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ズバリ!当てましょう

視聴者参加型クイズ番組 ウィキペディアから

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ズバリ!当てましょう』(ズバリあてましょう)は、1961年8月5日から1972年2月12日(第1期)、および1975年10月4日から1982年3月27日まで(第2期)の2期にわたってフジテレビ系列局ほかで放送されていた視聴者参加型クイズ番組である。松下電器産業(現社名:パナソニック)の一社提供。当初はモノクロ放送・モノラル放送だったが、1967年2月にカラー放送となり[1][2]1979年3月17日にステレオ放送となった。

概要 ナショナル プライスクイズ ズバリ!当てましょう, ジャンル ...

正式名称は『ナショナルプライスクイズ ズバリ!当てましょう』(後に『プロ・アマ対抗 ズバリ!当てましょう』→『Nationalファミリークイズ ズバリ!当てましょう』に変更)。通算放送回数は865回。

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概要

要約
視点

テーマに沿って登場したものの値段をノーヒントを当てるクイズで、所謂「値段当てクイズ番組」の元祖である。

ズバリ一発で当てると「ズバリ賞」として当時で100万円相当のナショナルの電化製品一式が賞品としても提供された。放送開始当時はいわゆる家電ブームの真っ直中であり、当時の給与水準、物価から考えると破格の商品、いわゆる「高嶺の花」であり、主婦を中心に出場希望者が殺到したという。また、正解でなくても、「内輪[注 1]で一番近い方は?!」とみなされた解答者には問題となった品物がプレゼントされた[注 2]。そして、最終的にトップ賞になると、ナショナルの電化製品一品(ズバリ賞で出される賞品の中から好きなものを一品選べる)がプレゼントされた。

また第1期末期(1970年前後)にはトップ賞の出場者は翌週も出場し、3週連続トップになるとナショナル製品一品の他に「世界一周旅行」が贈られたが、1971年10月公正取引委員会の規則改正で「賞金・賞品の上限は100万円まで」となったため、同年9月限りでこのルールは廃止された。

オープニングで「明るいナショナル」(作詞・作曲:三木鶏郎)をバックに気球に乗ったナショナル坊やが松下電器本社工場の上空を飛び回る15秒のオープニングキャッチが流れた後、引き続いて解答者席横のドアをバックにタイトルロゴと放送回数のテロップが映し出されながらテーマ曲が流れた。また、1970年頃からはカラフルな色で円を描くアニメ映像をバックにタイトルロゴと放送回数のテロップが映し出されながらテーマ曲が流れるバージョンのオープニングに変更され、1972年の第1期最終回まで使用された。 第2期では、19時の時報とともにナショナルの15秒CMを2本流した後、四角い箱からカラフルな丸い玉が出てきて、「?」マークを形作るオープニングアニメが流れた。その為「ナショナル劇場」や「ナショナルゴールデン劇場」でお馴染みのナショナルのオープニングキャッチは使用していない。なお、「ナショナル プライスクイズ」のタイトルロゴはナショ文字を使用していた。

スポンサーの松下電器がテレビ受像器を製造・販売している事から、いち早く番組のカラー化・ステレオ放送化が行われた。先ず1967年2月11日放送分にて、フジテレビの自社制作番組としては初のスタジオカラーカメラ&カラーVTRを使用してのカラー放送を実施(その回のタイトルは「カラーで当てましょう」)[1][4]。翌々週の2月25日からは毎週カラー放送となった[2]。又、フジテレビの音声多重放送開始から半年後の1979年3月17日放送分からはステレオ放送となった(次項参照)[3]

ステレオ放送開始・2チーム対抗戦

1979年3月17日からステレオ放送開始[3]。シンキングタイム、ファンファーレなどのBGMはダン池田とニューブリードによる生演奏となった[注 3]。しかしこの際に「バリバリズバリと当てましょう」と言う部分のコーラスが消滅した。この頃は番組のセットが2段になっており下段は解答者席が左右2つに分かれ、中央に登場口がある。一方、上段はダン池田とニューブリードがいるバンドステージとなっていた。

1979年12月には初代司会者の泉大助が降板。翌1980年は司会者がその前までチームキャプテンだった出門英に変更して以降、司会者の変更などリニューアルを繰り返した。

ステレオ放送時代から内容も大幅に変更し、2チームの対抗戦となった。そのチーム編成は、前期は芸能人2チーム対抗戦(当初のキャプテンは鈴木ヒロミツ辺見マリのコンビ。進行役的なポジションでもあった)だったが、「プロ・アマ対抗 ズバリ!当てましょう」となってからの後期は、ハナ肇率いる芸能人チーム「プロ・チーム」と、一般視聴者チーム「アマ・チーム」との対抗戦となった。そしてクイズ内容は次の3種類となる(後に一部変更)。

プライスクイズ
それまで行ってきた金額当てと全く同じ。内輪で一番近い金額を出したチームが10点獲得。双方とも外輪の時は点数無し。「ズバリ賞」も有り。
音楽クイズ
バンドの生演奏を聴いて、曲名を当てるクイズ。早押しで正解したチームは、10点獲得。クイズの構成は、低音楽器から順々に音を重ねていく方式だった。
ショッピングクイズ(1979年12月まで)
10万円相当の買い物をするコーナー。出場者は制限時間1分間の間に、ベルトコンベアーから出てくる商品を自軍までもっていく(よみうりテレビ買ッテ来ルゾト勇マシク』と同形式)。総額が10万円に近い方の勝ち、10点獲得。双方とも10万円を超えたら点数無し。なお、選んだ商品は総額が10万円以内なら全品貰える(負けたチームも)。また、総額が丁度10万円なら「ズバリ賞」の賞品も一緒に貰える。
ノーヒントプライスクイズ(1980年1月以降)
「ショッピングクイズ」に変わって登場。ルールは「プライスクイズ」と同じだが、ヒントは無し。

こうして最高得点を稼いだチームが優勝、松下製品の中から一品貰える。

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シリーズの終焉

1980年10月、司会を石坂浩二に交代して以降、賞品である電化製品がひとしきり一般家庭に普及したという時代背景もあった事、更にはマンネリ化も相成り、1982年3月27日をもって番組は終了し、1961年8月から始まった当番組は中断期間を含めて、20年8か月の歴史に幕を降ろした。

テーマ曲

「ズバリ!当てましょうのテーマ」 作詞:山上路夫、作曲:いずみたく[5]、歌:ザ・バイオレッツ、小林あけみ(第1期・前期)、キューティー・Q(第1期・中期、末期)、ザ・シャデラックスキューティー・Q(第1期、後期)

第2期の末期の音楽は服部克久が担当していた。

タイトルロゴ

1961年8月5日 - 1972年2月12日 、1975年10月4日 - 1980年12月

  • 「ズバリ!」「当てましょう 」と2段に別れており、上に「ズバリ!」、その下に「当てましょう 」と書かれたもの。
  • 書体が明朝体

1981年1月 - 1982年3月27日 : 丸囲みの中に「ズバリ!当てましょう」が入っていた。

  • 書体が特殊体

出演者

司会

  • 泉大助(1961.8 - 1972.2、1975.10 - 1979.12)
  • 鈴木ヒロミツ(1979.3.17[3] - 9、チームキャプテン・進行役)
  • 辺見マリ(1979.3.17[3] - 1980.9、1979.12まではチームキャプテン・進行役)
  • 出門英(1979.10 - 1980.9、1979.12まではチームキャプテン・進行役)
  • 石坂浩二(1980.10 - 1982.3、ちなみに同番組が一旦終了した後に放送されたクイズ番組『クイズの王様』(1972.2 - 1974.3)も石坂が司会を担当した。また、第2期開始前に放送された『動物家族』のナレーションも担当していた)
  • あかはゆき(1975.10 - 1979.3)
  • 酒井ゆきえ(1979.3.17[3] - 1979.12・1980.10 - 1982.3、辺見・出門時代は出題・進行補佐係として出演)

アシスタント・ホステス

1951年生。東京都出身。本番組のアシスタント以降はCMタレントを経て、1973年の映画『股旅』や、1974年のテレビドラマ『君待てども』に出演した[7]
  • 矢代久美子(1970年7月から[6]
1950年4月生。神奈川県横浜市出身。高校卒業後、知人の紹介で生命保険のCMに出演。その後、多数のCMに出演。1970年のテレビドラマ『女が階段を上る時』で、主演である小川真由美の妹を演じた[8]

レギュラー回答者

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放送局

要約
視点

放送開始当初はフジテレビ系列局を中心に、系列が無かった地方ではその地方で最初に開局した局(親局がVHF波で放送されている局が殆ど)で放送された。後に、地方でフジテレビ系列局が続々と開局していったが、新規に開局した局がUHF局であり、当時はUHF受信対応テレビがほとんど普及しておらず、多くの視聴者に番組を見てもらいたい(=物理的な視聴者の減少を懸念した)スポンサーの松下電器の強い意向もあり、ネットの移行はスムーズには行われず、系列局がある地域でも最後まで放送された地域もあった。フジテレビ系列以外のネット局の多くが、日曜日の12:15 - 12:45の枠で放送していた。

系列は現在の系列。○は現在他系列局だが、放送当時フジテレビ系列局や他系列とのクロスネットだった局。

さらに見る 放送対象地域, 放送局 ...
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備考

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脚注

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