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東京都世田谷区の大学 ウィキペディアから
駒澤大学(こまざわだいがく、英語: Komazawa University)は、東京都世田谷区駒沢に本部を置く日本の私立大学。1592年創立。1925年大学設置。旧制大学の一つ。略称は駒澤、
駒澤大学 | |
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駒沢キャンパス 本部棟前 | |
大学設置 | 1925年 |
創立 | 1592年 |
創立者 | 曹洞宗 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人駒澤大学 |
本部所在地 |
東京都世田谷区駒沢一丁目23番1号 北緯35度37分44秒 東経139度39分29.1秒 |
キャンパス | |
学部 | |
研究科 | |
ウェブサイト | https://www.komazawa-u.ac.jp/ |
日本の仏教宗派の一つである曹洞宗が1592年に設立した吉祥寺の学寮(吉祥寺会下学寮)を起源とする旃檀林(1657年命名)が発展した大学である。
仏教の教えと「禅」の精神を建学の理念を教育・研究の基本とする大学である[1]。
仏教は物事を正しく理解する「智慧」を獲得し、それを「慈悲」の心で周囲に役立てることを目指す。しかし、それらは外だけに向けられるものではなく「智慧」も「慈悲」も、自己を離れては存在しえない。そこで、本来の自己を見つめる「禅」の心が活かされてくる。己れの、内と外、体と心、それらをひとつにして道をきわめてゆくことを、道元は「身心学道」と表現した。
この「身心学道」を現代社会において実践するため、常に本来の自己にたちかえりつつ、最新の学問を修め、現代の社会に活かしていく人材を養成しようとしている。
建学の理念をわかりやすく表現した言葉として、「行学一如」と「信誠敬愛」がある[1]。
創設の経緯から仏教学部を設置し、仏教研究を行う仏教学科と、禅学科を併設している。
近年では、2003年に日本唯一の医療健康科学部を開設し、診療放射線技師の育成を行っている。
2006年には、グローバル・メディア・スタディーズ学部を開設し、世界を舞台に活躍できる語学力と情報リテラシーを備え、メディアやコンテンツの本質を深く理解し駆使する力を備えた人材の育成に取り組んでいる。
23区内の総合大学としては珍しく、在学生約1万4,500人のうち、大学院生の一部を除いた大部分の学生が一つの駒沢キャンパスで学習する。
建学の経緯もあり、伝統的に文学部歴史学科や仏教学部が有名。
特に曹洞宗派の仏教学科は駒大が日本唯一であり、仏教系の総合大学としても東日本最大の規模を誇る[2]。
(沿革節の主要な出典は公式サイト[3])
1592年(文禄元年)に駿河台の吉祥寺に創設された学林を起源とする。禅の実践と仏教の研究、漢学の振興を目的としていた。1657年(明暦3年)に吉祥寺駒込に移転し、中国の名僧であった陳道栄が「旃檀林」と命名した(この名は、現在の校歌にもうたわれている)。
その後、吉祥寺学寮を中心にして青松寺学寮(獅子窟)と泉岳寺学寮を統合した曹洞宗大学林専門学本校(1882年(明治15年)10月15日開校)、曹洞宗大学(1905年(明治38年)改称)を経て、大学令に基づく旧制の駒澤大学(1925年(大正14年)改称)へと発展し、このとき寺院の子弟以外にも広く門戸を開放している。
学監
総監
曹洞宗大学学長
学長
総長
文部科学省に採択された教育プロジェクトには、次のものがある[26]。
現役の教員、名誉教授、非常勤講師が、聴講者の要望を受けつつ、その時々のトピックスにも配慮したテーマの講座を開いている[27]。
1962年に発足した坐禅と講義による公開講座。「本講座は、地域社会の人々に、本学が親しみ易い大学となり、家族そろって仏教(禅)を身近に生活し体験するうちに人間的教養も高まり、幸福な家庭を築きあげるよう努めることにある」(「講座開講のねがい」より)とあり、現在、駒澤大学禅研究所が中心となって講座を運営している[28]。
2010年より、近隣との交流を深め、駒澤大学そして駒澤大学体育会サークルがどのような活動を行っているか発表することを目的として、小・中学生を対象としたスポーツ教室を開催している。
2018年より、大学と地域社会との交流および地域貢献を通した課外活動による学生の自己形成促進、ならびに近隣住民の方々に教育活動の機会を提供することを目的として、本学文化系サークルが小学生の夏休み自由研究のお手伝いを行う取組である。
2019年より、大学と地域社会との交流および地域貢献を通した課外活動による学生の自己形成促進、ならびに近隣住民の方々に教育活動の機会を提供することを目的として、本学サークルと地域サークルがステージ演奏や作品展示を行う取組である。
体育会部活の学生・教職員が協力し、定期的に大学周辺の道路の清掃活動を行っている。
2023年4月時点で、体育会(41団体)、文化部(20団体)、任意団体(90団体)、その他団体(2団体)、計154団体がある[29]。
学生スポーツの興起と学内体育の振興、並びに所属団体間の親睦、交流、調整を目的に学内のスポーツ系団体(1競技1団体)が加盟している。いずれも競技団体ごとの連盟に駒澤大学体育会所属団体として登録し、公式試合に臨んでいる。
文化・芸術・学術・芸能等のサークル活動を通じて、人間形成および学生生活の向上をはかることを目的としている。1972年度以前に創立されたもの。
1973年度以降に設立されたもの。その他、学術研究を目的とする課外ゼミ形式の団体もこれに含まれる。
内訳は、研究・学習系の任意団体が27団体[語学系3団体、福祉系4団体、歴史系10団体、文学系5団体、その他5団体]、交流系の任意団体が2団体、スポーツ系の任意団体が33団体[テニス系6団体、野球系6団体、武道系2団体、サッカー系3団体、バスケットボール系2団体、スキー・スノーボード系2団体、オールラウンド系2団体、その他(陸上、水泳、バドミントン、バレーボール、卓球、ダンス)10団体]、映画・舞台・放送系の任意団体が2団体、音楽系の任意団体が5団体、旅行・アウトドア系の任意団体が5団体、趣味・その他の任意団体が17団体である。以下、主な団体。
通常のサークルとは異なり、学生機関としての役割を担う団体が属する。体育会に所属するすべての団体からの派遣委員によって構成される。
以下、3つのキャンパスがある[60]。
メインキャンパス。全学部学科生が4年間通う。駒沢オリンピック公園に隣接している。
駒澤大学開校130周年記念事業として、2018年4月より供用を開始した。旧9号館、旧6号館(体育館)、喫茶パオと中庭の跡地に建てられ、地上9階地下1階及びテラス棟(緑の丘)から構成されている。最大400人収容の大教室からゼミやグループワークなどに使用できる小教室までさまざまな規模の教室を整備し、アクティブ・ラーニングなどの多様な授業形態に対応できるよう移動可能な机・椅子が多数配置されている。駒沢オリンピック公園を臨む南側に情報グループ学習室を設けている。2015年に国土交通省の「住宅・建築物省CO2先導事業」に採択されている。駒沢オリンピック公園等の周辺環境に調和し、風・光・熱等の自然エネルギーを活用。日常の省CO2だけでなく災害対応拠点としてBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)に寄与する。種月館の名称由来は、禅語の「耕雲種月(こううんしゅげつ)」から採り命名された。耕雲とは雲の下で耕すことで、種月は月の照らす中で植えること。あわせて労苦を厭わず耕作して種をまく、つまり、修行に精進することを指す。「耕雲館」(禅文化歴史博物館)に隣り合う新棟に「種月」の名を冠することで、あらためて大学文化としての禅文化を受け止め、大いに学修・研究・業務に励む場としてほしいとの意味が込められている[62][63][64][65]。日本サインデザイン賞(通称SDA賞)入選[66]。
体育・運動・吹奏楽関連施設。グラウンドは人工芝。
留学業務を取り扱う国際センターや、各研究所・大学院研究室、公開講座棟が入る。2006年11月完成。
過去に営業していた学生食堂
過去に営業していた売店
他大学との協定
曹洞宗の大学
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