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浮世絵 女ねずみ小僧
テレビ時代劇シリーズ ウィキペディアから
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『浮世絵 女ねずみ小僧』(うきよえ おんなねずみこぞう)は、1971年(昭和46年)・1972年(昭和47年)・1974年(昭和49年)にフジテレビ系列で毎週土曜夜10時30分からの1時間枠に放映された小川真由美主演のテレビ時代劇シリーズ。計49話。
また1977年(昭和52年)には同じフジテレビ系列で小川真由美以外の出演者と設定を一新した実質的シリーズ第4弾『ご存知 女ねずみ小僧』全31話が放映された。
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概要
時は元禄時代。昼は常盤津の師匠で、夜は義賊・女ねずみ小僧として活躍するお京(小川真由美)が、男ねずみ・留吉(田中邦衛)とコンビを組み、手下の「小ねずみ」軍団を率いて悪に立ち向かう。このほか、ねずみ小僧を追う同心・青木兵庫(第1シリーズは近藤洋介、第2シリーズから橋本功)、岡っ引・新八(高津住男)らがレギュラー出演した。
本シリーズは、テレビ局が制作費を調達して下請けの制作会社に支給(スポンサーからの広告料だけでは足りない場合はテレビ局が負担)する従来式の「自主制作作品」とは異なり、放送枠を買いとった広告代理店が制作費を調達して制作会社に支給する「持ち込み制作作品」[1]で、制作はC.A.Lに一任されていた。
企画は日本テレビの時代劇『剣』(1967〜1968年)などを手掛けた電通の宮本進。宮本は当時上演されていた舞台劇『ご存知鼠小僧・三の替り極付発狂版』で「鼠の五番」を演じた小川の「早速自分より発します。おひかえなすっておくんなさい」という口上の響きが気に入り、小川の女ねずみ小僧に『剣』の第34話「瓦版ねずみ小僧」で田中邦衛が演じた男ねずみ小僧を組ませることを着想した。電通の企画説明会では、泥棒とヤクザはクライアントのイメージを悪くするので企画のタブーだと幹部から吊るし上げを食らったが、宮本は「泥棒といっても勧善懲悪にします」と大見得を切り、次回作に内定していた『木枯し紋次郎』を引き合いに出して、なぜ渡世人の紋次郎は良くて義賊のねずみ小僧はいけないのかと反論。激論の末に宮本が幹部の目の前で企画書を破り棄てて退室すると、「あいつが、あそこまで言うんなら」と幹部の意見は一変、結局企画にゴーサインが出ることになった[2]。
最終シリーズとなる第3シリーズは、それまでのC.A.Lに代わり三船プロダクションが制作を担当。C.A.Lおよび宮本は、企画・制作協力として携わった。
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放送期間
- 第1シリーズ:1971年10月2日 - 12月25日(全13話)
- 第2シリーズ:1972年6月3日 - 11月11日(全23話)
- 第3シリーズ:1974年1月5日 - 3月30日(全13話)
キャスト
主題歌
- 『急げ風のように』
- 作詞:中村しのぶ
- 作曲:橋場清
- 編曲:葵まさひこ
- 歌唱:平田隆夫とセルスターズ
- 第2、第3シリーズで使用。1977年の実質的第4弾『ご存知 女ねずみ小僧』では、この曲の歌詞を全面的に書き換えた改作版『真夜中の子守唄』をヒデとロザンナが歌った。
放映作一覧(サブタイトルリスト)
第1シリーズ(1971年)
第2シリーズ(1972年)
第3シリーズ(1974年)
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スタッフ
第1シリーズ
- 制作:宮本進(電通)・高村洋三
- 脚本:津田幸夫・早坂暁・大津皓・窪田篤人・西沢裕子・浅井昭三郎・国弘威雄・馬場当・岩下俶子
- 監督:中川信夫・石川義寛・吉村公三郎・岡本愛彦・馬越安彦・工藤栄一
- 撮影:伊佐山巌・山下卓夫
- 照明:飯沼水彦・市川幸雄
- 音楽:田中正史
- 録音:安田進・関勇次郎
- 編集:西村豊治・岡田三知夫
- 美術:安部衛・仁志亥一郎
- 助監督:田中進・横井洋・坂下正尚
- 効果:朝倉猛・熊川哲(東洋音響)
- 色彩計測:早川勝春・坪沼静翁
- 選曲:鈴木清司
- 制作担当:青木勝彦・菜穂進
- 殺陣:高倉英二
- 所作指導:荒井岩衛
- 記録:鶴岡資子
- 協力:高津映画装飾・第一衣裳・山田かつら店・アオイ・スタジオ・東洋現像所
- 制作協力:日活芸能株式会社
- 制作:フジテレビ・C.A.L
- ノンクレジット
- プロデューサー:金子満(フジテレビ)
- 広告代理店:電通
第2シリーズ
- 制作:浅野英雄(C.A.L)・宮本進(電通)
- 脚本:菊島隆三・橋本絲・池田一朗・大津皓一・小国英雄・宮川一郎・西川清之・植木昌一郎・石川孝人・佐藤悠・橋本忍・佐賀邦夫・戸田裕恵・浅井昭三郎・村井佳子
- 監督:松尾昭典・石川義寛・高橋勝・井上昭・菊地奛・古川卓己・村野鐵太郎・小野田嘉幹・富永卓二
- 音楽:橋場清
- 選曲:鈴木清司
- 撮影:板橋重夫
- 照明:八木淳之
- 美術:鳥居塚誠一
- 制作助手:高村洋三
- 制作主任:南條記良
- 助監督:高橋勝・湯川鉄雄・菊地奛
- 録音:堀内戦治・星一郎
- 効果:協立音響
- 編集:岡芳材・安達律
- 色彩計測:鈴木文夫
- 装置:西村伸明
- 記録:関根ヨシ子・石山伸子・溝木久子・近藤和子
- 殺陣:林邦史朗・若駒
- 協力:美建興業・高津映画装飾・京都衣裳・CTC・川口かつら店・アオイスタジオ・東洋現像所
- 制作:フジテレビ・C.A.L
- ノンクレジット
- プロデューサー:金子満(フジテレビ)
- 広告代理店:電通
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出典
関連項目
外部リンク
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