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リゾートビューふるさと
東日本旅客鉄道が運行している観光列車 ウィキペディアから
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リゾートビューふるさとは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が運行する「のってたのしい列車」用の鉄道車両(気動車)である[1]。
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概要
2009年2月3日に、大糸線を主とした信州エリアへの新型リゾートトレインの導入を発表し[2]、2010年4月23日には、導入予定の新型リゾートトレインの愛称を「リゾートビューふるさと」に決定したことを発表した[3]。同年10月2日に、信州デスティネーションキャンペーンに合わせて運行を開始した[4]。
キャッチコピーは「ゆとりとおもてなしのリゾートトレイン」。列車名の「リゾートビューふるさと」は、列車が運行する沿線の山々、川や湖、空、里山など、日本の「ふるさと」を思い起こさせる美しい風景と、多くの人々の出会いがつながる旅を創り出せる列車をイメージして名づけられた。
運行概況
要約
視点
主に土休日や多客期を中心に1往復の運行が設定されている。
日本三大車窓として知られる篠ノ井線稲荷山駅 - 姨捨駅間や大糸線の一部区間では徐行運転を行う。往路の稲尾駅および海ノ口駅では運転停車もし、車内から木崎湖を眺めることができる。また往路では穂高駅に30分程度停車し、停車時間中に穂高神社を参拝することが可能で、参拝希望者のために列車の到着にあわせて同神社の巫女が出迎え、案内を行う。
往路では、土・休日を中心に「車内でのおもてなしイベント」として、地元自治体関係者や有志などが、地元に伝わる民話の語りや郷土芸能を披露するイベントがあり、この模様は車内モニターでも流される[5]。このほかにも、車内や停車駅で季節に応じた各種イベントが開催されている。
同列車には、「リゾートアテンダント」と呼ばれる客室乗務員が乗務し、観光案内や車内販売等を行っている。車内販売には原則として駅弁の積み込みを行わないため、駅弁購入希望者は往路復路ともに松本駅到着前までにリゾートアテンダントに予約注文する必要がある。
ナイトビュー姨捨は、2015年7月27日に、「日本夜景遺産(施設型夜景遺産)」に認定された[6][7][8]。鉄道での認定は静岡県の岳南電車に続き2例目となっている。
リゾートビューふるさと
停車駅
長野駅 - 篠ノ井駅 - 姨捨駅 - 松本駅 - 穂高駅 - 信濃松川駅[9] - 信濃大町駅 - 白馬駅 - 南小谷駅
ナイトビュー姨捨
停車駅
長野駅 - 篠ノ井駅 - 姨捨駅
特別企画での運用
- スノーエクスプレス十日町号(長野駅 - 十日町駅)
- 2011年(平成23年)2月18日 - 20日、2012年2月17日 - 19日、2013年2月16日 - 17日、2014年2月15日 - 16日、2015年2月21日 - 22日、2017年2月18日及び19日運行[12][13][14][15][16][17]。「十日町雪まつり」開催に合わせて設定。
- リゾートビュー越後妻有(新潟駅 - 十日町駅)
- 2011年(平成23年)5月13日 - 15日、6月17日 - 19日、7月16日 - 18日、8月19日 - 21日、9月17日 - 19日、10月14日 - 16日、11月18日 - 20日、2012年5月18日 - 20日及び6月15日 - 17日運行[18][19][20]。十日町駅以北の飯山線、上越線及び信越本線へは2011年5月13日の運行で初入線。
- リゾートビュー妻有紅葉号(新潟駅 - 十日町駅)
- リゾートビュー収穫祭号(新潟駅 - 六日町駅 - 十日町駅〘北越急行〙)
- リゾートビュー信州(茅野駅 - 長野駅)
- 安曇野イルミネーション(茅野駅 - 豊科駅)
- リゾートビュー諏訪湖(長野駅 - 茅野駅)
- 2013年(平成25年)12月15日、2014年1月18日 - 19日、2015年1月17日 - 18日、2016年1月16日 - 17日、2017年1月14日及び15日運行[30][31][32][33]。
- リゾートビュー八ヶ岳(松本駅 - 中込駅)
- 2014年(平成26年)10月18日 - 19日、2015年5月16日 - 17日、6月20日 - 21日、7月18日、10月17日 - 18日、2016年5月21日 - 22日、7月2日、11月5日 - 6日、2017年5月20日 - 21日、6月17日及び6月18日運行[34][35][36][37][38][39][40]。上田駅以南のしなの鉄道線及び小海線へは2014年10月18日の運行で初入線。
- 十日町そば祭り号(長野駅 - 十日町駅)
- 2014年(平成26年)11月1日 - 2日、2015年10月31日 - 11月1日、2016年10月22日 - 23日、2017年10月21日 - 22日、2018年10月20日及び21日運行[41][42][43][44][45]。「へぎそばの里越後十日町地そばまつり」開催に合わせて設定。2010年に運行されたものと、列車名が僅かに異なっている。
- リゾート高遠さくら祭り(長野駅 - 茅野駅)
- リゾートビュー星空(小諸駅 - 野辺山駅)
- リゾートビューこうみ(小諸駅 - 小淵沢駅)
- リゾートビューいいやま(長野駅 - 十日町駅)
- リゾートビューびすとろ(長野駅 - 南小谷駅)
- 2018年(平成30年)7月7日、8月25日、9月22日、2019年5月25日、6月22日、7月27日、8月31日及び9月21日運行[53]。「信州デスティネーションキャンペーン」の特別企画で、団体専用列車として運転された。
- 越後紅葉ライトアップ号(新潟駅 - 柏崎駅)
- リゾートビュー町あるき号(長野駅 - 信濃大町駅)
- リゾートビュー諏訪湖(長野駅 - 富士見駅)
- 2021年(令和3年)10月9日より、毎月土休日に1日 - 2日程度運行されている[56][57][58][59][60][61][62][63][64][65][66][67][68][69][70][71]。2013年 - 2016年に運行されたものと列車名は同じであるが、運転区間が異なっている。
- 大糸線全通65周年号(松本駅 - 南小谷駅)
- リゾートビューふるさと大糸線ツアー(長野駅 - 南小谷駅)
- 2022年(令和4年)11月26日運行[73]。「大糸線全線開通65周年記念『えちごトキめきリゾート雪月花』JR大糸線乗り入れ!2つのリゾート列車でつながる紅葉渓谷美『秋彩・大糸線の旅』」ツアーの一環で、えちごトキめき鉄道・JR西日本金沢支社及びJR東日本長野支社の共同主催で、団体専用列車として運転された。
- 愛犬と信州・北アルプスを満喫する旅(長野駅→松本駅・明科駅→長野駅)
- 2023年(令和5年)10月25日運行[74]。長野支社・JR東日本びゅうツーリズム&セールスの共同主催で、団体専用列車として運転された。ペットカートで直接乗車できるほか、車内では犬をケースから出せるサービスが行われた。
- 長野駅開業135周年記念号(長野駅 - 南小谷駅)
- 2023年(令和5年)10月14日運行[75]。列車名の通り、長野駅開業135周年を記念して設定。
- アラカルトトレイン大糸(松本駅 - 信濃大町駅)
- 2023年(令和5年)12月15日運行[78]。前述の「アラカルトトレイン中央」「アラカルトトレイン大糸」運転に合わせ、団体専用列車として運転された。
- リゾートビュー八ヶ岳(長野駅 - 小淵沢駅)
- RV(リゾートビュー)すわ湖鉄道フェスタ(長野駅 - 茅野駅)
- RV(リゾートビュー)下諏訪三角八丁(長野駅 - 下諏訪駅)
- リゾートビューしらかば(長野駅 - 富士見駅)
- リゾートビュー諏訪・飯山号(上諏訪駅→長野駅→飯山駅)
- ナイトビュー姨捨(更級の月)(長野駅 - 姨捨駅)
- 南小谷駅開業90周年号(長野駅 - 南小谷駅)
- 安曇野 神竹灯号(長野駅→穂高駅)
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使用車両
HB-E300系気動車2両(長野総合車両センター所属)が使用されている。
2020年10月12日から2022年12月25日まで長野県PRキャラクター「アルクマ」登場10周年を記念したラッピングを施して運用していた。アルクマラッピング終了と同時にロゴマークも剥がされたが、2024年1月に再び貼り直されている。
1号車11D席にはラッピング開始時から現在まで、常時アルクマの特大ぬいぐるみが設置されている。
- ロゴマーク
- 10C/D席・11C/D席はアルクマ専用席に固定されている
- アルクマラッピング
沿革
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)
- 4月23日 - 導入予定の新型リゾートトレインの愛称を「リゾートビューふるさと」に決定したことを発表[89]。
- 10月2日 - 信州デスティネーションキャンペーンに合わせて運行を開始[90]。
- 2011年(平成23年)
- 3月12日 - 3月14日 - 前日の3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で全区間で運休する。
- 3月18日 - 3月21日 - 震災の影響により燃料供給の見通しが不透明であることから485系「彩」による代走を実施[91][92]。
- 3月25日 - 上記事由によりE257系による代走を実施[93]。
- 3月26日 - 3月27日 - 上記事由により485系「彩」による代走を実施[94]。
- 4月1日 - 上記事由により全区間で運休。
- 4月2日 - 燃料供給の見通しが経ったことから所定運転となる。同日より松本 - 南小谷間においてワンマン運転実施。
- 10月1日 - 「リゾートビューふるさと」デビュー1周年を記念し、記念入場券を発売[95]。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2015年(平成27年)
- 2017年(平成29年)
- 2019年(令和元年)
- 2020年(令和2年)
- 2022年(令和4年)
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脚注
外部リンク
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