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クレオパトラトマス

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クレオパトラトマス
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クレオパトラトマス日本競走馬。デビューから2週間・3戦目で帝室御賞典(現在の天皇賞の前身)を制した、戦前の名牝。月城という名前で繁殖牝馬ともなっている。

概要 クレオパトラトマス, 品種 ...

顕彰馬入りしたクモハタは半弟にあたる。

戦績

デビュー戦を楽勝、2戦目をレコード勝ちすると、3戦目は東上して帝室御賞典に出走。ここでも4馬身差の快勝を見せる。なお、この帝室御賞典は4頭立てで、うち、クレオパトラトマスとタマナギは4歳牝馬、古馬はトーチとユキオミの2頭でそれぞれ1勝馬、2勝馬だった。その後東京優駿大競走に出走、1番人気に支持されるが、道悪に泣きガヴアナーの9着に敗れる。なお、弟のクモハタが東京優駿競走を制し、姉の無念を晴らしている。

その後も4歳まで現役を続け、最終戦では72kgの斤量を背負っての快勝。あまりの強さに海外遠征の話が出るほどであった。結局この計画は、引退後に宮内省へ返納する為に許可が下りず白紙になったが[1]、孫のハクチカラが日本調教馬として海外重賞を初勝利している[2]

その後、月城という名で繁殖入り。桜花賞優勝馬ハマカゼ(繁殖名:梅城)、中山大障害(秋)優勝馬モモタロウを出すなど、繁殖牝馬としても優秀であった。さらに孫にハクチカラ、タカクラヤマ、曾孫にニホンピロムーテー菊花賞)、スイートフラッグ、子孫にゴールドシップ皐月賞、菊花賞、有馬記念宝塚記念天皇賞(春))、サンエイサンキューカネトシガバナーゴーゴーゼット、キングオブダイヤ、リンデンニシキらを出すなど、戦前の下総御料牧場の名血を現代に繋ぐ由緒ある系統ともなっている。

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競走成績

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  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す
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主なファミリーライン

要約
視点

牝系図の主要な部分(太字はGI級競走優勝馬)は以下の通り。

牝系図の出典:Galopp-Sieger

血統表

クレオパトラトマス(繁殖名月城)血統(血統表の出典)[§ 1]
父系エクリプス系
[§ 2]

Campfire
1914 栗毛
父の父
Olambala
1905 栗毛
Ornus Bend Or
Ashgrove
Blue and White Virgil
Madame Dudley
父の母
Nightfall
1908 栗毛
Voter Friar's Balsam
Mavourneen
Sundown Springfield
Sunshine

*星旗
Fairy Maiden
1924 栗毛
Gnome
1916 栗毛
Whisk Broom II Broomstick
Audience
Faiery Sprite Voter
Cinderella
母の母
Tuscan Maiden
1918 黒鹿毛
Maiden Erlegh Polymelus
Plum Tart
Tuscan Red William Rufus
Fine Feathers
母系(F-No.) (FN:16-h) [§ 3]
5代内の近親交配 Voter 3×4、Hermit 5×5 [§ 4]
出典
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脚注

外部リンク

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