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怪物くん (カラーアニメ)
藤子不二雄(安孫子単独作)の漫画を原作としたテレビアニメ、朝日系列で放送 (1980 - 1982) ウィキペディアから
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本項では、藤子不二雄名義[注釈 1]で発表された漫画『怪物くん』(安孫子素雄の単独執筆作)を原作としたテレビアニメ作品の第2作にあたるカラー版『怪物くん』(かいぶつくん)及びその劇場版を扱う。第1作のモノクロ版アニメ及びその劇場版については、『怪物くん (モノクロアニメ)』を参照。
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概要
テレビ朝日系にて、1980年9月2日 - 1982年9月28日に火曜日19:00 - 19:30の時間帯で放送。94回放送、全188話(15分2話)。『ドラえもん』に続くシンエイ動画の藤子アニメ第2弾にして、『ドラえもん』の様な「帯番組からの開始」ではなく、初めて最初から週一回・30分枠での放送。淀川長治による解説がない以外は、原作やモノクロ版をほぼ踏襲している。放送中盤より、キャラクターデザインに若干の変更が加えられた。
モノクロ版で怪物くんを演じた白石冬美は、このリメイク版でも再び彼を演じたいと作者にまで懇願したが、放送局や製作会社、スポンサーが異なるなどの理由から、結局は野沢雅子に決まった。また、フランケン役の相模太郎が1981年に急逝したため、途中から(第28回以降)兼本新吾に交代した[注釈 4]。キャストの中では増山江威子だけが、モノクロ版から一貫して怪子ちゃんを演じ続けている。
放送30周年を記念して2010年9月24日に上巻、11月26日に下巻のDVD-BOXが発売。全話のソフト化は初めてでもある。
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ストーリー
ワガママで世間知らずな怪物ランド(怪物界)の王子、怪物太郎(怪物くん)。将来を心配した父の怪物大王は、修業させようと、ドラキュラ、オオカミ男、フランケンをお供につけ、人間界へと送り出した。そこで住居とした怪物屋敷の隣に住む少年ヒロシと仲良くなった怪物くんは、人間界で暮らす怪物たちの面倒を見たり、全世界の征服を企む悪魔たちの秘密組織、デモーニッシュと戦いながら、修業を積む。
キャラクター・声の出演
→キャラクターの詳細およびその他のキャストについては「怪物くんの登場キャラクター」を参照
レギュラー
その他の主なキャスト
- 市川 歌子 - 川島千代子
- アコちゃん(第3話Bから登場)- 潘恵子
- 番野 - 山下啓介→鈴木清信
- キザオ - はせさん治
- ヒロシの担任(第2話Bから登場)- 津村隆
- 怪子ちゃん(第26話Aから登場)- 増山江威子
- ドクター・ノオ(第7話Bから登場)- 野本礼三
- 怪物大王(第48話Aから登場)- 金井大
- ノンビラス(第12話Aから登場)- 相模太郎→緒方賢一
- セミラ(第2話Bから登場)、ガメロ(第4話Bから登場)- 緒方賢一
- アマゾンの半魚人(第9話Bから登場)- 千葉繁
- 透明人間(第20話Aから登場)- 田中崇
- クローばあや(第26話Aから登場)- 堀絢子
- ベラボー怪星人ベム(第24話Bから登場)- 大竹宏→八代駿
- マタクル三(第5話Aから登場)- 北川智絵
- ハニワくん(第30話Bから登場)- 菅谷政子
- ゴリラキング(第6話Bから登場)- 水鳥鉄夫
- ガブロ(第6話Bから登場)- 宮村義人
- ドラキュラjr(第SP1から登場)- 龍田直樹、二又一成
- オオカミ男jr(第SP1から登場)- 丸山裕子
- フランケンjr(第SP1から登場)- 青木和代
- 雪こぞう(第13話Bから登場)- 千々松幸子
- グリムばあさん(第6話Aから登場)- 峰あつ子
- プリンス・デモキン(第75話Aから登場)- 山田栄子
スタッフ
主題歌
- オープニングテーマ
- 「ユカイツーカイ怪物くん」
- 作詞 - 藤子不二雄 / 作曲 - 小林亜星 / 編曲 - 筒井広志 / 歌 - 野沢雅子
- アニメ版のオープニングでは、主題歌が流れる前に、肝付「さぁ、始まるザマスよ」・神山「行くでガンス」・相模「フンガー」・三人の笑い声 → 野沢の「うるさーい!」の掛け声が入る。
- なお、このセリフは、後にアニメ「らき☆すた」などでもパロディとして使われている。
- エンディングテーマ
- 「おれたちゃ怪物三人組よ」(第1回 - 第36回、第41回 - 第94回)
- 作詞 - 藤子不二雄 / 作曲 - 小林亜星 / 編曲 - 筒井広志 / 歌 - 肝付兼太、神山卓三、相模太郎
- 「新・怪物くん音頭」(第37回 - 第40回)
- 作詞 - 藤子不二雄 / 作曲 - 小林亜星 / 編曲 - 筒井広志 / 歌 - 野沢雅子、こおろぎ'73、肝付兼太、神山卓三、相模太郎
前述の通り、相模は放送途中の1981年に急逝しているが、主題歌は最終回まで相模の声が収録されたものを使用している。
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各話リスト
要約
視点
サブタイトルは、野沢雅子が読み上げる。
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放送局
要約
視点
放送系列は放送当時、放送日時は個別に出典が掲示してあるものを除き、1982年8月中旬 - 9月上旬時点のものとする[1]。
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ネット配信
劇場版
要約
視点
2作の劇場版が制作され、いずれも劇場版『ドラえもん』と併映された。
怪物くん 怪物ランドへの招待
1981年3月14日公開。カラーでは初となる劇場版。『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』併映作。
- あらすじ
- 怪物大王から呼び出された怪物くん。それを知ったヒロシは、春休みを利用して怪物ランドへ行きたいとせがむ。しかし、怪物ランドには人間を入れてはならないという掟があった。エイリアンのマスクを被って逃れようとするヒロシだが大王に見破られ、ついに石にされてしまう。怪物くんは命の花の蜜が石化した人間を元に戻せると知り、花を求めて、好戦的な戦怪族の住む山奥への危険な旅に出た。
- 漫画
- 1980年から1981年にかけて『月刊コロコロコミック』に映画原作漫画が3回にわたって連載され、1981年にカラーコミックスのレーベルで1冊にまとめられて発売された。いずれも1960年代に発表した漫画の再録で、詳細は下表の通り。映画用の物語は、実際には下表の#1と#2(★印)を組み合わせアレンジすることで作られた。
- 頁数 - 扉を除いた頁数
- 電子書籍 - 藤子不二雄Ⓐデジタルセレクション『怪物くん』での収録巻
怪物くん デーモンの剣
1982年3月13日公開された、カラー2作目となる劇場版。『ドラえもん のび太の大魔境』、『忍者ハットリくん ニンニン忍法絵日記の巻』との併映作。
ヒロシは事情を知らされなかったこともあり、怪物くんの冒険には付いていかず、歌子はヒロシと共に登場するも台詞はなく、アコとキザオと番野はエンディング映像のみ登場。
- あらすじ
- 悪魔ランドの悪魔王デーモンが宿敵である怪物大王の像に剣を刺し呪いをかけた。もがき苦しむ父を見た怪物くんはお供を連れて、悪魔ランドのデーモン城へ乗り込む。悪魔王子デモキンは好奇心と父デーモンへの反抗心から、怪物くん一行を城の中央まで誘致し始めた。
- 漫画
- 1981年から1982年にかけて『月刊コロコロコミック』に映画原作漫画が3回にわたって連載され、1982年にカラーコミックスのレーベルで1冊にまとめられて発売された(『忍者ハットリくん ニンニン忍法絵日記の巻』も収録)。いずれも1960年代に発表した漫画の再録だが、加筆修正が行われた頁もある(後述)。詳細は下表の通り。映画用の物語は、実際には下表の#2と#3(★印)をもとにアレンジすることで作られた。
- 頁数 - 扉を除いた頁数
- 電子書籍 - 藤子不二雄Ⓐデジタルセレクション『怪物くん』での収録巻
劇場版キャスト
劇場版スタッフ
- 原作:藤子不二雄(第1作では脚本も担当)
- 脚本:松岡清治
- 設定・レイアウト:芝山努
- 作画監督:本多敏行
- 美術監督:工藤剛一(第1作)、川井憲(第2作)
- 撮影監督:小山信夫(第1作)、金子仁、角原幸枝(第2作)
- 録音監督:浦上靖夫
- 演出助手:安藤敏彦、塚田庄英、森脇真琴(第2作)
- 色指定:野中幸子
- 編集:森田清次、井上和夫(第1作)、坂本雅紀(第2作)
- 効果:松田昭彦
- 整音:中戸川次男
- 原画:木上益治、大塚正実、高倉佳彦、一川孝久、尾鷲英俊、葛岡博 他
- 動画:大貫健一、佐藤真人、洞沢由美子、林静香 他
- 音楽:筒井広志
- プロデューサー:別紙壮一、真田芳房、菅野哲夫
- 監督:福富博
- 制作協力:藤子スタジオ
- 制作:テレビ朝日、シンエイ動画、小学館
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脚注
関連項目
外部リンク
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