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富山県警察
富山県が設置した警察組織 ウィキペディアから
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富山県警察(とやまけんけいさつ)は、富山県の都道府県警察である。略称は富山県警。
沿革
- 1948年(昭和23年) - 旧警察法施行に伴い、富山県警察部が廃止され、国家地方警察富山県本部と、富山市警察などの自治体警察に分割される。
- 1954年(昭和29年)7月1日 - 新警察法施行に伴い、富山県警察に再編成される。当初は県庁内の旧国家地方警察富山県本部の庁舎を充てていた[1]。
- 1961年(昭和36年)12月1日 - 富山県庁敷地内に庁舎新築(地上4階建)[4]。別館の鑑識課と警察学校同居の教養課も同地に移転した[5]。
- 1962年(昭和37年)8月1日 - 石動警察署を小矢部警察署に改称[6]。
- 1965年(昭和40年)3月5日 - 山岳警備隊発足[7]。
- 1968年(昭和43年)4月1日 - 岩瀬警察署を富山北警察署に改称[8]。
- 1971年(昭和46年)5月10日 - 交通情報センターを新設[9]。
- 1973年(昭和48年)
- 1994年(平成6年)5月20日 - 富山県議会議事堂南側に現庁舎竣工(地上11階地下2階建)[12]。
- 2024年(令和6年)
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本部組織
-
- 総務課
- 秘書係、渉外係
- 公安委員会補佐室 - 公安委員会係
- 広報室 - 広報係
- 被疑者取調べ監督室 - 被疑者取調べ監督係
- 警察相談課
- 広聴係、犯罪被害者支援係、情報公開係、文書管理係
- 会計課
- 予算係、調度係
- 監査室 - 監査係、国費出納係、県費出納係
- 施設整備室 - 管財係、庁舎建設係、営繕係
- 情報管理課
- 電算運用開発係、照会センター係
- 情報セキュリティ室 - 企画係、情報セキュリティ係
- 警務課
- 庶務係、装備係
- 企画調整室 - 企画調整第一係、企画調整第二係、デジタル推進係
- 施設企画室 - 施設企画係
- 人事管理室 - 人事係、採用係、給与係
- 教養課
- 機関誌係、術科教養係
- 人材育成室 - 人材育成係
- 厚生課
- 共済係、福利厚生係
- 健康管理室 - 健康管理係、保健指導係、支援係
- 監察官室
- 表彰係、監察第一係、監察第二係、監察第三係
- 留置管理課
- 企画・指導係、管理・護送係、看守第一係、看守第二係
- 総務課
- 治安対策プロジェクトチーム
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データ


警察署
要約
視点
警察署数は14。警察車両ナンバー地名はすべて「富山」となる。
富山中央警察署のみ署長が警視正。そのほかの警察署の署長は警視。かつては高岡警察署の署長も警視正であった。
2021年(令和3年)2月に有識者会議である「県警の機能強化を考える懇話会」が庁舎が老朽化している小規模警察署の統合を提言し、将来的に県東部では富山市以外の5署を2署に、県西部では射水市以外の5署を2署に統合する計画である[13]。
この統合に先立って統合が計画されている警察署では署長、副署長、次長を除く警察官が各署を兼務する体制(ブロック運用)が導入されており、2024年2月15日に砺波エリア(砺波警察署、南砺警察署、小矢部警察署)で警察官が各署を兼務するブロック運用を導入した[13]。事件や事故の迅速な解決や夜間や休日の当直体制が改善がみられたことから、同年7月1日から高岡エリア(高岡警察署、氷見警察署)、新川西エリア(滑川警察署、上市警察署)、新川東エリア(入善警察署、黒部警察署、魚津警察署)でもブロック運用を導入し、署長、副署長、次長を除く警察官が各署を兼務する体制に移行する(富山市内の3警察署と射水警察署ではブロック運用は導入しない)[13]。
- 廃止された警察署(現在の組織名)
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主な事件
- 富山・長野連続女性誘拐殺人事件(1980年):警察庁広域重要指定111号事件。被疑者として逮捕された男女2人のうち、女1人の死刑が確定した(女性死刑囚)一方、男性の無罪が確定した冤罪事件でもある。
- 高岡暴力団組長夫婦射殺事件(2000年):主犯格2人の死刑が確定(いずれも刑を執行されず獄死)。また被害者(暴力団組長)夫婦の殺害を依頼したとして、副組長も逮捕・起訴されたが、副組長は無罪が確定。
- 氷見事件(2002年):無実の男性が婦女暴行事件の犯人として逮捕・起訴され、懲役3年の刑に処された後に、同種の余罪を有する真犯人の存在が判明した冤罪事件。
- 警察官に関係する事件
- 富山駅前派出所襲撃事件 (1946年)
- 2018年(平成30年)6月26日、富山中央警察署奥田交番(富山市久方町)で男性警部補を刺し拳銃を強奪、交番近くの富山市立奥田小学校の警備員を強奪した拳銃で射殺した[15][16]。犯人は金沢駐屯地に所属していた陸上自衛隊の元隊員で[17]、小学校敷地内で拳銃で撃たれ現行犯逮捕された[17]。事件後、交番は同年7月1日に業務を再開し警察官を事件前の2倍に増員[18]。また、交番は老朽化が進んでいた[19]ほかに事件を受けて地元の要望から建て替えされることになった[20]。
→詳細は「富山市奥田交番襲撃事件」を参照
- 2019年(平成31年)1月24日、富山西警察署池多駐在所(富山市池多)で男性巡査部長が男にハンマーで殴られたあと刃物で顔などを切りつけられる事件が発生[21]。男はその場で巡査部長に取り押さえられ殺人未遂の現行犯で逮捕された[21][22]。男は富山大学の学生[21](当時)で、前年に発生した奥田交番の事件を参考にし[23]拳銃を強奪して自殺しようと思い犯行に及んだとみられる[24]。
→詳細は「富山市池多駐在所襲撃事件」を参照
未解決事件
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マスコットキャラクター
山岳警備隊
不祥事
- 2016年12月 - 県警は12月14日、男性警視と男性警部が女性職員の体を触るなどのセクハラ行為をしたとして、男性警視(勤務時間外に1回女性職員の体を触る)を減給100分の10(3ヵ月)、男性警部(勤務時間内も含め複数回、女性職員の体を触ったほか、性的な言動も行った)を停職6ヵ月の懲戒処分としたと発表した[26]。
- 2018年6月 - 射水警察署地域課の男性巡査(22歳)が、2018年2月24日から4月10にかけ、勤務先の交番や警察学校で警察官4人の財布から現金計7万円を盗んでいた。県警によると男性巡査は他に12人の同僚の財布から計19万3千円を盗んだことを認め、「パチスロの資金など遊興費が欲しかった」と供述している。6月25日、県警は男性巡査を窃盗容疑で書類送検し、停職6ヵ月の懲戒処分とした。同日付で男性巡査は依願退職[27]。
- 2020年7月 - 2019年9月から2020年3月にかけて、県警の巡査から警部補までの警察官9人が富山市内の麻雀店で「賭けマージャン」を複数回していたことが2020年5月に判明。県警は同年7月、該当警察官に口頭厳重注意とした[28][29]。
- 2020年8月12日 - 通信指令課の男性巡査(25歳)が、12日午前2時頃、高岡市能町の県道で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転。パトロール中の警察官が、信号無視する男性巡査の車を発見し、停車を呼びかけたが逃走。車は1.4キロ先で水田に脱輪し、男性巡査の呼気から基準値を超えるアルコール分が検出された。県警は同日、男性巡査を道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した[30]。
- 2020年9月10日(発表日) - 県警所属の巡査が、2020年4月、勤務時間外にネット上に第三者が撮った18歳未満の児童が映ったわいせつな動画とパスワードを公開し、不特定多数が閲覧できるようにした。9月3日、愛知県警察が巡査を児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反(公然陳列)容疑で書類送検した[31]。
- 2021年8月20日 - 氷見警察署の副署長が、2021年5月下旬から7月上旬までの間、好意を抱いた知人女性に複数の商業施設内で付きまとい行為をし、SNSアカウントの交換を持ち掛けたり、近づいて話し掛けたりするなどした。女性の相談を受けた県警はストーカー行為等の規制等に関する法律違反の疑いで副署長を書類送検し、減給100分の10(3カ月)の懲戒処分とした。副署長は同日付で依願退職した。このほか、2016年~2021年5月に業務目的外で警察のシステムを使い、知人の男女9人の個人情報を照会していたことや、別の女性との不適切交際も確認された[32]。
- 2024年5月 - 交通部交通指導課の警部補が、2023年4月19日ごろから2024年2月23日ごろ、廃棄予定の備品が置かれている県警本部敷地内の倉庫に侵入し、拳銃入れ1点と手錠2点を窃盗した。盗まれた拳銃入れ1点と手錠1点は、それぞれ10万円と9万円でフリマアプリで販売されていた。県警はこれらを回収し、残る手錠1点も関係先から押収した。 5月25日、県警は警部補を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕した[33]。
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脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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