日まで全51話が放送された。

その後、1983年4月3日から同年9月4日まで『新・松平右近』のタイトルで続編の全22話が放送された。

本作から、山形県における日本テレビ系日曜21:00枠の番組は、本来の系列局である山形放送[1](当時は日本テレビ系列とテレビ朝日系列のクロスネット局)が、当該枠でテレビ朝日系の『日曜洋画劇場(21:00 - 22:54)』を同時ネットしていたため、当時フジテレビ系列であった山形テレビで、1時間30分遅れの22:30 - 23:24枠に時差ネットされていた[2]

松平右近事件帳

要約
視点

オープニング

語り:芥川隆行

第26話までのオープニングでは、「とざい、と~ざい[3]。今宵ご覧にいれまする『松平右近事件帳』。これぞ十一代将軍・家斉公の弟君。権力の座を捨てて、市井に生きる心意気。悪を許さん、快刀乱麻の働きを隅から隅までずずずいーっと、ご覧願い奉ります」という口上が入る。

キャスト

  • 松平右近(浮世小路の医師・藪太郎):里見浩太朗
    貧しい者からは一切治療費を請求しない長崎帰りの医者で「藪太郎」と名乗っているが、実は将軍家の“お控え様”でありながら権力の座を捨て、長崎に留学していた家斉の弟。長屋に診療所を構え、様々な研究を行なっている。いつも壊れていてたまにしか動かない懐中時計を持っている。時々カフェーティーを振る舞う。立ち回りの際は、兄である将軍・家斉から拝領した名刀「一文字」を使い、悪人たちを容赦なく叩きのめす。その際の決め台詞は、「俺は殺生は嫌ぇ(嫌い)だ。だが、歯向かう奴は容赦しねぇ!(回によっては「容赦せん!」または「貴様らだけは許さねぇ!」の場合あり。ただし第51話(最終話)のみレア台詞「今日と言う今日は我慢がならねぇ! 1人残らずたたっ斬ってやる! 覚悟しやがれ!」)」。当初、町人たちからは「藪太郎先生」と呼ばれていたが、第27話以降は「藪さん」と呼ばれるようになる。
  • おさよ:水沢アキ
    右近の世話をする髪結い屋で実はくノ一。長屋では藪太郎の隣に住んでいる。第27話以降はお銀の後を継いで居酒屋を切り盛りする。第51話(最終話)で兄の遺骨を持って伊賀の里へ帰っていった。
  • よろずや清太郎:松山英太郎
    おさよの兄の行商人で実は忍者。第51話(最終話)で右近抹殺を企む有馬一味におさよとおきみが人質となり、単身出向いた右近を庇おうとして自ら身代わりとなり、狙っていた鉄砲隊に撃たれ死亡。
  • 梅吉:渡辺篤史
    船宿「舟よし」の船頭で右近とは乳兄弟。血の気が多く、惚れっぽいのが玉に瑕。第51話(最終話)で伊賀の里へ帰るおさよと共に江戸を去った。
  • 弥生局:淡島千景(特別出演)(第1話 - 第2話、第7話)
    右近の乳母
  • 綾姫:若原瞳(第1話、第3話)
    青山下野守の娘。
  • 石部岩之助:川崎公明
    北町奉行所定町廻り同心。父親の跡を継いだばかりの新米。名前の通り真面目で融通の利かない堅物。人相書きの絵が下手。
  • お銀:佐藤友美(第1話~第26話)
    右近たちの馴染みの小料理屋の女将。第26話で身代わりで島流しになった従姉弟の千吉を救おうとして命を落とす。
  • おらん:かたせ梨乃(第27話~第51話)
    「むささびのおらん」を自称する掏りだったが、弟分だった男を失って以降、足を洗って藪太郎の家に押し掛けるようになり、しじみ売りを始めた。おさよとは口喧嘩が絶えない間柄。
  • おいと:安部理恵
    お銀の小料理屋の女中。
  • おきみ:鈴木景子
    おいとに代わる小料理屋の女中。
  • 新八:佐野浅夫(第1話~第48話)
    石部家に30年仕えている御用聞き。年齢56歳。岩之助を「若旦那」と呼ぶ。第13話で右近の正体を知る。第48話で御役御免の危機に瀕した岩之助を救おうと長崎屋一味の陣中に単身飛び込み命を落とす。
  • 青山下野守:芦田伸介(第1話~第3話、第5話、第17話、第23話、第25話~第26話)
    老中。右近に清太郎とおさよを付けさせた。右近が悪人を成敗する際に断りを入れに来ることがある。
  • 徳川家斉丹波哲郎(特別出演)
    右近の兄で十一代将軍。右近に自らの補佐役になるよう依頼するが断られる。その際に居合わせた有馬阿波守に右近の素性と追っている事件の内容を話したことが、結果的に右近に敵の手が及ぶ原因になってしまう(その事件の黒幕が有馬阿波守だったため)。第51話(最終話)のみの登場。

ゲスト出演者紹介(配役一覧)

その他の出演者のクレジットは当て字表記[独自研究?]

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スタッフ

サブタイトル(放送日程)

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新・松平右近

要約
視点

キャスト

  • 松平右近:里見浩太朗
    江戸に帰って来て神田稲荷小路のいろは長屋に引っ越し、そこでも診療所を開業。以前のような実験はしなくなった。髪型も前作の月代の武家髷から一転、総髪の武家髷に変わった。決め台詞は、「人の病ばかりじゃねえ、世の中の悪を治すのも医者の務めだ。荒療治をさし(せ)てもらうぜ!」。
  • 音松:火野正平
    何か小さい仕事などをしては駄賃を稼いで暮らしている男。いろは長屋に住んでいるが、家賃をかなりため込んでいるらしく、それをネタにおきわに命じられて藪太郎の手伝いをすることがある。
  • おらん:かたせ梨乃
    前作の最終話の後、いろは長屋に引っ越した。藪太郎に対するほの字ぶりは相変わらずだが、しじみ売りは辞め、文蔵の飯屋で働く。
  • 文蔵:高品格
    元盗人。足を洗い、飯屋を営む。おきわから紹介された縁で、藪太郎の手伝いをすることも。
  • 丈八親分:深江章喜
    平四郎配下の十手持ち。理不尽な理由で相手を捕らえてしまう癖がある。
  • 橘 平四郎[4]田島真吾
    同心。母と2人暮らし。尻に敷かれており、ろくに手柄を挙げられていない。
  • おくみ:山本百合子
    おきわの絵草紙屋で働く女中。
  • 平四郎の母:甲にしき
    平四郎の母親だが、特に役名は考慮されていない。平四郎のことを心配し、世話を焼く。
  • おきわ:野川由美子
    右近らが住まういろは長屋の大家で、絵草紙などを売る商売をしている。右近の正体は知らないものの、何となく感づいてはいる様子。藪太郎の手伝いをする。
  • 徳川家斉丹波哲郎(特別出演)(第1話、第18話、第22話)
    右近の兄で十一代将軍。

ゲスト出演者紹介(配役一覧)

その他の出演者のクレジットは当て字表記[独自研究?]

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スタッフ

サブタイトル(放送日程)

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主題歌

松平右近事件帳
新・松平右近
  • 「しあわせ」(TDKレコード)
    作詞:カザマタロウ / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:馬飼野俊一 / 歌:里見浩太朗
    ※作詞:「カザマタロウ」となっているが、これは里見の作詞芸名であり、里見自ら作詞したものである。

小説

  • 郡順史 『怪盗暗闇吉三―松平右近事件帳』 (1982年3月、富士見書房 時代小説文庫)
    脚本の小説化作品。「怪盗暗闇吉三」「大奥女中殺し(藪太郎参上)」他、全6話を収録。
  • 郡順史 『はぐれ鳥の唄―松平右近事件帳2』 (1982年12月、富士見書房 時代小説文庫)
    「お銀哀歌」「はぐれ鳥の唄」他、全6話を収録。

前後番組

さらに見る 日本テレビ系列 日曜21:00 - 21:54枠, 前番組 ...

脚注

外部リンク

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