竹田市
大分県の市 ウィキペディアから
大分県の市 ウィキペディアから
たけたし 竹田市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 大分県 | ||||
市町村コード | 44208-9 | ||||
法人番号 | 9000020442089 | ||||
面積 |
477.53km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
18,447人 [編集] (推計人口、2024年8月1日) | ||||
人口密度 | 38.6人/km2 | ||||
隣接自治体 |
大分市、豊後大野市、由布市、玖珠郡九重町 熊本県:阿蘇市、阿蘇郡南小国町、高森町、産山村 宮崎県:西臼杵郡高千穂町 | ||||
市の木 | もみじ | ||||
市の花 | みやまきりしま | ||||
市の鳥 | うぐいす | ||||
竹田市役所 | |||||
市長 | 土居昌弘 | ||||
所在地 |
〒878-8555 大分県竹田市大字会々1650番地 北緯32度58分25秒 東経131度23分52秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
大分県の南西部に位置し、中心市街地は大分市から南西約55km、熊本県熊本市から東北東約73 kmの場所に位置する。周辺はくじゅう連山・阿蘇山・祖母山・傾山などの1,000 m級の山岳に囲まれ、竹田湧水群や久住高原を持つ自然豊かな市である。東に隣接する豊後大野市と共に豊肥地区(奥豊後)と呼ばれ、沿岸部の南部地方と区別される場合がある。ただし、気象庁の予報区分(一次細分区域)では、竹田市は大分県西部とされている[2]。
西は熊本県、南は祖母山・傾山を挟んで宮崎県の2県と隣接している。ただし、竹田市と宮崎県の間には、自動車の通れない歩行者用道路も含め、直接連絡する道路は一切ない。当市から宮崎県へは、南西に隣接する熊本県阿蘇郡高森町を経由する大規模主要地方道の主要地方道竹田五ヶ瀬線が、単一路線で結んでいる唯一の道路で、他に、南東に隣接する豊後大野市緒方町を通る主要地方道緒方高千穂線などを経由するルートがある。
気候は市内全域が太平洋側気候に属している。ただし、旧竹田市は典型的な内陸性気候であり、夏は日中は暑いが朝晩は涼しい[要出典]。冬は九州の市部としては日田市と並んで寒い。一方、周辺部は冬季が寒冷で夏季は比較的冷涼な山地型気候の避暑地であり、竹田市街地と、それ以外の山間地域とは特に夏期の気温の面で気候に違いがあるといえる[3]。 年間平均気温は14.7℃[4]。
真夏日(日最高気温30℃以上の日)の平年値は52.6日、猛暑日(最高気温が35℃以上の日)は3.0日である[4]。熱帯夜(日最低気温25℃以上の日)の平年値は1.0日とかなり少なく[4]、朝晩は冷涼で過ごしやすい。
冬は九州の市部としては寒い地域の一つである。1月の平均気温は3.9℃[4]。祖母山・阿蘇山・くじゅう連山の3つの山岳に囲まれた内陸にあるため、冬日(日最低気温0℃以下の日)の平年値は64.6日と寒い日が続く[4]。真冬日(日最高気温0℃未満の日)の平年値は0.2日である[4]。竹田市街地においては冬型の気圧配置では降雪は少ないが、2月から3月にかけて発生する南岸低気圧で大雪になりやすい。2014年(平成26年)2月13日-16日には昭和43年以来46年ぶりの大雪となり、農業被害は3億円を超えた[5]。
平均年間降水量が1,885.3 mm[6]と多雨で特に梅雨期に集中するため、過去には1990年(平成2年)の平成2年梅雨前線豪雨、1990年(平成2年)の2012年(平成24年)の平成24年7月九州北部豪雨等の水害も発生している。2012年(平成24年)7月中旬の九州北部豪雨では、玉来川下流で氾濫し市が広範囲にわたって浸水。住宅11棟が全壊し、半壊87棟、床上浸水87棟、床下浸水88棟となり[7]、橋の流失もみられた。この豪雨の影響で、豊後竹田駅-緒方駅は約1ヶ月間、豊後竹田駅-宮地駅間は翌2013年(平成25年)8月3日まで不通となった。
竹田(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 20.8 (69.4) |
25.0 (77) |
28.0 (82.4) |
29.8 (85.6) |
35.0 (95) |
34.7 (94.5) |
36.7 (98.1) |
38.1 (100.6) |
35.2 (95.4) |
31.7 (89.1) |
27.3 (81.1) |
23.5 (74.3) |
38.1 (100.6) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.0 (48.2) |
10.6 (51.1) |
14.4 (57.9) |
19.9 (67.8) |
24.3 (75.7) |
26.1 (79) |
30.4 (86.7) |
31.1 (88) |
27.2 (81) |
22.1 (71.8) |
16.8 (62.2) |
11.3 (52.3) |
20.3 (68.5) |
日平均気温 °C (°F) | 3.9 (39) |
5.0 (41) |
8.4 (47.1) |
13.6 (56.5) |
18.2 (64.8) |
21.3 (70.3) |
25.4 (77.7) |
25.7 (78.3) |
22.0 (71.6) |
16.5 (61.7) |
11.0 (51.8) |
5.8 (42.4) |
14.7 (58.5) |
平均最低気温 °C (°F) | −0.9 (30.4) |
−0.3 (31.5) |
2.7 (36.9) |
7.5 (45.5) |
12.6 (54.7) |
17.4 (63.3) |
21.7 (71.1) |
21.7 (71.1) |
17.9 (64.2) |
11.5 (52.7) |
5.6 (42.1) |
0.7 (33.3) |
9.9 (49.8) |
最低気温記録 °C (°F) | −8.4 (16.9) |
−8.6 (16.5) |
−7.2 (19) |
−3.2 (26.2) |
1.2 (34.2) |
7.7 (45.9) |
12.1 (53.8) |
13.8 (56.8) |
5.5 (41.9) |
0.2 (32.4) |
−3.4 (25.9) |
−8.2 (17.2) |
−8.6 (16.5) |
降水量 mm (inch) | 48.1 (1.894) |
67.4 (2.654) |
103.6 (4.079) |
117.7 (4.634) |
147.8 (5.819) |
364.9 (14.366) |
309.7 (12.193) |
221.0 (8.701) |
268.6 (10.575) |
124.1 (4.886) |
67.6 (2.661) |
45.0 (1.772) |
1,885.3 (74.224) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 5.8 | 7.9 | 10.1 | 10.0 | 9.8 | 15.0 | 13.1 | 11.8 | 10.9 | 7.4 | 6.9 | 5.8 | 114.4 |
平均月間日照時間 | 159.9 | 151.3 | 170.3 | 188.1 | 194.9 | 131.7 | 174.2 | 193.5 | 144.8 | 165.6 | 153.8 | 160.6 | 1,988.6 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1977年-現在)[10][8] |
竹田市では市内の各小学校の周辺地区を12箇所にそれぞれ分けている。以下、各地区の大字とともに記述する。
(たけた 竹田・豊岡小学校 竹田市の中心市街地で、玉来地区へと市街地が連坦している)
(めいじ 明治小学校)(明治小学校は平成21年3月に竹田小学校へ対等合併された)
(おかもと 岡本小学校)(岡本小学校は平成25年3月に竹田小学校へと対等合併された)
(きばる 城原小学校)
(みやぎだい 宮城台小学校)(宮城台小学校は令和2年3月に竹田小学校へと対等合併された)
(なんせい 南部・菅生小学校で玉来、松本、菅生が含まれる。市内または大分県内のみならず九州地方山間部では最も人口または児童生徒数が多い地区)
(そほう 祖母山麓地域の総称で祖峰小学校で嫗岳、宮砥、入田が含まれ、過疎地域で険しい山間部である)
(おぎ 荻小学校 熊本県と隣接する西側を除き、南生地域に囲まれている)
合併前は10の大字があったが、合併により新たな大字が発足し22に増加した。
(くじゅう 久住小学校、白丹小学校)
(みやこの 都野小学校)
(なおいり 長湯小学校)
(しもたけだ)
衆議院小選挙区選挙では大分2区に属する。直近の第49回衆議院議員総選挙(2021年10月)での選出議員は以下のとおり。
本市でひとつの選挙区をなす。定数は1人。直近の2023年大分県議会議員選挙での選出議員は以下のとおり[11][12]。
竹田市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 竹田市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 竹田市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
竹田市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
合併前の旧・竹田市の人口は2000年(平成12年)10月1日時点で17,489人であり、市としては、大分県で最少、九州地方では福岡県山田市(現・嘉麻市)に次いで少なく、全国でも8番目に少なかった[15]。
市内は市内中心部を除き、大半が鉄道空白地帯の為自家用車やバス・タクシーでの移動が主流である。 市の中心街の周囲は山に囲まれた盆地にあり、どこに出るにもトンネルを抜けなければならないほど多くのトンネルがあることから、「レンコンの町」の異名がある[1]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.